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自分の力だけで進むスポーツの魅力




 ランナーズハイという言葉がありますが、その感じよくわかります。

 サーフィン、スキューバーダイビング、セイリング、シーカヤックといくつかのウォータースポーツをしてきて、やはり自分の力でやるスポーツの方が性に合っているなと感じます。
 それに加えて、いつも違う自然の状況を判断しながら、自分の力の限界も見極めながら、頭を働かせてやるのもウォータースポーツの魅力です。

 特に、シーカヤックというのは、ひたすら同じ動作を繰り返すわけですが、ランナーズハイと同じような心理的状況になることがあります。
 一漕ぎ一漕ぎを意識して、それをずっと繰り返す、その行動が、無心になるというか頭がボーッとしてくる感じに繋がっていると感じます。
 一日に何時間も単調なパドリングを繰り返していると、だんだん自分がどこにいるのか、どのくらい疲れているのかわからなくなったりします。
 この不思議な感覚は一体なんなんでしょう。

 ジョギングやサイクリングですと、信号があったり、車が走っていたり、段差があったりで、その都度、意識が判断を迫られるわけですが、シーカヤックだと、そういう細かな情報がないので、より速く無心に近づくことができます。

 ときどきシーカヤックって面白いのかな?とあからさまに冷静に考えることがあるんですが、休日ごとに暇があれば、海へ出てパドリングしているのを、十数年も続けているんですから、面白いんだと思います。
 じゃあ何が面白いのか?

 ひとつは、広い海を進んでいく爽快感です。これは船に乗っていても感じられるんですが、シーカヤックはより目線が海に近いのがよろしいですね。

 ふたつめは、海況や気象を見ながら、自分のスキルの範囲で遊んで無事帰ってくるという判断力を求められるところです。自分の命がかかっていますから、真剣に適切な判断をしようとしますし、判断をするために取り乱さないような精神力を養うことができます。無事帰ってくることができたときは達成感があります。

 みっつめは、自分の力で進むことでしょう。エンジンがついている、たとえばクルーザーとか車などだと、自分がすごい力を身につけたように錯覚してしまい、調子にのってしまいます。尊大になってしまうと思うんです。よくいるでしょう、高速道路で速い車に乗って前の車を煽っている人が…あれって別にその人がすごいんじゃなくて車がすごいんですよね。前の車を煽っている人というのはたぶんそのことを自覚していないんじゃないかな?と思います。あるいは本当に急ぎの用があるかもしれませんけど…
 自分の力で進むスポーツ、それはたとえばジョギングだったり登山だったりシーカヤックだったりいろいろあるわけですけど、そこは自分の力がすべてなわけです。
 シーカヤックの場合、パドリングだけで進むわけで、自分の体力と相談しながら、状況を判断するわけですね。でも、一方で自分の体力だけキチンと把握していれば、必ず目的地へ到達できるわけです。このところが素晴らしいですね。
 これがたとえば車なんかだと、機会の調子がどこか悪くなってしまうと、そこから先に進めないわけですもんね。もしかしたら修理できるかもしれませんけど、今のテクノロジーの塊のような車を修理するのって、一般の乗り手にとってかなり難しいと思います。

 こんな面白さがあるから、ぼくは休みがあると、いそいそと海に出ていくのでしょう。




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