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ダイバーの立場からの安全情報 『事故に遭いたくない人のためのダイビング生き残りハンドブック』 





『事故に遭いたくない人のためのダイビング生き残りハンドブック』 中田誠著 (太田出版)


最近はダイビングしてても、自分で自分の安全に気を配る人が、以前よりは増えた気がします。
とてもいいことだと思います。

中田さんのこのシリーズは、そのきっかけを作りました。
それまではダイビングの指導団体やショップの発信する情報がほとんどすべての情報だったのですが、この本は、それらのサプライ側の情報に疑問符をつけ、ユーザーのための情報や普通のダイバーが知ることができなかった事故などの情報を提供しました。

なかなか良い本だと思います。


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田舎暮らしの体験談がおもしろい 『トカイナカに暮らす』





『トカイナカに暮らす』 五嶋 直美 (草土出版)



トカイナカ。都会に近い田舎の暮らしのことです。

作者の女性が、千葉の内房にある自宅の庭で、農作物を育てるノウハウがぎっしり詰まっています。

トマト、ナス、キュウリ、ジャガイモ…、そしてそれらの調理の仕方、保存食の作り方などなど、農業に関して素人の女性が試行錯誤して、農家の人に教えてもらいながら作物を育てていく様子が描かれています。ライフスタイル本というよりはノウハウ本といったほうがよさそうです。

素人が書いただけに、基本的なことから解説してあるので、園芸や農業の知識がない方もわかりやすいでしょう。

随所に都会に近い田舎暮らしの様子、美しい自然の楽しみ方が織り交ぜられています。海の話もでてきます。
田舎暮らしに憧れがあるのだけれど、どうやっていいかわからない、どんな暮らしになるのか不安、そんな方は一読をオススメします。とにかくやってみて、わかんなきゃ周りの人に訊いて、ガンバレばなんとかなるのよ、って背中を押してくれるでしょう。

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海辺で暮らす女性のライフスタイルって 『湘南スタイルウーマン・ウーマン』 





『湘南スタイルウーマン・ウーマン』 (えい出版社)


海辺で暮らしている女性のライフスタイルのタイプというのに、少しだけ興味がある今日この頃です。

なんだか煮え切らない感じですが、すごく興味があるわけでもありません。ただ自分の周りにいる女性(だいたい30~40代)を見ていて「人それぞれだな」と感じることが多いのです。

年中、陽に焼けてサーフィンをしている人、食材にこだわって料理にはまっている人、天然酵母のパン作りをしている人、子供の教育に熱心な人、服を自作している人、ガーデニングに凝っている人、インテリアにこだわっている人などなど、実にもう様々です。
ただ、自分の熱中できる対象がはっきりしていて生きいきしている人が多いということは、いえるかもしれません。
えーっと何をこんなに一生懸命語っているんでしょうか?ぼくは…

そうそう『湘南スタイルウーマン』という雑誌を紹介しようと思ったんです。この雑誌にも先ほど書いたような、自分の熱中できる対象がはっきりある女性が掲載されています。読んでいると「ああ、こういう人いるな」と共感します。

もともと『湘南スタイルマガジン』という雑誌がありまして、これがまあまあ売れているらしく、季刊で10年以上続いているんですね。それの女性特集号というわけです。

掲載されているのは、例えば中村亜希さん、土屋ゆみさん、奥田絵麻さん、他。有名な人ではなく、湘南でよく見かける活きいき輝いている人です。
湘南のファッションで有名な店も紹介されています。SUNSHINE+CLOUD、KICKAPOO、スポーティフ、ピュア ザ セレクトなどなど。

カフェやレストランの紹介では、子供連れでも行きやすい店という切り口です。これは小さいお子さんがいる方には役立ちますね。

きっと女性が読むともっと興味深く読めるでしょうし、男性が読んでも、自分の周囲の女性の様子と比べながら面白く読めます。


第2巻も出ているようです。ぼくは読んでませんけど…




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海辺でこんな写真集を読みたい 『sailing style』





『sailing style』 Tricia Foley (Clarkson Potter)


海辺の写真集、特に海外のもの、っていいですよね。風景が新鮮だったりしますし、人々の暮らしが、写真から伝わってきたりすることもあります。もうひとつ別の意味では、海外で制作された写真集というのは、日本の写真と色の出し方や印刷が違っていて、同じ風景でも新鮮に感じます。構図やデザインも少しオシャレだったりして、そういうのもいいものです。

今回ご紹介する写真集は海外のものです。
写真と短い文から構成されていて、写真は海辺の風景、住まい、インテリアなどについて、テーマごとにまとめられています。文章は著者のナンタケット島での幼少の頃からの体験が書かれています。ナンタケット島というわけで、風景はアメリカの北大西洋岸のものです。

アメリカの海辺の風景だとついついカリフォルニア、フロリダ、シアトルを思い浮かべてしまいますが、ボストンのあたりの海辺の景色というのも、なかなか味がありますね。リゾート地なのに陽光燦めくという感じではなく、少し枯れたというか、暗めというか、寒めというか、漁村っぽいというか、うまくいえませんが、まあそこは写真集をご覧ください。

部屋のインテリアを海っぽくしたい方にも参考になる一冊です。ランプシェードに何気なくヨットの透かしが入っていたり、カーテンにマリンブルーと白のボーダー地のものが使われていたりと、なかなか普通のインテリア雑誌では見ることができない内容です。

酒を飲みながらパラパラとページをめくっていると、遠い地の風や波の音が聞こえてくるような気がします。そして作者が幼少に過ごした海での日々に気持ちを寄り添わせると、自分の幼い頃の、やはり海での想い出とそれにまつわる様々な出来事と感情が、懐かしくそして切なく蘇るのです。

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南の島移住者の体験談が参考になる 『南の島に住みたい!』





『南の島に住みたい!』  いのうえりえ (東洋経済新報社)



Amazonを覗いていたら、なんだか魅力的なタイトルの本があるではないですか…
早速注文し、読んでみました。

メインは沖縄や南西諸島にIターンした人、数人の事例紹介です。奄美大島、屋久島、沖縄本島、宮古島などに移住した人の苦労と感想が紹介されています。

やはりみなさん苦労されているのは、移住後の職業のようですね。沖縄本島や奄美大島くらい大きな島になると就職先もあるようです。小さな島では農業やペンションなどのサービス業などの自営で暮らしている方が多いようです。

都会の、時間と仕事に追われる人生が違うと感じて、自分は島暮らしの方が性に合っていると思ったら、いろいろ心配事はあるにしても早い時期に決断して移住した方がいいのだなと感じました。

以前このホームページでご紹介した、『いつかは海辺の家で暮らす』は、裕福な人たちのリゾートとしての海辺暮らし、あるいは定年退職後の居住地としての海辺暮らしが書かれていました。基本的には生計の心配はいらないという前提です。
しかしこの本はもう少し若い世代、生計を考えなくてはならない人たちに向けて書かれています。

それから海辺暮らしをするにあたって現実に必要なノウハウ、例えば家をどうやって見つけたのかとか、地元の人とどうやってうまくやっていくのか、というようなことも記載されています。そのわりに、海辺の暮らしのいいところや夢についての記述が少ない気がします。
あと、鹿児島・沖縄・伊豆諸島・小笠原諸島の島情報が巻末にまとめられているので、簡易シマダスのように使うことができます。

ぼくもすぐにでも南の島でカフェを開きたいと思いました。

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自分の島が欲しい! 『何もなくて豊かな島』





『何もなくて豊かな島』 崎山克彦著 (新潮文庫)


「南の小さな島を買って、プライベートビーチみたいにプライベートアイランドにして、のんびり暮らしたい」と、海好きなぼくは、よくそんなことを空想します。 それで「おれは、さだまさしかよ」と自分を突っ込んだりします。

でも冗談じゃなく、本当にそれをやちゃった人がいます。

この本を書いた崎山さんは、フィリピンの小島を買っちゃってます。
そいでそこで暮らしてます。
凄いですねー。凄過ぎ。
ハリウッドスターか会社の社長かと思ったら、この方は、元出版社のサラリーマンで、いわゆる第二の人生を、南の島で過ごしておられるのです。

チャーンス。ぼくにだってもしかしたらできるかも。

南の島ののんびりした暮らし。島の住民(元々住んでいた住民の方も引き続き住んでいるのです。別に召使いとしてではなく)との交流。
そんな日常が書かれています。

島の暮らしの本はシリーズで何冊かでているようです。ぼくは読んでないけど。

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役立つのは釣り人だけじゃない 『空から見た釣り場マップ』




『空から見た釣り場マップ』 海釣り同好会著 (ブラッド)


 車で初めて訪れる海。海岸に出たいのだけれど、どの道を行ったらいいのかわからない、という経験はありませんか?
 細い道があるけれど行けるのかわからない、行き止まりだった時にUターンできるかわからない、という経験はありませんか?
 ぼくは海に車で行くことが多いので、よくそんな思いをします。知らない細い道をどんどん進んで、その先が行き止まりでUターンもできず、ヒヤッとしたという経験が何度もあります。ぼくの車にナビは付いていませんし、そんな細い道はナビでもでてきません。
 でもまだ行ったことのない海に行ってみたい。

 シーカヤックをしていると、あの岬を越えた先がどうなっているのか知りたいことがあります。
 事前に海図を見ておけばいいのですが、それをしなかった場合に、岬を越えて安全かどうかは大切なことです。
 たとえば、岬を越えた先にずっと断崖絶壁が続いているとしたら、その先に行かないかもしれません。

 釣りをする方は、海岸の岩場がどうなっているか、行けるのか、知りたい時がありませんか?
 防波堤があれば、その防波堤が立ち入れるのか知りたい時がありませんか?

 そんな方にはこの本はオススメです。

 航空写真で海岸の地形がどうなっているかわかりますし、海へのアクセスルートも駐車場もトイレも書いてあります。
 別の出版社からも同種の本が出ていますので、一度大きな書店でパラパラ見比べてみるといいですね。
 ぼくは写真が大きいこの本を選びました。岩場の様子なんかも見えるので、歩くルートを検討つけたり、根がどうなっているか想像しやすいんですね。ルーペで見るとかなり細かくわかります。

 写真が多いのでしょうがないですが、値段が高いですね。

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薪ストーブって憧れちゃうな 『チルチンびと 64号』





『チルチンびと 64号 五感で味わう火』 (風土社)


定期刊行されている雑誌ですが、今回は薪ストーブ特集なので買いました。1冊の8割くらい薪ストーブについて書かれています。
もちろん初心者向けの内容です。

ぼく自身は相模湾に面した海辺に住んでいます。寒い土地に住んでいる方にとっては薪ストーブというのは必需品のようですが、ぼくは正直冬でもそこまで寒いと感じたことはありません。実質的には薪ストーブは必要ないんですが、なんとなく憧れてしまいます。
囲炉裏でも暖炉でもいいのですが、家の中でみんなが集まる中心のような場があるといいなあというのと、よく燃えている火を見るのと癒されるといわれますが、なんとなくわかるような気がするのです。
設置の工事や薪の入手や火をおこす手間とかメンテナンスとか火事の心配とかいろいろあるんでしょうから、欲しいからすぐに手に入れるという感じでもありません。
ただ、なんとなく、憧れているというだけです。

さてこの雑誌は、薪ストーブのある家が何軒か紹介されています。それから薪ストーブの種類やメンテナンスなどについて書かれていますが、それほど具体的な内容ではありません。
例えば設置工事費用とか設置可能な場所とかメンテナンス費用とか薪の入手先とか、薪割りの手間とか…そういうことは詳述されていません。
たぶん本気で薪ストーブを設置したいと考えている方には、他にもっと良い本が出ていると思います。
ただ、いつか欲しいなと憧れているぼくにとっては、なかなか楽しめる内容でした。



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ちょっと仕事で疲れちゃったときには…この本 『休日手帳』




『休日手帳』 佐藤 伝著 (ビジネス社)


 名前だけで惹かれてしまう本です。
 薄手で、綺麗な写真と元気がでる短い文章で構成されています。
 なのであっという間に読めてしまいますが、折々に本棚から取り出して、パラパラと読むと元気が出てきます。
 ちょっと相田みつおチックですが、そこまで説教くさくない、ぼくらと同じ目線で書かれています。
 美しいカラー写真と共にリラックスできる短文が載っています。たとえばこんな感じ…

「『体を使って遊ぶ』
 体と心は連動しています。体がだるかったりちょっと調子が悪かったりすると、それだけでやる気が起きてこなくなってしまうもの。
 成功習慣とはじつは「快」習慣です。脳に気持ちいい「快」情報をたくさん届けるには、頭であれこれ考えるより、体でハッピーになること、それが早道です。以下略」

 そんな感じで、最近ちょっと疲れちゃったな、という方にはオススメです。


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波フェチにはたまらないです  『海の波を見る』




『海の波を見る』 光易 恒著 (岩波書店)


 この本は大学で波の研究をしてきた元教授が、論文っぽくなく、読み物として書いた本です。
 写真(もちろん波の)とそれに関連した短文から構成されています。

 波を研究している人は当然いるんでしょうけど、その業績はどう評価されていたのか、研究成果はどのように活かされたのか、ちょっと心配になってしまいますが、それはともかく様々な波のようすが写真で表されています。

 ぼくも海好きで、いろいろな波を見てきましたけど、初めて見る波がいっぱいありました。
 イヤハヤこだわっている人はいるもんですねえ。
 まさに波フェチ、波オタク、波ソムリエ…

 激しい三角波、美しいさざ波、ふたつの波長の波が重なったものなどなど。

 この著者は本当に波が好きなんだな、それでそれがライフワークになったんだなと納得できます。
 海が好きな方、波が好きな方、一度ご覧になってはいかが?

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