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波の種類についてまとめてみました




 海辺に住んでいて、海遊びをしていると、波を見ることが多くなります。もちろん水着の女性を見る機会も多くなります。

 波にもいろいろな種類がありまして、それを区別する必要がでてきます。
 なぜでしょう? なぜかしら?
 波をキチンと識別しないと、危険である可能性があるからなのでありますね。

 でも、波の表現って、語彙が少ないし、ウォータースポーツごとに違う用語を使ったりして、意外に体系化されていないんじゃないか? 海に囲まれた日本としてそんな状態でいいのか? などなどと思う今日この頃。
 それで、ぼくの場合日本語にないけど英語だとうまく表現できそうなものは、英語を借りることにしています。

 オジサンになるまで海遊びを続けていると、海に関わる人によって用語が違うことを知ります。漁師さんとウォータースポーツマンでは違う言葉を使いますし、ウォータースポーツによっても違います。
 ぼくの場合、それらをゴチャゴチャに使って、一番近い表現を選んでいます。

 感覚的にはそうやって波を表現できるのですが、波をキチンと分類しようとすると、とても難しいなあと思いました。理由は、分類の基準によって全然違うからです。
 科学的な分類を使うと、実際、海遊びでは使えない大雑把なものですし、それぞれのウォータースポーツで使っている分類を使うと、サーファーには通じても、ダイバーには通じないということが起きます。

 きっと誰かがまとめているんだろうなあと思い、検索してみましたが、科学的なまとめはもちろんありますが、あとはサーファーが波の種類を分類しているくらいでした。
 ややや、おお、これはどうしたことでしょう。高度に発達したネット社会でこんなことがあるんでしょうか?

 というわけで、きっと素晴らしい人頭脳の人がそのうちまとめてくれると思いますが、個人的に知っている現在の知識をまとめてみようかな、いや面倒だからやめとうかなー


【科学的な分類】

●波浪の中に種類がある

 まず、基本的な定説として、波(波浪)には風浪とうねりがあります。起きるメカニズムが違うからで、詳しくはこちらをご覧ください。なのだ。

・wikipedia

・All About


 通常というか、少なくてもウォータースポーツするうえでは、風浪の方を波と呼び、うねりはうねりと呼ぶことが多いです。風浪なんて言葉を使っている人に未だ会ったことがありません。

 このふたつの区別は理にかなったものでして、海にいると明らかに違うとわかります。
 波は周期が短く、短時間で様子が変わるものです。うねりは周期が長く、同じような海況が割と長い時間、例えば半日とか1~2日続くことが多いです。
 波は岸に近いところでも沖でも同じように立っていますが、うねりは岸に近づくほど、大きく崩れやすく(ブレイクしやすく)なります。逆に沖に行けば、ゆっくり揺られているような感じになります。
 サーファーは波を細かく分類して使いますが、彼らはビーチ近くでのブレイクの仕方を分類しているので、実は波とうねりを区別しているわけではなかったりします。でもまあたいていうねりがビーチ近くでブレイクするするほうが、より乗りやすい波であることが多いので、たいていうねりのことをいっています。

●波とうねりに分類してみるとさらに…

○波(風浪)

・ベタまたは凪またはベタ凪 波がなくて鏡のような水面のこと
・さざ波 弱い風で起きる小さな波のこと
・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 強い風で起きる波ですが、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波(このあたりの表現が、すでにサーフィン用語っぽくなっています)
・うさぎが跳ねる波 強い風で沖もうさぎが跳ねているような白波が立っている状態。漁師さんが使います。「ああ今日は沖もうさぎが跳ねてるナー」という感じ。小さな船の漁師さんは海に出ません。
・breaker 砕ける波 この語感にあたる表現は日本語にない気がします。
・ripple さざ波ですが、もう少し大きい感じで、やはり日本語にはないように思います。

○うねり

 うねりは大きさで表した方がいい気がします。沖に出て大きなうねりの時は、うねりのボトムとトップでは、大きな船が隠れてしまうほどのときがあります。
 うねりはビーチ付近でブレイクしますが、サーファーはこのブレイクした波をいろいろな名前で区別します。

・三角波 うねりがひとつの波長ではなくて、別の波長も含んでいるときに発生します。沖でふたつのうねりがぶつかり合うと、不規則で、ときに大きく、へんてこな形になったりします。うねりの様子を読みにくく、漁船が転覆したりすることもあります。台風や強い低気圧が来ると、気圧の谷を中心に渦を巻くように気圧の等圧線ができますが、そうすると、風の向きが気圧の谷に向かっていろいろな方角から吹きます。そういうときにいろいろな方向からのうねりが起きて、結果的に三角波ができやすくなります。

・swell これも日本語にないのですが、使いやすい言葉です。日本語に訳すと「うねり」だそうですが、もっと大きく周期の長い「海面が隆起する」という感じに近いものがあるような気がしたりしなかったり…


【波やうねりをウォータースポーツごとに分類してみると】

●サーファーの場合
 さすがにサーフィンは波で遊ぶスポーツなので波を細かく区別します。

・ダンパー
 ダンパーのようにバタンと一斉に崩れる波

・ほれてる波
 カールして巻気味の波

・キレてる波
 トップからショルダーにかけて順序よくキレイに崩れていく波
 
・遅い波
 パワーがなく、ブレイクするのが遅いか、ブレイクしない波

・速い波
 スピードがあって、ブレイクするのが速く、ダンパーに近い波

 以上はだいたいうねりがビーチ近くでブレイクする形状を分類したものです。

・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 先ほども書きましたが、強い風で起きる波で、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波
 これはいわゆる波(風浪)でして、波っつうのはたいていサーフィンには向かないようです。


●シーカヤッカーの場合
 シーカヤッカーは波もうねりも嫌います。それから波よりも風に注意を払うので、波についての区別は少ないといえます。

・ブーマー
 波長の長い小さめのうねりの時に、一見穏やかで油断していると、岬の突端など水深が浅いところで、突然大きな波が立つ場所や時があります。それをブーマーといいます。横波を喰らって沈する可能性があるので注意しています。
 これはうねりのことをいっていて、しかも特定の地形で起きる現象を捉えています。


●スキューバーダイバーの場合
 ダイバーは陸から見た波やうねりの状態から水中の様子を想像するのが特徴です。
 女性の服装から推測して身体のラインを思い浮かべるのに…近くないですね…全然…

 大きい波やうねりだと海の中がかき混ぜられて、透明度が落ちると判断します。
 波長の長いうねりだと水中の透明度が落ちるまではいきませんが、水中でゆらゆらと揺られることを想像します。

 それから、ボートダイビングで大きい波やうねりの場合、エントリー・エキジットに苦労するので、ダイビングの中止を考えたりします。ビーチのときも岩場に叩きつけられたりするので、すごく注意します。

 波が来る方向も重要です。例えば自分が潜ろうとするポイントが西に向かって開いているとして、西から波が来る場合は、モロに影響を受けますが、東からの波ならば、なんとか潜れるということになります。
 というわけで、波とうねり、その大きさ、それが来る方向については注意しますが、それ以上の細かい分類はしません。それよりも海面の様子から潮の流れを知ろうとします。例えば潮目や二枚潮や上げ潮なんかは水面の様子から推測することができることもあります。


●セイラーの場合
 セイラーは波やうねりをそれほど気にしません。船が出られるか出られないかというところがポイントです。また船を進める方向は、波やうねりの大きさや向きによって調整します。大きなうねりの場合、うねりに対して船を横に向けると沈しやすくなります。逆にrippleのような波のときにその波に向かって進むとスピードが落ち気味になります。
 一方、風は気にします。同じ海域でも風が吹いている場所(ブローがある)と吹いていない場所がありますが、セイラーはブローを探すために、波を手がかりのひとつとします。

 というわけで、実際やってみると全然まとまんないですね。
 
 これだとなんだかあれなので、ぼく的に勝手に作っちゃおうかな…

○波(風浪)

・ベタまたは凪またはベタ凪 波がなくて鏡のような水面のこと。ベタベタなんて呼ぶのもあり?

・さざ波 弱い風で起きる小さな波のこと

・ripple さざ波ですが、もう少し大きい感じ

・波あるいはwave 普通の波

・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 強い風で起きる波ですが、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波

・うさぎが跳ねる波 強い風で沖もうさぎが跳ねているような白波が立っている状態。

・breaker 砕ける波

・でかい波 とにかくドーンとでかい波


○うねり

・小者(こもの)のうねり 波長が短く、高低差も小さいうねり。またはAカップのうねりなんて呼ぶのはセクハラ?

・美しいうねり 女性のボディラインのきれいなカーブのうねりを「美しいうねり」とか「ナイスボディのうねり」と呼ぶのはどうでしょう。

・大物のうねり 波長が長く、高低差も大きいうねり

・swell 大物のうねりよりもっと大きく周期の長い「海面が隆起する」という感じのうねり

・三角波 うねりがひとつの波長ではなくて、別の波長も含んでいるときに発生するうねり


 うーん、ぜんぜんおもしろくないですね。








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