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あーっ、ノンビリできない!



 ぼくはこれまで海辺でノンビリしようとか、ダラダラしようということを書いてきました。それにはちょいとわけがありまして、それを自分でも改めて自覚したので今回まとめてみようと思います。
 自分でいうのもなんですけど、ぼくは家でも(一応会社でも)いろいろのことをテキパキやる方じゃないかなあと思っています。
 生来せっかちだし、自分のまわりがちゃんとなっていないと気持ち悪いというのがあります。旅行に行ってもやたら予定をパンパンに詰めるヤツっているじゃないですか。あれです、ぼくは…
 同じタイプの方ならわかっていただけると思いますが、そういう性格の人って、作業に終わりがないんです。家でも掃除したり整理したいところとってほぼ限りなくあるわけですし…
 だからどこにいてもボーッとすることができないというのが、だいたい20代くらいまでのぼくの悩みでした。

 この性格は仕事をするようになってから身についた気がします。それまではどちらかというとのんびりとボーッとしているタイプだったのです。
 仕事をするようになって、やらなければいけないことが山ほどあって時間があると今のうちに前倒しでやれることはないか考えてしまうようになりました。そうするとさっきの話のようにやることはほぼ無限にあるので、ボーッとする時間は皆無になります。

 ちなみに余談ですが、仕事というのはテキパキやる人のところに集まってくるので、その人はほぼ永遠にのんびりできなくなります。

 で、30代になって、イヤちょっと待てと、オレはいつからこんな風になっちまったんだ、もともとノンビリゆったり生きたいがためにウォータースポーツをやるようになって、海辺にも引っ越したんじゃないか…いったいオレは何をしているんだと…

 そういうぼくが考えた策というのが、一日のうちにボーッとする時間をとるというものです。わざわざ意図的にボーッとする時間を設定するのです。
 たとえば休日に朝起きて食事をした後コーヒーを飲むことにしているんですが、そのコーヒータイムが、ボーッとする時間です。

 ぼくなりにボーッとする時間を過ごすコツみたいなものがありまして、それはコーヒーを飲む以外のことをしないということです。とはいえ、音楽はBGM的に聴くようにしています。TVも見ないし雑誌も読みません。

 天気が好ければコーヒータイムはデッキで過ごすようにしているんですが、他のことをしないと決めると、コーヒーの味に集中でき、海を眺めたり、木々を眺めたり、波の音を聴いたりして、周囲に注意を払うようになり、だんだん自分の来し方行く末を考えるようになります。
 こうして、○○しかしないという時間を作ると、普段いかに自分がマルチタスクをして気を散らしているかに気づかされます。

 でも、ぼくはせっかちなのでコーヒータイムも長くて30分くらい。だんだんやらなきゃいけないことが頭に浮かんでじっとしてられなくなるのです。














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世の中のことはたいていなんとかなる



 以前にも似たような記事を書いているんですが、そういうことを書くのが好きなので、何度も書きます。
 これまでウォータースポーツを30年近くやってきてつくづく思うんですが、まあ、「なんとかなる」ということです。死ななければなんとかなるということです。スキューバーダイビングとかサーフィンとかシーカヤックとかやってれば、慎重な人でも一度はヤバいとか死にかけたという目に遭うものです。でも、まあなんとかなっているわけです。生きているからこんなことを書けるわけで、なんとかなっていないで死んでいる人もいるので、生存者の意見といえるかもしれません。
 それはともかく、逆によくないのはヤバい状況(危機的な状況)で取り乱したり、パニクったりすること。
 そうなるとまだまだなんとかなるかもしれないのに、その可能性を自ら潰してしまいます。
 まさに敵は自分自身。
 自ら、自分の墓穴を掘るとはこのこと。
 それを別な書き方にすると、パニックに陥らず、心の平静を保てば、最後の最後まで可能性はあるわけです。最後の最後と死との一線をぼくは超えたことがないので、どこまで心の平静を保てるかわかりませんが、おそらく微分的にそのギリギリはグレーゾーンとしてずっとぼくの目前に立ち現れているんじゃないかと想像できます。
 どこまで心の平静を保てるんだろう…
 でも、グレーゾーンのぎりぎりまで心の平静を保てば、そこまではなんとかなっているわけで、それはそれでいいんじゃないかと思うのです
「なんとかなるさ」というのは、死の間際でなくても普段の生活で使えるものでして、その日一日がなんとかなればいいや、後はなんとかなるさと考えると少し気持ちが楽になります。
 ぼくの気持ちとしてベースに流れているこの「なんとかなるさ」という信条の多くはウォータースポーツによって作られたものだと感じます。












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ぎりぎりの状況・気持ちの持ち方・生き方…



 ウォータースポーツやアウトドアスポーツをしていて幾度となく経験していることがあります。それは「あぁこんなことするんじゃなかった。どうしよう。でもやるしかない。」ということです。
 抽象的なので具体例を挙げてみます。
 ぼくは海が好きで海辺歩きをするんですが、日本の海辺というのは、砂浜があって岩場があって、また砂浜があってということが繰り返されている地形が多いんです。なので、海辺歩きをしていると必ず岩場を登る場面があります。あるとき砂浜を歩いていると、先の方に急な岩場というか岸壁が見えていました。このままいくとその岸壁を登らなくてはなりません。あるいは砂浜から陸地に入り、陸側から岸壁を越えるルートがあるかもしれないので、そっちのルートをとる方法もあります。その決断をするなら今という状況。
 こういう状況の時、ぼくはたいてい判断を先送りにしてしまう癖があるので、ズルズルと砂浜を歩いてしまいます。
 で、だんだん岩場に来て、いよいよ岸壁っぽくなってきます。岩を見るとところどころ急ですが、なんとか登れそうな気がします。でも、結構急で、確実に手がかり足がかりが続いていると断定できません。
 こういうときにぼくはたいてい前に進んでしまいます。たとえばぼくの高校からの友人のA君は慎重な人なので、彼なら絶対に引き返しているでしょう。
 岩場を登り始めます。だんだん登っていって、この先、急で手がかり足がかりが少なそうです。来た方を振り返ると結構な高さで、今来たところを引き返すのはとてもできなさそうです。岩場というのは、たいてい登るよりも下る方が大変なものです。
 下の方、どうでしょうざっくり15mくらい下には岩場と海が…落ちたら、頭を打ったら死ぬでしょう。打ち所がよくても骨折は免れないかなーって思います。
 また上を眺めます。手がかりになりそうな岩を探しますが、なんとか指が入るかどうか…つかめず滑ったら、あの岩場混じりの海…
 そんなことを想像すると身体がすくんでしまって、手が震えてくるんです。
 そう、ぼくの状況は、引き返すこともできず、前に進むのもリスクがあり、そのままとどまってもいずれ力尽きて落ちてしまう、そんな感じなのです。
 過去のぼくの経験では、こういうときに一番悪手は、パニックになることです。それさえ避ければ、あとは前進と後退のどちらがリスクが低いか冷静に見積もって、一度決断したら恐怖心を無にしてただ目の前の一歩に集中するしかない、そういうことは学んでいました。
 登った方が落ちるリスクが少ないことは、すぐに判断できました。
 次は恐怖心を無にして、手を次の岩に移すことです。落ちるとは考えない、なんとかなる。今は手を動かし足を動かそう、それに集中しよう。
 右手を動かし、左手を動かし、右足を動かし、左足を動かす。それを繰り返してぼくはなんとか岩場を登りきったのでした。
 アウトドアスポーツをする人は、たいていこれに類する経験をしているんではないでしょうか?
 そして、それは単に危機を乗り切った体験談というだけではありません。ぼくの場合、そういう経験が実生活にも生きているんです。
 家族や自分の重病や事故、自分の仕事での困難な状況、生きていれば、いろいろなことがあって、時につらい状況もあります。引き返すこともできず、前に進むのもリスクがあり、そのままとどまることもできない、そんな状況に遭遇することは、ままあります。
 そんなときは、パニックにならず過去を振り返らず、将来のリスクを恐れず、ただ今日の今に意識を集中する、そしてそれを繰り返す、そうすることで、事態を打開できることが結構あります。というかぼくはそうしてきました。
 たぶん生きるとか何かに向かって進むという、不可逆的な方向性を持っていることにはたいてい当てはまるような気がします。











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ウォータースポーツの楽しみ方と車という存在



 メディアなどでよく耳にしますが、今の若い人達は車を買わなくなったそうですね。本当ですか?本当かどうか知りませんが、ぼくの周りの20代、30代で車を持っていない人は、ぼくらの頃よりは多い気がします。
 別に車なんて、なくて済むならそれでよくて、必要ならその都度借りればいいと思います。
 ただぼくの場合は、車は必要です。田舎に住んでいるから買い物に行くのにも医者に行くのにも車が必要ということももちろんありますが、もっと重要度の高い必要性があるんです。
 具体的な例があった方がわかりやすいかもしれないので、自分が20代の頃のことを思い出してみたいと思います。
 ぼくは大学生の頃からスキューバーダイビングとサーフィンをしていました。スキューバーダイビングを始めた頃は、都市型ショップに、金曜日の夜に集合して、ショップの車で伊豆のダイブサイトまで送迎してもらって、そこで泊まって、日曜日の夜にやはりショップの車で東京に戻ってくるということをしていました。
 そうでないときは電車とか船でダイビングできるところまで通っていたのです。そんなわけで、自ずとダイビングできるポイントは限られてきます。別にそれはそれで楽しかったんですが、だんだん別なポイントにも潜りたくなるのが、こういう趣味人というものです。
 サーフィンの方はというと、電車にボードを持ち込んで、湘南に行ってました。これも行けるポイントが限られてくるという点では同じですね。
 たとえば電車で伊豆にダイビングに行くときは、その当時、営団地下鉄(昔はこういう名前でしたね。今はメトロです。)の沿線に住んでいたのですが、始発に乗ると、ギリギリ伊豆急伊豆高原駅のダイブサービスピックアップ集合時間に間に合う感じでした。帰りも伊豆高原駅とか城ヶ崎駅を3時か4時くらいに出発していました。
 なにがいいたかというとウォータースポーツをする場所やタイミングや時間が制限されていたということなのです。
 そんなわけで、ぼくが車を買おうと思った一番の動機は、いつでもどこでも行きたい海に行って、いつでも戻ってこられるから、というものでした。
 今でも覚えていますが、車を手に入れて、一番うれしかったのは、西伊豆とか東海とか関西のダイブポイントに行けるようになったことと、電車の時間を気にせず行動できるようになったことです。
 金曜の夜に仕事を終わらせて、自宅で着替えて、車にダイビング器材を積み、伊豆の宿まで向かいます。途中、サービスエリアやレストランでおいしい食事を摂れるのも楽しみでした。宿で寝て、翌日は朝からダイビング、土日もダイビング。日曜日の夜も終日海で遊んで、さらに宿で寝て、翌朝5時くらいに伊豆を出発して、自宅に寄って着替えて、仕事に行くということができるようになりました。これはぼくとしては画期的なことで、しかもすごくうれしいことだったんです。
 あるいは休日にふと思いついてダイビングに出かけるということもできるようになりました。
 はたまた車にダイビング器材を積んで伊豆をドライブしながら、なんとなく潜りたいポイントのサービスに寄って「今から潜れる?」ということもできるようになったんです。
 おぉ、ちょっとしたことだけど結構自由…
 これはサーフィンでも基本同じなのですが、サーフィンはダイビングよりも場所を選ばないので、より車の可能性が活かせたといえます。車で行ってポイントを探して乗れるところで乗ればいいわけですから…
 そんな感じで車を手に入れた一番のメリットは、ウォータースポーツをする場所や時間の制限が外れたことですが、副次的なメリットもありました。
 それはすでにおわかりかもしれませんが、荷物を持ち運ぶ手間が省けたことです。
 車がない頃は、ダイビング用トロリーで引っ張りながら電車を乗り継いでいました。ほぼ毎週のようにダイビングに行くし、独り暮らしで当時宅配ボックスはまだ普及していなかったので、宅配便で送るという選択肢はほぼなかったのです。もちろん島や遠方に行くときは宅配便を使っていましたけど…
 サーフボードも、ご想像ができると思いますが、あれはあれでなかなか持ち運びに気を遣うものです。それに多くの路線バスがサーフボード持ち込み禁止だったりするので、電車で行けるところでしかサーフィンができませんでした。それも車にボードを詰めるようになったことで解決しました。
 もうひとつメリットがあるのです。それは車中泊ができるようになったことです。特に近所に宿がないようなポイントに行った時、車で寝泊まりしてしまえばいいというのは、ぼくにとってはかなり画期的でした。今は歳をとったので、宿でゆっくり眠りたいと思いますが、若かった当時は、車で寝てもそれほど身体に負担はありませんでしたから。
 さらに車中泊という行動パターンは、ぼくがその後アウトドアっぽいことやるきっかけになったんです。
 たとえば周囲に宿もコンビニもないポイントでサーフィンをして車中泊をするとき、水や食料はある程度買っていきます。そうするとだんだん料理をするようになったんです。いえ、たいしたものは作りませんが、やっぱり温かい物を食べたいし、出来合いの弁当ばかりだと飽きるから料理するようになりました。
 それでキャンプ用のガスバーナーを買い、アウトドア用のテーブルとチェアを買い、寝袋を買い、クーラーバッグを買い…というようにキャンプができるくらいにだんだん装備が整っていきました。
 ビーチで、テーブルとチェアを出し、地魚や地元で摂れた野菜を使った料理をして、ビールやワインを飲むという感じで、それは自分でもなかなか満足できるものになっていきました。しかも目の前には大好きな海、そこに夕陽が落ちていく…これって高級なホテルに泊まるよりも楽しいことだなと思ったんです。
 さてさてまだ話は続くのです。
 車があることを前提にぼくはさらにウォータースポーツの楽しみを加速させました。あるときからシーカヤックをやるようになったんですが、このシーカヤックについては、最初から車で行きたいところに運ぶことを前提にしていました。もちろん自分ちの前の海でもシーカヤックはやりますが、たぶんいずれ別の海でもやりたくなるだろうと予想していました。なので、車もシーカヤックが積みやすいものを選んでいます。シーカヤックも車に積むことを前提に選んでいます。
 ぼくの海遊びスタイルは、いつでもどこでも行きたいポイントに車で行き、サーフィンかシーカヤック+車中泊というパターンとスキューバーダイビングかシーカヤック+宿というパターンが選べるようになったわけです。
 なんだか自動車メーカーの販促みたいになってしまいましたが、そんなこんなでぼくのウォータースポーツや海辺の楽しみ方には車が大きく関わっていますし、その後ウォータースポーツの楽しみ方が加速したのにも車の存在があったからというのは、まあ事実として認めざるを得ません。











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海が臨めて独りでも入れて魚がおいしい店 旬蔵 伊豆多賀

1.ロケーション ☆☆
2.こだわり ☆
3.店の雰囲気 ☆☆
4.味 ☆
5.値段 ☆☆
6.音楽 
7.手入れ&掃除 ☆☆
8.総合評価 ☆
9.コメント
 月に数回は伊豆に行きます。スキューバーダイビングとシーカヤックをしに…
 独りで、時には仲間と…
 そんなとき晩飯や昼飯はせっかくだから海の幸を食べたいところです。
 最近油っこい肉料理が苦手になったせいもあります。
 海の幸を食べさせる店は135号線沿いにたくさんありますが、割りと多いのが観光客向けの値段が高くて、内容はそれほどでもない店です。そうじゃない店を探すのが結構たいへん…
 
 この店は観光客向けですが、それほど高くないのと、魚がまあまあなのがポイントです。完全に地物ではありませんが…
 しかも独りでも複数でも入れて、海が眺められるのもポイント…
 ぼくは多賀の海って、入江で、穏やかで、海が目線の近くで好きなのです。
 よくあるのは、東伊豆で潜って、温泉に入って、お土産買って、海の幸の晩飯を食うというパターン…
 そういう状況で、この店にはよく行きます。
 付録として、隣のモスバーガーが休日の夜は空いているので、そこで海を眺めながらコーヒーを飲んでノンビリしてから家に帰るということもやったりします。
 こういうこともセットで海遊びって楽しいですね。










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たいていのことは大したことじゃない



 日々過ごしていると、まあ大小併せていろいろありますね。
 ぼくも知り合いからは、大らかであまり動じないタイプだといわれたりしますが(たぶんおおざっぱで能天気なヤツだという意味だと思いますし、実際そうです)、それでもいろいろあります。
 小さなことでは、犬の散歩の人がうちの家の塀に犬の小便をさせるということから、中くらいのことでは、海で死にそうになってなんとか生きて帰ってこれたこと、大きなことでは、家族や自分の健康のことでしょうか…
 で、いろいろある~それが気になるとか、それに腹が立つとか、それが不安だとか~と認識することの元は自分の価値観だったりします。自分がこうあるべきだとか、これが常識だと思っているので、そうじゃないことが気になるのでしょう、たぶん…
 自分の当たり前が他者にとってそうではないことは、冷静に理屈で考えればわかります。でも人が生きていく上で自分の価値観は必要なわけで、日常生活では、その価値観をついつい他者に当てはめてしまいがちなので、周囲のことに腹が立ったり、気持ちがモヤモヤすることがあるのでしょう。わかっちゃいるけど、忙しい日々の生活の隅々まで、聖人君子のようにしてはいられないというところでしょうか?
 ぼくにとって自分の常識を他者に当てはめてしまいがちな状況を調整する役割を果たしているのが、海でボーッとすることです。
 海でボーッとする間にいろいろ考えるんですが、まず最初に考えるのは、海という自然の大きさと力です。ぼくは海辺に住んでいるので、これまでかなり大きな台風をいくつか経験しましたが、ある台風で、近くの防波堤が丸ごと壊れて、港のコンクリートが剥がれて、地形が変わってしまったことがありました。
 人間が当たり前の地面だと思っているものも、自然の力にかかると簡単に変わってしまうということに、呆然とすると共に少し笑ってしまいました。当然のことながらある土地は消滅し、新しい土地ができたりします。そんな状況では、人間の所有権とか土地の登記とかってすごく儚いものです。強い言葉を使うとすれば、何かの冗談かと思いますし、バカバカしく感じたりもします。社会の常識というのはかくも脆弱な基盤の上に成立しているんだなと思います。
 蟻を見ていると、せっせと蟻塚を作ったりしますが、それが雨で流されそうな場所にあると、よくやるよなあって思いますが、まあそれと同じようなことを人間もしているんでしょう。
 もうひとつ考えるのは、自然と人間の時間の尺度の違いです。人間の寿命はせいぜい100年で、それを基準に制度とか建物とかを作ってしまいます。歴史のうえで300年前とか500年前って相当昔のことに思えますが、自然って何千年とか何万年という単位で動いているので100年という単位は誤差みたいなものかもしれません。
 具体的には、この100年で火山噴火が何度も起きて活動期に入ったという説があったとしても、それってたまたまそうかもしれないわけです。あるいは、ここ100年くらい何もなかったから安全な土地だと思っていた海辺に市街地を作ったけれど、実は自然の歴史から見れば、そこは海だった期間の方が長かったということもあります。
 これもわれわれの時間感覚という常識が、実は相対的な長さのものであることを痛感する事例です。
 ぼくはこうやって自分の暮らしている社会や時間を引いた目で見ると、気持ち的に楽になることが多いです。無力感とか無常観にはならなくて、気楽さにつながります。人間の社会で起きる大したことって、実はそんなに大したことじゃないかもね、って思えたりします。











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アウトドアウェアにワークマンという選択肢



 ウインドブレーカーや伸縮するアウター、グローブ、暖かい下着などはウォータースポーツをするときに必ず使うものです。
 ぼくはスキューバーダイビング、シーカヤック、サーフィン、セイリングをしますが、それぞれにそのスポーツに特化したブランドがあります。ウォータースポーツをしない方でも知っていそうなのはBILLABONGやOceanPacificといったサーフブランドでしょう。まあそんな感じでシーカヤックにはシーカヤックのセイリングにはセイリングのブランドがあります。
 そうしたブランド物は専用に作られているので使いやすいし、カッコいいわけですが、値段が高いものも見かけたりします。
 そんな中、何年か前からユニクロとかしまむらとかカインズといったPBを持っている店のワリと安くて機能的な製品を使ったりするようになりました。ぼくもそうですし、周囲の海遊び仲間もそうです。
 暖かい下着とか手袋なんて消耗品だし、それがキチンとしてないと死ぬとかそういうものではないので、安くすませられるならそれに越したことはないと考える人が多いのでしょう。
 ちなみにスキューバーダイビングのグローブでいうと、ダイビング専用のブランドものだと3000円とか5000円とかするんですが、カインズの手袋だと数百円で買えますから… 
 ここへきて、ワークマンを使う人が周囲に増えています。ぼくも1着だけ持っていますが、ワークマンのあったか下着とかウインドブレーカーとか撥水ズボンなんて、アウトドアでとても使いやすいのです。最近はデザインも洒落ています。値段はモノによりますが、2900円とか3900円とかで、たいてい1万円以内で収まります。
 しぶきのかかる海で必需品の撥水性のウインドブレーカーを例にとれば、patagoniaとかTHE NORTH FACEとかだと、安くても1万円後半、普通でも3万とか5万とかします。アウトドアブランドでは比較的割安なモンベルで、安いもので数千円です。普通の価格帯でも1万円台。それが2900円っってすごいですよね。これは結構画期的です。
 ぼくは以前からウインドブレーカーはゴアテックスの高いのを長く使うよりも割安な価格帯のものを買って、撥水効果が落ちてきたら買い替えるということをやっています。
 そんなぼくにはワークマンはありがたい存在です。











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台風が来ると緊張します



 海辺に住んでいる者として強敵なのが台風。
 今年もやっと台風の季節が終わろうとしていますが、最近は結構秋になっても台風が来るので、大丈夫かな?と思ったりしますが…

 台風が来る度に、物を飛ばされないようにしたり、通過後は家や車の潮を洗い流したり、いろいろたいへんなのです。
 今のところそんな経験はありませんが、屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたり、崖崩れが起きたり、高潮に襲われたりといった命に関わる被害もあり得ます。
 実際被害に遭われた方もいらっしゃるわけで、とてもたいへんだろうなと思います。
 それでもなお、ぼくは子供の頃から、台風が来ると怖い気持ちと緊張感と少し高揚する気持ちがない交ぜになるのです。
 あれは危機を前にアドレナリンが出て、災害に備えようとするのでしょうか?
 台風に備え家族を守ろうとする、家長としての殊勝な使命感がかき立てられるのでしょうか?
 あるいは気圧の急低下で、少し頭や感情がブレているんでしょうか?
 不思議なものです。
 よく台風が来るとテレビでは、危ないから海には近づかないでくださいといっているのに、中継されている海にサーファーがいたりしますが、あの気持ちはわからないでもありません。実際はしませんけど…











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住んでいる人の顔が見えるお付き合い~田舎暮らしの風景~



 田舎の海辺暮らしの日常のちょっとしたしたことを紹介します。
 ぼくの住んでいるあたりは、車で5分くらいのところにスーパーマーケットがひとつ、ドラッグストアがひとつ、コンビニがふたつです。自転車なら行けますが、歩いていくのはちょっと躊躇する距離です。
 田舎暮らしのわりには比較的便利な立地ではないかと、自分としては思っています。気分的にはもう少し田舎でもいいかなーと思っていたりして。
 そんな環境ですので、お店に行くと店員の人はたいてい知った顔です。というか同じ町内の人もいますし、うちの相方とママ友だったりします。なので、世間話もしますし、何を買ったかもだいたいわかってしまいます。ぼくと相方はそういうことは気にしないタイプですが、そういうのがイヤだという方は合わない土地かもしれません。
 多かれ少なかれ田舎で暮らすということは、近くの家庭の様子がなんとなくわかるという面があるのではないでしょうか…だからこそお互い声をかけあったり、助け合ったり、見知らぬ人が来たらすぐにわかるというような田舎暮らしのよさにもつながるのでしょう。
 ちなみに郵便局の配達の人も宅配便の人も顔がわかります。なので、近所を歩いているときに宅配便の人に声をかけられて荷物を渡されるとか、スーパーを出たところで、郵便配達の人に「お届け物があるんですけど、今日は夕方家にいますか?」なんて訊かれることもあります。これもイヤな方はいらっしゃるでしょうね。好みはあると思います。
 逆にぼくは、道を歩いている人が誰かわからないとか、近所に誰が引っ越してきて誰が引っ越していったかわからないとか、マンションの同じフロアの人がどんな人かわからないというような暮らしは苦手ですし、そちらの方が怖い気がします。











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朝、カーテンを開けると海が…



 毎朝起きるとすること、そう誰もがすることでしょうが、カーテンを開けることが好きです。
 特に晴れた日は…
 カーテンを開けると海が望め、朝陽と共に海面がきらめいています。
 ぼくはもう30年近くウォータースポーツをしていますから、その日の海況が気になります。波の高さ、うねりの強さ、風向き、潮汐、定置網の位置…
 こうして海が眺められて、とりあえず今日は元気です。
 それだけで幸せです。









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