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自然の中での自分、そして生き方




 海を眺めながらボーッと考えることがあります。
 生きるときに辛いとか苦しいことは多々あります。それは誰もがそうなわけです。ただどの程度辛いと感じるかはその人の考え方次第だったりします。
 客観的な状況が大変だとしても、―例えば自分が重病であるとかが、肉親が重病であるとか、勤務先が倒産して収入がなくなるとか―それをどの程度辛いと受けとめるかはその人次第です。
 そのあたりは様々な先達が心の持ち方を書いておられます。中村天風、山岡荘八、松下幸之助…
 先達は立派な方ばかりですが、一般人のぼくらでもちょっとした心掛けで幸せになることができます。
 例えばこんな人と一緒に仕事をしたことがあります。
 職場で自分は普通くらいに頑張って、ミスもしていないし、業績も上げている。上司へのゴマすりもばっちり。なのにイマイチぱっとしない。部下がついてこない。周りの評価が高くない。そんな人が職場に一人くらいいますよね?
 こういう人は自分の持つ世界観が周囲とズレているんですよね。もう少しいうと、周りの人は、経験によって多面的な物の見方や価値観を身につけて、いろいろな立場の人の気持ちを推察できるようになっているのに、この人の場合は、精神的な成長が周囲の人に追い付いていないんですね。
 精神的な成長という視点で、いろいろな人を見ていると能力や年齢とはあまり比例しないみたいですね。
 こういう人が近くにいた場合の対処法は、敬して遠ざけるのが一番です。近づくと中身が子供なので、ろくな目に遭いません。
 ではどうしたらそういう人にならないでいられるか?
 これは苦労すれば大丈夫。苦労人にそういう人はまずいません。それから体育会に入ると先輩、同僚、後輩に揉まれますから、そういう人になる可能性は低くなると思います。
 海とか自然とかそういう命がかかっている場所で、チームワークで行動するスポーツをやるのも効果的です。
 海などの自然は、刻一刻と状況が変わり、それらに注意を払いつつ、瞬時に判断をくださなければなりません。また、メンバーの体力、性格、癖などを頭に入れて、こういう状況ではあいつはたぶんこのように行動するはずだ、みたいなことを考えなければならないので、先ほど書いたような人になることは少ないと思います。
 そして自然を相手にするというのも大切だと思います。
 とにかく自然の力はときに圧倒的ですから、その強さを目の当たりにすると、人間の力の限界や弱さを感じずにはいられません。そうすると自然と謙虚になります。
 自然の恩恵を受けながらそこで生かしてもらっているという感覚です。
 それに自然の変化は人間にはどうしようもありません。こちらの都合とは関係なく変わります。それに合わせて生きていくしかありません。
 共通しているのは自分がどれほど努力しても、どうしようもない状況があって、そこでなんとか生きていくしかないという点です。周りを自分に合わせるのではなく、自分が生き延びるために周りの状勢に合わせる。そして気長にいつか自分のやりたいことができる方向に持っていくということです。
 ただ、己を殺して、忍従し、卑屈になれといっているのはありません。
 自分のやりたいことができるような時期を待つのだと思います。
 と、これまでいろいろ書いてきましたが、これはすべてぼく自身にいい聞かせるために、まとめているんですね。ぼくは忘れっぽいので、こうして何度も思い返すしかありません。









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