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スキューバーダイビングの楽しさを、今さらですが、まとめてみました



 ウォータースポーツにはそれぞれ楽しさがあります。
 まあ、楽しいからやってるんでしょうね。
 ぼくはスキューバーダイビングを始めて、えーっと、二十数年になるんです。あーあ、だいぶ歳とっちゃいましたね。
 長い年月続けるということは、それだけ楽しいワケです。
 その楽しさはサーフィンともセイリングともシーカヤックとも違っています。
 何がそんなに楽しいのかなあ?って自分でも不思議です。今回はそこんところを考えてみたいなあなんて思っています。
 こういうことをビールを飲みながらダイニングテーブルで真剣に考えていると、相方に「どうしたの?」なんて訊かれます。「いや、スキューバーダイビングの楽しさを洗い出してるんだよね」なんて答えたりすると、表情というか、間というか、人の持っている圧というかが急速に変化したりするのがわかったりして、「あっ、しまった。本当のこといっちゃった」とか悔やんだりしますが、そういうイヤなことはさっさと忘れて本題に入りましょう。
・異世界を体験できる
 海中というのは陸上とは違う世界です。そのような異世界を(制限はありますけど)自由に動けるというのはすごいことだと思います。ぼくは小学生の頃、初めて水中映像をテレビで見たんですが、そのときの衝撃は今でも忘れません。「おおっ、水中ってこんなんなの? 人間って水中にいられるの?」ってな感じでした。
 そして初めてスキューバーをつけて海に潜ったとき、映像で見たものが3次元で目の前に広がっている、そしてその中を自分が動いている、ということに感動しました。陸上とは違う世界に自分が一歩足を踏み入れたんだと感じました。
 自分でいうのもなんですが、なんてぼくはロマンティックで、純粋な動機でスキューバーダイビングを始めたんでしょう。
・重力から(少し)解放される
 水中では浮力さえ確保すれば、重力から解放されます。無重力ではないけど、地上のように地面の上だけを移動しなければならないという制限はありません。上下左右前後に動き回れます。
 ぼくは、経験本数30本くらいのときモルディブでリーフのドリフトダイブを経験しました。
 30m以上の透明度の青い海で、珊瑚礁の環礁のドロップオフに沿って、潮流の流れに乗って移動するのです。
 そうすると上も下も横も前も後ろも海、そして魚!自分は中性浮力だけを気にしていればいいわけで、それはあたかも空を飛んでいるような感じでした。
 そんなのを経験したらハマります。
・生物などがすごい
 海中には魚をはじめいろいろな生物がいます。海藻などの植物(ではないという分類もあるようです)もあります。その種類は陸上の生物よりも多いんじゃないかと思えるほど多様です。
 なぜこんな形態に進化したんだろうなんて思いながら生物観察をしていると、進化の歴史にワクワクしてきます。
・地形がすごい
 ブラタモリが好きな全国の地形好きな方にお伝えしたい。海中も陸上以上に地形はおもしろいのです。
 陸の地形を見るためには、道なき道をかきわけていったり、山を登ったりしなければいけないこともあったりします。海の中では、上下の移動はとても簡単です。
 それから波の浸食でできる地形、海底火山の溶岩が海水で急速に冷えてできる地形、珊瑚でできた地形など陸上ではお目にかかれない地形を見ることができるのが、地形好きにはたまりません。
 たとえば西伊豆に雲見というダイブスポットがあります。そこは洞窟や穴が複雑に入り込んでいて、軽めのケイブダイブができます。太陽の光が降り注ぐ岩穴があったりすると、フォトジェニックな光景に出会えます。
 陸上ではできない地形体験ができるのもスキューバーダイビングの楽しさです。
・知的なところがある
 スキューバーダイビングは安全に潜るために理論を学びますし、生物や地形についても詳しくなります。極端にいうと、ハゼの種類の違いに興味が持てるような人がスキューバーダイビングを続ける人です。生物で新しい種を見つけたりできるのも、好きな人にはたまらない世界だったりします。そういうことに前のめりになる人を知的といってもいいなじゃないでしょうか? もちろんオタッキーといってもいいかもしれません。
 ぼくはサーフィンやセイリングやシーカヤックもしますが、やっている人の層でいうと、スキューバーダイビングが知的な人が多いです。
 ちなみにウォータースポーツごとに微妙にやっている層が違っていまして、サーファーというのは、若くて、体力があって、ちょっとヤンキーっぽい人が多いです。こういうのもなんですが、比較的お金がない人が多いです。別に悪い意味ではなく…
 セイラーはお金持ちで、知的で、体育会ノリで、スノッブな人が多いです。
 シーカヤッカーは、ロマンティックで、体力があって、アウトドア指向が強い人が多いです。
 サーファーとセイラーはほとんどかぶりませんが、サーファーとマリンジェットをやる層はかぶることもあります。シーカヤッカーはセイラーともかぶりますが、どちらかというと登山やワンダーフォーゲルをする人とかぶったりします。 
 ぼくは若い頃から、どんなグループにも馴染んでしまうところがありまして、それぞれのグループの特徴みたいなものを「へぇーおもしろいなあー」なんて思っていたりしたので、たぶんそういうところもあって、いろいろなウォータースポーツをやってそれぞれのグループの人達と楽しくやっているのかなあ、なんて思います。ウォータースポーツごとの、やっている人のカラーというのは実際見ていると、結構おもしろかったりします。
・冒険的な面もある
 スキューバーダイビングは潜る場所によって、難易度が変わります。それは山登りでK2に登るのと高尾山に登るのとでは、同じ登山(高尾山は登山でしょうか?)でも内容がずいぶん違います。スキューバーダイビングも同じことがいえます。
 穏やかな海で潜るとレジャー的ですし、難しい海で潜ると冒険的です。
 ぼくは以前から難しいポイントが好きですが、そういうポイントを潜るときの緊張感と無事生きて戻ってきたときの達成感は、なんともいえず、癖になります。
 そういう面だけをとりあげると、冒険的な要素があるんじゃないでしょうか。
・アフターダイブが楽しい
 スキューバーダイビングにはアフターダイブという言葉がありまして、文字どおりダイビングの後のことですが、ダイビングの後に仲間と楽しく過ごすことを指します。アフターという言葉には、何かしらぼくをワクワクさせるイメージがあるようです。
 スキューバーダイビングでは潜った後にログをつけます。これは潜った海況やウェアや見た生物を記録するもので、後で見返すと参考になります。たとえば6月に潜った大瀬崎で水温20度のとき、どんなウエアを着て、ウェイトはいくつつけて、どんな生物がいたかということがわかるので、次に似た状況で潜るときの参考になるわけです。
 このログは、一緒に潜ったチームやバディでつけることが多いのです。まずそこでワイワイガヤガヤと楽しいです。
 泊まりの場合は、これに加えて、夜に飲みますし、ショップによっては温泉に行ったりもします。そういうこと全般が楽しいわけです。ダイバーみんなが泊まりなのが当然のリゾート(八丈とか石垣とか小笠原とか)のダイビングショップでは、潜った後に、宿の食事を食べるために一旦解散して、改めて、夜集まって飲み会を開きます。そういう場で、初めて会った人とスキューバーダイビングというキーワードで楽しく飲めるというのも、なかなか楽しいものです。
・温泉がいい
 アフターダイブのひとつですが、特に切り分けて書きたいのです。
 日本でスキューバーダイビングができるポイントには、温泉があることが多いんです。
 潜る→温泉に入る→ビールを飲む
 これは好きな人にはたまらない組み合わせです。
・魚がうまい
 魚を見た後で、魚を食べるのってグロテスクかもしれませんが、スキューバーダイビングができるポイントは、たいてい漁場としてもいいところです。で、お魚がおいしいのです。
 というわけで、しつこいよいうですが、
 潜る→温泉に入る→ビールを飲む→おいしいお魚を食べる
というプロセスは好きな人にはたまらないわけです。いいですねえ、おいしいお魚とおいしいお酒…
 ぼく的にはこれにプラスで、整体をセットにしていて、「デトックス」とか「リフレッシュ」とか「レストア」とか「身体を全体的に調整する」とか称して、定期的にスキューバーダイビングに行くようにしています。相方に伝えるときとか職場で有休を取るときに、疲れがたまってきたから、そろそろ身体を全体的に調整してくるよ、なんて使います。
・旅行ができる
 世の中には旅行好きな方も大勢いらっしゃいますよね。って、「よね」じゃないですよね。いっぱいいるに決まってます。
 で、スキューバーダイビングというのは旅行とセットなことが多いです。国内・海外と行き先はいろいろですが、「旅行+スキューバーダイビング」です。
 普通の旅行もいいものですが、大好きなスキューバーダイビングが思いっきり楽しめる旅行はさらに楽しいのですね。
・ココロが落ち着く
 ぼくはスキューバーダイビングをしていると、気持ちが落ち着きます。高揚するとか、ワクワクするというよりも、落ち着いて自分の見つめるようなことが多いのです。なぜかなあと考えていたんですが、この間やっと気がつきました。海の中は静かなんです。
 実際は波の音や自分の吐いた空気のアブクの音がするんですが、それら全般が気持ちを落ち着ける効果があるような気がします。
 なのでぼくは状況が許せば、海の中で動かずに中性浮力を保ったまま、ボーッと海中風景を見ていたりします。静かであることと海の真ん中に浮かんでいることで、なんだか不思議な安らぎがあります。
・海が好き
 海というのはいいものです。
 子供の頃、夏休みに家族で海に行って大喜びして以来、海に行くと楽しいワケで、海は広いな大きいな、波の音、潮風、太陽など、海という自然が好きな人はそれだけで癒されるのです。
 そして定期的に海に行って遊ぶ手段がスキューバーダイビングであってもぜんぜん構わないでしょう。
 実際、ぼくが知っているダイバーは、ほぼみんな海が好きです。当たり前かもしれませんが…でも自分が好きな自然が自覚できているってシアワセなことだと思うんです。
・出会える
 もうオッサンなぼくにとっては、どうでもいいんですが、やっぱり若い人はスキューバーダイビングがきっかけで出会いがあったり、話が盛り上がったりします。ダイバー同士で結婚した人も多々見てきました。
 そういう期待があってスキューバーダイビングを楽しんだっていいんじゃないか、だって人間だもの、という気がします。
 ぼくが思いつく、スキューバーダイビングの楽しさはだいたいこれくらいです。人によってはもっといろいろ楽しさを見出してスキューバーダイビングに日々いそしんでいらっしゃることでしょう。
 経験的にいって、こういうことにヨロコビを感じる人と感じない人はハッキリ分かれるものです。
 そうですねえ、たとえば宇宙旅行ができるなら行くか?とか、世界一周旅行をしてみたいか?とか、百名山を制覇したいか?とか、世界の巡礼地ををすべて行ってみたいか?などと、そういうある意味ロマンティックなことに反応する人は、たいていそういう類のことに興味を示すし、反応しない人は「はあ?」ってな感じで、株価のチャート眺めながらデイトレードをしていたりします。
 それと同じように、海とか水中世界とかそういったことに興味が持てる人と持てない人というのは、かなり違う人生観で生きているんじゃないかなあって思うんです。
 スキューバーダイビングがある人生、そして海で遊ぶ人生を生きる人というのは、ぼくの知っている範囲ではとても楽しそうでいい顔をしているのでした。
 いいですね!スキューバーダイビング!





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スキューバーダイビングに便利なツールキット



 スキューバーダイビングでこれまで器材のトラブルでヒヤッとしたことがあるよん、みたいなことを以前に書きました。
 大雑把で雑なヤツと仲間内ではブイブイいわせているぼくであっても、それなりに潜る前に器材をチェックするようにしてるんですが、ときどき1stステージとホースの連結のネジがゆるんでたり、マンティスのマスクのフレームのネジがゆるんでたり、ウェットの縫い目がほつれてたり…てな具合で、まあなんだかんだとあるわけです。長い旅行だと、ダイビング器材以外でも持ち物の補修が必要になったりすることもあります。
 なので、ダイビングに行くときはよく使う工具類をまとめて袋に入れて常備しているのです。スパナ・六角レンチ・マイナスとプラスのドライバー・ニッパー(意外とこれが大切!)…
 ご存知の方も多いかと思いますが、ぼくは最近やっと気がついたんですけど、スパナとかレンチとかドライバーは、よく観察すると金属的な材料でできているっぽいワケです。プラスチックにメッキではないんですねー、へえー。
 で、そうすると重い。従いまして、長い旅行で荷物が多いとできる限り総量を軽くしたいというのが民衆の常なる思いというものです。
 それをできる限り軽くできないかと、なんとなく徒然にあれやこれやと考えていたんですが、現時点でベストな答えは、スパナやら六角レンチやらドライバーがセットになったスキューバーダイビング用のツールキット、その名も「HUSE スキューバツール」とアウトドアツールキットで定番の「LEATHERMAN マルチツール」を持っていくことです。これでだいぶ軽くなります。
「LEATHERMAN マルチツール」はいろいろな型がありますが、ニッパーが付いているものを選びます。できればハサミも付いているといいですね。
 ところでニッパーを何に使うかですが、2つありまして、ひとつはSPROのBCのAIR2の内部を修理するときに使います。うまくいえませんけど、SPROのBCはインフレーターのチューブを強く引っ張るとエアが抜けるような、緊急用のオプションが付いています。インフレーターのヘッドと肩のところの排気バルブをコードのようなもので繋いでいる構造になっています。ですが、使っているうちにこれがキツく?なってエアが抜け続けることがあったりします。それを調節するのにニッパーを使います。
 もうひとつは、器材が壊れたときに、針金で固定すれば応急でなんとかなるようなときにニッパーを使います。
 あると結構便利なので、これまで持ち歩かなかったという方は、常備されてはいかがでしょうか?










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身体の一部のように使えるダイビング器材っていいですね



 スキューバーダイビングで器材にこだわる人は結構います。
 それってすごくよくわかります。
 以前もダイビング器材についてはいろいろ書きました。
 別に器材オタクというわけではなくて、イヤ、そういう人も中にはいるかもしれませんけど、フィットするフィンは自分の足のように無意識に細かな動きができますし、使い慣れたBCだと浮力調整がほぼ呼吸だけでできますし、給気・排気もどこも見ることなく、無意識にボタンに手が伸びます。残圧計もダイビングコンピューターも同じで、パッと見て意識しなくとも情報がわかって、次の瞬間は判断している。道具というのは、そういうのが大切なんだと思うんです。自分の身体のように無意識に動き感覚的にわかること…
 それが無意識にできればできるほど、大切な判断とか生物を発見する方に頭を使えます。
 安全の面でも大切です。何かあったときに身体の一部のように使えてこそ、すばやい判断と行動ができます。
 逆にフィットしないフィンは疲れますし、自分のイメージどおりに動けなくて、いちいちストレスになります。
 BCもそう。慣れてないBCを使うとダイビングがすごくやりにくい。よくs-proのスタビをずっと使っている人がいます。それはもちろんスタビの完成度が高いこともありますが、同じ器材を使った方が、慣れていているからという理由も大きいと思います。ずっと変わらないモデルってあまりなくてスタビくらいですから。
 いろいろな器材を使ってみて思うんですが、使いやすくデザインされていて、機能がシンプルで、耐久性があるものって、意外に少ないような気がします。









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潜水前 ダイビング器材安全チェックリスト



 スキューバーダイビングを長いことやってきて、器材のトラブルにあったこともありますし、バディやチームの誰かが器材トラブルに直面した様子を見たこともあります。
 その経験は以前まとめました。
 今回は潜水前に器材のどのポイントをチェックすれば、そうした器材トラブルを避けられるかを考え、チェックリストにしてみました。
フィンストラップが切れるおそれがないか
フィンはへたっていないか
レギュレーターは呼吸できるか
レギュレーターはフリーフローしないか
オクトパスは呼吸できるか
オクトパスはフリーフローしないか
ゲージと高圧ホースからエア漏れはないか
ゲージのガラス面にひびなど割れる兆候はないか
1stステージからエア漏れがないか
BCにエアを入れて、エア漏れがないか
BCの排気バルブは締まっているか
BCのエアインボタンは戻るか
BCのエアエキジットボタンは戻るか
BCにキズや裂け目がないか
BCのバルブのネジにゆるみがないか
BCの浮き袋部分に亀裂などないか
マスクストラップに切れる虞はないか
マスクフレームにひび割れがないか
ダイブコンピューターは作動するか
ウエイトは適正か
高圧ホース、低圧ホースにキズや裂け目がないか
高圧ホース、低圧ホースの接続部分からエア漏れがないか
タンクのOリングが劣化していないか








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スキューバーダイビングを趣味として、若い頃からこれまでのこと




 いやーこの間まで大学生で、会社でも若手で、飲み会のセッティングしたり、飲み会後の送りのために上司やお客様のタクシーの配車とかしていたんですが、あっという間にオジサンになってしまい、自分がされる側になってきました。
 たぶんオジサンが自分のことをオジサンと自覚していないのは、この間の忙しさと時間の経つのの速さのせいだと思います。
 まず仕事が忙しくて時間の経つのが速いですね。それから結婚して、子供ができるとさらに時間の経つのが速くなります。
 ぼくの会社でワリとというかかなりみんなに嫌われている管理職がいるんですが、この人は趣味もなく、独り者で、親しい仲間もいなくて、部下のプライベートをネットやSNSを検索して、その行動をこまめにチェックして上司にチクっているという、もうなんというか、ぼくが会った人のなかで最も不可解な性格の人なんですが、この人などは暇だからこういうことをするんではないかなーと思います。
 そんなに暇なら趣味を持ったり、ボランティア活動をしたりすればいいと思うんですが、そういう外向きの性格なら、そもそもこういう人生にはならなかったでしょう。
 自分の子供がこんな風に育ったら、ぼくは子育て失敗宣言をして、頭丸めて高野山で修行してご先祖様に懺悔しなければならないでしょう。
 さてさて話が横道に逸れました。元に戻しましょうね。
 ぼくはスキューバーダイビングを大学生の頃から続けているんですが、ダイビングってだいたい5人以内のチームで潜るんですよね。で、しかも相方としてのバディがいるという状態です。本当はバディ同士で潜ればいいんですが、今の日本(海外のリゾートも)では、ガイドがいて道案内をしてくれて、その後をみんながゾロゾロついていくダイビングスタイルが普通になっているので、数人のチームになるわけです。
 このチームは、その日ダイビングサービスに集まった人をサービス側のガイドが適当に振り分けるんです。たとえば2人できている女子なんかが離ればなれのチームになることはありませんし、なんとなく若い子は若い子同士でチームになることが多いわけです。
 まあ、それはガイド側の心理からすれば、お客様にできる限り盛り上がってもらいたいわけで、当然そうするでしょう。ぼくもたまにお手伝いでガイドをしますが、やっぱりそうします。
 1990年代にスキューバーダイビングが若い人の間で流行ったのは、やっぱりそういう出会いの場としての機能があったからという面はあると思います。
 ぼくも若い頃は、若いグループに混ぜてもらえたんですが、今や絶対にオジサングループに振り分けられます。
 そういう時にも、自分の年齢を感じてしまいます。別にオジサン同士は気楽でいいんですが、若いグループが「キャッキャッ」っていいながら、独特の楽しい盛り上がりをしていると、オレも混ぜて欲しいなあと思います。
 これはぼくの人格に関わることなので、きちんと書いておきたいんですが、この混ぜて欲しいというのは、自分が若い子にもてたいという邪な思いやタテシマな思いがあるわけでなくて、若い雰囲気の中に混じって、自分も若い頃のノリを取り戻したいという気持ちなのです。
 そこはキチンと表明しておかなければなりますまい。
 ぼくがスキューバーダイビングを始めたとき、オープンウォーター講習のインストラクターは、かわいいちょっと年上の女性でした。陽に焼けて健康そうで明るくて痩せていて長い髪がサラサラでって、長くなるのでやめましょう。まあ早い話、ぼくのタイプ(ぼくは運動神経のいい、活発な女性がタイプみたいです。最近自覚しましたけど…)だったわけです。ぼくはその後、ダイビングにはまり、PADIの講習をダイブマスターまで取ることになるんですが、その理由の一部には、この女性インストラクターの影響があるノではないか、とアメリカの有力シンクタンクは分析しているらしいです。
 ダイビングがうまくなって、女性インストラクターに褒められたり、他のゲストのケアを頼まれたり、アイコンタクトができるようになったりするのが、疑似恋愛的に嬉しかったのを憶えています。
 社会人になって、休みがあると、あちこちの海で潜っていたんですが、やっぱり若い頃は、旅先で出会って、たまたま一緒に潜ることになった女の子と仲良くなったり、それがきっかけで付き合ったりするようになりました。
 そればぼくが特別スケベだとか女好きというわけでは、たぶん…なくて、まあ、そういうことってあります。なんてったって20代というのは、そういう年頃ですから…
 そういう甘酸っぱい思い出が、スキューバーダイビングと海とセットになって、ぼくの中にはあるわけです。
 オジサンとなった今は、そういう甘酸っぱい経験はできなくなりましたが、それでつまらないかというと、そうでもないんです。
 オジサンというのは、それだけで何やってもあまり突っ込まれないというか、諦めてもらえるところがあります。それからダイブサービスのオーナーと同年代かこっちの方が年上だったりするので、なんとなく年齢的に下には置かれないところがあります。ぼくもダイブマスターとしてダイビング業界を20年も見ているので、商売的なことも理解できますから、そういう面でも話が合います。
 ダイビング後に宿でたいてい飲み会(アフターダイブといったりします)をやりますが、そういうところでもオジサンだから、あまり格好つけずに気楽に酔っ払えるというメリットもあります。
 若い頃は年頃の女の子が飲み会の席にいると、やっぱりちょっと格好つけてしまうようなところがあって、素の自分を隠して酔っていた気がしますが、今は、女性がいようとお構いなしで、マイペースで酔っ払えるのがすごく楽しいです。格好つけないってこんなにラクで楽しいんだなって、オジサンになってわかりました。
 そんなこんなで、ぼくは若い頃からオジサンになるまで、海と絡んで、特にスキューバーダイビングを中心に生きてきたわけですが、今思えばそれはすごくいい選択だったなあと感じます。スキューバーダイビングを趣味として選択して、ぼくの人生はかなり充実したものになったと思います。
 これからも身体を鍛えて、なるべく長くスキューバーダイビングを続けていきたいと思います。




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SPDCの意義について



  SPDCという組織があります。正式名称は「特定非営利活動法人 静岡県ダイバーズ協議会」というそうです。その存在を知るようになったのは、ぼくがやたら伊豆でスキューバーダイビングをするわけで、そうすると利用するダイビングショップやサービスのHPにSPDC加盟などと書いてあるためです。
 そう、スキューバーダイビングを20年以上やっていると、自分もダイビング事故に遭いそうになったヒヤリハットは結構ありますし、潜っているポイントで他のグループが事故を起こしいるのに遭遇したこともありました。
 スキューバーダイビングはもともとリスクのあるスポーツですが、事故を減らそうとする努力は必要です。
 SPDCはスキューバーダイビングの事故をインストラクターやガイド側の力量のアップによって減らそうという試みです。これはとても意義のあることですね。
 まあ、20年以上スキューバーダイビングをやっていて、ダイブマスターの資格を持っていますと、若手のなりたてのガイドに引率されるときには、「大丈夫か?」「それって違うだろ」って感じることが、たまに、いやときどきあります。そういうときにぼくは意見をいうか、「ぼくは○○するからよろしく」っていうようにしています。ガイドはいるにしろどちらかといえばセルフダイビングに近い感じです。
 でもスキューバーダイビングの基本は自己責任。自分の命は自分で守らなければならないし、体調や体力は各自違うわけですから、結局自分で判断するしかありません。
 ツアーでみんながやるというのに自分だけやらないのは勇気が要りますが、そういうときは「ぼくはついていくけど、残圧が○だったら、水深○mまでしか潜らないから、浅いところでで見てるね」とかなんとかいっておけばいいと思います。
 また、インストラクターやガイドの方にとっては、お客さんにもいろいろな方がいるわけで、中には困った方もいるでしょう。そういう場合の対処方法の情報共有においても、このSPDCのような意見交換の場は意義があると思います。
 リスクのあるスポーツですから、できる限り安全に楽しみたいですね。







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海ではとにかく目立つ色



 ウォータースポーツ全般にいえるかもしれませんが、特にスキューバーダイビングではハッキリいえることがありまして、それはプロとかダイビング歴の長い人は黒っぽい器材を選ぶということです。
 なぜかはわかりませんが、ぼくも気がつくと器材全体が黒っぽい感じになっています。
 もともとウェットもBCも黒い製品が多いんですよね。
 で、ダイビングのうまい人が黒っぽい器材でカッコイイから自分もそうしようと思っている方がいらしたら、それはちょっとよく考えてからにした方がいいかもしれません。
 ダイビングを始めた頃教わったように、はたまた数々の経験でわかっているように、海では目立つ色を身につけた方が万が一のときは安全だといえます。レスキューイエローやレスキューオレンジといった色が視認性が高いことは、科学的にも検証されているようです(その根拠を確かめたことはありませんけど、たぶんなんちゃら研究所で検証しているんではないんでしょうか?)。
 インストラクターやガイドの方なら、うねりの高い日のボートダイブで波のまにまにダイバーが見え隠れして、ふとした瞬間、海面のダイバーを見失いそうになったことはあるんではないでしょうか?そんなときもっと目立つ色を身につけてくれたらわかりやすいのにと思った経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 安全面だけではありません。プロのインストラクターやガイドの場合、自分の受け持ちのグループのみんなからよく見えたり、あの人が自分のガイドだとわかったほうがいいわけですよね。これはわりと起こりがちなことですが、透明度が悪くて、グループの最後尾のダイバーから、先頭のガイドが見えなかったり、大瀬崎やIOPのようにいろいろなグループが大勢いるところだと、他のガイドと間違えたりということがあります。それを防ぐためにも、目立つ、わかりやすい色の器材というのは重要です。
 というわけで、なるべく目立つ色の器材を選ぼうとするわけですが、先ほども書いたように、表面積が大きいウェットとかBCというのは黒っぽい製品が多いわけですね。特に男性ものは、黒っぽいです。以前ぼくの友人のインストラクターが全身オレンジ色のウェットをオーダーしたことがありましたが、それぐらい思い切らないとなかなか目立つ色にはならないものです。その人は目立つには目立つわけですが、行く先々で話しかけられたり、ウェットの話題を振られてました。
 で、あと表面積の大きい器材はフィンですが、フィンもダイビング歴の長い人だと、ミューを使っていることが多くて、ミューのイエローとかオレンジというのもありがちで、他のガイドも使っていたりします。目立つには目立つけど、他者との差別化ができにくい点が課題のようです。
 ぼくの経験からいって、ダイビングで海況が悪いときは、洒落にならないくらいなわけで、もうそれは死と隣り合わせといってもいい状況です。そんなときには、結構本気で目立つ色にすればよかった、全身オレンジのウェットでも、全身蛍光生地のウェットでも、小林幸子さんの電飾ハデハデウェットでも、もしそんなものがあれば、目立つものならなんでも選べばよかったと自分の行いを後悔することもあります。
 もしスキューバーダイビング歴が浅くて、なんとなく格好いいから、うまそうに見えるからということで、黒っぽい器材を選ぼうとしている方がいたとしたら、少しでもいいのでイエローかオレンジの器材を混ぜることをオススメします。





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スキューバーダイビングの楽しさは頭を使うところじゃないでしょうか?




 ウォータースポーツをやるわけです。サーフィン、シーカヤック、セイリング、スキューバーダイビングの4Sをやります。
 ところで、スキューバーダイビングってスポーツなの?と訊かれることがあるんですが、ぼくはスポーツだと思っています。かなり体力を使います。
 別にスポーツだろうとレジャーだろうと別にそんなのどうでもよくて、それが魅力的だからやるわけですが…
 スキューバーダイビングの魅力にはいろいろあって、人によってもカメラ派とか、ディープダイブ派とか、レックダイブ派とかいろいろいます。
 ぼくは地形好きなのとお魚好きなのがメインですが、それよりなにより、頭を使うところが好きです。
 あるポイントをどう回ろうか、どの方角に行って、どうやって戻ってくるか。深度はどのくらいか、エアはどのくらいの見込みか、潮は流れているか、どの辺にどんな魚がいそうか、干潮に向かっているか満潮に向かっているか潮止まりか、水温は寒いか温かいか、自分の体長はどうか、そういうモロモロのことを計画し、考えながら潜るのがとても楽しいのです。
 そして当然計画どおりにいかないことも起きるわけで、そういうアクシデントにどう対応するかということも楽しいのです。
 ぼくにしてみれば、無事に潜って、生きて陸に帰ってこれることが成功なんですが、それってちょっとしたミニプチ冒険のような気がしています。もちろん本当の冒険家にしてみればちゃんちゃらおかしいかもしれませんが…
 でも、現にスキューバーダイビングでの死亡事故は毎年起きていますから、冒険的な要素がないともいえないと思うんです。
 一方で、今のダイビングで主流の、現地のガイドが、ルートどりや見どころの魚、残圧の管理など、すべて気を配ってくれるようなのは、あまり好きではありません。スキューバーダイビングの一番の醍醐味が味わえませんから…
 今の60代より上のダイバーの方のお話を聴くと、昔は今のようにシステムが整備されていなくて、タンクだけ借りて(いやタンクも持参して)、適当なポイントっぽいところからエントリーして自分達で潜って帰ってきた頃があったそうです。
 どんなスポーツでもそうですが、いろいろなことが整備される前の方が楽しそうだなと感じるのは、ぼくの中に、そういう要素があるのでしょう。






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わりと窒素のことを考えるんですが…




 窒素のことって考えますか?
 普段、普通の日常で…
 ぼくはどちらかというとワリと考える方なんじゃないかなあと思います。
 というのも、ぼくは気体の研究をしていて…というのはウソで、スキューバーダイビングをやるからです。
 スキューバーダイビングでは体内の窒素量が重要なんですね。
 ダイバーの方ならご存知のことですが…
 スキューバーダイビングをやるうえで重大なリスクのひとつは減圧症です。
 減圧症というのは、潜っている間に呼吸を通して血液をはじめ体内に蓄積された窒素が、浮上したときに膨張することで気泡となって、身体の様々な部位に現れることで、障害を引き起こす病気なんだと思います。少し違ってるかもしれないので、正確には検索してください。
 それで半身不随とかしびれとか関節の痛みとか皮膚の痛みとか、まあいろいろな症状があります。
 なので、スキューバーダイビングを安全に楽しもうとすると、窒素のことを考えざるを得ません。
 ここまではスキューバーダイビングのCカードを取るときの講習で教わる常識なんですが、ぼくがよくわからないのは、なぜ空気の中の窒素だけが悪さをするんだろうということです。講習では空気中の窒素の割合が一番高いからだと教わりました。そりゃそうだけど、残りの2割くらいの他の気体はまったく影響しないのかな?というのが長年の疑問です。
 このことの答えを知っている方がいらっしゃれば教えてください。教えてくださった方には、タモリ倶楽部オリジナル手ぬぐいを進呈…しませんけど。
 ぼくは中学生くらいの頃から、宇宙に行きたいとか海の中に潜りたいとか思っていました。大航海時代の本を読むとワクワクしてきたのを憶えています。今でもできるならば一番なりたいのは冒険家とか探検家です。残念ながら今は17世紀ではないので、われわれ人間の冒険のフロンティアは、宇宙とか海中などかなり限られてきているように思えます。
 それでぼくは海の中を選んだんですが、ぼくがレクリエーショナル・スキューバーダイビングを始めた1990年代前半から、状況は大きく変わっていません。ナイトロックス(Nitrox・エンリッチド・エアなどともいいます)でより深いダイビングができるようになったり、潜水時間が長くなったことはわりと大きな変化ですが…
 ぼくのイメージとしては、すごく多くの人(少なくとも富士山に登るくらいの人)が、まるで高尾山にピクニックに行くように気軽に海の中に潜れるようになるとか、スキューバーで深海に行けるとか、そういう世の中になるといいなあと思っているんですが、今のところそういう感じではありません。
 きっといつかそういう日が来るんだと思うんですが、ぼくが生きているうちはムリかなあ…とも思ったりします。




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ぼくがこれまでスキューバーダイビングに行った中で良かった場所ベスト3



 このブログで、ぼくがスキューバーダイビングを20数年やっているとか、海遊びのことをやたら書いているので、これまで行った海でどこが一番良かったのかということを訊かれます。
 そのたびに答えに困るのですが、それは目的によって答えが違うからです。スキューバーダイビングしに行くのと、シーカヤックしに行くのと、サーフィンしに行くのとでは、それぞれいい場所が違うというのがぼくの正直な感想です。
 で、今回はスキューバーダイビングをしに行った中で良かった海をあげてみたいと思います。
1.モルディブ 北マーレー環礁
 ぼくが行ったのは10年以上前になりますが、サンゴの多さ、透明度、ドロップオフの雄大さ、魚影など、ぼくの好みに合った海です。ぼくが行ったリゾートは、ダイビング好きが集まる場所で、一般の観光客がほぼいなくて、世界中のタフなダイビング好きと交流できたのも楽しかったです。
 できればもう一度行きたいですし、行くなら1ヶ月くらいかけて、主だった島をひととおり巡ってみたいと思います。
2.多良間島
 これも10年以上前になりますが、当時石垣から沖縄本島にかけて、サンゴがかなりやられた時期でしたが、多良間島には豊かなサンゴが残っていました。
 サンゴの種類と面積の多さでは、これまで潜った中で一番だと思います。
 加えて、ぼくは離島好きでして、人口が千数百人の島はとても居心地が良かったのです。
 いろいろな条件を無視するなら、移住してみたいなあと思います。
 宮古や石垣から、船や飛行機で行けるわけですが、石垣や宮古がかなり市街化してしまったので、先島諸島の離島というのは、豊かな自然とのどかな生活を体験できるとても貴重な場所になりつつあります。
3.母島
 ずっと行きたかったのですが、途中世界遺産フィーバーで、船や宿が取りにくくなったり、プライベートで時間がとれなかったりでなかなか行けませんでした。
 父島が世界遺産指定後ずいぶん観光地化してしまったのに比べ、母島はまだノンビリしています。
 ボニンブルーといわれる海の色、大物の魚影の濃さ、ノンビリした島の雰囲気というのは、ぼくの感覚ではミクロネシアの雰囲気にかなり近いと思います。
 できれば年に1回は行きたいと思いますが、休みがとれない…ですね。
 というわけでベスト3をあげてみましたが、ぼくは月にだいたい1,2回のペースで伊豆半島に潜りに行きますが、行くたびに「やっぱり伊豆はいいなあ」と思うわけで、そういうなんとなく気が合う土地というのはあるような気がします。












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