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ダイブコンピュータに搭載されている減圧理論について調べてみました
ダイブコンピュータはレクリエーショナルスキューバダイビングをする際、必須の物になっています。ダイブコンピュータを選ぶ基準はいろいろあるんですが、演算方法もいろいろあるんですよね。ぼくは以前マイクロバブルができにくく配慮した演算方法が搭載されたダイブコンピュータを使っていたんですが、じつはその演算方法がどんなものなのかは理解していませんでした。今回は自分の勉強のために、ダイブコンピュータがどんな理論に基づいて演算をしているのかを、ChatGPTくんに尋ねた結果をまとめてみました。
もしこれを読んでくださっているあなたが、自分のダイブコンピュータがどんな理論で演算しているのか、特徴はどんなところにあるのか把握した上で、ダイビングをされるとより安全なダイビングができるのではないかと思ったりします。
まず、減圧理論の基本と概要をまとめてあるサイトをいくつか紹介します。
●JCUE
次にどんな演算方法があるかですが、現在市販されているダイブコンピュータに使われている理論は、少なくとも以下のタイプがあるようです。もっとあるかもしれません。
VPM-B
ZHL-16C
RGBM
VGM
VVAL-18M
DSAT
DCIEM
それぞれにChatGPTくんの回答を列記します。一部数式などは省略しました。
【VPM-B】
●可変透過性モデル(VPM:Varying Permeability Model、または Variable Permeability Model)は、特定の呼吸ガスを使用する潜水プロファイルにおいて、減圧の計算に用いられるアルゴリズムです。 このモデルは、D.E. Yount らによって、職業的およびレクリエーションダイビング用に開発されました。圧力にさらされた無生物および生体内システムにおける気泡の発生と成長の実験観察をモデル化するために考案され、1986年にはハワイ大学の研究者によって、減圧テーブルの計算にも適用されました。
このアルゴリズムにはいくつかのバリエーションがあり、モバイルやデスクトップ用の潜水計画ソフトウェア、ならびにダイブコンピュータに採用されています。
●理論的基盤
VPMでは、水や水分を含む組織内には常に微細な気泡核(バブルの元)が存在すると仮定しています。そして、潜水中の最大深度(曝露圧)に関連する「臨界サイズ」を超える核は、浮上の際の減圧中に成長します。VPMの目的は、これら成長する気泡の総体積を最小限に抑えることにあり、そのために減圧中の外部圧力を十分に高く保ち、吸入する不活性ガスの分圧を比較的低くするよう調整します。
このモデルは以下の仮定に基づいています:
体内には様々なサイズの気泡核が存在する。
大きい気泡は小さいものよりも成長を始めるために必要な圧力低下が少ない。
そして大きな気泡の数は小さなものより少ない。
これらの仮定により、潜水中に問題を引き起こす前に大きな成長中の気泡を除去するよう設計された減圧スケジュールを提供するアルゴリズムが構築できます。
「可変透過性(Varying Permeability)」とは、気泡を取り囲む分子の層の透過性が状況により変化し、それが気泡内と周囲の間のガス拡散や、圧力変化に対する気泡の圧縮性に影響することを指します。
【ZHL-16C】
●ZHL-16Cは、ダイビングの減圧計算で使用される、アルバート・ビュールマン博士によって開発されたアルゴリズムの一種です。具体的には、ビュールマン博士が1956年から研究を進めた「グラディエント・ファクター」に基づいており、ダイブコンピューターで減圧症のリスクを評価する際に用いられます。
●詳細:
グラディエント・ファクター:
ZHL-16Cは、体内に吸収された窒素が減圧によってどのように排出されるかを予測するモデルです。このモデルでは、窒素の排出速度は、水深や潜水時間、そして体内の窒素濃度分布に依存すると考えられています。
●減圧計算:
ZHL-16Cは、ダイビング中に体内に吸収された窒素の排出状況を予測し、減圧停止を決定する際に重要な役割を果たします。
●ダイブコンピューター:
ZHL-16Cは、ダイブコンピューターに組み込まれており、ダイビング中にリアルタイムで減圧症のリスクを評価し、安全な浮上をサポートします。
●保守性:
ZHL-16Cは、減圧症のリスクを考慮して、安全マージンを設けられています。つまり、減圧停止時間が長めに設定されたり、潜水時間が短く制限されたりする場合があります。
ZHL-16Cは、ダイビングにおける減圧症の予防に重要な役割を果たしているアルゴリズムと言えるでしょう。
ZHL-16Cは、ダイビングで使用する減圧モデルのひとつで、特に減圧計(ダイブコンピューター)や減圧表に組み込まれている減圧理論モデルです。
正式には Bühlmann ZH-L16C と呼ばれ、スイスの医師 Dr. Albert A. Bühlmann が開発した減圧アルゴリズムの改良版のひとつです。
ZH → Zürich (チューリッヒ大学)
L → "Limit"(限界)
16 → 16の仮想組織コンパートメントを使用
C → バージョンC(A→B→Cと進化した3つ目)
●基本の考え方:減圧理論の基礎
ダイバーが水中に潜ると、呼吸ガスに含まれる窒素(N₂)が体の組織に溶け込んでいきます。浮上時に急激に圧力が下がると、溶けていた窒素が気泡となってしまい、これが**減圧症(DCS)**の原因になります。
このため、浮上速度や減圧停止を適切に設定する必要があり、その指標となるのが減圧モデルです。
●ZHL-16Cの特徴と理論的な根拠
16の組織コンパートメント
人間の体を**窒素の吸収・排出速度の異なる16の仮想組織(コンパートメント)**に分けて考えます。
例えば:
1番:血液・脳など早い組織(ハーフタイム 4分)
16番:脂肪組織など遅い組織(ハーフタイム 635分)
●ハーフタイム(T₁/₂)
それぞれの組織で、吸収・排出する窒素量が半分になるのにかかる時間。
→ これにより、組織ごとに異なる窒素分圧の変化を計算。
●M値(M-value)
そのコンパートメントが耐えられる最大の許容窒素圧(=減圧限界)
→ 組織ごとに設定されたM値を超えないように浮上・減圧停止を計画。
●ZHL-16A・B・Cの違いは?
バージョン 特徴 用途例
ZHL-16A 初期版。保守的 医療・研究目的
ZHL-16B より現実的なM値を設定 スポーツ・レクリエーショナル
ZHL-16C 安全マージンを改善し現代的な運用に適合 最新のダイブコンピューター搭載
●なぜZHL-16Cが多く採用されるのか?
・多様なダイブプロファイルに対応できる
・実績・データが豊富で信頼性が高い
・ダイブコンピューターでリアルタイム計算が可能
・Gradient Factor(安全係数のカスタマイズ)との相性も良い
【RGBM】
RGBM(Reduced Gradient Bubble Model)は、アメリカの物理学者Dr. Bruce Wienkeが開発した減圧モデル。
Bühlmann(ZHL)などの古典モデルが「溶解ガス理論」に基づくのに対し、RGBMはそれに「気泡動力学」を組み合わせたハイブリッドモデル**。
つまり:
体内に溶け込んだ窒素の挙動と
減圧中に発生する気泡のサイズと数、成長・縮小の過程
の両方を数値モデル化して浮上計画を立てます。
●理論的な根拠と基本構造
・ RGBMの基本前提
すべてのダイビングでマイクロバブル(微細な気泡)は発生する減圧症(DCS)は、溶解ガスの過飽和+気泡の成長によって引き起こされる
よって、減圧モデルには溶解ガス動態+気泡動態の両方を組み込むべき
●気泡動力学の理論
・ マイクロバブルの考え方
ダイビング中、体内に微小なガスの核(bubble seeds)が常に存在し、浮上・減圧中にこれらが成長・崩壊・再吸収する。
RGBMは、この核の成長を抑えつつ浮上するプロファイルを計算することで、DCSリスクを軽減。
●RGBMの数理モデルの仕組み
以下の要素を組み合わせて減圧計算を行います。
要素 内容
ガス溶解方程式 ZHLなどと同様の組織コンパートメントを使用し、溶解ガス量を計算
気泡拡散方程式 気泡内外のガス分圧差による気泡の膨張・収縮をモデル化
再膨張制限 気泡が再膨張しないよう、浮上速度や減圧停止を厳しく設定
連続潜水・反復潜水の累積効果 体内の未排出マイクロバブルの残存を考慮
●ZHLとの違い
項目 ZHL (Bühlmann) RGBM
基本理論 溶解ガス理論のみ 溶解ガス理論+気泡動力学
減圧計算 コンパートメントの過飽和限界(M値)のみ マイクロバブルの成長・収縮も考慮
浮上・減圧停止の特徴 シンプルで自由度高い 浮上速度制限が厳しく、追加の減圧停止が入ることも
反復潜水の管理 溶存ガスの残留量のみ マイクロバブルの残存も考慮
●RGBMのメリット・デメリット
・ メリット
マイクロバブルを抑制し、DCSリスクを低減
特に反復潜水・ディープダイブ・減圧潜水で効果的
実績豊富で、多くのダイブコンピューターに搭載
・ デメリット
浮上速度や減圧停止が保守的になりがち(ZHLより停止が多いことも)
理論が複雑で、ダイブテーブル化が難しい(ダイブコンピューター向き)
【VGM】
●基本構造
VGMは基本的にはZHL(Bühlmann)ベースの減圧モデルを元にしていますが、そこにダイビング中の条件に応じてM値(限界圧力差)をリアルタイムに動かす補正関数を加えます。
●背景理論
人間の体は静的な環境ではない
→ 同じ深度・同じ時間でも、前回の潜水履歴・ダイバーの状態・浮上速度によってDCSリスクは異なる。
従来の固定M値では現実の潜水条件を十分にカバーできない
→ より現実的な動的管理が求められる。
Gradient Factorの発展型
→ Gradient Factor (GF)は、あらかじめ設定された高圧時と低圧時のM値割合を制御するのに対し、
VGMはその設定すらダイブプロファイルに応じてダイブ中に変化させる。
●VGMの特徴と効果
特徴 内容
動的M値 ダイブプロファイルに応じてM値を常に変動
より現実的な減圧計画が可能 実際の潜水状況・履歴・浮上速度などの影響を直接減圧停止に反映
反復潜水・ディープ潜水に強い 前回のダイブ履歴からM値を調整し、DCSリスクの蓄積を適切に管理
従来モデルより安全マージンを確保 特に浮上速度超過・急浮上後などのリスク状況でも自動で停止を追加調整
●VGM搭載の実例
最近のハイエンドダイブコンピューターにVGM系統のアルゴリズムを採用する例が増えており、特に
Shearwater
Ratio
Scubaproの新型
などで動的減圧モデルの採用例が報告されています。
正式に「VGM」と銘打たれてないこともありますが、実質この機構を取り入れてるモデルも多いです。
●まとめ
・VGMは従来のZHLの「固定M値」の欠点を克服し、ダイブ中の状況や履歴に応じてM値を可変化させる減圧モデル
・特に反復潜水やディープダイブ、緊急浮上時の安全性向上に寄与
・数値モデルはZHL+動的補正式で実装し、最新ダイブコンピューターで採用例増加中
【VVAL-18M】
VVAL-18Mの理論的背景
1. Exponential–Linear(指数–線形)モデル
VVAL-18Mは、従来のホールデンモデル(Haldane Model)を基にしつつ、ガスの吸収(インガス)と放出(アウトガス)の速度を異なる関数で表現しています。具体的には、組織へのガスの吸収は指数関数的に、放出は線形関数的にモデル化されています。このアプローチにより、特に減圧時のガス放出が遅くなる深度域でのリスクをより正確に評価できます。
2.多組織コンパートメントモデル
VVAL-18Mは、異なる半飽和時間を持つ複数の組織コンパートメントを使用して、体内のガス挙動をシミュレートします。これにより、短時間でガスを吸収・放出する組織から、長時間かけてガスを処理する組織まで、幅広い生理的反応をカバーしています。
3.M値(Maximum Allowable Tissue Tension)
各組織コンパートメントには、許容される最大のガス分圧(M値)が設定されています。減圧中にこのM値を超えないようにすることで、気泡の形成を防ぎ、減圧症のリスクを低減します。
実用化と検証
VVAL-18Mは、米海軍のダイビングマニュアル(Revision 6および7)に基づく減圧テーブルの作成に使用されています。また、閉回路リブリーザー(CCR)や混合ガス潜水など、特定の潜水環境においても適用されています。このアルゴリズムは、実際の潜水データや実験結果を基に検証されており、減圧症の発症率を3.5%未満に抑えることが期待されています 。
他の減圧モデルとの比較
VVAL-18Mは、ビュールマンモデル(ZHL-16)などの他の減圧モデルと比較して、特に深度のある潜水や長時間の潜水において、より保守的な減圧プロファイルを提供する傾向があります。これは、減圧症のリスクをさらに低減するための設計によるものです。
まとめ
VVAL-18Mは、指数–線形モデル、多組織コンパートメント、M値の概念を組み合わせた高度な減圧理論であり、特に高リスクの潜水環境において、安全かつ効率的な減圧を実現するために設計されています。その理論的根拠と実用性から、米海軍をはじめとする多くのプロフェッショナルダイバーに採用されています。
【DSAT】
●DSATの理論的な根拠
1.ビュールマンZHL-16の応用と調整
DSATモデルのベースはスイスのハンス・ビュールマン博士が開発した**ZHL-16(16コンパートメントの多組織コンパートメントモデル)です。
体内の異なる組織を半飽和時間の違いによる16種類の「コンパートメント」**に分け、それぞれのガス吸収と排出を指数関数で表します。
2.レクリエーションダイビング向けの安全係数
レクリエーショナルダイビングでは、テクニカルダイビングや軍用と違い意図的な減圧停止を行わず、水面への直接浮上を原則とするため、
ビュールマンモデルに比べてさらに**保守的なM値(最大許容組織内不活性ガス圧)**が設定されています。
特に浮上速度や「ノーストップタイム(無減圧潜水時間)」に対して厳しい制限を設け、
万が一浮上速度が速くなっても気泡の形成リスクを抑えるように設計されているのが特徴です。
3.指数関数モデルとM値設定
減圧理論の基本である、
**「組織のガス吸収・排出=指数関数的に進行する」**という考え方に基づき、
それぞれの組織に対し、浮上時に許容できる最大組織内ガス分圧(M値)を定め、
減圧症のリスクを数値的に管理します。
DSATでは、ZHL-16のM値を基にして、レクリエーション用としてより低いM値を設定し、短時間での水面浮上に耐えうるように調整。
4.大量の実潜データと統計解析
開発時にPADI DSATリサーチチームは、数千ダイブ分の実潜データを取得し、
統計学的に減圧症発症率との相関を解析。
その結果、無減圧潜水の限界時間や安全停止ルール(3分 at 5m)などが確立されました。
●まとめ
DSATモデルは
・ビュールマンモデルをベースに
・レクリエーションダイビング向けに安全側へ調整し
・実潜データと統計解析で安全性を検証した減圧理論
といえます。
特に「意図しない減圧停止」を前提としないダイビングのために設計されており、浮上速度や安全停止のルールもこのモデルに基づいています。
【DCIEM】
●DCIEMの理論的な根拠
1.溶解ガス理論(Haldaneanモデル)
やはり基本はここ。
複数の仮想組織コンパートメント(通常8~10個)にガスの吸収と排出を計算する溶解ガスモデル。
ハーフタイムは5分~750分と幅広く、急速・中速・遅い組織の挙動をシミュレーション。
2.実験データに基づく発症確率モデル
DCIEMの革新的な部分。
実験潜水で得たDCS発症データと気泡発生データを用いて、以下の条件ごとにDCS発症リスクを統計的に解析。
ダイブ深度
潜水時間
浮上速度
減圧停止時間と深度
気泡の超音波検出データ
これにより、
許容される組織過飽和圧(M値)
必要な減圧停止プロファイル
を単なる理論値でなく実験でDCSが起きなかった安全域で設定。
3.気泡動力学的影響の統計的考慮
RGBMのように個別気泡の成長計算はしないが、
実験時の気泡検出データ(Doppler超音波)を統計的に解析し、DCS発症と相関する条件を特定
この結果を基に
気泡発生が多かったプロファイル → 保守的に設定
気泡発生が少なく、発症例もなかったプロファイル → 安全域とする
という統計ベースの気泡リスク管理を行う。
●DCIEMの特徴まとめ
項目 内容
コンパートメント数 8~10
気泡動力学の考慮 超音波気泡データの統計的解析による間接的考慮
減圧停止 実験データから安全停止パターンを設定
無減圧潜水限界の設定(NDL) 実験データに基づく保守的設定
減圧症発症率の基準 実験潜水の発症率・気泡検出状況で統計的安全域を決定
●採用実績と用途
・カナダ海軍ダイブテーブル
・商業ダイビング会社(SAT・長時間減圧)
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ぼくのダイビング器材のその後
以前ぼくが使っているダイビング器材を紹介しました。
器材で何を買おうか迷っている方の参考になればいいなと思ったのです。
その後、使っている器材がだいぶ変わったので、改めてご紹介したいと思います。
その後はこんな感じになっています。
・マスク GULL マンティスシリコン
→いまだに同じ物を使っていますが、近眼が進んだ(本当は老眼も進んでいるので、老眼対応のレンズにしたいです)のでレンズの度を変えました。当初透明だったシリコンがだんだん黄ばんできて、ちょっとみっともないですが、構わず使ってます。
・スノーケル TUSAの古いやつ
→GULL S-3172 カナールステイブル ブラックシリコン セイフオレンジに替えました。やっぱり20年以上使っていると、さすがにシリコン部分が劣化しますね。それからスノーケル内部にカビが発生していて、キッチンハイターしたんですが、キレイにならなかったので買い替えました。オレンジにしたのは、安全面で少しでも目立つ方がいいかなと思ったからです。
・フィン CRESSI Master Frog or GULL MEW
→SUPER MEW XXに替えました。やっぱブーツを履いてないと岩場を歩くとき不便なので…SUPER MEWにはしませんでした。前に使っていたCRESSI Master Frogはよかったんですが、プラフィンで、ヘタってきたので買い替えました。CRESSI Master Frogはボートダイブでは大きすぎて他のダイバーに邪魔になっていたのが玉に瑕でした。
・ウェットスーツ BREAKER OUT モデル名や型番は忘れました。
→いまだに同じ物を使っています。でも、さすがに10年くらい着ているので、膝あたりの生地がボロボロです。来年あたりに買い替えかな…
→いまだに同じ物を使っています。でも、さすがに10年くらい着ているので、膝あたりの生地がボロボロです。来年あたりに買い替えかな…
・BCD SCUBAPRO CLASSIC 何世代のか忘れました or Zeagle レンジャー
→いまだにSCUBAPRO CLASSICをメインで使っています。水中での姿勢を自在にコントロールできるので、SCUBAPRO CLASSICは使いやすいです(Zeagleなどの背面フロートのBCDはどうしても下を向きがち)。t
・レギュレーター SHERWOOD ブルート
→Bism Ti ネレウス RX3400DL。ダイビング中にセカンドステージが引っ張られるような感じが気になっていたので思い切ってスイングヘッドのBismにしました。あとやっぱり軽いレギが欲しかったのでチタンにしました。これは大満足です。SHERWOOD ブルートは10年以上使ったので、まあ元は取ったかな…
・オクトパス Air2
→変わらず。やっぱりオクトがブラブラしていると水中で邪魔です。
・ダイブコンピューター アラジン スマートプロ
→15年使っていて壊れたので、ガーミン MK2iに替えました。古いダイコンから一気に最先端のスマートウォッチタイプのダイコンになったので、隔世の間があります。いやー便利。ガーミン MK2iは、スキューバダイビングだけでなく、スキンダイビングやジョギングやサイクリングにも使えるので、ほぼ毎日使っています。使用率ということでいうと、普通のダイコンを買うよりもコスパはいいような気がします。
・残圧計 SUUNTO シリンダー圧計 型番はわかりません。だいぶ古いです
→プラスチック面が割れたので、SUUNTOのSM-36に買い替えました。高圧ホースが細いフレキシブルなものになっていて、軽く使いやすくなっています。
・コンパス SUUNTO 腕に巻きつけるタイプのもので10年くらい前のもの
→ダイコンにコンパスが付いているので、コンパスは持たなくなりました。
・ナイフ TUSA FK11
→変わらず、今も使っています。SCUBAPRO CLASSICのショルダーに固定しています。
・ライト SCUBAPRO NOVA200
→変わらず、使ってます。これは今までのダイブライトで一番長持ちしてます。もう少し光量が強い物がいいけれど大きくなるのは嫌なので、これがベストバランスかなと思います。
・レスキューフロート PADIのプレゼントで当たったもの
→変わらず、同じ物を使っています。
以前書き忘れたり、その後追加した器材。
・ブーツ TUSAの一番安いヤツ
・グローブ SCUBAPROの一番安いヤツ
・ダイビングベル SAS ダイビングベルⅡ
伊豆 赤沢、スキューバダイビングの思い出
ぼくがスキューバダイビングを始めたのは大学生の頃でした。
たぶん中学生くらいの頃からスキューバダイビングというものをやってみたいと思い始め、貧乏学生だったぼくは、大学時代にやたらバイトを入れまくって、やっとスキューバダイビングのオープンウォーターのコースを受講したのでした。
ショップはいろいろ調べた結果、東京ダイバーズ(残念ながら今は閉店してしまいました)というところで講習を受けることにしました。理由は、お店の人の雰囲気がいいのと、その頃スキューバダイビングの講習を受けるためには、軽器材とウェットスーツとブーツは絶対買わなければならなくて、店によっては重器材もマストで購入しなければ講習が受けられないような、売り手市場だったのです。東京ダイバーズは、軽器材を買わなくても講習を受けさせてくれる店だったので、決めました。
そう、ぼくが講習を受けようとする何年か前に「彼女が水着にきがえたら」という映画がヒットしていて、OLや女子大生の間でスキューバダイビングがブームになっていたんです。そのためダイビングショップ側もずいぶん強気な商売をしていました。
今はフルレンタルで講習可能な店も多い状況ですから、思えば、あの頃のダイビング業界は異常な時代だったかもしれません。
ぼくの場合は大学の友人が、やはりスキューバダイビングのCカードを持っていて、流行に乗ってCカードをとったけれどあまり面白くなくてもう潜らないというので、軽器材とウェットスーツとブーツをただで譲ってくれたんです。そんなぼくにとって、東京ダイバーズの営業姿勢というのは、ぴったりでした。他の店で「軽器材は持ってるんだけど、講習だけ受けたい」といったら、たいてい断られましたから…
東京ダイバーズは、東伊豆の赤沢という港をダイビングスポットにしていました。その頃赤沢には東京ダイバーズしかショップがなかったので、赤沢は貸切状態でした。
そして民宿も東京ダイバーズと提携していたのでほぼ貸切。というわけで赤沢自体が東京ダイバーズの占有みたいな状況でした。
東京ダイバーズでオープンウォーターのCカードを取るわけですが、ぼくはその後もダイビングにハマリ続け、なんだかんだいって、ほぼ毎週のように赤沢に行っていました。大学4年生から社会人になってしばらくするまで、そんな週末を過ごしていました。
東京ダイバーズの東京のショップは高円寺にあって、金曜日の夜7時にショップに集合して、店のハイエースに乗って、赤沢に連れて行ってもらいました。夕飯はたいてい東名の海老名のサービスエリアでとることが多かったです。で、金曜日の夜は赤沢の民宿に着くとそのまま寝るという感じでした。そして土曜日は3本潜って、民宿で食事をして、夜はみんなで宴会をして寝ます。日曜日は早めに起きて、やはり3本潜って、夕方東京に向けてハイエースで出発し、高円寺で解散でした。
金曜日の夜に東京から赤沢に向かう時に、小田原あたりから海が見えるんですが、そうすると照れくさい言い方ですが「胸が高鳴り」ました。
そんな風にしてスキューバダイビングにどっぷり浸かる週末生活を何年か過ごしているうちに、ぼくは伊豆に対して、第2の故郷のような感覚を持つようになりました。
ダイビングが上手くなるうちに赤沢以外でも潜りたくなって、他の店を利用したり、現地のダイブサービスを使ってビジターで潜ったりして、伊豆のいろいろなダイビングポイントを潜りました。そういう状態は今でも続いていて、月に2回以上は伊豆のどこかに行っています。
よく考えたらぼくは、青春時代ともいえる大学生の頃から、赤沢に通い、その後社会人となってから現在まで、30年以上、伊豆に通っていることになります。
こうしたことを考えると、先ほど伊豆はぼくにとって第2の故郷のような場所だと書きましたが、多くの方がそれに同意していただけるのではないでしょうか?
実際、何かの用事ができて、長い間伊豆に行けないと、なんだか寂しいというか、体がウズウズしてくる感じでして、あの火山がベースになってできた地形や、太平洋に洗われる海の風景がとても懐かしく感じられるのです。
ダイビング器材のヒヤリ・ハットをまとめてみました
スキューバーダイビングって、油断していると事故に結びつくスポーツだといえると思います。いろいろな事故があって、それは海上保安庁のレポートやDANの事故分析などで知ることができます。本や雑紙でも特集があったりして、事故に遭わないためにも知識として知っておいた方がいいでしょう。
今回はスキューバーダイビングで、器材の準備とかメンテの面で、ぼくが体験した、あるいはぼくが見かけた「危なかった。もう少しで事故になるところだった」といういわゆるヒヤリ・ハット事例をまとめてみたいと思います。器材の面に限定したのは、数が多すぎるからで、気象や天候やダイビングスキルまで含めると、ちょっと書く気力が続きそうもないくらいの数になります。それらは追々書いてみたいと思います。
▼BCDの給気・排気口のバルブの締めがゆるかった
○状況
BCをオーバーホールに出した後、何のチェックもせず、そのままパッキングをしてダイビング当日になりました。何も気がつかずダイビングをしたのですが、BCにエアを入れても浮力が確保できないのです。
おっかしいなあと思いました。BC関係のトラブルが思い浮かびました。
チームとの距離があまり離れないようにしつつ、深場に行かず、下が抜けていない岩場や砂地を選んで潜りました。
こういうときの対処手順はなんだっけなあと考えたのです。不思議にパニックにはなりませんでした。
・浮力がこれ以上なくなったら、ガイドを呼んで、浮力を分けてもらおう。
・ウェイトを外す。
・先に浮上する。
結局、それからチーム全体が浅場をたどりながら、地形づたいに浮上したので、事なきを得たのです。
○原因
原因は、BCの給気・排気ホースのBCとの接続部分(左肩のところですね)のネジになっているところが緩んでいたのです。すごく単純なトラブル。なのでエアがそこから抜けるし、水も入るしという状態になっていました。BCが浮力確保の道具ではなく、逆にウェイトになっていたのです。
大きなトラブルにならなかったのは、ビーチダイブで水底伝いに潜るダイビングプランであったこと、プランの最大深度が15m程度でそれほど深くなかったことです。
○防止策
防止策としては、
・ダイビング前にBCの給気・排気バルブのネジの締まり具合をチェックする。
・BCにエアを入れて空気の漏れがないか確認する。
・その2つをダイビング前の器材のチェックリストに追加する。
というものです。
ダイビング前のチェックはやはり大切です。
▼マスクフレームの割れ
○状況
IOPのダイビングで一本潜った後、浮上して、2本目の準備としてタンクを付け替えて、器材をまとめて水面休息していました。2本目は昼メシを喰ってからエントリーというよくあるパターン。
2本目も普通に準備して潜りました。IOPのビーチエントリーで、浅場をぐるっと一周するプランです。
潜行して水底に着いた後、マスクに水が入っているなあと思い、普通にマスククリア。でもまた水が入ってくるので、マスククリア。髪の毛がかんでいるかなー?(ぼくは短髪)と思い、額のあたりをチェックしても、まだ水が入ってきます。おっかしいなあと思い、マスクを一旦全部外し、もう一度装着しました。それでも水が入ってきます。
そうやってマスククリアを繰り返しつつダイビングを終えました。
陸でマスクを確認するとマンティスのフレーム部分のプラスチックにヒビが入っていました。
昨日パッキングしたときにも、1本目開始時に器材をチェックしたときにも異常には気がつきませんでした。フレームは2年ほど前に度付きレンズに替えたときに一緒に交換しました。
○原因
フレームの劣化か、ぼくの使い方が荒っぽかったのか、あるいは水面休息中に誰かに踏まれたのか、原因はわかりません。ぼくは長年マンティスのマスクを使っていてこういうことは初めてなので、よほど強い力が加わったんではないかと思います。IOPのダイビングの前の直近のダイビングで、飛行機や船などで移動するとか宅配便で器材を送ることはなかったので、輸送中に手荒に扱われたということも考えにくいです。
○防止策
原因が特定できないのですが、防止策はあると思っています。
ひとつはダイビング前の器材チェックでマスクもちゃんと見るということ。器材チェックはどうしてもレギュレーターとかBCDのチェックを優先しがちですが、マスクのチェックも大切だと思いました。
もうひとつはダイビングバッグをそれまでのメッシュバッグからハードケースにすることにしました。そしてマスクは別のプラスチックケースに入れることにしました。
三つ目は水面休息中にマスクも含め大切な壊れそうなものは置きっ放しにしないようにしました。特にIOPとか大瀬崎のようなダイバーが多いポイントは要注意だと思います。
人のせいにするのはよくないと思いますが、誰かに踏まれたんじゃないかなあーなんて気がしています。
▼マスクストラップの切れ
○状況
これはぼくの経験ではなく、ぼくの友人と一緒に潜ったときに、友人に起きたことです。八丈島で潜ったとき、友人が島に到着して最初のダイブで、器材の準備をしているときにマスクのストラップが切れました。
ダイビングショップでレンタルのマスクを借りて潜って事なきを得ましたが、あれが水中で起きていたらちょっとしたトラブルになっていたと思います。
○原因
友人のマスクは10年以上は使っていたそうなので、ストラップの劣化だと思います。
○防止策
「マスクのストラップって切れるんだ」って思いました。いい経験させてもらいました。
当たり前ですが、マスクもやはり経年劣化します。先ほどのフレームが割れるというトラブルもあるので、定期的(5年?10年?ぼくの感覚では10年はもつんじゃないかと思います)に更新したり、メンテする方がいいんだと思います。
▼フィンのストラップの切れ
○状況
これもぼくの身に起きたことではなく、ぼくと同じチームの人に起きたことを目撃しました。どこか忘れましたが伊豆のビーチダイブでのことです。女性でダイビング経験があまりない方のようでした。器材はフルレンタルでした。
で、潜り始めて10分ほどしてその女性のフィンが脱げてしまったのです。脱げたフィンをたまたまぼくがキャッチ。女性は落ち着いていたようなので、そのまま止まっているようにサインを出し、ガイドを呼びました。
ガイドが自分のフィンを女性のフィンと交換し、ガイドは片足フィンでダイビングを続けました。脱げたフィンはダイビング中ガイドがずっと持っていました。
陸に上がって確認するとフィンのストラップが切れていました。
○原因
フィンのストラップの劣化だと思います。
○防止策
第一にレンタル器材は要注意ということかもしれませんが、ぼくは自分の器材で潜りますから、この事例から学ぶことは、ストラップも劣化するので、チェックして定期的に交換した方がいいということです。
定期的といいつつそのスパンがどの程度か難しいですが、5年ごと・100~150本ごとくらいかなーなんて直感で思います。メーカーの取説にかいてあるのかな?
大雑把にいってプラスチックのフィンの場合5年程度でヘタりますから、そのくらいの間隔でフィンごと更新した方がいいかもしれません。
このダイビングの後、早速、自分のフィンの予備のストラップを買いました。それ以後、ダイビングに行く時は予備のストラップを持っていくようにしています。
あと少し想定を広げて考えると、旅先のダイビングで同じ事が起きたとして、フィンは特殊なメーカーよりも普及しているものを使った方が、現地でストラップの部品を手に入れやすいということはいえそうです。
ちなみに自分の備忘もかねて、ぼくがダイビングに行くときに持っていくようにしているメンテグッズをリストにしておきたいと思います。
・フィンのストラップの予備
・1stのポートに合う六角レンチとスパナ
・ダクトテープ(たいていのものが接着できて応急修理に便利)
・タンク用のOリング
・よくあるアーミーナイフ(ナイフとかはさみとかドライバーを使います)
・風でも消えないようになっているライター
・セイリング用の3mm経くらいのロープを1mくらい
▼コンソールと高圧ホースの接続部分からのエア漏れ
○状況
これもぼくの身に起きたことではなく、友人がそうなったときに一緒に潜ってたんです。
しかし20年もスキューバーダイビングをやっているといろいろ経験するものですね。
長く使っていた器材らしく15年くらいは経っていたそうです。よくある残圧計と深度計とコンパスがひとつになっているコンソール。それと高圧ホースの接続部分からエアが漏れていました。
八丈島のナズマドのビーチダイビングでだったと思います。潜り始めてすぐに、バディであるぼくがエア漏れに気がつきました。ナズマドでしかも潮が流れている様子だったので、無理をせず、すぐに引き返しました。
高圧ホース側でエアが漏れるとあっという間にエアがなくなります。
すぐに引き返したのに、陸に上がって残圧を確認したときには30くらいでした。
○原因
器材の経年劣化と考えていいと思います。
○防止策
器材のチェックはきちんとやるべきだということ。そして器材、特に高圧側(1stステージとゲージですね)は、ちょっと早めに器材を更新した方がいいのだということを教訓として学びました。高圧側のトラブルは、タンクのエアを短時間で空にしてしまう、対処するための時間が短い、応急処置が難しいという点で、重大だと思いました。
また、器材のチェックをしていても潜ってみないと異常がわからないこともあると思いますので、久しぶりのダイビングの1本目にチェックダイブをするというのは、よくいわれていることではありますが、やはり大切なんでしょう。
▼1stステージからのエア漏れ
○状況
これはぼくが経験したことです。1stステージからエア漏れがしていました。潜ってからガイドが教えてくれました。潜ってしまうと1stは自分では目視できないので、異常に気づくのに時間がかかりました。
このときもビーチダイブでしたので、すぐに引き返しました。
○原因
ぼくのミスです。ドライからウェットに切り替えた最初のダイビングでした。ドライに給気するホースを外して、1stのポートをふさぐわけですが、ふさぐ際、ねじ込みが甘かったためエアが漏れていたのです。
○防止策
1stステージをいじるときには、念入りに作業をして、作業が終わったらもう一度チェックした方がいいですね。それから念のためポートをふさぐネジのOリングは年に1回程度は交換することにしました。
ダイバーはDANに入ろう
DANという団体、ご存じですか?
ダンって読むんですよ。ダイバーの方は知っていらっしゃる方が多いでしょうね。Divers Alert Networkの略で、ダイビング事故が起きた時にダイバー救うことを目的とした団体です。
まあ、この団体のPRをする気はないのですが、スキューバーダイビングというのは減圧症だとか、まあいろいろな事故と隣り合わせのスポーツですよね。そういう事故に備えてみんなで助け合っていこうというわけです。
もともとはアメリカがで発足した団体ですが、今は全世界に支部があります。もちろん日本にも…
日本のDANは入会金が5000円、年会費が8000円です。お題目はともかくDANに入るとどんなメリットがあるのかというと…
・ダイビング事故をカバーする保険(最大100万円の補償)がつく。
・事故が起きた時に相談できる協力医療機関のホットラインに電話できる。
・非緊急の医療相談に対応する「メディカルインフォメーションライン」(医療相談)が使える。
・実際に受診が可能な「DDNET(Divers Doctor Network)」が共有される。
・入会時に「潜水事故緊急ハンドブック」がもらえる。
・安全なダイビング情報や事故事例の分析などを紹介した雑誌(pdf)が読める。
・減圧症予防に有効な酸素供給講習が受けられる。
・安全なダイビングのための講演会などの案内がくる。
・世界的なネットワークなので、海外のダイビングで事故った時もDANに入っていれば医療がスムースに受けられる。
ぼくは自発的に入っています。だいたい自分が今入っている生命保険は、ダイビングのような危険度の高い行為でけがした場合の入院費用などはカバーされないんですよ。それを考えると年間8000円は保険料としてだけ考えても安いです。
それに海外、特にアメリカの影響の強いエリアに行くとDANの知名度は高くて、ダイビングサービスでDANの会員であると告げると安心されます。
「こいつが事故を起こしても医療費などの諸費用は大丈夫だな」ということなんでしょう。
自分だけは安全と思いがちですが、ダイビング経験300本程度のぼくのような初心者ダイバーでさえ、「ヤバイ」と思ったことは何度かありますから…
本当はダイビングだけでなくサーフィンやディンギーなんかのいろいろなウォータースポーツをカバーするDANのような組織があってもいいんじゃないかなあと思う今日この頃ですが、あまり深く考えず、デッキでビールでも飲んじゃおっかなあ。

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橘丸の2等室がツラいお年頃
ぼくはスキューバダイビングをするために、伊豆七島の三宅島や八丈島に行くことがあります。小笠原にも一度行きました。
八丈島は飛行機で行きますが、それ以外は船で行きます。
で、若い頃から2等和室で通っていたため、その惰性というか、バックパッカー魂というか、単にケチなだけかもしれませんが、いまだに2等室で行きます。2等室で行くのは、若い頃、ダイビングショップのチームのみんなで、夜遅くまでデッキで飲んで、酔っぱらって2等室で雑魚寝するのが、なんというかチームの一体感を高めていたからだと思います。
船で三宅島に行くとすると、我が愛する東海汽船の橘丸に乗って、竹芝発が22:30で、三宅島着が5:00です。
最近これがツラいんです。
2等和室のカーペット敷きの床に寝るのがツラく感じるようになりました。特に腰にきます。キャンプで使うマットレスを持ち込もうかと考えたこともありましたが、荷物がかさばるし、7時間くらいなのでなんとか我慢しながら2等和室を使っています。
「若い頃はなんてことなく熟睡できたんだけどなあ。腰も大丈夫だったし…八丈島だって船で行ってたし…」などと、歳をとった自分の身体の衰えを責めています。
旅先にスキューバーダイビング器材を送るときの注意点あれこれ…修正版
以前にも少し書いたことがあるんですが、その後状況も変わってきましたので、改めてスキューバーダイビングの器材を宅配便で送るときの注意点をまとめてみます。
今回修正したところは[ ]で書きますね。
まあ、ぼくもこれまで国内のいろいろな海でダイビングをしてきましたよ。その多くの場合、スキューバーダイビング器材を事前にダイブサービスに送っていました。
これ自体は多くのダイバーがやっていることですよね。
で、料金面でも、そしてたいていの田舎でも離島でも届くことからゆうパックを使ってきました。他の宅配便の会社だと支店がないこともあり、運んでくれない島もあるのです。
これも多くのダイバーが賛成してくれるのではないでしょうか?
ただ宅配便が行くようなある程度便利なところだと、サービスや宿の関係(懇意にしているとか集配にこまめに来るとか…)で宅配便の方がいいときもありますけど…
[2024年に郵便局はゆうパックの料金を大幅に引き上げました。というわけで、宅急便が届く島なら宅急便を使った方がいいかもしれません]
[2024年に郵便局はゆうパックの料金を大幅に引き上げました。というわけで、宅急便が届く島なら宅急便を使った方がいいかもしれません]
で、つくづく思うんですが、郵便局でスキューバーダイビング器材を発送するときの確認というのはしつこくてめんどくさいですね。
まず、基本的なルールなんですが、送り状の但し書きには、ダイビング器材と書いてはいけません。内容物をひとつひとつ書かなくてはなりません。
スキューバーダイビング器材と書くと、内容物をひとつずつ書いてくださいと窓口の人にいわれます。
それから高圧ガスボンベを含まずという言葉も必要です。高圧ガスタンクとかタンクという表現だと窓口で確認されます。タンクといわずボンベといわないと通じないようです。ダイバーはみんなタンクっていいますけど…
入れるものは電池ものはNGです。ダイブライトを持っていく人も多いと思いますが、ライトは手荷物で持っていった方が無難です。ライトが入っていると、電池を抜いているか確認されたり、運搬中に中を開けられて電池を抜かれたりします。
ちなみにダイコンも入れない方が無難です(入れない人の方が多いと思いますが…)。それは壊れる可能性があるのと、ダイコンは自分のそばにおいて状況をウォッチする使い方が基本だとされているからです。帰りの残留窒素の量や減圧状況を確認したときいときをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
【記入例】
ウェットスーツ・マスク・フィン・スノーケル・ブーツ
(高圧ガスボンベは含まず)
[内容物についてはさらに郵便局のチェックが厳しくなってきました。上記の記入例は以下のように修正します。]
【記入例】
ダイビング器材一式・ウェットスーツ・マスク・フィン・スノーケル・ブーツ・BCD・レギュレーター・ダイブナイフ・ダイブライト(アルカリ式乾電池はライトから外してバラで別ケースに入れてある)(高圧ガスボンベは含まず)
[充電池を入れていると送れないときがあるので、アルカリ式乾電池と明記します。]
[充電池を入れていると送れないときがあるので、アルカリ式乾電池と明記します。]
上のように伝票に記入しないと窓口の人になんかいわれるので気をつけてください。
細かい話ですが、送り状は専用の紐付きのビニール袋をもらってそこに入れて、ビニール袋を器材を入れるケースに括りつけます。ぼくはメッシュバッグを使ってパッキングするので、貼る場所がないためです。あと濡れるのを気にしてなのか郵便局の人は専用のビニール袋をつけてくれます。
あとパッキングのしかたですね。
大事なものが壊れないようにすることを念頭にパッキングします。ぼくが過去に器材を送ったときに壊れた経験のあるものは、レギ&ファーストステージ、BCのインフレーター、マスクです。ぼくの場合、レギ&ファーストステージとBCのインフレーターは、プチプチで包みます。マスクはスノーケルをはずして100均で買ったタッパーに入れます。それぞれ市販のかっこいいケースも売っているので買ってもいいかもしれません。プチプチは現地滞在中も捨てないでおいて、帰りのパッキングのときにも使います。送り状を入れる袋も捨てないでとっておいて、帰りも使います。
器材を入れるケースですが、ぼくはメッシュバッグを使っています。友人はホームセンターなどで売っているプラスチックケースを使っている人もいますし、ダイビング用のトロリーケースを使っている人もいます。
いずれにしろダイビングが終わって現地から自宅に送る際に、ギリギリまでダイビングをしたりするので、どうしても濡れた状態になりがちですよね。郵便局の人に嫌がられるので、ある程度乾かしてからパッキングした方がいいと思います。サービスや宿で洗濯機を使える場合は、ウェットスーツなどは脱水をするのがいいでしょう。
ダイビング器材の送り方はだいたいこんな感じでしょうか…いちいち何かいわれるのも面倒くさいし、器材が壊れるのもイヤなので、参考にしていただければなあ、なんて思いますけど…

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女性ダイバーはすごいなあーと思います
スキューバダイビングに行くと、女性も来ています、もちろんですが…
ぼくのように単独でダイビングサービスに申し込むタイプのダイバー(ショップやクラブに所属して、仲間と一緒にダイビングに行くダイバーもいます)は、当日、全然知らない人と同じグループになって、その日一日ダイビングを楽しむわけです。もちろん男女の構成比は、まちまちなわけですが…
女性ダイバーを見ていて思うのは、女性ダイバーはたいへんだなということです。
ダイビング当日、朝はお化粧もして、髪の毛もきちんとして現地に来ています。ダイビングをするときには、水着の上にウェットスーツを着て潜ります。海に潜って上がってくると、髪の毛もビショビショで、お化粧もたぶん少し落ちているんだと思います。ダイビングはたいてい一日に2回か3回潜るんですが(ダイビングでは、ダイビングの回数をタンクの本数で数えるので、実際は2本か3本といいます)、全部潜り終えると器材の片づけをします。シャワーを浴びて、着替えるわけですね。たいていのダイブポイントにはドライヤーなんてものは置いてないので、女性はどうやって髪を乾かしているのかわかりませんが、ぼくがみる限り普通に乾いています。お化粧もきちんと直っています。
話しが長くなりましたが、それがすごいなあーと毎回思います。同じダイビングをするにも男と女では、手間とかやらなければならないことがだいぶ違うんですよね。それでもダイビングする女性ダイバーは偉い!
なんだかやっぱり伊豆が好き
ぼくはスキューバダイビングが好きで、月に少なくとも2回以上は伊豆に潜りに行きます。かれこれ30年以上そんな暮らしを続けています。
ぼくは海辺に住んでいて、自分の家のそばの海でも潜れるんですが、やっぱり伊豆がいいなあ、と思って通っています。
それには理由がありまして、ぼくがPADIのオープンウォーターのCカードをとったのが東伊豆の赤沢なんです。そこから始まってDM(Dive Masterというランクがあるんです。一応プロとして活動できます。)をとるまでずっと東伊豆に通っていたからです。ちょうど大学生から社会人になってしばらく経つまで、毎週のように東伊豆に通っていました。
DMをとり終わって、自分で好きな海で潜るようになっても、やはり伊豆比率というか、ぼくが行くダイビングポイントの伊豆のシェアは高い状態が続いています。
伊豆は地形が面白いですし、ポイントによっては、伊豆七島並に魚影の濃いところがあります。それになにより、ぼくの中に伊豆の風景が刷り込まれてしまったというか、第2の故郷化してしまったといいますか、しばらく伊豆に行かないと、なんとなく寂しいというか、伊豆の風景を見るとホッするというか、いわゆる伊豆中毒というんでしょうか、そんな感じで、月に2回くらいは伊豆に行かないと落ち着かない身体になってしまいました。
もちろん沖縄や海外にもチャンスがあれば行きます。行ったら行ったで、そちらの海の方が圧倒的にきれいなんですが、沖縄や海外に行くのって、1週間以上の休みがとれないと行った甲斐がないといいますか、割に合わないですし、旅費も高くつきます。ぼくにとっては、年に1度か数年に1度のハレのダイビングです。日常のダイビングはやはり伊豆なんですね。
ダイビングコンピュータの電池には注意した方がいいですよ
スキューバダイビングにおいて、ダイビングコンピュータは必須の物になりました。
そのダイコンなんですが、ぼくはこれまで10年以上前(細かい年数は忘れてしまうくらい以前です)に買った電池式のダイコンを使っていました。
で、このダイコン、2〜3年に一度くらいのペースで電池交換をしなければならなかったんです。それも自分では交換できないので、メーカーの日本代理店に送って電池交換をしていました。送料と電池交換費用込みで、8000円くらいしていたんです。
それに懲りてというか、これまで使っていたダイコンがついに壊れてしまったので、新しいダイコンを買いました。そのダイコンはガーミン(GARMIN)のDESCENT MK2iという機種で、電池は充電式です。これであの高価で面倒くさい電池交換から解放されるなあと嬉しくなりました。
よくよく調べてみると、今のダイコンはたいてい充電式か、太陽電池で自動で充電するものが多いんですね。やっぱりどんどん便利になっていますね。
そのダイコンの電池なんですが、以前の古いダイコンを使っていたときは、ダイビングに行く前に水に入れて、スイッチが入るか、操作してみて問題なく動作するか、確認していました。
そのときは問題なく動作していたんですが、いざ海に入るとブラックアウトしてしまいました。浮上後に確認したら、電池切れでした。ダイビング前にチェックして問題なく動作していたんですが、ダイコンというのは潜水してから、演算などで電力を使うので、そのときに本当に電池が十分にあるかわかるということだったのです。
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