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ウォータースポーツでヤバい状況になったとき平常心を保つぼくの方法



 ウォータースポーツでは何度も危ない目に遭ってきました。
「ヤバい。今回は死ぬかも…」ということが何度かありました。いえ何十回もありました。一応なんとかかろうじて、今生きてますけど…

 事前の準備や安全管理が大切なことはもちろんです。過去の経験をもとに器材のチェックリストも以前にまとめましたので、よければ読んでください。

スキューバーダイビング器材安全チェックリスト

 で、死にそうになった経験から学んだことは、平「常心・冷静でいるかがとても大切だ」ということです。
 ウォータースポーツで遭難しかかった人の手記とかリスクマネジメントの本はこれまでも読んでいて、そこにもパニックにならないことが大切だと書いてありましたが、あれは本当です。
 これはヤバいと感じる状況が起きているのは事実ですが、それをどう受けとめて感じるかというのは、自分の頭の中だけの問題です。同じ状況であってもパニックになる人とならない人がいるということです。また、同じ人でもそのときの状況によって落ち着いているときと焦りやすいときがあるように思います。
 これはたいていの方がご存知のとおり、人はパニックになると、もうたいへんです。って、当たり前ですけど、どうたいへんなのかということですが、判断力が低下します。それから心拍数が上がったり、呼吸が速く浅くなったりします。
 アウトドアスポーツの場合、パニックになるとそれだけ死へ近づくといえます。
 どういうことかというと、パニックになることでヤバい状況がさらにヤバくなるということです。そして、パニックになるかどうかは自分次第なので、パニックにならない方がお得でっせ、奥さん、なのです。
 でも、パニックなるのはどうしようもないんじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。ぼくの経験では、自分の気持ち次第で、パニックに陥るのを回避できます。
 そこでぼくが経験してきたパニックにならないように自分に言いきかせるいくつかの方法をまとめてみます。
・こういうのって、別にたいしたことないと思う。 
 わぁたいへんだ、って思うんじゃなくて、こういうことって前にもあったし、別にたいしたことないって自分に言いきかせます。
・君はたいへんっていうけど、具体的に論理的に何がどうたいへんなのか180字で答えよ、と自分に問題を出す。
 さすが受験が厳しかった世代です。って、冗談っぽくいってますけど、心理学で認知療法というのがありますが、その人の思考の偏りや癖に気づくために、そう思い込んでいることに対して論理的な根拠を考えさせたり、反対の考え方がないかを論理的に考えさせたりする手法があります。それを応用してみました。
 この場合自分はヤバいってビビってますけど、具体的に何がヤバいのか、どうヤバいのか、それは本当に死に直結しているのか、ヤバくないところはないのかを考えると、自分が思い込んでいるほどヤバくはない状況だったりします。そして論理的に考えることで冷静にもなれます。一旦冷静になればパニックにはならないので、まあ最悪の状況は脱したといえるでしょう。
 ぼくの場合、元々の性質が慎重な方なので、こうやって冷静になってみると、ヤバいと感じる状況は、実はそれほどヤバくもないということがよくあります。
・深呼吸する
 パニックのときは呼吸が速く、浅くなりますから、これを意図的に修正します。行動療法では、人の心理は考え方を変えるためにまず行動を変えると考え方自体も変わるという手法がとられますが、それをパニックの際にも応用しました。
・別に死ぬだけじゃんって思う
 死が怖いって思い込んでいるから、自分は今死にそうで、それでパニックになるんですよね。本当に死ぬのって怖いんでしょうか?
 それに人ってみんな遅かれ早かれ死にます。それがたまたま自分には、今、死のタイミングが来そうなんだと考えます。それだけのことです。というわけで、別にただ死ぬだけじゃんと考えると、怖くなくなります。そうすると気持ちが楽になって、パニックにならなくなります、ぼくの場合は…
・死ぬかもしれないけど、やれるだけのことはやってみようと思う
「別に死ぬだけじゃん」の次の段階です。死んでもいいじゃんって開きなおったら、そこから死ぬにしてもやれるだけのことをやってみようと考えます。そうすると落ち着いて、しかも次の打ち手が見えてきます。
・おぉオレもついに冒険家だなって思う
 アウトドアで事故にあったり、死んだりするのって冒険家っぽくないですか?
 で、事故ったら世間を騒がして申し訳ないとか、家族は大丈夫だろうかとか、新聞に載っちゃうかなとか、そういう余計なことを考えて焦ったりしますが、逆に自分をヒーローかのように思い込ませて、現状を強引にポジティブに持っていくという方法です。
・この状況を乗り越えたらオレってスゲエと思う
 こんなにハードな状況を乗り越えて無事生還できたら、自分ってすごいなあと、これまたポジティブに考えます。そうすると思考が現状を乗り越える方に向かっていきますので、パニックにならないで済みます。
 まあざっとこんな感じです。
 こうして書き出しているうちに、これまで遭ったヤバい場面を思い出してしまいました。いやーホント、今こうして文章を書いているのが奇跡に思えます。
 それで、これはウォータースポーツで死にそうになった経験がもとになっているんですけど、別にウォータースポーツに限らず、たとえば仕事や日常生活でも使えるんじゃないでしょうか? パニックにならず冷静に気持ちを落ち着かせたいときは、使えるかもしれません。もしそうしたことで何とかしてみたいという方は、試していただくのもアリかも…








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