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ナチュラルな暮らしって

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「ナチュラルに暮らす」といってもその程度は人によって、だいぶ違いがあるような気がします。

休日に自然の中で活動するという人から、自給自足の暮らしをするという人まで、その程度はいろいろでしょう。

ぼくの場合は休日に海に出るとか、なるべく地元の食材を食べるとか、ハーブとかシソなどのちょっとしたものを栽培してそれをたべるという程度です。
それでも休日にそんな暮らし方をしているだけで、ずいぶん気持ちが穏やかになります。なんといいますか、自分のペースを取り戻した実感があります。ココロの真ん中あたりがほぐれていくという感じがします。

『自休自足』という雑誌がありまして、それの以前買った号(2006年春号)を読み返していたら、石垣島で、自給自足で暮らしている家族の記事が載っていました。ジャングルみたいなところを切り開いて、自分で家を建てて、日々の食べ物も自分で調達しているみたいなんです。
すごいですね。
ぼくも今よりももっと自然の多いところで暮らしたいと常々思いますが、なかなかここまではできないですね。

でもまあ、あまり無理せず自分のできる範囲で自然に少し近づいた暮らしをしてみるというのもいいかもしれません。



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東海汽船で伊豆七島に行く時に、2等が満席だった時の小ネタ


 今回は(も?)マニアックな話題です。

 伊豆七島ファンのみなさんには、当たり前のことかもしれませんが、東海汽船で新島、三宅島、御蔵島に行く時に2等の和室も座席も満席ということはよくありますね。

 あまりご存知のない方もいらっしゃると思うので書きますが、八丈島は飛行機で行くことが多いですし、大島は東海汽船から別の高速船が出ています。
 三宅島にもANAが就航していますが、火山ガスの影響でほとんど飛びません。

 というようなわけで新島、三宅島、御蔵島に行く時には東海汽船になるわけです。
 2等が満席なら空いている1等などの上のクラスを予約すればいいじゃんと思うのですが、若い貧乏な頃から伊豆七島に通ったぼくとしては、東海汽船=2等というのが刷り込まれているんですね。

 で、2等が満席でもかまわず席なしの予約をとります。

 これも使った方ならおわかりだと思うんですが、予約で満席だといっても当日乗ってみると、たいてい空きがあるので、2等の和室か座席にチェンジできるんですね。
 チェンジは船内のカウンターでやるんですが、この受付も整理券配付方式の順番なのです。
 ですから乗船したらすぐに廊下あたりに荷物を置いて、カウンターへ行って、整理券をもらうという手順になります。
 早い順番ならほぼチェンジ可能ですので、あとは呼び出されるまでビールでも飲んで待ちます。

 ちなみにチェンジできなければどうするのということですが、みんなが寝る時間になると、2等座席室になぜか空きがあったりします。
 その空いている席に座っちゃうか、あとは廊下かデッキで寝るんですね。

 新島、三宅島、御蔵島に安く行きたい方への、ちょっとした暮らしの知恵でした。

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海辺の暮らしの楽しみ -朝市-

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海辺の暮らしの楽しみのひとつに朝市があります
。朝市といっても場所によっていろいろなのですが、ぼくの住んでいるところは、漁協と農協と町の商店が協力してやっているやつで、日曜日の朝にやっています。

気の早い人は7時頃から行列していて、人気のある物はすぐに売れ切れてしまいます。朝が苦手な人にはツライかもしれませんが、ぼくは平気ですので、まあ朝の港で新鮮な空気を胸に、海を眺めながら列に並ぶのも、それはそれでひとつの楽しみです。

目の前に並んだ採れたての魚や野菜に目移りしている瞬間も、軽いコーフン状態になっていいですね。
例えば、型のいいアジやイサキを手頃な値段で手に入れて、その日のうちに刺身にして食べるのは何度やっても飽きません。でたばかりの大根、茄子、キャベツなんて、どう料理して食べようか、あれこれ考えるだけでうれしくなります。
 
朝市で買い物をした後は、焼きたてを売っているパン屋に寄ってまた買い物です。パン屋の袋を抱えて家に帰るのも小さいけれど確かな幸せですね。丁寧に淹れたコーヒーと焼きたてのパン、そして朝市で買った野菜のサラダの朝食。窓の外には海がひらけていて、波の音が聞こえて、パンも一層おいしい、というわけです。

もちろん朝食が終われば海に出ますよ。今日は何をしましょうか…

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アマモ場を荒らすなよなあ

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 ぼくの家のそばの海岸にアマモ場があります。
 とても狭いエリアですが、アマモが繁っているエリアがあるんです。
 伊豆を除いた相模湾に面した海では、広いアマモ場は数えるほどだと思います。

 アマモは海の生物の揺りかごです。豊かな生態系があるといわれています。

 ぼくの家の近くのアマモ場は、運が悪いことに年々狭くなっています。水質悪化、海水浴、シュノーケリングなどなど原因はいろいろですが、一番の原因になっているのは、マリンジェットです。
 近くにマリンジェットのサービスがあって、そこの利用客がこのアマモ場をガンガン走り回るからです。
 海は広いし、他にいくらでも場所はあるのに、なんでアマモ場の上を走り回るんでしょうか?

 なんて、真面目なことを書くと環境保護団体の人みたいですけど、まったく無知というのは恥ずかしいことだと思います。

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土いじりの愉しみ

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海辺の楽しみに限られたことではないかもしれませんが、田舎暮らしの楽しみとして土いじりがあります。
園芸や野菜作りなんかがメインでしょうか。

ぼくの場合は、園芸も野菜作りもしますが、園芸9、野菜作り1という割合です。
園芸は花とハーブを育てています。野菜作りはじゃがいもやさつまいもです。あまり手のかからない丈夫な植物を育てるのが好きです。

園芸も野菜作りも比較的自然が豊かなところで、広い土地を持っている方がやりやすい趣味というか仕事だと思いますが、もちろん都会でやっている方もいらしゃいます。
ただなんとなく違うのは、田舎での土いじりは、あまり他人からの見た目を気にしないという面があるかもしれません。

うまく雰囲気が伝わらないかもしれませんので例を挙げると、近所の人は、草花を育ててる横で畑をやっていたり、その横でニワトリを飼っていたりします。
ガーデニングというと庭全体の一体感や季節感を考えつつ、ひとつひとつの植物を育てていくという、ちょっと芸術的な要素があると思いますが、ぼくの近所ではガーデニングという感じは割と少ない気がするのです。ガーデニングというより土いじりと呼んだ方がしっくりくるような気がします。

ぼくはこれまで土いじりに興味を持ったことはありませんでした。
ちょっと話が横道にそれますが、DIYも田舎に越してきて始めたことです。それまではDIYというような大工仕事をやったことがありませんでした。
それが海辺の田舎へ越してきてからふたつともやるようになりました。

どうして自分が変わってしまったのか、思い当たることは…
・歳をとって興味の対象が変わった
・自分の持ち家で好き勝手にいじることができるようになった
・庭など空間的な余裕ができて、土いじりやDIYができる場所ができた
・周りの自然を見ていて、自然への興味が高まった
・周りに住んでいる人が、物を買うのではなく、自分で作れるものは作るという感じだった
・おいしい野菜に接しているうちに自分でも作りたくなってきた
・子供を育てて、何かを育てる喜びに目覚めた
なんていう感じです。

まあそれはそれとして、自分の手を使って土いじりをして、草花や野菜が育っていくのは、うれしいですね。
失敗して枯らしてしまうこともありますが、何がいけなかったのか反省して、次に成功させるというのも面白いですね。
何といっても自分の考えたとおりにチャレンジできる(といっても妻と相談はしますが)し、失敗しても成功しても全部自分の責任というのがわかりやすくていいのです。
これが仕事では味わえない感覚なので、はまってしまいます。

ぼくの家はわりと海に近く潮風があたる場所で、強いオンショアのときは、家の窓や車が潮だらけになってしまうような土地です。
そういう場所なので、育てる植物も多少は気を遣います。やはりあまりデリケートな植物は枯れてしまいます。
それに暖かい土地なので、寒冷地の植物もうまく育ちません。
いろいろ試してみましたが、周り家や山に生えている植物はほとんど手をかけず育てられます。適材適所といいますか、その土地にあった植物がやはりいいのです。
オリーブ、ミカンなどの柑橘類、ハーブ類、バラなどはすくすくと育ちます。逆に寒冷地のコニファー類は枯れてしまいます。

なんて試行錯誤をしながら、晴れた日に海を眺めながら土いじりするのは、楽しいし、なんとも贅沢な時間の使い方のような気がして、最近はまっているのです。



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リスかな?と思ったら…


 ぼくの家の窓からは林が見えます。
 その林にはリスがいます。けっこう何匹も…
 リスがいると林からガサゴソと音がするのですぐにわかります。

 かわいいので、ボーっとしながら長い時間眺めています。縄張り争いをしているのか、それとも仲間だけどじゃれあっているのかよくわかりませんが、近いところに数匹いるのに、すごく近づいたりはしないんですね。

 以前、近所でリスが電線を囓って停電したことがあります。ただ、かわいいだけじゃないんですね。

 で、先日の夜も、林でガサゴソするな、またリスかなと思って見ていたら、ちょっと大きくて、ナンダナンダと思ってライトで照らしたら…
 タヌキでした。
 そんなのまでいるんですね。
 もしかしたらクマもいたりして…

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薪ストーブは本当にエコなの?

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 薪を燃やすストーブをよく見かけるようになりました。寒い雪国ならわかるのですが、ぼくの住んでいるあたりは相模湾に面していて、関東圏でもどちらかというと冬でも暖かいといわれている地域です。そんな地域の住宅でも最近薪ストーブを見かけるようになってきたのです。

 で、薪ストーブは暖かいとか、炎を見ると癒されるとかいろいろいわれています。それはそれでいいと思うし、ぼくも薪ストーブに憧れていて、できれば薪ストーブのある家に住みたいなと思うのですが、気になることがあります。

 薪ストーブは環境配慮的にどうなんだろうということです。
 環境配慮といってもふたつあって、ひとつは森林の乱伐につながるんじゃないのかということと、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出するのではないかということです。

 これについては、薪ストーブ愛好家は一般的に次のようにいっています。
 間伐材や廃材を燃やしているから森林の乱伐にならない。かえって薪の需要によって森林関連産業を活性化しているのだ。
 木は成長の過程で二酸化炭素を吸収しているが、それを燃やしたからといって、二酸化炭素の量は元に戻るだけで増えない。

 で、こういう言い分については、ぼくとしては、なんだかわかったようなわからないような印象なんですね。みなさんどう思います?
 少なくとも2番目の主張については、燃やさなければ、元々の量よりもさらに二酸化炭素の量を減らせるわけですから、燃やさないのに越したことはないと思うのです。

 極寒の地で、どうしても薪ストーブを使わなければならない事情があるなら別ですけど、他に暖をとる方法がいくらでもあるこの21世紀の日本で、わざわざ薪ストーブを使う理由にはならないと思うんですが…

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我が家では、まだ蚊との闘いが続いています


 我が家では、蚊がやたらでちゃうんですよ。
 同じ海辺の地域でもたぶん多い方かなっと…
 だいたい5月下旬から12月頃までが蚊のシーズンです。
 我が家が特に多いのは、おそらく家の裏が、林になっているせいでしょう。

 窓には網戸があるので、家の中にはほとんど入ってきませんが、多少は人の出入りと一緒に入ってきます。

 夏の夕方などに庭に水を撒くとか、庭掃除をするなんていう時は、たいへんでして、数でいえばざっと30匹以上、うっかりしていると半袖のシャツから出ている腕や短パンから出ている足に何匹もとまって血を吸っているという状態で、「なんだこいつらー」とわめきながら、叩き潰しても、次から次へやってきます。

 蚊の羽ばたく「ワーン」という音が聞こえるほどです。

 この蚊が若いナイスバディな女の子だったら、どんなに幸せだろう、何でオレは、女の子じゃなくて蚊なんかに追い回されてるんだと考えたら、目に涙が浮かぶほどです。


 しかし、小さい頃から疑問なのは、蚊っていうヤツは、人や動物の血を吸って生きているのはまだいいとしても、なんで痒くなる成分を注入してくんだということです。こっちだって痒くてイヤだし、蚊の方も痒いがために潰されやすくなっているわけで、お互いいいとこなしじゃん。


 といいつも、蚊なんて慣れっこで、多少刺されても別にどうということもないのです。刺され慣れっていうのがあるみたいなんですよ。
 でも、お客さん(特に都会方面の方)が来るとびっくりされます。
 お客さんが来た時は、対策を取らないわけにはいかないので、蚊取り線香や電気式蚊取り器具を総動員するのですが、そうすると我が家の子供達が喉が痛いというわけです。
 普段なるべく虫除けの薬を使わないようにしているので、たまに使うと人間のほうが調子が悪くなるようです。

 何かうまい方法はないかなと思い、藪を手入れしたり、カトリスのような薬を置いたり、蚊の嫌がるハーブを植えたりしていますが、そんなに効果がありません。

 いい方法があったら教えて欲しいですが、知り合いに訊いてもだいたい同じようなことをしているだけなので、すごく効き目のある対策はなさそうです。

 海辺がどこも我が家のような状態ではもちろんないわけですが、自然の多いところに移住を考えている方は、そういう環境もあるということを知っておいて、土地探しの時の参考にしてみてはどうでしょうか?

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海辺の四季



よく海辺は気候が温暖で暮らしやすいでしょう、と訊かれることがあります。そういうときは「イヤイヤ」なんて曖昧な愛想笑いをしたりしていますが、確かに温暖かもな、なんて思っていたりします。

以前の冬のことですが、東京に住む友達が我が家に遊びに来て1泊していきました。そのときも夜や朝の冷え込みが緩いといっていました。もう長く住んでいて慣れてしまいましたが、そういわれてみればそうかもしれません。都心で刺すような寒さの時も、海辺に帰ってくると、空気が少し柔らかい感じがします。

というわけで、唐突に海辺の気候を四季ごとにまとめてみようと思いました。ちなみに相模湾沿岸の話なのでよろしく。



【冬】

海辺の冬は、ぼくの感覚ではそんなに長くありませんし、堪え忍ぶというほどのものでもありません。今日は冷え込むなと思う日

々は、1月の下旬から2月下旬までです。

寒い日でも底冷えすると感じることは、数えるほどです。特に朝晩の冷え込みは内陸とずいぶん違います。これはやはり海がそば

にあるからでしょう。
海は温度の変化が少なく、しかも冬でも水温は14~15℃くらいありますから、保温材のような役割を果たしているからではな

いでしょうか? たぶんそうだと思います。いやそういうことにしておきましょう。


冬でもきちんと防寒していればオンボードのウォータースポーツであれば、海に出られます。というのも、陸の気温が10℃とかでも、海の中はわりと暖かく感じます。
ちなみにぼくはスキューバーダイビングやシーカヤックやサーフィンをやりますが、スキューバーダイビングはドライスーツ、シ

ーカヤックとサーフィンは、ラッシュガードと5mmのウェットとフード付ベストのウェットを着て海に出ています。

陸でも長袖長ズボンでジョギングしていれば寒くありませんし、サイクリングも苦になりません。
ちなみにぼくの住んでいるあたりでは、オジサンが冬でも短パン・Tシャツで歩いてますが、これはきっと冬でも冷え込まない気

候のせいでしょう。

ただ、やはり北風が強い日は要注意です。もちろん寒いということもありますが、風が強いとできるウォータースポーツが限られ

てきます。それに流される可能性もありますし、波が高すぎてクローズになることもあります。

冬の海は水が澄んで透明度が高くキレイなのですが、反面生き物があまりいません。
3月になるとワカメ、ホンダワラが茂り始めます。
陸はといえば、木々はまだ葉を茂らしてはいないのですが、よく見ると小さく芽吹いています。もちろん梅などは早い物だと年明

けには咲き始めます。

ぼくは冬の海がわりと好きでして、砂浜を散歩する分には寒さはあまり関係ないし、空気は澄んで景色はきれいだし、水もきれい

だし、人がいなくて落ち着いているし、などなどというわけです。



【春】

海辺の春の特徴は、風が強いということです。3月中旬にそれまでの北風が南風や南西の風に変わります。いわゆる春一番ですが、海だとその風が強いのです。そうすると冷え込みが緩んで春らしくなります。

陽射しが強い日は、風があってもオンボードのウォータースポーツであれば快適に遊べます。曇っているとさすがにまだ寒いので

すが、暖かい格好をしていれば、磯遊びをしていても、「もう寒いから帰ろう」なんてことはありません。スキューバーダイビング

、サーフィン、セイリングをやる人にはいわずもがなですが、好きな人はどんなに寒くてもドライスーツなんか着て海に入るわけで

、ただ、3月も下旬になると震えながらウォータースポーツをするという感じではなくなります。


4月の陽射しが強い日は、暑くもなく寒くもなく気持ちがいいのです。そうした日がだんだん増えていきます。梅雨入りまでのこ

うした日々を、ぼくは勝手に「宝の日」と呼んですごく大切にしています。仕事が休みで「宝の日」は、できるだけ用事をいれずに

一日中海に出ることにしています。真夏になると暑すぎるわけですが、この季節は一日中海にいても居心地がいいんですね。
ちなみに「宝の日」は秋にもあります。
春先は気温が高いので、雨が降っていても海に出られます。サーフィンやシーカヤックやスキューバーダイビングなんてどうせ濡

れるんですから雨なんて関係ないんです。ただ風がなければの話ですが…


春の海は、ワカメ、ヒジキ、コンブ、ホンダワラ、ハバ、テングサが芽吹いて成長しつつある時期です。まだ成長しきっていない

この時期のワカメやヒジキは、固くなくておいしいので、近所の人は磯でワカメやヒジキ採りをしています。
生き物も活動し始めます。磯ではそれまで姿を見せなかったカニ、エビ、ヤドカリがそこここで動き始めていますし、ハゼやイワ

シもよく見られるようになります。
海の中が賑やかになってきたなという頃になると、水の透明度が落ち始めます。これは海草の胞子(なのかな)やプランクトンが増

えて、白っぽい濁りが出始めます。

さて、春と夏の間に梅雨があります。海辺では梅雨というのがポイントでして、とにかく湿気が多いので、家の中がカビだらけに

なっちゃうのです。風がない日は家の中も外も湿度が高いので、そういうときは外にでてごまかすのが一番です。何の解決にもなっ

ていませんが、解決しようがないのでいいんです。



【夏】

いよいよ夏です。夏って若い頃は「すごく好き」でしたが、歳をとった今は「少し好き」です。なんだか小学生の恋愛のようですが、やはり夏の暑さというのは、身体にこたえますね。いやはや。
何がいやはやかわかりませんが、暑いし、海は混んでるし、道は混んでるし、でも夏の海というのは過ごしやすいし、ビールはう

まいし、台風が来た時のサーフィンは楽しみだし、夏休みもあるしという感じで「少し好き」です。

さっきから暑い暑いといっていますが、都心や内陸のような、ベトつくムッとする暑さ、とは違います。風が吹いていれば、そんなに暑くありません。そりゃ高原のような涼しさではありませんが…
特に朝晩は夏でも肌寒いほどなんです。
みなさんこういう経験はないですか? 海辺の旅館に泊まって、暑いので窓を開け放しにして寝たら、朝涼しくて目が覚めたなん

ていうこと。それと同じような状況です。

というわけで海辺の夏の攻略法は、日中の陽がガンガン照っている時間帯に、海に浸かって「うーん」なんていいながらやり過ご

すことです。そうすれば夕方は海風が気持ちよくて、夜になれば涼しく、朝は爽やかです。ちなみに我が家では、夏、冷房を使った

ことがありません。なくてもなんとかなります。


夏の相模湾は、やはり濁りがあります。それに加えて台風が来たりすると海の中がかき混ぜられて、さらに濁ったりします。ダイ

バーにとっては、あまり面白い海とはいえないでしょう。ただ、暖かいし、魚はわりといるし、チョウチョウウオとかクマノミなん

て暖かい海の魚も見られるので、透明度さえ我慢すれば結構楽しいんですよ。
サーファーも波がなくても暑いから涼みがてら海に入るという人もいるんではないでしょうか? そういう楽しみ方だっていいで

すよね。
さて、シーカヤックやセイリングは夏ってつらいですよね。オンボードのウォータースポーツは暑すぎます。ぼくは暑くなったら

海に飛び込んで、また乗るということを繰り返して凌いでいます。あんまり暑い時は海に飛び込んだまま、シーカヤックを押してバタ足をしたこともあります。一生懸命バタ足をやったのは小学生時代のプール以来ですが、途中でバカバカしくなって、普通にシーカヤックに乗ることにしました。


夏は木々も茂り、草も成長し、虫もでます。折々に枝を剪定したり、草刈りをしなければなりません。でもぼくはズボラなので、

月に1回くらいしかやりませんが…
それだけじゃなくて、ぼくの住んでいるあたりは森も近いので、蚊、ムカデ、クモ、ゲジゲジ、ゴキブリ、蝉、蜂、ヘビ、モグラ

、リス、タヌキなどなどが出ます。ぼくはもう慣れてしまいましたが、虫や動物が嫌いな方にとってはツライ環境かもしれません。
ちなみにゴキブリは、自然の淘汰が働いているせいか、東京に住んでいた頃に比べて少ないです。ネズミも見かけません。
もうひとつちなみに、窓を開けて寝ているので、夏は蝉の音で目が覚めます。
でもまあ自然が豊かということで、これが本来の生活なんだと、そういうことがない都会の暮らしが異常なんだと、考えるように

しています。



【秋】

10月頃までは結構暑いですよね。9月下旬は、まだまだ夏という感じです。秋を感じ始めるのは10月も下旬になってからでしょう

か。ってかなり自分目線で書いていますが、「ちがうだろ」と感じている方がいるかもしれません。

体感的な季節の変わり目というのは、幾度かの台風が来て、南風が西風に変わる頃。そこが夏と秋の境目です。

この時期は、やはり「宝の日」があります。陽射しは強すぎず、風は爽やか、気温もほどほどという感じ。外にいるのが気持ちよ

くて、一日中海で遊んでしまいます。ただ、春の「宝の日」と違うのは台風がときどき来るということと、「宝の日」の出現回数が

だんだん減っていくということ。
台風が来るのはサーフィンができるのでイヤではありませんが、「宝の日」が減っていくのが切ない、です。夏の終わりと冬の訪

れを予感させるからでしょうか。

秋の海は、夏の濁りが収まって、だんだん透明度が増していきます。ですが、寒すぎず、魚も多く見られるというわけで、ダイバ

ーにとっては貴重な季節です。相模湾付近は11月までウェットスーツで潜れる、つまり水温は20℃以上あるし、水も抜けているし、

魚も多いというわけで、9月、10月、11月はできる限り、いや、かなり無理をしても、休日はダイビングに行きたいところです。
で、台風がきたら一転サーファーとなって波に乗るというのが、ぼくの秋の海の楽しみ方です。この貪欲さ、節操のなさがぼくの

数少ない長所だという人もいたりいなかったりします。



さてさて、ほとんど雑談でしたが、もしかしたら海辺に住みたいと思っている方には、少しは参考になるかもしれません。そうなることを願っています。

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もっと田舎の海辺へ

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ぼくは海辺に住んでいますが、もっとノンビリした田舎の海辺に住みたいなあと、以前から思っています。今、町に住んでいて、たまの休みに海に行くのが楽しみという方から見れば贅沢かもしれませんが…

こればかりは病気みたいなものでどうしようもありません。都会に住んでいた頃は、そんなに自覚してなかったんですが、海辺に住んで、自分のペースで暮らしてみると、その暮らしが自分の性格に合っているとはっきりわかります。
そうなると今度は、海辺の暮らしから都会の暮らしに切り替えるのがすごく大変なんです。都会モードに切り替える時、自分に無理を強いているのがよくわかります。

もっと田舎の海辺に住みたい、これは自分の中に巣くった弱さと裏表なのかもしれません。
何かから逃避しようとしている感じ…

ぼくの中の海辺というのは、漁村で、みんな顔見知りで、鉢巻きしたおっちゃんが軽トラに乗っているというイメージなんですね。そういうところだと、個人の生活が周りの人に見えてしまって息苦しい、という話を聞いたことがあります。実際住んでみるとそうかもしれません。それでも憧れるんですね。

ぼくは田舎の海辺を旅するのが趣味ですが、町というか村にスーパー(というか、なんでも屋)が1軒で、郵便局も1軒で、本屋、パチンコ屋、DVDレンタルなたぐいはなくて、みたいなところは結構あります。
そんな村の中で、隣の家まで何キロか離れていて、海が見下ろせる高台で、庭が何百坪かあって、畑もやれて、みたいなところで一度暮らしてみたいなあと思っています。
晴耕雨読というやつですね。
憧れますね。






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