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潜水前 ダイビング器材安全チェックリスト



 スキューバーダイビングを長いことやってきて、器材のトラブルにあったこともありますし、バディやチームの誰かが器材トラブルに直面した様子を見たこともあります。
 その経験は以前まとめました。
 今回は潜水前に器材のどのポイントをチェックすれば、そうした器材トラブルを避けられるかを考え、チェックリストにしてみました。
フィンストラップが切れるおそれがないか
フィンはへたっていないか
レギュレーターは呼吸できるか
レギュレーターはフリーフローしないか
オクトパスは呼吸できるか
オクトパスはフリーフローしないか
ゲージと高圧ホースからエア漏れはないか
ゲージのガラス面にひびなど割れる兆候はないか
1stステージからエア漏れがないか
BCにエアを入れて、エア漏れがないか
BCの排気バルブは締まっているか
BCのエアインボタンは戻るか
BCのエアエキジットボタンは戻るか
BCにキズや裂け目がないか
BCのバルブのネジにゆるみがないか
BCの浮き袋部分に亀裂などないか
マスクストラップに切れる虞はないか
マスクフレームにひび割れがないか
ダイブコンピューターは作動するか
ウエイトは適正か
高圧ホース、低圧ホースにキズや裂け目がないか
高圧ホース、低圧ホースの接続部分からエア漏れがないか
タンクのOリングが劣化していないか








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スキューバーダイビングを趣味として、若い頃からこれまでのこと




 いやーこの間まで大学生で、会社でも若手で、飲み会のセッティングしたり、飲み会後の送りのために上司やお客様のタクシーの配車とかしていたんですが、あっという間にオジサンになってしまい、自分がされる側になってきました。
 たぶんオジサンが自分のことをオジサンと自覚していないのは、この間の忙しさと時間の経つのの速さのせいだと思います。
 まず仕事が忙しくて時間の経つのが速いですね。それから結婚して、子供ができるとさらに時間の経つのが速くなります。
 ぼくの会社でワリとというかかなりみんなに嫌われている管理職がいるんですが、この人は趣味もなく、独り者で、親しい仲間もいなくて、部下のプライベートをネットやSNSを検索して、その行動をこまめにチェックして上司にチクっているという、もうなんというか、ぼくが会った人のなかで最も不可解な性格の人なんですが、この人などは暇だからこういうことをするんではないかなーと思います。
 そんなに暇なら趣味を持ったり、ボランティア活動をしたりすればいいと思うんですが、そういう外向きの性格なら、そもそもこういう人生にはならなかったでしょう。
 自分の子供がこんな風に育ったら、ぼくは子育て失敗宣言をして、頭丸めて高野山で修行してご先祖様に懺悔しなければならないでしょう。
 さてさて話が横道に逸れました。元に戻しましょうね。
 ぼくはスキューバーダイビングを大学生の頃から続けているんですが、ダイビングってだいたい5人以内のチームで潜るんですよね。で、しかも相方としてのバディがいるという状態です。本当はバディ同士で潜ればいいんですが、今の日本(海外のリゾートも)では、ガイドがいて道案内をしてくれて、その後をみんながゾロゾロついていくダイビングスタイルが普通になっているので、数人のチームになるわけです。
 このチームは、その日ダイビングサービスに集まった人をサービス側のガイドが適当に振り分けるんです。たとえば2人できている女子なんかが離ればなれのチームになることはありませんし、なんとなく若い子は若い子同士でチームになることが多いわけです。
 まあ、それはガイド側の心理からすれば、お客様にできる限り盛り上がってもらいたいわけで、当然そうするでしょう。ぼくもたまにお手伝いでガイドをしますが、やっぱりそうします。
 1990年代にスキューバーダイビングが若い人の間で流行ったのは、やっぱりそういう出会いの場としての機能があったからという面はあると思います。
 ぼくも若い頃は、若いグループに混ぜてもらえたんですが、今や絶対にオジサングループに振り分けられます。
 そういう時にも、自分の年齢を感じてしまいます。別にオジサン同士は気楽でいいんですが、若いグループが「キャッキャッ」っていいながら、独特の楽しい盛り上がりをしていると、オレも混ぜて欲しいなあと思います。
 これはぼくの人格に関わることなので、きちんと書いておきたいんですが、この混ぜて欲しいというのは、自分が若い子にもてたいという邪な思いやタテシマな思いがあるわけでなくて、若い雰囲気の中に混じって、自分も若い頃のノリを取り戻したいという気持ちなのです。
 そこはキチンと表明しておかなければなりますまい。
 ぼくがスキューバーダイビングを始めたとき、オープンウォーター講習のインストラクターは、かわいいちょっと年上の女性でした。陽に焼けて健康そうで明るくて痩せていて長い髪がサラサラでって、長くなるのでやめましょう。まあ早い話、ぼくのタイプ(ぼくは運動神経のいい、活発な女性がタイプみたいです。最近自覚しましたけど…)だったわけです。ぼくはその後、ダイビングにはまり、PADIの講習をダイブマスターまで取ることになるんですが、その理由の一部には、この女性インストラクターの影響があるノではないか、とアメリカの有力シンクタンクは分析しているらしいです。
 ダイビングがうまくなって、女性インストラクターに褒められたり、他のゲストのケアを頼まれたり、アイコンタクトができるようになったりするのが、疑似恋愛的に嬉しかったのを憶えています。
 社会人になって、休みがあると、あちこちの海で潜っていたんですが、やっぱり若い頃は、旅先で出会って、たまたま一緒に潜ることになった女の子と仲良くなったり、それがきっかけで付き合ったりするようになりました。
 そればぼくが特別スケベだとか女好きというわけでは、たぶん…なくて、まあ、そういうことってあります。なんてったって20代というのは、そういう年頃ですから…
 そういう甘酸っぱい思い出が、スキューバーダイビングと海とセットになって、ぼくの中にはあるわけです。
 オジサンとなった今は、そういう甘酸っぱい経験はできなくなりましたが、それでつまらないかというと、そうでもないんです。
 オジサンというのは、それだけで何やってもあまり突っ込まれないというか、諦めてもらえるところがあります。それからダイブサービスのオーナーと同年代かこっちの方が年上だったりするので、なんとなく年齢的に下には置かれないところがあります。ぼくもダイブマスターとしてダイビング業界を20年も見ているので、商売的なことも理解できますから、そういう面でも話が合います。
 ダイビング後に宿でたいてい飲み会(アフターダイブといったりします)をやりますが、そういうところでもオジサンだから、あまり格好つけずに気楽に酔っ払えるというメリットもあります。
 若い頃は年頃の女の子が飲み会の席にいると、やっぱりちょっと格好つけてしまうようなところがあって、素の自分を隠して酔っていた気がしますが、今は、女性がいようとお構いなしで、マイペースで酔っ払えるのがすごく楽しいです。格好つけないってこんなにラクで楽しいんだなって、オジサンになってわかりました。
 そんなこんなで、ぼくは若い頃からオジサンになるまで、海と絡んで、特にスキューバーダイビングを中心に生きてきたわけですが、今思えばそれはすごくいい選択だったなあと感じます。スキューバーダイビングを趣味として選択して、ぼくの人生はかなり充実したものになったと思います。
 これからも身体を鍛えて、なるべく長くスキューバーダイビングを続けていきたいと思います。




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SPDCの意義について



  SPDCという組織があります。正式名称は「特定非営利活動法人 静岡県ダイバーズ協議会」というそうです。その存在を知るようになったのは、ぼくがやたら伊豆でスキューバーダイビングをするわけで、そうすると利用するダイビングショップやサービスのHPにSPDC加盟などと書いてあるためです。
 そう、スキューバーダイビングを20年以上やっていると、自分もダイビング事故に遭いそうになったヒヤリハットは結構ありますし、潜っているポイントで他のグループが事故を起こしいるのに遭遇したこともありました。
 スキューバーダイビングはもともとリスクのあるスポーツですが、事故を減らそうとする努力は必要です。
 SPDCはスキューバーダイビングの事故をインストラクターやガイド側の力量のアップによって減らそうという試みです。これはとても意義のあることですね。
 まあ、20年以上スキューバーダイビングをやっていて、ダイブマスターの資格を持っていますと、若手のなりたてのガイドに引率されるときには、「大丈夫か?」「それって違うだろ」って感じることが、たまに、いやときどきあります。そういうときにぼくは意見をいうか、「ぼくは○○するからよろしく」っていうようにしています。ガイドはいるにしろどちらかといえばセルフダイビングに近い感じです。
 でもスキューバーダイビングの基本は自己責任。自分の命は自分で守らなければならないし、体調や体力は各自違うわけですから、結局自分で判断するしかありません。
 ツアーでみんながやるというのに自分だけやらないのは勇気が要りますが、そういうときは「ぼくはついていくけど、残圧が○だったら、水深○mまでしか潜らないから、浅いところでで見てるね」とかなんとかいっておけばいいと思います。
 また、インストラクターやガイドの方にとっては、お客さんにもいろいろな方がいるわけで、中には困った方もいるでしょう。そういう場合の対処方法の情報共有においても、このSPDCのような意見交換の場は意義があると思います。
 リスクのあるスポーツですから、できる限り安全に楽しみたいですね。







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海ではとにかく目立つ色



 ウォータースポーツ全般にいえるかもしれませんが、特にスキューバーダイビングではハッキリいえることがありまして、それはプロとかダイビング歴の長い人は黒っぽい器材を選ぶということです。
 なぜかはわかりませんが、ぼくも気がつくと器材全体が黒っぽい感じになっています。
 もともとウェットもBCも黒い製品が多いんですよね。
 で、ダイビングのうまい人が黒っぽい器材でカッコイイから自分もそうしようと思っている方がいらしたら、それはちょっとよく考えてからにした方がいいかもしれません。
 ダイビングを始めた頃教わったように、はたまた数々の経験でわかっているように、海では目立つ色を身につけた方が万が一のときは安全だといえます。レスキューイエローやレスキューオレンジといった色が視認性が高いことは、科学的にも検証されているようです(その根拠を確かめたことはありませんけど、たぶんなんちゃら研究所で検証しているんではないんでしょうか?)。
 インストラクターやガイドの方なら、うねりの高い日のボートダイブで波のまにまにダイバーが見え隠れして、ふとした瞬間、海面のダイバーを見失いそうになったことはあるんではないでしょうか?そんなときもっと目立つ色を身につけてくれたらわかりやすいのにと思った経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 安全面だけではありません。プロのインストラクターやガイドの場合、自分の受け持ちのグループのみんなからよく見えたり、あの人が自分のガイドだとわかったほうがいいわけですよね。これはわりと起こりがちなことですが、透明度が悪くて、グループの最後尾のダイバーから、先頭のガイドが見えなかったり、大瀬崎やIOPのようにいろいろなグループが大勢いるところだと、他のガイドと間違えたりということがあります。それを防ぐためにも、目立つ、わかりやすい色の器材というのは重要です。
 というわけで、なるべく目立つ色の器材を選ぼうとするわけですが、先ほども書いたように、表面積が大きいウェットとかBCというのは黒っぽい製品が多いわけですね。特に男性ものは、黒っぽいです。以前ぼくの友人のインストラクターが全身オレンジ色のウェットをオーダーしたことがありましたが、それぐらい思い切らないとなかなか目立つ色にはならないものです。その人は目立つには目立つわけですが、行く先々で話しかけられたり、ウェットの話題を振られてました。
 で、あと表面積の大きい器材はフィンですが、フィンもダイビング歴の長い人だと、ミューを使っていることが多くて、ミューのイエローとかオレンジというのもありがちで、他のガイドも使っていたりします。目立つには目立つけど、他者との差別化ができにくい点が課題のようです。
 ぼくの経験からいって、ダイビングで海況が悪いときは、洒落にならないくらいなわけで、もうそれは死と隣り合わせといってもいい状況です。そんなときには、結構本気で目立つ色にすればよかった、全身オレンジのウェットでも、全身蛍光生地のウェットでも、小林幸子さんの電飾ハデハデウェットでも、もしそんなものがあれば、目立つものならなんでも選べばよかったと自分の行いを後悔することもあります。
 もしスキューバーダイビング歴が浅くて、なんとなく格好いいから、うまそうに見えるからということで、黒っぽい器材を選ぼうとしている方がいたとしたら、少しでもいいのでイエローかオレンジの器材を混ぜることをオススメします。





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スキューバーダイビングの楽しさは頭を使うところじゃないでしょうか?




 ウォータースポーツをやるわけです。サーフィン、シーカヤック、セイリング、スキューバーダイビングの4Sをやります。
 ところで、スキューバーダイビングってスポーツなの?と訊かれることがあるんですが、ぼくはスポーツだと思っています。かなり体力を使います。
 別にスポーツだろうとレジャーだろうと別にそんなのどうでもよくて、それが魅力的だからやるわけですが…
 スキューバーダイビングの魅力にはいろいろあって、人によってもカメラ派とか、ディープダイブ派とか、レックダイブ派とかいろいろいます。
 ぼくは地形好きなのとお魚好きなのがメインですが、それよりなにより、頭を使うところが好きです。
 あるポイントをどう回ろうか、どの方角に行って、どうやって戻ってくるか。深度はどのくらいか、エアはどのくらいの見込みか、潮は流れているか、どの辺にどんな魚がいそうか、干潮に向かっているか満潮に向かっているか潮止まりか、水温は寒いか温かいか、自分の体長はどうか、そういうモロモロのことを計画し、考えながら潜るのがとても楽しいのです。
 そして当然計画どおりにいかないことも起きるわけで、そういうアクシデントにどう対応するかということも楽しいのです。
 ぼくにしてみれば、無事に潜って、生きて陸に帰ってこれることが成功なんですが、それってちょっとしたミニプチ冒険のような気がしています。もちろん本当の冒険家にしてみればちゃんちゃらおかしいかもしれませんが…
 でも、現にスキューバーダイビングでの死亡事故は毎年起きていますから、冒険的な要素がないともいえないと思うんです。
 一方で、今のダイビングで主流の、現地のガイドが、ルートどりや見どころの魚、残圧の管理など、すべて気を配ってくれるようなのは、あまり好きではありません。スキューバーダイビングの一番の醍醐味が味わえませんから…
 今の60代より上のダイバーの方のお話を聴くと、昔は今のようにシステムが整備されていなくて、タンクだけ借りて(いやタンクも持参して)、適当なポイントっぽいところからエントリーして自分達で潜って帰ってきた頃があったそうです。
 どんなスポーツでもそうですが、いろいろなことが整備される前の方が楽しそうだなと感じるのは、ぼくの中に、そういう要素があるのでしょう。






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わりと窒素のことを考えるんですが…




 窒素のことって考えますか?
 普段、普通の日常で…
 ぼくはどちらかというとワリと考える方なんじゃないかなあと思います。
 というのも、ぼくは気体の研究をしていて…というのはウソで、スキューバーダイビングをやるからです。
 スキューバーダイビングでは体内の窒素量が重要なんですね。
 ダイバーの方ならご存知のことですが…
 スキューバーダイビングをやるうえで重大なリスクのひとつは減圧症です。
 減圧症というのは、潜っている間に呼吸を通して血液をはじめ体内に蓄積された窒素が、浮上したときに膨張することで気泡となって、身体の様々な部位に現れることで、障害を引き起こす病気なんだと思います。少し違ってるかもしれないので、正確には検索してください。
 それで半身不随とかしびれとか関節の痛みとか皮膚の痛みとか、まあいろいろな症状があります。
 なので、スキューバーダイビングを安全に楽しもうとすると、窒素のことを考えざるを得ません。
 ここまではスキューバーダイビングのCカードを取るときの講習で教わる常識なんですが、ぼくがよくわからないのは、なぜ空気の中の窒素だけが悪さをするんだろうということです。講習では空気中の窒素の割合が一番高いからだと教わりました。そりゃそうだけど、残りの2割くらいの他の気体はまったく影響しないのかな?というのが長年の疑問です。
 このことの答えを知っている方がいらっしゃれば教えてください。教えてくださった方には、タモリ倶楽部オリジナル手ぬぐいを進呈…しませんけど。
 ぼくは中学生くらいの頃から、宇宙に行きたいとか海の中に潜りたいとか思っていました。大航海時代の本を読むとワクワクしてきたのを憶えています。今でもできるならば一番なりたいのは冒険家とか探検家です。残念ながら今は17世紀ではないので、われわれ人間の冒険のフロンティアは、宇宙とか海中などかなり限られてきているように思えます。
 それでぼくは海の中を選んだんですが、ぼくがレクリエーショナル・スキューバーダイビングを始めた1990年代前半から、状況は大きく変わっていません。ナイトロックス(Nitrox・エンリッチド・エアなどともいいます)でより深いダイビングができるようになったり、潜水時間が長くなったことはわりと大きな変化ですが…
 ぼくのイメージとしては、すごく多くの人(少なくとも富士山に登るくらいの人)が、まるで高尾山にピクニックに行くように気軽に海の中に潜れるようになるとか、スキューバーで深海に行けるとか、そういう世の中になるといいなあと思っているんですが、今のところそういう感じではありません。
 きっといつかそういう日が来るんだと思うんですが、ぼくが生きているうちはムリかなあ…とも思ったりします。




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ぼくがこれまでスキューバーダイビングに行った中で良かった場所ベスト3



 このブログで、ぼくがスキューバーダイビングを20数年やっているとか、海遊びのことをやたら書いているので、これまで行った海でどこが一番良かったのかということを訊かれます。
 そのたびに答えに困るのですが、それは目的によって答えが違うからです。スキューバーダイビングしに行くのと、シーカヤックしに行くのと、サーフィンしに行くのとでは、それぞれいい場所が違うというのがぼくの正直な感想です。
 で、今回はスキューバーダイビングをしに行った中で良かった海をあげてみたいと思います。
1.モルディブ 北マーレー環礁
 ぼくが行ったのは10年以上前になりますが、サンゴの多さ、透明度、ドロップオフの雄大さ、魚影など、ぼくの好みに合った海です。ぼくが行ったリゾートは、ダイビング好きが集まる場所で、一般の観光客がほぼいなくて、世界中のタフなダイビング好きと交流できたのも楽しかったです。
 できればもう一度行きたいですし、行くなら1ヶ月くらいかけて、主だった島をひととおり巡ってみたいと思います。
2.多良間島
 これも10年以上前になりますが、当時石垣から沖縄本島にかけて、サンゴがかなりやられた時期でしたが、多良間島には豊かなサンゴが残っていました。
 サンゴの種類と面積の多さでは、これまで潜った中で一番だと思います。
 加えて、ぼくは離島好きでして、人口が千数百人の島はとても居心地が良かったのです。
 いろいろな条件を無視するなら、移住してみたいなあと思います。
 宮古や石垣から、船や飛行機で行けるわけですが、石垣や宮古がかなり市街化してしまったので、先島諸島の離島というのは、豊かな自然とのどかな生活を体験できるとても貴重な場所になりつつあります。
3.母島
 ずっと行きたかったのですが、途中世界遺産フィーバーで、船や宿が取りにくくなったり、プライベートで時間がとれなかったりでなかなか行けませんでした。
 父島が世界遺産指定後ずいぶん観光地化してしまったのに比べ、母島はまだノンビリしています。
 ボニンブルーといわれる海の色、大物の魚影の濃さ、ノンビリした島の雰囲気というのは、ぼくの感覚ではミクロネシアの雰囲気にかなり近いと思います。
 できれば年に1回は行きたいと思いますが、休みがとれない…ですね。
 というわけでベスト3をあげてみましたが、ぼくは月にだいたい1,2回のペースで伊豆半島に潜りに行きますが、行くたびに「やっぱり伊豆はいいなあ」と思うわけで、そういうなんとなく気が合う土地というのはあるような気がします。












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ダイビングコンピュータは何がいいでしょうか?




「ダイコンって何がいい?」ダイバーの間ではそんな話がでることがあります。ダイバーがダイコンっていうときは、たいていダイビングコンピューターのことです。
 ダイビングにコンピューターが必要なのかって?
 そうなんですよ。話が長くなりますが、ダイビングには減圧症にかかるリスクがあるんです。で、減圧症を防ぐためには、どのくらいの水深にどのくらいの時間潜っているかをキチンと把握する必要があります。それからできるだけゆっくり浮上する必要があるんですね。そのためにコンピューターを使うんです。
 ちなみ減圧症って何?って話なんですが、潜水中に体の中に窒素が溶け込むんです。急に浮上するとその窒素が体のいろいろ場所で膨張して、いろいろな病気を引き起こすんです。例えば体の末端のしびれとか不随とかいろいろです。
 今ではほとんどのダイバーがダイビングコンピューターを使っています。ダイコンなしのダイビングは考えられません。
 ダイブサービスでは一人ひとりがダイコンを持つことを必須にしているところもあります。
 ここまではたいていのダイバーは知ってることです。
 ダイコンといってもいろいろな製品があります。売れているのは見た目がかっこいいものとか、タンクの残圧がわかるものとかですが、注意したいのは外見ではなく中身です。どんな減圧理論に基づいているかということですね。
 今、売られているのダイコンはたいてい同じ減圧理論に基づいていますが、その減圧理論をどのようにモデル化するかという点に少し違いがあるようです。また、安全上どうような点を強調した作りにするかでもダイコンの特徴がでてきます。
 同じ理論に基づいた計算式を使っていても、基準となる数値がどう設定されているかによって、ある水深で潜っていられる時間に差が出ます。
 何人かのダイバーでチームを作って潜る場合、似たようなコースで潜っているのに、ある人のは早く浮上指示が出るのに、別な人のはまだだったりします。
 また、減圧理論は同じでも、ダイコンによって安全上注意する点が異なっているため、それがダイコンの特徴となっていることがあります。具体例で書いた方がわかりやすいかもしれません。
 現在S-PROが所有しているALADINブランドのダイコンは、マイクロバブルという血液中に生ずる小さな泡の発生に焦点を当てました。
 というのもダイブテーブルを守ったダイブプロフィールで潜っていても減圧症罹患者が減らない現象が話題になっていた頃です。そしてそうした減圧症患者を調べてみると決して、30mより深いディープダイブではなく比較的浅いダイビングをしていたことがわかったのです。
 そこで着目されたのがマイクロバブルでした。マイクロバブルは浅い深度での浮上速度に関係するといわれているので、ALADINは浮上速度のアラームが厳しめになっています。
 
 一方、 TUSAが開発したIQシリーズは、IQ-850から始まり、現在IQ-1203が発売されていますが、この機種はM値に焦点を当てました。詳しくはTUSAのHPの解説を読んでください。
 大雑把にいうと、リクリエーショナルダイブプラナーの減圧理論は、身体の部位を窒素の溜まりやすい場所とそうでない場所に分け(コンパートメントといいます)、それぞれにどの深度でどの時間だと減圧が必要なレベルに達するか計算するわけです。
 これまでのダイコンはある深度での各コンパートメントの窒素の蓄積量が無減圧限界に達するかどうかを表示して警告していました。そこに疑問を呈したのがTUSAの考え方で、各コンパートメントの窒素蓄積量をバーグラフで視覚化するという製品IQ-850を発売しました。
 ばくはこの製品を画期的だと思いました。
 おそらくインストラクターやダイブマスターといったヘビーダイバーがこれを使うと、かなり減圧症が減るんじゃないかと思いました。
 と、こんな感じで、ぼくがいいたいのは、ダイコンは見た目やデザインではなくて、その中身を調べて買った方がいいということです。
 減圧症になってその後ダイビングを楽しめなくなることを考えたら安い買い物ではないでしょうか。











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ダイビング器材にレスキューカラーを取り入れるといいですよ




 スキューバダイビングの器材にも流行があります。
 何をいまさらという感じですが…

 一時期流行って、今も続いているのが黒系でまとめるというもの。ウェットがスキンだと黒になりますし、BCも黒が多いし。というわけで黒でまとめるとなんだかうまそうに見えるというのもあるかもしれません。
 その前に流行ったのはカラフルなど派手な色づかいです。
 これは女性ダイバーが増えたせいか、器材がピンクやら黄色やら華やかな色の製品が出回りました。

 で、まあぼくのようなオジサンダイバーは流行も何も関係ないんですが、実用的な面からいえば、器材は派手な色の方がいいと思います。
 透明度が悪い海ではぐれないとか、ボートダイブで船から見つけてもらいやすいということでいえば、特徴のある器材のほうがいいわけですね。で、やっぱり色というのは大切ですよね。
 特に黄色とかオレンジはレスキューカラーともいわれていて、認識しやすいというか、目立つわけです。
 なので、器材のどこかにこうした色を取り入れるといいと思います。
 ぼくの場合は、フィンがオレンジです。面積が大きいですから…
 人によっては、マスクのフレームを黄色やオレンジにしている人もいますし、マスクのストラップカバーやシュノーケルをそうした色にしている人もいます。そういえば昔のSPROのBCはオレンジでした。
 ぼくが講習を受けたインストラクターは、わざと全身オレンジのオーダーのウェットスーツを着ていました。
 ツアーのお客さんが自分を見失わないようにとのことです。話題にもなるし、笑いもとれるといってました。

 さすがに全身オレンジというのは、ちょっとぼくはあれですけど、ワンポイントレスキューカラーを取り入れるのはオススメです。








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フィンもいろいろで奥が深いですね



 ダイビングのフィン。
 結構こだわりがある方も多いんではないでしょうか。
 こだわり派の支持を集めているのが、GULLのMEW(ミュー)ですね。
 素足に履くヤツです。
 このミューの最大の特徴は、足との一体感。確かに微妙なフィンキックやバランスをとるときにストレスがありません。
 身体の一部のように一体感を持って、微妙な感覚に対して忠実に機能するというのは、道具ではとても大切な要素ですね。

 ただ、以前も書いているように、ぼくは裸足で履くのが好きではありません。だいたいビーチエントリーで潜ることも多いし、スノーケリングでゴロタを何分も歩いて潜るということもしょっちゅうなのです。そんなタイプの人間が裸足というのはあり得ないわけですね。

 でも、ミューの良さはわかるわけで、ボートダイブで間違いなく素足でokという状況ならミューを履きます。

 もう一つはゴムフィンかプラフィンかの違いもあります。両者の違いはいろいろありますが、大きな違いは、フィンのコシと重さだと思います。
 その点でもミューはちょうどいいので、ミューのストラップありバージョンのSUPER MEW XXを使います。

 ぼくの経験からいって、たとえばボートダイブでリーフの縁のドロップオフをドリフトするような状況で、ゴムフィンであるSUPER MEW XXとSPROのBCの組み合わせはベストではないかと思います。
 というのもこの組み合わせだと、ちょっとバランスを変えるだけで、直立して足を伸ばすような姿勢がとれるからです。水中を、直立した姿勢でプカプカ中性浮力をとりながらドリフトしながらリーフの壁の生物を観察していくというのは、スキューバダイビングの楽しみのひとつです。そして少し顔を回すと遠くの回遊魚も見られたりして、そんなダイビングは楽しくてしょうがありません。
 スノーケリングでは、なかなかというかたぶん絶対、こういう水中での時間は過ごせないですから…

 ゴムフィンで唯一難点なのは、重いことです。それはダイブトリップで移動が結構あるときに、重いとそれだけ大変ということもあります。それからもうひとつの例として、ボートダイブでエキジットのときにラダーにつかまってフィンを外すときに、ふとした瞬間、フィンを放してしまったりすると、素早く回収しないと、深いところへ落ちていくことです。
 
 まあそういうときはたいてい、エアか船で移動、ボートダイブ三昧というパターンが多いので、プラフィンを持って行きます。












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