海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
海風に吹かれていたい
潮風に吹かれているのが好きです。
というか空気が動いている空間にいるのが好きなんですが、それが潮風なら最高です。
細かい話しですが、家でも、冬の間は別として、窓という窓は開けっぱなしですし、車の窓も開けるのが好きです。
他にも似たケースでは、室内よりも室外の方が断然好きです。なので家では、室内のソファよりも、屋外のデッキの椅子に座っていることが多いんです。
空間が締め切ってある閉塞感が苦手なんだと思います。なぜなんだろうって考えるんですが、自分にはちょっとだけ閉所恐怖症の気があるかもしれません。日常生活ではほとんど不自由は感じませんけど…
よく都会のビルで見かける、窓はあるけどはめ殺しの開かない窓の部屋というのは、息苦しくて結構ツラいです。ぼくの職場がそうなんですけど、あの空間に10時間以上居て、しかも残業続きで、暗礁に乗り上げつつあるややっこしい仕事をやらなければならないというのは、何かの罰ゲームですか?
そんなわけで風に吹かれているのが好きなんですが、特に潮風に吹かれているのは別格に好きです。潮の香り、ちょっと湿った空気の感じ…あれがいいんですよね。初夏のビーチで、ちょっと暑い日の夕方に潮風が吹いてきて涼しくなるときのシアワセな感じが好きです。
広い海、マジックアワーで微妙なグラデーションの空、波の音、潮風…
あぁ、今すぐ海に行きたくなってきました。
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海辺の家の洗濯問題
今回はすごく狭いテーマの話しを書こうと思っています。
ぼくは田舎の海辺に住んでいて、家の窓からは海が見えます。で、洗濯物を干すベランダからも海が見えます。
もしこの駄文を読んでいるあなたが大の洗濯好きで、しかもこれから海辺に引っ越しを考えているとしたら、ちょっと考えた方がいいかもしれません(そんな人が大勢いるとは思いませんが…)。
ぼくの家は海から3分ほどなんですが、ぼくの家と海の間には何十軒も家が建っています。それでも潮風の影響を受けます。たとえば台風や嵐の後には、窓ガラスが潮で白くなってしまうほどです。なのでその都度ぼくがホースで家の窓と外壁を洗うのが役割になっています。
嵐でなくても、潮風の湿気で梅雨時は家の中のいろいろなところがカビます。
海辺の特徴で、午前中は陸から海に向かう風(オフショアの風)が吹きます。で、午後になると海から陸に向かう風(オンショアの風)が吹きます。これは陸の気温と海の水温の差で起きるもので、まあたいていの海辺で起きる現象です。そんなわけで海の湿気を含んだ風が吹いてくるため、カビや湿気や錆の原因になります。
話しは急に変わっちゃうんですが、妻は大の洗濯好きです。天気のいい休日などは一日に何回も洗濯機を回します。しかも乾燥機ではなく、太陽の光で干して、洗濯物がパリッとなった状態が好きなんですね。いや~人にはいろいろなこだわりがあるものですね。
そこに我が家の立地の件が関係してくるんですが、洗濯物を午後の遅い時間まで物干しにかけていると、オンショアの風で湿ってしまうんです。パリッとならないんですね。
なので妻は午後の早い時間に洗濯物を取り込みます。
砂浜を歩くのが好きです
ぼくは砂浜を歩くのが好きです。
夏はビーサンで、冬はマリンブーツで…
砂浜を歩くのは、アスファルトの道を歩くよりも足への衝撃が少ない気がします。でも、歩く負荷自体は結構あるようにも思います。
サクサクと砂を踏みしめながら、長い砂浜を端から端までノンビリと歩いていると、気持ちが和らいできます。青い海、広い空、波の音、心地いい潮風…そんな中、砂浜を歩く時間が好きです。
砂浜を歩きながらいろいろ考えます。
来し方行く末のこと、仕事のこと、家庭のこと…ぼくもだいぶ歳をとってオジサンど真ん中です。これまでいろいろありましたが、とりあえず大過なくここまで生きてこれました。これから先、どうなるかなんてわからないけど、ウォータースポーツや海辺の暮らしを楽しみながら生きていきたいな…なんてことを考えながら、砂浜を歩きます。

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海辺の四季
よく海辺は気候が温暖で暮らしやすいでしょう、と訊かれることがあります。そういうときは「イヤイヤ」なんて曖昧な愛想笑いをしたりしていますが、確かに温暖かもな、なんて思っていたりします。
以前の冬のことですが、東京に住む友達が我が家に遊びに来て1泊していきました。そのときも夜や朝の冷え込みが緩いといっていました。もう長く住んでいて慣れてしまいましたが、そういわれてみればそうかもしれません。都心で刺すような寒さの時も、海辺に帰ってくると、空気が少し柔らかい感じがします。
というわけで、唐突に海辺の気候を四季ごとにまとめてみようと思いました。ちなみに相模湾沿岸の話なのでよろしく。
【冬】
海辺の冬は、ぼくの感覚ではそんなに長くありませんし、堪え忍ぶというほどのものでもありません。今日は冷え込むなと思う日
々は、1月の下旬から2月下旬までです。
寒い日でも底冷えすると感じることは、数えるほどです。特に朝晩の冷え込みは内陸とずいぶん違います。これはやはり海がそば
にあるからでしょう。
海は温度の変化が少なく、しかも冬でも水温は14~15℃くらいありますから、保温材のような役割を果たしているからではな
いでしょうか? たぶんそうだと思います。いやそういうことにしておきましょう。
冬でもきちんと防寒していればオンボードのウォータースポーツであれば、海に出られます。というのも、陸の気温が10℃とかでも、海の中はわりと暖かく感じます。
ちなみにぼくはスキューバーダイビングやシーカヤックやサーフィンをやりますが、スキューバーダイビングはドライスーツ、シ
ーカヤックとサーフィンは、ラッシュガードと5mmのウェットとフード付ベストのウェットを着て海に出ています。
陸でも長袖長ズボンでジョギングしていれば寒くありませんし、サイクリングも苦になりません。
ちなみにぼくの住んでいるあたりでは、オジサンが冬でも短パン・Tシャツで歩いてますが、これはきっと冬でも冷え込まない気
候のせいでしょう。
ただ、やはり北風が強い日は要注意です。もちろん寒いということもありますが、風が強いとできるウォータースポーツが限られ
てきます。それに流される可能性もありますし、波が高すぎてクローズになることもあります。
冬の海は水が澄んで透明度が高くキレイなのですが、反面生き物があまりいません。
3月になるとワカメ、ホンダワラが茂り始めます。
陸はといえば、木々はまだ葉を茂らしてはいないのですが、よく見ると小さく芽吹いています。もちろん梅などは早い物だと年明
けには咲き始めます。
ぼくは冬の海がわりと好きでして、砂浜を散歩する分には寒さはあまり関係ないし、空気は澄んで景色はきれいだし、水もきれい
だし、人がいなくて落ち着いているし、などなどというわけです。
【春】
海辺の春の特徴は、風が強いということです。3月中旬にそれまでの北風が南風や南西の風に変わります。いわゆる春一番ですが、海だとその風が強いのです。そうすると冷え込みが緩んで春らしくなります。
陽射しが強い日は、風があってもオンボードのウォータースポーツであれば快適に遊べます。曇っているとさすがにまだ寒いので
すが、暖かい格好をしていれば、磯遊びをしていても、「もう寒いから帰ろう」なんてことはありません。スキューバーダイビング
、サーフィン、セイリングをやる人にはいわずもがなですが、好きな人はどんなに寒くてもドライスーツなんか着て海に入るわけで
、ただ、3月も下旬になると震えながらウォータースポーツをするという感じではなくなります。
4月の陽射しが強い日は、暑くもなく寒くもなく気持ちがいいのです。そうした日がだんだん増えていきます。梅雨入りまでのこ
うした日々を、ぼくは勝手に「宝の日」と呼んですごく大切にしています。仕事が休みで「宝の日」は、できるだけ用事をいれずに
一日中海に出ることにしています。真夏になると暑すぎるわけですが、この季節は一日中海にいても居心地がいいんですね。
ちなみに「宝の日」は秋にもあります。
春先は気温が高いので、雨が降っていても海に出られます。サーフィンやシーカヤックやスキューバーダイビングなんてどうせ濡
れるんですから雨なんて関係ないんです。ただ風がなければの話ですが…
春の海は、ワカメ、ヒジキ、コンブ、ホンダワラ、ハバ、テングサが芽吹いて成長しつつある時期です。まだ成長しきっていない
この時期のワカメやヒジキは、固くなくておいしいので、近所の人は磯でワカメやヒジキ採りをしています。
生き物も活動し始めます。磯ではそれまで姿を見せなかったカニ、エビ、ヤドカリがそこここで動き始めていますし、ハゼやイワ
シもよく見られるようになります。
海の中が賑やかになってきたなという頃になると、水の透明度が落ち始めます。これは海草の胞子(なのかな)やプランクトンが増
えて、白っぽい濁りが出始めます。
さて、春と夏の間に梅雨があります。海辺では梅雨というのがポイントでして、とにかく湿気が多いので、家の中がカビだらけに
なっちゃうのです。風がない日は家の中も外も湿度が高いので、そういうときは外にでてごまかすのが一番です。何の解決にもなっ
ていませんが、解決しようがないのでいいんです。
【夏】
いよいよ夏です。夏って若い頃は「すごく好き」でしたが、歳をとった今は「少し好き」です。なんだか小学生の恋愛のようですが、やはり夏の暑さというのは、身体にこたえますね。いやはや。
何がいやはやかわかりませんが、暑いし、海は混んでるし、道は混んでるし、でも夏の海というのは過ごしやすいし、ビールはう
まいし、台風が来た時のサーフィンは楽しみだし、夏休みもあるしという感じで「少し好き」です。
さっきから暑い暑いといっていますが、都心や内陸のような、ベトつくムッとする暑さ、とは違います。風が吹いていれば、そんなに暑くありません。そりゃ高原のような涼しさではありませんが…
特に朝晩は夏でも肌寒いほどなんです。
みなさんこういう経験はないですか? 海辺の旅館に泊まって、暑いので窓を開け放しにして寝たら、朝涼しくて目が覚めたなん
ていうこと。それと同じような状況です。
というわけで海辺の夏の攻略法は、日中の陽がガンガン照っている時間帯に、海に浸かって「うーん」なんていいながらやり過ご
すことです。そうすれば夕方は海風が気持ちよくて、夜になれば涼しく、朝は爽やかです。ちなみに我が家では、夏、冷房を使った
ことがありません。なくてもなんとかなります。
夏の相模湾は、やはり濁りがあります。それに加えて台風が来たりすると海の中がかき混ぜられて、さらに濁ったりします。ダイ
バーにとっては、あまり面白い海とはいえないでしょう。ただ、暖かいし、魚はわりといるし、チョウチョウウオとかクマノミなん
て暖かい海の魚も見られるので、透明度さえ我慢すれば結構楽しいんですよ。
サーファーも波がなくても暑いから涼みがてら海に入るという人もいるんではないでしょうか? そういう楽しみ方だっていいで
すよね。
さて、シーカヤックやセイリングは夏ってつらいですよね。オンボードのウォータースポーツは暑すぎます。ぼくは暑くなったら
海に飛び込んで、また乗るということを繰り返して凌いでいます。あんまり暑い時は海に飛び込んだまま、シーカヤックを押してバタ足をしたこともあります。一生懸命バタ足をやったのは小学生時代のプール以来ですが、途中でバカバカしくなって、普通にシーカヤックに乗ることにしました。
夏は木々も茂り、草も成長し、虫もでます。折々に枝を剪定したり、草刈りをしなければなりません。でもぼくはズボラなので、
月に1回くらいしかやりませんが…
それだけじゃなくて、ぼくの住んでいるあたりは森も近いので、蚊、ムカデ、クモ、ゲジゲジ、ゴキブリ、蝉、蜂、ヘビ、モグラ
、リス、タヌキなどなどが出ます。ぼくはもう慣れてしまいましたが、虫や動物が嫌いな方にとってはツライ環境かもしれません。
ちなみにゴキブリは、自然の淘汰が働いているせいか、東京に住んでいた頃に比べて少ないです。ネズミも見かけません。
もうひとつちなみに、窓を開けて寝ているので、夏は蝉の音で目が覚めます。
でもまあ自然が豊かということで、これが本来の生活なんだと、そういうことがない都会の暮らしが異常なんだと、考えるように
しています。
【秋】
10月頃までは結構暑いですよね。9月下旬は、まだまだ夏という感じです。秋を感じ始めるのは10月も下旬になってからでしょう
か。ってかなり自分目線で書いていますが、「ちがうだろ」と感じている方がいるかもしれません。
体感的な季節の変わり目というのは、幾度かの台風が来て、南風が西風に変わる頃。そこが夏と秋の境目です。
この時期は、やはり「宝の日」があります。陽射しは強すぎず、風は爽やか、気温もほどほどという感じ。外にいるのが気持ちよ
くて、一日中海で遊んでしまいます。ただ、春の「宝の日」と違うのは台風がときどき来るということと、「宝の日」の出現回数が
だんだん減っていくということ。
台風が来るのはサーフィンができるのでイヤではありませんが、「宝の日」が減っていくのが切ない、です。夏の終わりと冬の訪
れを予感させるからでしょうか。
秋の海は、夏の濁りが収まって、だんだん透明度が増していきます。ですが、寒すぎず、魚も多く見られるというわけで、ダイバ
ーにとっては貴重な季節です。相模湾付近は11月までウェットスーツで潜れる、つまり水温は20℃以上あるし、水も抜けているし、
魚も多いというわけで、9月、10月、11月はできる限り、いや、かなり無理をしても、休日はダイビングに行きたいところです。
で、台風がきたら一転サーファーとなって波に乗るというのが、ぼくの秋の海の楽しみ方です。この貪欲さ、節操のなさがぼくの
数少ない長所だという人もいたりいなかったりします。
さてさて、ほとんど雑談でしたが、もしかしたら海辺に住みたいと思っている方には、少しは参考になるかもしれません。そうなることを願っています。
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実はガーデニングをしています
恥ずかしながら、ぼくは庭いじりをします。いわゆるガーデニングっていうヤツです。なんで「恥ずかしながら」かというと、ぼくがガーデニングをするようなキャラではないからです。
休日は朝からウォータースポーツをしまくり、夜はガンガン酒を飲んで酔っぱらっている50過ぎのオジサンなんです。そんなオジサンがガーデニングをしているって、ちょっと恥ずかしい気がしています。同僚に話そうものなら「プッ、ガーデニング。お前が…」と軽く失笑されそうなくらいな言葉です。
それでも本当にやっているので、ガーデニングではなくて、庭いじりとか土いじりとか呼ぼうと思います。
なぜ庭いじりをするのかというと、それには理由があります! ちゃんとした理由があるんです!
土をいじり、水をやり、草木を剪定し、雑草を刈っていると、なんとなく気持ちが穏やかになるんです。やっている間は頭で何かを考えることがなくて、目先の作業に集中しているので、気持ちが軽やかになります。おそらく瞑想とか茶道に近いメカニズムが働いているんじゃないかと思ったりします。
また、自分の手をかけた草花が成長すると「大きくなったなあ。頑張ったなあ~」などと感無量です。我が家の子供は社会人になって独立したし、ペットは飼っていないので、何かを育てる喜びというのは、ぼくにとっては庭いじりしかありません。
ぼくの家は相模湾に面した海辺にありまして、関東圏では比較的温暖といってもいい場所です。なので庭に植える植物もちょっと独特かなーって思うときがあります。というのも潮風があるので、塩に強い植物じゃないと育ちません。それに夏は陽射しがかなり強いので、ヤワな花などは枯れてしまいます。「日向を好む」なんて説明書きに書いてあっても、我が家の強烈な陽射しの元では一発でヤラれてしまいます。
たとえばハーブとかある種のバラとかハイビスカスとかはなんとか育ちます。季節の花々はたいてい嵐や台風が来ると潮風で枯れてしまいます。
何が根付いて何が枯れてしまうかわからないので、植えてみて様子を見る感じです。その結果、我が家の猫の額ほど狭くはないけれど、全然広くない庭には、過酷な自然環境の中で生き残った精鋭達が並んでいます。
先ほども書きましたが、ぼくは庭いじりの作業自体が好きです。手を動かし、身体を動かし、草花に触れることで、無心になれるところが好きです。
一方で妻は草花は好きだけど、強い陽射しの中で、蚊に刺されながら、土いじりをするのは嫌いです。そんなわけで、たとえばホームセンターのガーデンコーナーなどで「この花がカワイイ! このハーブ植えてみたい!」などと、なにを勘違いしてるんだか昭和の女子大生みたいなテンションで花を買うのは妻でして、買ってきた後「この花はそこの隅に植えて…」などと指示するのも妻です。そして実際に土を起こし、肥料や土を入れて植えるのは、ぼくになります。ここに、なんということでしょう、何世紀も前になくなったはずの奴隷制度が、我が家では厳然と残っているという現象が起きます。何も知らない人が、我が家の庭いじりの光景を見たらたぶん絶句することでしょう。
それでもいいんです。自分の手をかけて育てた草木が咲き誇っている庭を眺めながらコーヒーなどを飲んでいる時は、ココロが充実感で満たされるんですから。
くさやって好きですか?
突然ですが、みなさん、くさやって好きですか?
ぼくはこの質問を様々な場所で発してきました。特にダイバーの飲み会などで、くさやの話しを振ってみました。
一般の人が多い席では、大ブーイングでした。ダイバーという海が好き、島が好きな人が集まる席でも好きな人は1割、匂いを嗅ぐだけでもダメという人が9割でした。
くさや好きはかくも少数派なのです。少数派というだけでなく、「変わった人」と見られているようなんです。時にはくさやを食べたら近づいてしゃべらないでくれという迫害まで受けるのです。
くさや好きに生まれてきたことを悔やむこともありました。縷々落ちる涙でハンカチを濡らしたこともありました。
ぼくも最初はくさやはダメでした。あの匂いがダメでした。でも今は大好き。
その転換点になったのが、伊豆大島のダイバー向けの民宿で食べたくさやです。島の人は実に上手にくさやを焼くんです。そのとき食べたくさやはこれまでのくさやとは別物でした。ほっくりした身、ブルーチーズのような匂い、口の中に広がる旨味。
それからぼくはくさやのファンになり、伊豆諸島のほとんどの島のくさやを食べました。
くさや好きには常識ですが、くさやは島によって匂いや味が違います。また主に使う魚も違います。ぼくの経験では新島のくさやが一番難易度が高く、っていうかとても臭くて、大島などはマイルドです。
三宅島にいたっては、火山噴火の際の全島民避難でいったん三宅島のくさや汁が絶えてしまって、帰島が解禁された際に新島のくさや汁をもらってきて、新たにくさや作りを始めた、なんていう話しも残っています。伊豆諸島ではくさやは伝統のある「わが島の食べ物」なんです。
伊豆七島に行くと、ぼくは「くさやの味がわかるヤツ」ということで島の人から快く迎えられるのです。
くさやを今まで食べたことがない方は、ぜひ一度、島の人がやっている居酒屋などで食べてみてはいかがでしょうか?
やっぱり伊豆が好き
ぼくは海が好きで、三浦半島の海辺の田舎町に住んでいます。
それにもかかわらず伊豆も好きです。地元の海ももちろん好きですが、伊豆もすきです。伊豆の中でも南伊豆が好きです。月に1回以上は、スキューバダイビングとかシーカヤックをするために伊豆に行きます。
伊豆に行かないと、指が震えるとか、汗がすごく出るなどの禁断症状を発症します。というのはウソです。
でも、あぁしばらく伊豆に行っていないなぁと思ったら、至急予定を確保して伊豆に行きます。
なぜぼくはそんなに伊豆が好きなんだろう?と考えてみたんですが、思い当たることが一つだけありました。
ぼくは大学生のときにスキューバダイビングを始めたんですが、それが東伊豆の赤沢というところでした。それ以来、社会人になって結婚するまで、毎週のように赤沢や八幡野やIOPに通っていました。その頃の癖が今も残っていて、伊豆に行かないと、なにかしら寂しい感じがするんじゃないのかなって思います。
なにせ大学生の頃から社会人になって数年の頃って青春真っ只中(昭和な言い回しですね。それに真っ只中ではないですね。青春後半とか青春の晩年という感じでしょうか)じゃないですか?
そのときの思い出ってやっぱり自分の中で美化されているというか、「あの頃はよかったなぁ」という感じになっているわけです。その思い出と、伊豆の地が結びついて、伊豆が好きなのかなって思うんです。
そんなわけなので、伊豆に行くとなると、前の晩から海遊び道具を車に積み込んで、身体のコンディションもばっちりにして臨みます。
伊豆は道が混むときがあるので、ちょっと早めの5時くらいには出発するようにしています。
海沿いの切り立った山裾に作られた道を曲がりながらドライブするのも楽しいものです。
たとえばスキューバダイビングだとすると、潜る場所は、ぼくの場合IOPが多いんですが、7時くらいに川奈に着きます。そうするとちょうどガストが開店するので、そこで朝飯を食べて、コーヒーを飲みながらゆっくり雑誌を読んだりして時間を調整します。で、8時くらいにIOPに集合してスキューバダイビングをします。ダイビングが2本終わったら、伊豆高原あたりの魚がおいしいお店で、遅めの昼ご飯を食べます。
まだまだ時間があるので立ち寄り温泉に行って、ゆっくり温泉に浸かります。ぼくは長風呂なので1時間半は温泉に入っています。
温泉から上がったら、休憩所でノンアルビールを飲みます。ゴクゴクゴクと飲みます。これがうまいんですねぇ。
まだまだ時間はあるので、海が見えるカフェに寄ったりします。ときには駐車場のある港に車を停めて、アウトドア用のテーブルとチェアを出して、バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れることもあります。海を眺めながらゆっくりお茶をする時間も大好きです。
それで夕方になったら湯河原あたりのやっぱり魚がおいしいお店で夕飯を食べます(魚が好きなんです)。できれば夕暮れの海が見える店を選ぶようにしています。夕方から夜になる時間の海と空の色というのはなんともキレイなものです。
そんなこんなで帰路に着きます。
伊豆日帰りの旅はこんな感じです。わずか一日ですが、伊豆に行って、海に潜って、温泉に入って、おいしい魚をいただくというだけで、ずいぶんリフレッシュできます。やっぱり伊豆はいいなぁと思います。

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書斎? 海遊び道具入れ部屋?
ぼくの家には、一応書斎があります。書斎からは一応海が見えます。
その書斎は、ぼく専用というわけではなく、家族の書類を保管しておくエリアと、妻とぼくが書き物やパソコン仕事などをする部屋です。
で、その書斎なんですが、ぼくの服などが収納されているクローゼットがあります。下着からスーツまでそこに保管されています。
一般の書斎と違うかな?と最近になって気づいたんですが、いわゆる書斎部分以外には、海遊び道具がぎっちりあるんです。
ウェットスーツ、ドライスーツ、サーフィン用のウェットスーツ、パドリングジャケット、下半身だけのウェットスーツ、ウインドブレーカー3着、ミッドレイヤーのウェア、海遊び用の撥水下着、撥水ズボン、ダイビング器材一式、シーカヤック器材一式、ドライバッグ8個、サーフィン用のワックス、リーシュコード(ショートボード用)、リーシュコード(ロングボード用)テント、アウトドア用マットレス、タープ、アウトドア用の折りたたみ式テーブルとチェア6個、防水ライト3個…もういい加減にした方がよさそうなのでやめておきますが、いいたいことは書斎部分の8割くらいを海遊び用具が占めていて、しかも海遊び用のウェアが、仕事用のスーツよりも遙かに多いということです。もう30年くらい社会人をやってるのに!
これは書斎といっていいのかな?と最近思うようになったんです。これを書斎と呼ぶと、聞いた人に誤解を与えるでしょう。たぶんアウトドア用のクローゼットとか海遊び道具入れ部屋と呼んだ方がいいような気がします。
たぶん予想ですが、ぼくの家のように海に近い家で、家主がウォータースポーツをする人の家はわりとぼくの家に近い部屋があるはずです。たぶん…
海辺をノンビリ散歩する
ぼくは休日はたいていウォータースポーツをするために海に出ています。が、海が荒れてウォータースポーツができない日もあります。そんな時は海辺をノンビリ散歩したり、サイクリングしたりします。
ぼくは喘息持ちなので、ジョギングはできないんですね。最近太り気味なのでちょっと身体を動かしたいんですけど、残念!
海辺を散歩していると、それはそれで気持ちいいんです。
海の色を眺め、広い空を眺め、潮風を胸いっぱいに吸って、太陽の光を浴びる、その一連の状態が気持ちいいんだと思います。
気になる貝殻があったら拾って、今まで通ったことがない道を歩いて、途中のカフェに寄ったりして、ダラダラ、のんびり歩きます。別に先を急ぐ必要はありませんから。
そんな風に休日を過ごすと、家に帰ってきたとき充実感があるんです。やはり海にいる間にリフレッシュできていたからかな?って思ったりします。
海にいる人はみんな楽しそう!
ぼくは海が好きなんですが、海が好きな理由は108つはあるんですが(たぶん)、そのひとつに「海にいる人は、みんな楽しそう」というのがあります。
それはやっぱり海が好きな人が海に来ているから、当然そうなるんでしょうけど、それ以外にも海の力というのもあるんじゃないかと思うんです。
海の広さ・青さ、空の広さ、太陽の光、潮風、波の音、砂浜の感触、人口密度が低いこと、非日常の感覚…そんないろいろな条件が重なって、みんな楽しそうなんじゃないかなあって想像します。
で、楽しそうな人が多い場って、やっぱりみんな楽しそうになって、それを見ているぼくも楽しくなるわけです。
波打ち際を子供が駆け回って、犬を散歩させている人がいて、ビーチチェアに寝そべって焼きに入っている人がいて、サーフィンする人、SUPをする人、シーカヤックをする人、シュノーケリングをする人など、みんな楽しそうです。こんな平和な日々がずっと続くといいなあと思ったりします。

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