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風が通る道



 海でウォータースポーツをすると自然の様子に敏感になります。それはウォータースポーツをより楽しむことや、自分の身を守ることに直結しますから、当たり前といえば当たり前かもしれません。
 たとえば風なんですが、海をシーカヤックでパドリングしていると、風が通る道があるのがわかります。
 たいていは陸側に山がいくつか連なっていて、その間に谷があって、谷の部分から風が吹き出てくるというパターンが多いですね。
 それから岬を越えるあたりにも風の道があったりします。
 風の道は、風が吹いているところの水面にさざ波が立ったりしますからそれでもわかります。もちろんさざ波が分かるくらい海が凪いでいる日に限りますが…
 風の道は、パドリングしているとその道の部分だけ、風が強くなります。一瞬あせるんですが、周囲を見回すとその部分だけが波だっているので、その部分を漕ぎ渡ってしまえばなんてことありません。
 セイリングやウインドサーフィンをする人は、風の吹いているところ、ブローが吹いているところを見つけるのがもっと上手です。
 こんな感じでウォータースポーツをしていると、自然の様子に敏感になるんですが、その敏感さは陸にいるときにも発揮されます。なので陸でも風の道を見つけたりします。やはり谷間や川に沿って風が吹くことが多いようです。よくわからないのは高層ビルの近くでして、高層ビルの真下は間違いなく風が強いんですが、高層ビルが林立している街などは、高層ビルとビルの間で渦巻くような風が吹いていたりします。
 自然の様子に敏感になると、普通なら見逃してしまうようなことを感じ取れて、ある面では豊かな日々が送れるといえるかもしれません。

◆風の読み方をガイドした本をピックアップしてみました



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