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シーカヤックの楽しさ



 ぼくはサーフィンとシーカヤックとスキューバダイビングと船に乗るということをやっています。 
 今回は特にシーカヤックのことについて書きたいと思います。
 ぼくがシーカヤックを始めたのが1999年のことでした。なので24年間やっていることになります。
 シーカヤックを始めた理由のひとつ目は、もともと野田知佑さんの本が好きでしたから、自分もいずれはやってみたいと思っていました。
 もうひとつ理由がありまして、それはサーフィンが関係しているんです。ぼくは1992年からサーフィンを始めたんですが、主に湘南の鵠沼とか辻堂あたりでサーフィンをしていました。そして日本の湘南のサーフィンの堅苦しさに、少し嫌気がさしていたんです。
 サーフィンは波があるところでやるんですが、同じポイントでも、より波が高い場所にみんなが集まるんです。そして波に乗る順番というか、その波に誰が優先的に乗るかも決まっているんです。そのルールを守らないと喧嘩になることもあります。
 湘南でサーフィンをした方なら分かると思いますが、波がブレイクするラインに、ずらっとぎっちりサーファーが並んで、さして大きくもない波を待って、いい波がきたら大勢のサーファーがそれを取り合うのです。なんとも窮屈な感じなんです。
 そんな、せせこましいサーフィンをしているときに、ある日鵠沼でサーフィンをしていると、沖をシーカヤックでスイスイ漕いでいくシーカヤッカーを見ました。すごく自由そうな感じがして、いいなと思ったのが、ぼくがシーカヤック始めた理由のふたつ目です。
 実際シーカヤックをしてみると、サーフィンとは違った面白さがあるのがわかりました。確かに自由なんです。サーフィンのように波に縛られる必要もないし、船舶免許が必要な動力を乗せた船のようなルールもないんです。大きな船のように着岸するための桟橋も必要ありません。SUPよりも荷物が積めて、ダブルブレードのパドルで漕ぐので効率がよくスピードもでて長距離も漕げますし、海上での安定性も高いのです。何よりも、シーカヤックには旅とか冒険とか自由という要素が含まれているんだと気がつきました。それがぼくを惹きつけました。
 シーカヤックにキャンプ道具を積み込んで、人が来ることができない入江や無人島に上陸し、そこでまったく独りでキャンプするということができるんです。仮にそれを繰り返していけば、日本沿岸一周もできることになります。そんな自由さと可能性は、ぼくをワクワクさせました。
 早速中古のシーカヤックを買って、シーカヤックの入門書を手本に、漕ぐ練習をしました。そしてだんだん遠くへ、多少荒れた海でも漕ぐことができるようになったんです。
 そしてそれまで時々使っていたキャンプ道具や水や食料を1泊分積んで、シーカヤック1dayツーリングに出発しました。
 目標としている浜は、人が陸路から立ち入ることができない、小さな入江です。入江に着いたら、テントを張って、荷物をテント入れました。そしてコーヒーを飲んでひと休みです。やってみて気がついたんですが、他人が来ないことがわかっていると、心理的にとても安心でき、開放的になります。ぼくの場合は寂しくはなりません。一人行動が好きなんです。というか一人で周囲に気兼ねすることなく居られる心理的な自由感は、これまでに味わったことのないものでした。これを契機にぼくは単独シーカヤックお泊まりツーリングに行くようになりました。

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