海の贈りものを受けとる場所
海遊びにはこのビーサン!
ビーチといえばやっぱりビーサン。
ぼくの住んでる辺りの人は、ほとんど1年中ビーサン履いてることも多いです。
近所のスーパーマーケットで、いい年したオッサンがビーサン履いてるのを見た、大学の同級生の女性(文京区在住、教育ママ、久しぶりに遊びに来た)は、眉間に深い縦シワを寄せていました。
いいじゃん!ラクなんだもーん。ビーサンで往復ビンタしたろか。
オヤジなのにショーネンのココロを忘れない、そんな人は、スニーカーを選ぶくらいこだわって、ビーサンを選びます。
海で気持ちよく遊ぶには、どんなビーサンがいいのでしょうか?
ウォータースポーツをする人向けのビーサンについて書いてみたいと思います。
(つーことは、おしゃれで革のビーサンとか履いている人は、以後、読まない方がいいです)
ビーチサンダルは本当に便利です。最初にこれを作った人はスゴイ!
心からお礼をいいたいです。
【ビーサンを選ぶとき、やってはいけない禁止4か条はこれだ!】
1.壊れやすい
2.乾きにくい素材でできている
3.鼻緒がペタッと足の触れる部分についちゃって、足がいれにくい
4.値段が高い
そのココロは…
1.壊れやすい
当たり前ですね。でも、ブランド物の高いビーサン買っちゃうと意外に壊れやすかったりするんだ、これが。
2.乾きにくい素材でできている
海に浸かって、砂浜を歩いて、また海に浸かってっていうときに、乾きやすくて水切れがいいのじゃないと、気持ち悪いし、砂が付いてぜんぜん落ちないし、そうすると砂でこすれて足が痛いちゅうわけです。
3.鼻緒がペタッと足の触れる部分についちゃって、足がいれにくい
鼻緒が柔らかい素材や布でできていると、鼻緒がビーサンの本体にひっついちゃう。そうするとねえ、履くとき足が入れにくいんです。足の指で鼻緒をこじ開けなきゃいけない。それが面倒くさいんだ。
4.値段が高い
サーフで、波にビーサンが流されるということはよくあることですね。流されても惜しくないというのが、大切なポイント!
例えばレインボー(RAINBOW SANDALS)のビーサンとか、結構高いですから…
「わたくしは5万円のビーサンが流されてもぜんぜん惜しくないです」という方は、どうぞ気にせず、オノレの人生を歩んでください。
【おすすめのビーサンはこれ!】
■葉山げんべいのビーサン
葉山にあるげんべいという雑貨屋さん。湘南の人は知っている人が多いですね。もう定番です。
ここのポイントは、使いやすい、丈夫、サイズが0.5cmきざみであるし、値段は1000円でまあ妥当、というところです。
あと、ビーサン色も数十色あり、鼻緒の色も同じくらいあり、両方の組み合わせもやたらめったらあります。
今度は何色にしようかな?みたいな楽しみがあります。
ぼくは3月から12月までビーサンですが、3年くらいは余裕で履けます。
履きやすさ、値段、ちょっとしたシャレッ気、このひねりのないオーソッドックスなビーサンのフォルムが、ざっくりとした海辺の暮らしにジャストフィット。
わが第5代げんべいのビーサン
■SENSIのビーサン
SENSIというのはちょっと前に流行りました。イタリアのビーサンです。なんかビーサンでイタリア製ちゅうのもすごいですね。
でも、履きやすいし、ちょっとシャレた感じもあっていいです。
でも、値段がねえ、3000円くらいするんです。そこが玉に瑕。
ちなみに写真はMONTECARLOというタイプです。これで定価が3300円。
ビーサンの足があたるところにポツポツがあって、足の裏がマッサージされて気持ちいいです。Bubbles Massage Systemとメーカーはいっています。
あと、細かい穴があいていて、排水されやすいようにできていいます。Drainage Systemとメーカーはいっています。
すごいですね。ビーサンでシステムですよ。
あと、足をのせる面と、ビーサンの底の面の間に、何だか空間があって、ここがクッションの役目をしているようで、長く歩いていても(ビーサンで散歩とか買い物とか行きますよね?ねっ?)快適です。
SENSIのモンテカルロ カラーはIRIS
このポツポツが感じちゃう。細かい穴もあります。
何か空間があるでしょう。
ここから水が流れ出てきます。
クッションの役割もあるみたいです。
■無印良品のビーサン
ビーサンのために葉山やイタリアを持ち出さなくても、もっと身近にあるものはないの?
そうですね。別にそんなにこだわらないのなら、無印のビーサンもいいですよ。
最近も売ってるんでしょうか?
夏になると並ぶのかな?
すごいコストパフォーマンス
■漁サン ギョサン ダイバーズビーサン
やっぱりこれですね。ギョサン。ぼくはベンジョサンダルと呼んでます。
ダイブサービスに1個や2個は必ず転がってます。
とにかく丈夫。そいでもって安い。最近はいくらか知らないけど600円くらい。
げんべいのビーサンは、日なたにずっと置いとくと、鼻緒のプラスティックが劣化して、たまに切れることがありますが(それでも5年とかは大丈夫だけど)、これはそれもないです。
普通に使っていたら、10年以上は使えます。
裏もデコボコしていてすべらないので、ボートのデッキでも安心。
ぼくの一番のオススメ。
やっぱり実力一番
■crocs クロックス
これまで海遊びに合ったビーサンをいろいろご紹介してきました。でもcrocsについては、ビーサンじゃないし特に紹介しなかったんですが、海で履いている人がやたら多いし、定番化しそうなので取り上げることにします。
2008年頃から流行始めたcrocsですが、その魅力は何でしょう?
ぼくが最初にcrocsを見たのは、ヨット乗りがデッキシューズの代わりに履いているところでした。確かに滑りにくくて、軽い、水も乾きやすいので、海っぽいシーンに合うのでしょう。
それ以降、ぼくの住む海辺の町では、オジサン、オバサンから子供までcrocsが流行し、今では定着しています。
エスカレーターで子供の巻き込まれ事故がありましたが、それ以降も流行は衰える気配がありません。
では、海遊びでcrocsの使い勝手はどんなものでしょう?
crocsにもいろいろなタイプがありますが、ここではケイマンについて触れてみます。
まず欠点から…
ダイビングやシーカヤックをやるとき、重い荷物を持って足を踏ん張らなければいけないときがあります。ビーサンだと鼻緒があるため踏ん張りが利く(特に漁サンだといい)のですが、crocsだとイマイチです。本当だとマリンシューズやダイビングブーツが一番いいんです。
あと、足が触れる部分が緩やかにカーブしていて履き心地がよくなっているのですが、ここに水が溜まるのです。その分だけ乾燥するのが遅い気がします。
良い点としては、滑りにくいところです。例えば、海で一番滑りやすい港のコンクリートスロープでも割と滑りません。さすがに苔というか海草が生えているところでは滑りますが…
それから軽いこと。あれだけしっかりした作りであの軽さというのは、なかなかです。
それから足にフィットすること。ゴムが柔らかくて、足を入れると足の形に馴染むのがわかります。足が包み込まれる感じは心地好いものです。
ただcrocsにもいろいろなタイプが出ていますので、もしかしたらビーサンタイプだとちょっと違うかもしれません。
もう少し値段が下がると何気なく使えるんですけどね。
普段履きにはいいんだけど、海だとちょっと…
海辺暮らしの良いところ
以前「海辺の暮らしの良し悪し」という記事を書きました。
その際、ぼくの住んでいるところは、海辺というよりも海山辺だと書きました。それを「海山辺暮らし」と呼びたいと思います。
今回は「海山辺暮らし」の良いところをご紹介したいと思います。
【気軽にウォータースポーツが楽しめる】
ぼくはサーフィン、スキューバーダイビング、シーカヤックをやりますので、海まですぐの立地はありがたいです。
窓から海のコンディションをチェックしてすぐに行動を起こせます。
例えば金曜の夜飲んで遅く帰って、土曜の昼近くまで寝ていたとします。そんなときでも昼メシを食ってから、海に遊びに出られる、そんな気軽さがあります。
もしこれから海辺に住もうと考えていて、ウォータースポーツをする方は、立地には気をつけたほうがいいでしょう。
特に器材が重い、ウインドサーフィンやボート、シーカヤックをやる方は、以前の記事の分類でいうA-2やB-2にあたるところに住むと、あまりメリットがありません。
加えてカートなどで器材を運ばなければならない場合、家から海までの経路に階段などがないかも重要です。ぼくは家を選ぶ際、そのことは注意しましたので、家から海までの最短距離がすべてスロープです。
【自然に囲まれてる安堵感】
「海山辺暮らし」に暮らしてみて、 波の音、森の葉のこすれる音、リスの鳴き声、鳥のさえずり、風の匂い、潮の香り、そうしたいろいろな要素が人の心には知らず知らずに影響してくるということが、住み始めて良くわかりました。
そういえば都心に住んでいた頃は、割と気持ちがいらだったりして細かいことで腹を立てていました。 今はそんなことはありません。週末家にいると気持ちの奥のほうがほぐれていく感じが確かにあります。
そんな安らぎを手に入れたい方にオススメな立地は、道のどん詰まりで、奥に家がなく、自分の家が山際で、隣の家と距離があるところです。
プライベート感が高ければ高いほど、のんびりゆったり感が増します。少し高台になっていると海も眺められます。 「限られた人しか付近にいない」というのはなんとも安心できるものです。
ただこのような自然がたくさんある感じというのは、都心へ通えるエリア、例えば湘南エリアでは藤沢、辻堂、茅ヶ崎あたりでは味わえなくなりつつあります。 あのあたりはもう町でして、自然に接したい方は別なエリアを探した方がいいでしょう。
【アレルギー症状などの病気が和らいだ】
家族の一人がアレルギーの気があったんですが、それが和らぎました。
知り合いでも、子供のアトピーやぜんそくが軽くなったという人は結構います。
ただ夏の昼のような陽射しが強いときは要注意です。かえって症状が悪くなることもあります。穏やかな気候の日に適度に潮風を浴びるのが良いと思います。
海まで行かなくても、家の空気自体が湿気を含んでマイルドになっている気がします。それは特に冬に感じます。
【周りの人のゆるさ 】
ぼくの住んでいるあたりの人は、みんなノンビリしていて、極端にいやな人や変な人はいません。
以前都心に住んでいるときは、細かいことにうるさいとか嫌味な人がいましたが、そういう意味で暮らしやすいです。
それから、まわりにウォータースポーツをやる人が多いので、趣味の話で盛り上がれるのもいいですね。
例えばシーカヤックでちょっと離れたところまで行って帰ってきた話しをしますね。今だと「すごいね。やるね。海の状況はどうだった?」みたいな反応ですが、これがウォータースポーツをやらない人だと「えっ、いい年してそんな危ないことすんの?」というリアクションです。
そりゃ危ないけどさあ…
あとちょっとしたことですが、ラフな服でぜんぜん気兼ねないです。相手もダラっとした服装ですから…。
服装に構わなくてもいいのは、ぼくのようなズボラでファッションに興味のない人種にとっては、ありがたいことです。
些細なことですがラクです。
【空いている】
基本的に田舎でして、人口密度が低いせいか、郵便局、図書館、役場、病院、スーパーなどなど、そういう生活上のサービスがどこも空いています。
しかもどこも駐車場がたっぷりあって、車で行けます。
空いていて待たなくていいので、その点もストレスが少ないといえます。
まだまだ「海山辺暮らし」のいいところはあるような気がしますが、とりあえず今回はこのあたりまで。思い出したらまた書きます。

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波の背に夕陽が当たる美しさ
海辺で夕陽を見るの好きですか?っていきなり訊いてますけど…

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自分の力だけで進む…あるいは把握可能な大きさの物と自分の関係…
ぼくはたまたまシーカヤックもやるし、小型2級船舶免許も持っているので、レンタルボートに乗ったりもします。それからちょっとワケあって、セイリングのレースのテンダーも操縦したりします。
気楽というのは、いくつかの意味を含んでいるんですが、人や物をあてにしていないから気楽だという意味と自分だけが頼りでいっそ清々しいという意味と自分のことは他人のことよりもわかるので安心だという意味です。
のんびりした暮らしの作り方
日々雑事に追われてバタバタしています。
自分としては、もう少しゆっくり、のんびり過ごしたいと思うんですが、気がつくとどこかしら焦っている自分がいます。
ビーチで夕陽を眺めながらビールが飲める、そんな日々が続けばいいな…
ニュースを見れば悲しい事件が起き、海外を取り巻く情勢は変化し、政治は先行きが見通せません。
会社に行けば、いつでも課題は山積し、ややっこしくもつれた問題が持ち上がっています。出世はしたいし、ライバルは憎らしい。
家族の健康に気遣い、老後の家計の不安を考えたりします。
って、こんなふうにぼくは時間があると必ず心配ごとを考えるんです。
いくら状況がよくなっても100%ってことはありませんから、なにかしら考えてしまいます。
今だって、すごく困ったり、不幸なわけではないのに…
そんなときぼくは海に行きます。これまでの習慣でそうしてしまいます。っていうか毎日海には散歩に行くんですが…
そのたびに思い出すのです。
「そうだ。ぼくは、仲間と海で遊んで、一日の終わりにビールを飲めればそれでいいんだった」ということを…
大学生の頃はとても貧乏で、日々食べるのもたいへんでした。バイトをして一週間なんとか食べていけることを考えていました。働くようになってからは、とりあえず生きていく上で最低限食べていけるようになりました。そして晩酌でビールが飲めるようになったんです。
そのとき、これでいいよな、と思ったんです。特に贅沢をするわけでなく、豪邸に住むわけでもなく、会社で出世するでもなくて…
健康で、仲間と楽しく海遊びができて、その後シャワーを浴びて、ビーチで夕陽を眺めながらビールが飲めれば、それで十分なんだよな、って…

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里山の風景を眺めながらしっかりおいしい蕎麦 和か菜 葉山
アットホームな雰囲気で地元の人が「今日は外で食べようか…」というノリで来るお店です。
夏の海辺の朝の匂いが好きです
海の匂いっていわれてイメージ湧きますか?
潮の香りを思い浮かべる人がいるかもしれません。
では、夏の海辺の朝の匂いってどうですか?
ぼくは、その匂いがとても好きです。
あれは何の匂いなんだろう?
いろいろ入り混じった匂いです。
潮の匂い、磯の匂い、森の匂い、朝の空気の匂い、霧の匂い…
何が混ざるとあんな匂いになるのかわかりませんが、ワクワクして、清々しくて、懐かしくて、気持ちいい匂いです。
夏休みの匂いに近い気がします。
ぼくはそんな朝が好きで、5時頃にはビーチを散歩しています。
まだ新品の空気の中を歩いていると、幸せな気持ちになれて、それだけで、海辺に住んでよかったなと思えるのです。
今日も一日、平和で穏やかだといいですね。
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高度文化病をアウトドアスポーツで克服しよう
以前から漠然と感じているんですが、今の日本にはある種の人達が多いんじゃないかと思うんです。
自然に癒されるタイプってどんな人だろう?
ぼくは海のそばに住んでいます。家の前が海で、裏が小高い山になっています。
なので、日常的に自然に囲まれて暮らしているといってもいいんじゃないかと思います。
神奈川県で相模湾沿岸の比較的市街化されたエリアですが、場所によっては自然がまだ残っています。
…でも、ぼくの今の願いは、もう少し田舎に引っ越すこと…
都会に住む友人は、ぼくの暮らし方を「理解できない」「もっと便利なところに住めばいいのに」といいます。基本的に大きなお世話だと思うんですが、それよりも自然に囲まれたところが心地いいんだからしかたがありません。
その友人とのお決まりのやりとりは…
友人「もっと便利なところに住めばいいのに、よくそんな田舎に住むなあ」
ぼく「自然がないところに住んでいて、よく頭、おかしくならないなあ」
です。
友人のもうひとつの決まり文句に「自然って癒される?ストレスじゃん」というのがあります。その友人は昔から、虫や小動物や木や土が嫌いなんです。そういう感覚の人にとっては、自然は確かにストレスかもしれません。
一方で、本屋には自然やアウトドアや田舎暮らしの本が並んでいて、webを検索すればナチュラルなライフスタイルを賞賛する情報はたくさん出てきます。
自然に癒される人は、確かに存在するし、別に少数派というわけではないようです。
ぼくの場合はどうなんだろうと振り返ってみました。
やはり海のような視界が開けた場所だと、気分が明るく軽くなります。ひらけた風景でも海が好きです。理由はよくわかりません。青いから?
木々の緑がある方が、コンクリートよりは好きです。癒されているのかどうかわかりませんが、気持ちが落ち着く実感はあります。
人工音よりも自然音の方が好きです。
六本木とか渋谷に行く用があって、一日中あれこれやったりすると、気持ちの芯からぐったりしてしまい、自分がイライラ殺伐としているのに気がつきます。
自然に囲まれたところで忙しく働いていても、身体は疲れますが、気持ちの芯がぐったりすることはありません。おそらく自然が豊かなところの方がストレスを感じていないんでしょう。
よく考えてみれば、都会は人も車も多く、電車もやたら走っているし、人も多いし、知らない人ばかりだし、ヘンな人もいそうだから、防衛本能が働くのかもしれません。自然だって危険が多いですけど、さすがに都会ほどの刺激量ではありませんし、だいたい推定できることですから…
ぼくが勝手に想像するだけですけど、都会の刺激というものに生物としての人間が慣れていないのかもしれません。
ぼくにとって、都会での疲れというのは、あまり気持ちがいいものではないのです。
友人とのやりとりでもわかるように、人には好みや向き不向きがありまして、それぞれに適した環境で暮らすのがいいんだろうなということです。
それが自由に選択できる人ばかりではないかもしれないんですけど…
そしてぼくはどうやら自然の気配が常にある方が、ラクに暮らせるようです。
もしこの駄文を読んでいるあなたが、都会の暮らしになんとなく合っていないものを感じていたり、ストレスが溜まると感じていたら、できるのであれば自然がある暮らしを選択してみるのもいいかもしれません。