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海がいいのは、比較的大雑把で自由でいられるところですね



 ぼくは自他共に認める大雑把なタイプです。仕事をする上ではかなり頑張って、ミスや漏れがないようにしていますが、内心は「細かいなー」「どうでもいいじゃん、そんなの」「こんな手順がなくったって、誰も死なねーよ」などと、ぼやきながらも社内のルールに従っています。
 そんなぼくが割と自分らしく居られるのは海です。

 ぼくはスキューバダイビングやシーカヤックやサーフィンをしますが、それぞれにルールはあるんですけど、それは安全のために、いえ死なないために必要なルールなので、ぼくにとっても苦ではありません。
 死なないための最低限のルールを守れば、後は割と自由なのが、ぼくが海が居心地がいいと感じる理由のひとつ(他にも人口密度が低いなどいろいろ海が好きな理由があります)なんだろうと思います。
 そのルールにしたって、別に他人に迷惑をかけない場合で、自分が死にたいときには守らなくてもいいわけで、そういう「自己責任だから、あとは自由だから」という雰囲気があるのも好ましいところです。
 登山などだと、遭難→救助要請→警察・消防・自治体や現地のボランティアによる捜索→人の税金をつかってんじゃねえよ→膨大な費用請求→家族に迷惑をかける、という構図があって、「死ぬのさえ自由じゃないんだよな」と思えて切なくなります。
 おそらく厳密な意味での自由というのはこの世界には存在しなくて、海は比較的自由であるということだと思うんですが、とはいえ少しでも自由な海がいいわけです。

 人が来ない無人島なんかだったら、焚き火してもいいし、パンツはかなくてもいいし、漁業権が設定されていなければ、魚を突いてもいいしね。その程度の自由ですけど、普通の町の暮らしだとそれも禁止ですもんね。
 こうして書いていたら、なんだか息苦しくて、切なくなってきました。

◆自由と自立する責任を考えさせられる本をピックアップしてみました

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角幡唯介さん

少し前の投稿で角幡唯介さんの本が紹介されていましたので購入して読み始めました。「探検家の日々本本」ですが、とても引き込まれる文章の書き方で、早く読み終えて他の本を読んでみたいと思っています。
しかし、パソコンに向かって仕事をしてついついスマホも見てしまうと、本を読もうとしても目が弱っていて文庫本が読めません。日曜日は久しぶりに一日中海でカヤックを漕いで...そんな日は目がとてもよく見えるのでページも進むのですが。
とても良い本(作家)を知ることができて感謝しています。
  • TOM
  • 2024/10/31(Thu)00:23:45
  • 編集

Re:角幡唯介さん

>少し前の投稿で角幡唯介さんの本が紹介されていましたので購入して読み始めました。「探検家の日々本本」ですが、とても引き込まれる文章の書き方で、早く読み終えて他の本を読んでみたいと思っています。
>しかし、パソコンに向かって仕事をしてついついスマホも見てしまうと、本を読もうとしても目が弱っていて文庫本が読めません。日曜日は久しぶりに一日中海でカヤックを漕いで...そんな日は目がとてもよく見えるのでページも進むのですが。
>とても良い本(作家)を知ることができて感謝しています。

コメントありがとうございます!
ご紹介した本に関心を示されたようでよかったです。
角幡さんの本は、とても興味を惹かれるテーマでありながら、論理的で、ぼくはとても好きです。
ぼくは最近老眼なので、本は電子書籍で読むようにしています。文字の大きさが変えられるので助かってます。
  • 2024/11/01 13:20

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