海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
佐島沖ってなんとなく通りづらいと思うのですが…
ぼくは三浦半島西岸に住んでいますって、だいぶアバウトな位置表示ですが、まあまあそれはアレなので、そういうことです。
で、シーカヤックとかセイリングとかゴムボを出すときに、なんとなく通りづらいところがあります。
ぼくの家のあたりだと佐島です。
佐島自体はいいところだと思うんですが、何が通りづらい原因なのか、第三者による調査委員会を組織し、その原因究明に取り組みましたとさ。
まず、ひとつは定置網が多いことです。これは漁師さんの生業ですのでいいんですが、定置網の面積が広くて迂回するとすごく遠回りなんです。仕方ないけど、ショートカットできたらいいなあと思う、初夏は夕暮れ、いとおかし、という感じです。
それから佐島の先っちょの天神島というのは自然保護エリアになっていまして、カヤック・サーフィンなど上陸禁止なのですね。それはそれでとても大切なことで大賛成なんですが、この天神島の天神島臨海自然教育園の管理者が、いささかバランスを欠いた環境保全偏執潔癖症的な感じで一時期横須賀西海岸あたりで局所的に問題になりました。
ぼくも一度長井までパドリングして戻ってくるときに、急に天候が悪化してやむなく笠島に上陸せざるを得なかったのですが、係員にスピーカーで即刻退去を求められました。あの荒れた海に出たら危ないけど、環境と人命だと、こいつら環境なわけね、と呆れてしまいました。あの退去指示って、もし事故になったら法的に問題になると思うんだけど…
そういうわけであまり天神島のあたりって通りたくないのですね。
急に思い出したので、天神島臨海自然教育園の管理者について書いてしまうぞ。
うちの子供が小さい頃なので7、8年くらい前でしょうか。磯の生き物観察に最適なのでよく天神島を訪れていました。あるとき別の家族連れで、小さなお嬢さんがクラゲに刺されたご家族を目にしました。足を刺されてかなり腫れ上がっていました。そのお母さんは例の管理者に、クラゲ刺されの対処法を訊こうとしましたが、管理者は「そんなの知らん。ここは病院じゃない」という対応です。それで、その管理者どもは遊泳者の注意(天神島は遊泳も禁止みたいです)とかばかりやっている始末。
で、見かねたぼくは、そのお母さんに、どんなクラゲに刺されたかによって対応が異なること、ただし、患部に海水をかけ刺胞を洗い流すと悪化しないこと、かなり腫れているので病院に行った方がいいこと、カツオノエボシでなければ酢や虫刺されの薬が効くけれど確証がなければやめておいた方がいいことを伝えました。
海辺の自然教育園の人ならクラゲに刺されたときの対処法くらい知っているだろうと連想したお母さんを、ぼくはそれほど非常識なことではないと思うんですが…確かに病院じゃないことくらい見ればわかります。
環境偏執的他のことなんにもできない偏屈管理者よ去れ、といいたい。
えーっと、興奮しちゃったのでカフェオレでも飲みつつ気を落ち着けて、話を元に戻したいと思います。
佐島は漕ぎにくいという話でした。
セイリングの練習をしているのが多いのもその理由ですね。
佐島から出てきた船、笠島から出てきた船、芦名から出てきた船、秋谷から出てきた船などなどが、だいたい佐島沖の北寄りに集まるんです。なぜかってそりゃ、あれですよ、佐島と笠島が防波堤になって北側が穏やかで、そのわりに風があるからです。で、練習中のOPなんかがブイの間を行ったり来たりしてるんですが、初心者でうまくコントロールできないのもいて危なっかしいんですね。
あの辺りを通過するのにとても神経をすり減らすわけです。
さらに漁船が多いんです。
これもしょーがないんですけど、大小さまざまな漁船が、東西南北四方八方から緩急織り交ぜて進んでいるので、どうしたらいいか、どの進路を取っていいかわからなくなることがあるんです。
ぼくにとっては相模湾の海上混雑なんて慣れたもんですが、それにしても佐島沖というのは有数の混雑スポットで、気が抜けません。
もひとつオマケは地形ですね。
佐島の北側は入江、南側は林にかけて大きな入江です。林は陸上自衛隊の基地でして上陸できません。そうすると佐島を抜けると次は長井の手前まで行かんといかんのはたいへん遺憾なのですね。けっこうな距離があります。佐島の手前の上陸できるところ、たとえば笠島マリーナから長井の手前までたぶん3km以上。まあ、たいしたことないといえばたいしたことない距離です。でも荒れていて、上陸できないとなると心細い距離でもあります。佐島を通過するときは、明確に「今日は佐島を過ぎて、○○まで行って、何時頃に帰ってくる」と計画を立てて、一応決心みたいなことをしないと行きづらい地形です。海が荒れたときの往復6kmはやっぱりツライですから。
そんなこんなで佐島方面へ行く時は、いかに佐島沖を素早く通り過ぎるか、そして佐島を越える明確な決意を持つ必要があるのです。そういうなんとなく行きたくないとか通りづらい場所というのは、海にもありますというお話です。

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