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夏の霞んだ江ノ島




 江ノ島。
 灯台が新しくなったり、オシャレなカフェができたりして一時期話題になりました。

 そんな江ノ島は観光地というのが、一般の人々の感覚なのではないでしょうか?
 でも、近辺に住んでいる人にとっては弁天様の島であり、ちょっと垢抜けない昭和な島だったり、暴走族がたむろするうざったい場所だったりします。
 もうちょっとフツーのいい方をすると、「オシャレじゃなくてお下品だから、ちょっとあの辺は嫌だわ」などと片瀬山の高級住宅地の奥様は思っているのではないでしょうか?
 ぼくにとっては、セイリングのレース地であり、海遊びするときの目標物です。

 そう、ボートやシーカヤックで沖に出ると一番わかりやすい目標物は江ノ島なのです。少なくとも相模湾のあたりにいる限り江ノ島はだいたい見えるわけで、目標物としては最適なのです。

 ただ、毎年のことなのですが、夏の暑い日は江ノ島が霞んでしまうとか、見えなくなってしまうことが多いんです。

 理屈としては海遊びをする人には常識ですが、夏は連日照りつける陽射しで、海の表面の温度が高くなっています。それで水蒸気が発生すると…
 んで、水蒸気のために海上はなんとなくモヤっているのです。
 そのためどうしても空気が遠くまで抜けていないのですね。

 もう少しいうと、水というのは空気よりも熱を蓄えるために、夜でも温かいということでして、夏の朝方海辺で霧が発生するのは、陸上の空気の方が冷たくて、海からの温かい水蒸気がそこで冷やされて霧になるということですね。

 さらにいうと水蒸気をたくさん含んだ空気が海から陸(オンショア)の風に吹かれることがあります。一般的に午後になるとオンショアの風が吹くことが多いんですが、陸上の地形によって、たとえば山があるとか盆地だとかですが、夕方になると通り雨が降りやすくなります。いわゆるスコール的な現象ですね。

 さて、ミニプチ豆知識を書いてしまいました。

 で、夏は江ノ島が見えにくいんで、どうも距離感がつかみにくいんですよ。
 意外に沖に出てたりするんで、気をつけましょうというお話です。チャンチャン。






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