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シーカヤックで使いやすい細長いドライバッグを調べてみました




 さて防水バッグとかドライバッグは便利ですよと書き続けて、はや100年。
 蛍の光、窓の雪。
 喜びも悲しみも幾星霜。
 過去の記事「防水バッグって便利ですよ」
 

 ラッシュガードが完全にフツーの海水浴の人にも普及したように、次はドライバッグがそうなると思うといっていたら、最近、ノースフェイスやヘリハンのドライバッグを持っている人を街で見かけるようになりました。もっと広まるといいですね。便利ですから…

 さて、そのドライバッグですが、いろいろなタイプや形が発売されて、ますます便利になってきました。

 たとえば
空気を抜いて大きさを減らせるもの。
細長い形のもの。
ストラップが付いて肩から提げられるもの。
などです。

 さて、そんなドライバッグですが、シーカヤックで使うとなると、細長い形のドライバッグがいいですよね。それは、荷室に入れやすいから…

 どんなブランドがあるのかちょいと調べてみました。


SealLine Baja Dry Bag


モンベル ドライバッグチューブ


JR Gear Ultra Light Dry Bag


SEATTLE SPORTS H2Zero Diamond Dry


Gill Wet & Dry Cylinder Bag


 と、まあ、少し妥協しながら調べてみましたが、細長いドライバッグってあまりたくさん種類があるわけではないようです。

 ちなみにぼくはスキューバーダイビングで使うドライバッグをシーカヤックでも使っています。スキューバーダイビングブランドのドライバッグは、容量の大きいものほど細長くなくて、長方形。
 いつも荷室に入れるのが不便で、だからといって容量の小さいのをいくつも使えばいいかというと入れたい物が入らないんですね。
「まあいいか」「ドライバッグなんてどれも同じ」などとツブヤキながら、使えるうちは使おうと思っていたら、近所のカヤック屋さんで安売りをしていました。
 もののはずみというか、なりゆきでシーカヤックブランドの細長いドライバッグを買って使ってみたらこれがなかなか使い勝手がいいんです。
 買ったのは定番のブランド「SealLine」のドライバッグ。

 やはり道具ってちょっとしたことですごく手間というかストレスが少なくなるんですね。
 いや、以前からそう思っていましたけど、改めてそう思いました。





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海の事故をまとめてみました




 先日は伊豆の伊東から流された方が無事助かったニュースが流れていました。
 ちょうど夏休みに入って海の事故が増える時期でもあります。

 海上保安庁メーリングリストで流れてくる事故関連の情報をまとめてみたいと思います。
 個別の情報は第3管区のものです。期間中の事故まとめは全国のものです。2013年1月1日から2014年7月31日までを対象期間にしました。


2014年7月27日 駿河湾において、水上オートバイ(黄色及び黒色)が漂流
2014年7月27日 金田湾沖の定置網に、乗揚げ船(ヨット、長さ4.9メートル)が存在
2014年7月27日 伊東市、潮吹公園沖で、男性1名が行方不明 これがニュースになった事故です
2014年6月7日 平塚市相模川河口から約2.5キロメートル上流で浮き桟橋2個(6メートル×2メートル)が流出
2014年ゴールデンウィーク期間中の事故 78件過去5年間で最多。機関故障と船からの海中転落が多い
2014年4月5日 真鶴半島北においてVHF帯無線機で遭難信号が受信
2014年3月18日 三浦市浦賀水道で貨物船どうしが衝突する事故
2013年7月1日~8月31日の事故 プレジャーボート等の船舶事故310隻、死者・行方不明者3人、プレジャーボート乗船中の人身事故71人、うち死者・行方不明者10人、マリンレジャーに伴う人身事故360人、うち死者・行方不明者111人
2013年7月6日 横須賀港、猿島北側海域付近において、男性1名が海中転落し、行方不明
2013年6月7日 小田原漁港南方において、手漕ぎボート(長さ約3メートル、幅約1.4メートル、外板緑色)が漂流
2013年5月10日 相模湾において、無人ボート(長さ約5メートル、船体白色)1隻が漂流
2013年4月29日 野島埼沖で作業船(19トン、2名乗組、船体色青色)が転覆し、乗組員が行方不明
2013年4月6日 京浜港東京区第2区においてVHF帯無線機で遭難信号が受信
2013年3月29日 漁船寅丸(1.37トン、1名乗組、船体紺色)が、神奈川県三浦市三崎港を3月29日0430頃出航した後、城ケ島南西約2海里付近で行方不明
2013年3月3日 東京湾、浦賀水道航路において、機関故障のプレジャーボート(長さ24フィート、船体白色)が漂流
2013年2月27日 相模湾、大磯ロングビーチ付近 約100メートル沖において、手漕ぎボート(船底青色、長さ約2メートル)が転覆漂流
2013年2月2日 神奈川県藤沢市、鵠沼海水浴場付近でサーファーがで行方不明


 ぼくが気がついたものだけメモしていたものなので、すべての事故が網羅されているわけではありません。それから漂流とか遭難信号というのも本当に事故だったのか、ただの流出による漂流なのかはわかりません。

 なんとなくこれまで事故情報を見聞きしていただけでしたので、一度まとめてみたいなと思いました。おおまかに傾向を捉えることはできると思います。

 どうしたら安全に海で遊べるかはこれまで何度か書いたので、よろしければどうぞ。

海遊びで判断が甘かったと感じるとき

マスクストラップカバーはしないほうがいいんじゃないかと思うオジサンのプチ体験

潮の流れ

海辺のセーフティ 海で遊ぶならPFD・救命具

子供の海遊びにはPFDとホイッスルを標準にしたらどうでしょう

海で万が一の時、救助を求める方法

サーファーの海難事故に関して思ったこと

浦安のカヌー事故にご冥福をお祈りするとともに、教訓について推測してみました






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海を行き来する人にとっての裕次郎灯台




 我が家からほど近い葉山。
 思い出深い場所です。

 20年以上前、芝崎でやたらスキューバーダイビングをしていました。100本くらい、いやいやもっと潜ったかな?
 その頃は、ダイブサービスはなくて、軽トラにタンクを積んでタンクだけ売りに来るタンク屋がいました。
 そのタンク屋からタンクだけ借りて、バディとセルフダイビングをしていました。
 ガイドもつけなくていいし、どこを潜ってもいい、今思えばノンビリした自由なダイビング環境でした。

 そして、葉山はシーカヤックでよく行く場所であり、葉山港はセイリングの出艇場所でもあり、そしてスーパーが多いから買い物に行く場所でもあります。

 その葉山に裕次郎灯台(葉山灯台)があります。
 昔からあったわけでなく、1989年に建ったものです。
 まあ、いわれはいろいろなところに記載があるのでそちらをご覧ください。

 裕次郎灯台はシーカヤックの際の目印としてよく使います。
 裕次郎灯台のあたりは真名瀬の漁港から漁船や遊漁船が出入りしますし、森戸のあたりはディンギーやウインドが多く、また葉山港や葉山マリーナから南下する船もこのあたりを通ります。
 しかも名島の浅瀬があり、通れるチャネルは狭く限られていますから、このあたりでは珍しく混み合う場所です。

 裕次郎灯台が近づいてきたら船が増えるということと、名島の外側を通るか内側を通るかの判断をしなければならないという点で、なんとなく心のどこかで気になっている灯台なのです。

 また江ノ島方面から秋谷方面に戻る時には、葉山港の灯台、葉山マリーナの灯台、そして裕次郎灯台というのが目印になります。

 鎌倉、逗子、葉山、秋谷、佐島あたりを行き来する船にとっては、ひとつの大切な目印であり、当初ここに灯台が必要なのかという意見もあったようですが、今となっては、この場所にあってよかったのではないか…とぼくは思います。






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夏の霞んだ江ノ島




 江ノ島。
 灯台が新しくなったり、オシャレなカフェができたりして一時期話題になりました。

 そんな江ノ島は観光地というのが、一般の人々の感覚なのではないでしょうか?
 でも、近辺に住んでいる人にとっては弁天様の島であり、ちょっと垢抜けない昭和な島だったり、暴走族がたむろするうざったい場所だったりします。
 もうちょっとフツーのいい方をすると、「オシャレじゃなくてお下品だから、ちょっとあの辺は嫌だわ」などと片瀬山の高級住宅地の奥様は思っているのではないでしょうか?
 ぼくにとっては、セイリングのレース地であり、海遊びするときの目標物です。

 そう、ボートやシーカヤックで沖に出ると一番わかりやすい目標物は江ノ島なのです。少なくとも相模湾のあたりにいる限り江ノ島はだいたい見えるわけで、目標物としては最適なのです。

 ただ、毎年のことなのですが、夏の暑い日は江ノ島が霞んでしまうとか、見えなくなってしまうことが多いんです。

 理屈としては海遊びをする人には常識ですが、夏は連日照りつける陽射しで、海の表面の温度が高くなっています。それで水蒸気が発生すると…
 んで、水蒸気のために海上はなんとなくモヤっているのです。
 そのためどうしても空気が遠くまで抜けていないのですね。

 もう少しいうと、水というのは空気よりも熱を蓄えるために、夜でも温かいということでして、夏の朝方海辺で霧が発生するのは、陸上の空気の方が冷たくて、海からの温かい水蒸気がそこで冷やされて霧になるということですね。

 さらにいうと水蒸気をたくさん含んだ空気が海から陸(オンショア)の風に吹かれることがあります。一般的に午後になるとオンショアの風が吹くことが多いんですが、陸上の地形によって、たとえば山があるとか盆地だとかですが、夕方になると通り雨が降りやすくなります。いわゆるスコール的な現象ですね。

 さて、ミニプチ豆知識を書いてしまいました。

 で、夏は江ノ島が見えにくいんで、どうも距離感がつかみにくいんですよ。
 意外に沖に出てたりするんで、気をつけましょうというお話です。チャンチャン。






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車で海遊びに行くときに快適になるための様々な工夫



 自分の家のそばの海にも行きますが、遠くの海にも行きます。飛行機で行くこともありますし、車で行くこともあります。
 ぼくがまだ働き始めて間もない頃、無理して中古のオンボロ車を買いましたが、それは車で自由に海に行きたかったからです。
 なので、今でも車で海に行くことが好きです。

 テーブル、チェア、バーナー、タープ、テント、寝袋などをトランクに積み込んで海に行くのはとても楽しい行為です。休みさえあれば何日でも行っていられます。というか海辺を徘徊するうちにズルズルと帰らないままになってしまうという感じなのです。
 宿でゆっくりして、おいしいものを食べるのももちろん楽しいんですが、誰にもかまわれず、波の音を聞きながら独りの時間を味わうのも、しっとりとした良さがあります。
 海で遊んだ後、立ち寄り湯に行って潮を流し、スーパーや魚市場に行って地元の美味しい食材を買って、海辺で、ビールを飲みながら晩酌をするのです。宿だとスタッフの人に気を遣われたり、なんとなくテレビを見てしまったりしますが、そういうのがないのが心地いいのです。
 ぼくの場合、海辺の人が来ないところに車を駐めて、テーブルとチェアを出して、夕飯を作り、晩酌をします。波の音を聴きながら、潮風に吹かれながら、本を読んだり、月を眺めたりします。程よく酔ったら、あらかじめ用意しておいた車の中の寝床に潜り込んでグッスリ寝ます。テントを張っていい場所ならテントを張ります。
 よく相方に不思議がられますが、男というのは(って一般化するのはどうかと思いますが)こういう隠れ家というかオレの基地みたいなのが好きなのです。

 で、そんな車での旅、まあいわゆるひとつの車中泊ですが、数をこなしていると、だんだん快適に過ごすためのグッズが揃い、仕組み整ってきます。
 車で外遊びをする方は、なんとなくオレ流のノウハウがあるようです。
 たとえば荷物は用途ごとにボックスに入れて収納するとか、汚れ物や濡れものはトランクの床下収納にいれるとか、まあ数え上げればキリがないわけですが、そうゆうノウハウを蓄積しているのですね。

 ぼくや周囲の人がやっている例をもう少し書きますと…

・水のタンクと手動ポンプタイプのシャワーを持っていく
・飲み水ではない水はチャンスがあれば補給する
・小さめ(2lくらい)のタンクがあると水を小分けできて便利
・服を洗って干すためのハンガーや物干しロープを持っていく
・服やタオル速乾性のものにしている
・ウェットスーツをハンガーに吊してカーキャリアにかける
・夏は車の窓用網戸を持っていく
・窓にカーテンをつける
・座席をフルフラットにした上で、さらにベニヤ板を敷いて平らにし、その上に寝袋を敷く
・電池式のランタンを持っていく(車内で使えるので)
・車内の手すりにバーを渡して収納にしたり、ハンガーを掛けたりする
・手すりに吊り下げる式の収納袋を持っていく
・シートが濡れてもいいようにカバーをしていく
・トランクが濡れてもいいようにトレーとかカバーを敷く
・車内用の小さな折りたたみテーブルを持っていく
・必ずウインドサイドバイザーをオプションでつける
・携帯トイレや野糞グッズを持っていく
・クーラーボックスか折りたたみ式のクーラーバッグを持っていく
・お気に入りのコーヒー豆とミルなどのコーヒードリップセットを持っていく
・抹茶の野点セットを持っていく
・トイレットペーパーとティッシュとビニール袋は余裕をもって持っていく
・ガソリンは早めに補給する

 というわけで、もう様々な暮らしの知恵というか工夫があって、みなさんそういう話を振ると思い入れを持って話してくれます。これまで試行錯誤の末たどり着いた工夫なのでしょう。
 それにカーグッズもいろいろな種類が販売されていますし、100均のグッズをうまく使う方法もあったりして、車で快適に海遊びをする領域というのはまだまだこれからという気がします。
 こんないいアイデアや工夫があるという方は、ご意見をお寄せください。








































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JMRA・DAN・BANなど海関係の諸団体の現在について知らなかったことなど




 ぼくはスキューバーダイビングをやりまして、やっぱり危ないスポーツなのでDANという団体に入っています。そのことは以前書きました。
「ダイバーはDANに入ろう」

 で、しばらくボーッとして庭に来る鳥とお話などしていたら、この業界?も変化があったみたいで、DANだけでなくBANというのも設立されてました。BANなんて制汗剤みたいですけど、ボートに乗る人を対象に24時間・365日の曳航無料サービスをはじめ、航海の安全をサポートしているそうです。

 さらにさらにDANとBANが連携しているだけでなく、JMRAという団体も連携しているようなのです。
 JMRAというのは、「一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会」のことでして、以下のことをやるところらしいっす。
(1) 海上での事故に対する安全・救助対策の推進及びそれらに関わる調査研究の実施
(2) プレジャーボート等舟艇の利用振興対策や利用者の保護対策及びそれらに関わる調査研究の実施
(3) 海洋レジャーの振興に関わる施策の推進及びそれらに関わる調査研究の実施
(4) 小型船舶操縦士の資格についての国家試験、操縦免許証の更新講習等の実施

 で、このJMRAの関係団体として以下の団体が挙げられています。
海洋レジャー関係団体
国土交通省   
海上保安庁
海上保安庁 海洋情報部
海上保安大学校
(公財)日本海事広報協会
(公社)日本海難防止協会
(公社)日本海洋少年団連盟
(公財)日本セーリング連盟
(一財)日本気象協会
日本小型船舶検査機構
(一社)日本マリン事業協会
(公社)日本水難救済会
(一財)日本水路協会
JEIS(一財)日本船舶職員養成協会
(一社)日本マリーナ・ビーチ協会
(公財)ブルーシー・アンド・グリーンランド財団
(公財)マリンスポーツ財団
(公社)関東小型船安全協会
(公社)中部小型船安全協会
(社)関西小型船安全協会
(公社)瀬戸内海小型船安全協会
(公社)九州北部小型船安全協会
(一財)尾道海技学院
(一社)広島海技学院
(一財)関門海技協会
北信越ボートライセンス協議会
中部小型船免許振興会
近畿小型船舶免許協議会
(公財)日本海事科学振興財団
(社)レジャースポーツダイビング産業協会
(一社)全日本釣り団体協議会
(公財)日本釣振興会
(公社)全国漁港漁場協会
(財)社会スポーツセンター

 以前から思っていたのですが、戦前の日本海軍と漁協が主要な源流になっている海関係諸団体の中で、サーフィンとスキューバーダイビングというのは少し異質なんじゃないかということです。
 というのもスキューバーダイビングのCカード(トレーニングを受けたことを表す認定証)は、PADIとかNAUIとかBSACといった団体ががっちりシェアを握ってます。これらの団体は基本的に海外の海軍の潜水技術をレクリエーショナルダイビングに応用して、教育手法を明確化したものでして、日本の伝統的な団体とは根っこのところで相容れないんじゃないか?と推測するわけです。そしてサーフィンは、いわずもがなですが、カウンターカルチャーや反体制の流れから来ているスポーツです。
 セイリングはというとこれは海軍の流れの中にあるものですし、ウインドも日本ではセイリングの亜種として位置づけられていますから、保守系のスポーツといっていいと思います。セイリング協会の様子など見ていると、はっきり体育会系縦社会で、しかも保守系の顔ぶれが上層部にいます。

 で、先ほどの関係団体にはサーフィン以外は入っているわけで、これはわりと大きな変化だなあと思います。
 以前は海関係の団体が乱立して、それぞれがほとんど連携することなく海で活動していたわけで、そりゃトラブルも起きるわなという状況でした。
 地域ごとに連携があったりなかったりで、遊びに行く地域ごとに漁協や海上保安庁との関係が違っていました。
 それを官庁が連携を促したのかなあと推測するわけです。

 結果として全国的に連携の体制ができてきたというわけで、これは大雑把にいうと、たぶん、おそらく、いいことだと思います。





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佐島沖ってなんとなく通りづらいと思うのですが…





 ぼくは三浦半島西岸に住んでいますって、だいぶアバウトな位置表示ですが、まあまあそれはアレなので、そういうことです。
 で、シーカヤックとかセイリングとかゴムボを出すときに、なんとなく通りづらいところがあります。
 ぼくの家のあたりだと佐島です。
 佐島自体はいいところだと思うんですが、何が通りづらい原因なのか、第三者による調査委員会を組織し、その原因究明に取り組みましたとさ。

 まず、ひとつは定置網が多いことです。これは漁師さんの生業ですのでいいんですが、定置網の面積が広くて迂回するとすごく遠回りなんです。仕方ないけど、ショートカットできたらいいなあと思う、初夏は夕暮れ、いとおかし、という感じです。

 それから佐島の先っちょの天神島というのは自然保護エリアになっていまして、カヤック・サーフィンなど上陸禁止なのですね。それはそれでとても大切なことで大賛成なんですが、この天神島の天神島臨海自然教育園の管理者が、いささかバランスを欠いた環境保全偏執潔癖症的な感じで一時期横須賀西海岸あたりで局所的に問題になりました。
 ぼくも一度長井までパドリングして戻ってくるときに、急に天候が悪化してやむなく笠島に上陸せざるを得なかったのですが、係員にスピーカーで即刻退去を求められました。あの荒れた海に出たら危ないけど、環境と人命だと、こいつら環境なわけね、と呆れてしまいました。あの退去指示って、もし事故になったら法的に問題になると思うんだけど…
 そういうわけであまり天神島のあたりって通りたくないのですね。

 急に思い出したので、天神島臨海自然教育園の管理者について書いてしまうぞ。
 うちの子供が小さい頃なので7、8年くらい前でしょうか。磯の生き物観察に最適なのでよく天神島を訪れていました。あるとき別の家族連れで、小さなお嬢さんがクラゲに刺されたご家族を目にしました。足を刺されてかなり腫れ上がっていました。そのお母さんは例の管理者に、クラゲ刺されの対処法を訊こうとしましたが、管理者は「そんなの知らん。ここは病院じゃない」という対応です。それで、その管理者どもは遊泳者の注意(天神島は遊泳も禁止みたいです)とかばかりやっている始末。
 で、見かねたぼくは、そのお母さんに、どんなクラゲに刺されたかによって対応が異なること、ただし、患部に海水をかけ刺胞を洗い流すと悪化しないこと、かなり腫れているので病院に行った方がいいこと、カツオノエボシでなければ酢や虫刺されの薬が効くけれど確証がなければやめておいた方がいいことを伝えました。
 海辺の自然教育園の人ならクラゲに刺されたときの対処法くらい知っているだろうと連想したお母さんを、ぼくはそれほど非常識なことではないと思うんですが…確かに病院じゃないことくらい見ればわかります。
 環境偏執的他のことなんにもできない偏屈管理者よ去れ、といいたい。

 えーっと、興奮しちゃったのでカフェオレでも飲みつつ気を落ち着けて、話を元に戻したいと思います。
 佐島は漕ぎにくいという話でした。
 セイリングの練習をしているのが多いのもその理由ですね。
 佐島から出てきた船、笠島から出てきた船、芦名から出てきた船、秋谷から出てきた船などなどが、だいたい佐島沖の北寄りに集まるんです。なぜかってそりゃ、あれですよ、佐島と笠島が防波堤になって北側が穏やかで、そのわりに風があるからです。で、練習中のOPなんかがブイの間を行ったり来たりしてるんですが、初心者でうまくコントロールできないのもいて危なっかしいんですね。
 あの辺りを通過するのにとても神経をすり減らすわけです。

 さらに漁船が多いんです。
 これもしょーがないんですけど、大小さまざまな漁船が、東西南北四方八方から緩急織り交ぜて進んでいるので、どうしたらいいか、どの進路を取っていいかわからなくなることがあるんです。
 ぼくにとっては相模湾の海上混雑なんて慣れたもんですが、それにしても佐島沖というのは有数の混雑スポットで、気が抜けません。

 もひとつオマケは地形ですね。
 佐島の北側は入江、南側は林にかけて大きな入江です。林は陸上自衛隊の基地でして上陸できません。そうすると佐島を抜けると次は長井の手前まで行かんといかんのはたいへん遺憾なのですね。けっこうな距離があります。佐島の手前の上陸できるところ、たとえば笠島マリーナから長井の手前までたぶん3km以上。まあ、たいしたことないといえばたいしたことない距離です。でも荒れていて、上陸できないとなると心細い距離でもあります。佐島を通過するときは、明確に「今日は佐島を過ぎて、○○まで行って、何時頃に帰ってくる」と計画を立てて、一応決心みたいなことをしないと行きづらい地形です。海が荒れたときの往復6kmはやっぱりツライですから。

 そんなこんなで佐島方面へ行く時は、いかに佐島沖を素早く通り過ぎるか、そして佐島を越える明確な決意を持つ必要があるのです。そういうなんとなく行きたくないとか通りづらい場所というのは、海にもありますというお話です。






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突然の積乱雲にドキドキ





 さてさて夏ですよ、夏!
 海の家や海水浴場ができて、海遊びをする人にとってはビーチの使い勝手が悪くなる季節ですが、やっぱり強い陽射しの下で遊ぶのも楽しいものです。
 で、そんな夏にサーファーやシーカヤッカーやセイラーが「ドキッ」っとする光景があります。
 それは積乱雲。

「べつにー、何それ」
「ドキッとしない!」
「お前だけだろ!」
 おおっ、そんな意見がでるとは思いませんでした。センセイは悲しいです。君たちは腐ったミカンじゃないんです。

「積乱雲を見たら、海から上がれ」というのが古く出雲地方に伝わる教訓(ウソです)でして、積乱雲→雷→落雷→海のうえにいると落ちやすい→オレにも落ちるかも→他のヤツに落ちねーかな、という論理で組み立てられた根拠のある言い伝えです。

 というわけで、海遊びする人は、夏の間、これまでどおり風や波に気をつけながらも、空模様、特に積乱雲に気をつけているものなのです。

 冗談じゃないので、ちゃんと書きますが、サーファーの落雷による事故というのは、例年何件か起きています。今年は大丈夫かなーって安心していると、やっぱり起きる。つまり他人事ではないと考えた方がいいということですね。

 海でよーく見ていると、風が強まって空模様がアヤシくなるとまず漁船が港に引き上げます。それからヨットやディンギーも引き上げます。シーカヤックも引き上げます。ダイバーも引き上げます。で、たいてい最後まで残っているのがサーファーというケースを見ることが多いんです。
 これは理由がありまして、風が上がってそれにつれて波のサイズもアップするので、サーファーとしてはもう少し粘りたい気持ちが働くのです。それ以外のウォータースポーツは波が上がったら無理して海にいても楽しくはないわけですから。

 もうひとつ事故る遠因として夏休みに遠くからサーフィンに来ていて、いい波があるという状況で、それを目の前にして上がるというのは、キレイなオネーサンがベッドで手招きしているのに毅然と断ることぐらい、難しいと思うわけです。たとえが偏っているかもしれませんが、サーファーにとっていい波というのはそれくらい、あるいはそれ以上に魅力的であるということが、わたしはいいたい。
 そうして事故が起きると…
 これをワタクシとしましては海の事故の遠因その1「せっかくの罠」と呼んでおります。

 みなさん注意して楽しく海遊びしましょう。


 ところで、気象予報士の森 朗さんはウインドサーファーであり、森さんの書かれた気象の本は海遊びをする人にとって参考になるのでおすすめです。TBSの天気予報にも出ていますね。なんかこの部分ミーハーな宣伝みたいになっちゃいましたけど…










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車のキーを海に持って入るのに使えそうなグッズの追加情報…

以前、海に入るとき車のキーをどうするかという記事を書きましたが、その後便利そうなグッズをいくつか見つけましたので、その続編ということで…


 これまでの概要ですが、車で海に行ったとき-特にサーフィンの時ですが-車のキーを海に持って入るのにどうしようかという問題がありました。ぼくの場合、濡れてもいいのでウェットスーツに付属しているキーケースに入れていたんですが、最近はリモコンキーになったので、それもできなくなって困った困ったという話です。
 で、いろいろな防水グッズがでているので、それを紹介したいなあと思います。


・タバコケース
 タバコケースというのは正式名称じゃないと思います。ダイバーはみんなタバコケースって呼んでました。ボートダイビングの時にこれにタバコを入れて船のデッキに置いてましたね。最近はそこまでタバコ吸う人が少なくなってきたので、メガネケースとして使っている人も見かけます。
 これ、一応簡易防水になっていまして、水の中に超時間つけると水が入ってくると思いますが、スプレーがかかるくらいなら濡れません。車のリモコンキーも入る大きさなので、ひとつの選択肢としてありかなーと思います。
 防水性がいまいちですし、ケースの大きさが結構大きいのでサーフィンには向きませんね。シーカヤックかセイリングかボートダイビングなら十分使えると思います。


aquapac(アクアパック) キーマスター
 無線やスマホの防水ケースとして定番といえるaquapacですが、小物用の少し小さめのケースもあります。それがクレジットカードやキーに合うように設計されているというわけで、これならサーファーが海の中で使うくらいなら防水できそうです。ウェットのジッパーに紐を結んでおいて、ウェットの内側に入れておくといいでしょう。もちろんシーカヤックでも使えます。


PELICAN(ペリカンケース) 0955 Sport Wallet
 PELICANも防水ケースで定評のあるメーカーですが、これまでは、カメラやスマホ用を見かけることが多かったですね。ただ薄くて小さいSport Walletも出ています。車のリモコンキーが入るか微妙ですが、薄型のものなら入ると思います。


 この手のグッズはどんどん進化していますので、これからもいいものがでることが期待できますね。










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海遊びに行くときは「海用の財布」を持っていくことにしています




 スキューバーダイビングやシーカヤックなど海遊びに行くとき、財布は普段とは違うものを持っていくようにしています。
 普段は革製のフツーの財布を使っていますが、海に行く時はナイロンの多少水がかかってもokなのを持っていきます。今使っているのはモンベルのヤツです。(べつにモンベルじゃなくてもいいんですが、たまたま安くなっていたので…)


 理由はいくつかありまして…
1.水や荒っぽい使い方で傷ついても気にならないものがいい
2.ネックストラップやカラビナがつけられるような通し穴が開いている
3.仲間と海に行くことが多いので、割り勘しやすいように、お金を入れる場所が複数ある
4.必要最低限にして荷物の量を減らしたい
5.万が一落とした時の被害を少なくしたい


1.については、やっぱり革製のものだと水で傷んでしまうし、革自体が重いのですね。そういう点でナイロンのはアウトドアでの使い勝手がいいです。

2.については、アウトドア用の財布にはたいてい通し穴がついていて、そこにストラップやヒモを通すことができます。で、首からぶら下げたり、カラビナをつけてベルトにぶら下げたりできます。これで激しく動き回る状況でもポケットからポロリと落ちるのを防ぐことができます。

3.については、中仕切りやポケットが複数あると、割り勘用のお金と自分のお金を分けて入れておけて便利です。

4.については、普段の財布にはカードが何枚も入っていたり、店のポイントカードが入っていたりして意外にかさばるものです。海では絶対使わないよなーと思うものは持っていかないというのがいいのです。ぼくの場合、保険証、運転免許証、郵貯カード(クレジットカード機能付き)、いるだけの現金です。ちなみにスマホのおサイフケータイにいくらかお金をチャージしておくので、コンビニなどではそちらを使います。郵貯カードを選ぶのは、どんな田舎や島に行っても郵貯カードなら郵便局のATMで現金が引き出せるからです。

5.については、何枚もカードや多くの現金を持っていくと、万が一落としたときに被害が大きいですし、カードをストップする手間がかかるので、最低限にしたいというのがあります。


 しかしあれですね、海に行く時に、海用の財布に中身を移し替えていると感じるんですが、普段、あまり使わないけど一応持っておこうというものが結構あるもんですね。
 カードやポイントカードが多いんですが、そういうものを入れないで、必要最低限のミニマムな財布を持つと、なんだか気分がスッキリして、断捨離した奥さんもこんな気持ちを味わっているんでしょうか。
 普段の生活ももっとシンプルにできるんでしょうね。






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