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自然の中へ入っていくときは、天候の急変には要注意ですね



 ぼくの家は海のそばにあります。窓からは海が見える、そんな距離感です。なので休日はわりと海に出たり、海辺を散歩したりするんです。
 穏やかな日の海は、湖のようにベタ凪です。
 それなのに台風などの強風が吹くと、別物のように荒れます。その時の波の大きさや力強さはすごいものです。何度見てもビビってしまいます。
 同じ海なのに、天候が悪化するとここまで変わるんだと驚かされます。自然のパワーに対しては、人間の最新技術をもってしても防ぎきれないよなーと、毎年のように各地で起きる自然災害についても納得してしまいます。
 たまにベテランのセイラーやダイバーや登山家などが遭難することがありますが、自然の天候の急変は、事前に天気情報を収集していても、100%予想どおりになるとは限らないので、一旦荒れてしまうと、命が危険にさらされるんだろうと思います。
 ぼくの経験でも危ない目に遭ったことは数知れずありますが、そのひとつとしてこんなことがありました。
 午前中に海に入るときは穏やかで、天気予報も今日は風も吹かず穏やかという状態だったんです。そんな状況でシーカヤックで、自分の家のそばのビーチからエントリーしたんです。
 漕ぎ始めた頃はベタ凪に近い状態だったので、調子よく漕いでいました。途中で昼メシを食べようと、人が来ない入江に上陸。アルファ米の五目ご飯を食べて、食後のコーヒーを飲んでゆっくり休憩しているうちに、少し風が出てきたなと感じました。すると風速が当初5m/sくらいかなと思っていたところ、あっという間に8〜10m/sくらいに上がってきました。そして当然ですが風速が増すに連れて海面は波立ってきました。
 ぼくはヤバイなと感じ、すぐに引き返すことにしました。しかし波がだんだん高くなってきて、大荒れまではいきませんが、かなり荒れている状態に。沈はしなかったんですが、大きめの横波を一発食らったらヤバイ状況でした。結局エントリーした自分の家のそばのビーチに帰るのは諦めて、途中のビーチになんとか上陸しました。
 そこからシーカヤックの海着のままバスが走っている国道まで歩き、バスに乗り、自宅のそばのバス停まで戻りました。自宅に帰るとすぐに車を出し、上陸したビーチまでシーカヤックをピックアップしに行きました。ぼくの車にはいつもキャリアを付けているので、こういうときは便利だなと思いました。
 話しが長くなりましたが、ベタ凪の海が数時間でかなり荒れた海になるわけで、海は油断禁物ですね。
 自然の力に対しては、人は常に謙虚で、保守的で、警戒心を持つべきなんだろうと、自分を戒めています。

◆マリンスポーツをする人のための気象の本をピックアップしてみました

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