海の贈りものを受けとる場所
海辺のおいしいビールの思い出
ぼくはウォータースポーツをした後に、シャワーを浴びてさっぱりしてから、海を眺めながらビールを飲むのが、とても好きです。
月の道、光の中に佇む…
伊豆の北川は月の道をウリにしている観光地です。ムーンロードといってPRしています。
月の道がきれいなのは北川に限ったことではありませんけど…
シンとした海、夜、月明かりに青白く光る海、そこに延びる月の道、月の道を横切る漁船…
そんな風景を小一時間も眺めていると、自分が風景の一部になってしまったように錯覚します。自分が海の上にいるんじゃないかって思えてきます。あぁずっとこうして海の上に浮かんでいられたらいいなぁ、なんて思います。
海辺暮らしの良いところ
以前「海辺の暮らしの良し悪し」という記事を書きました。
その際、ぼくの住んでいるところは、海辺というよりも海山辺だと書きました。それを「海山辺暮らし」と呼びたいと思います。
今回は「海山辺暮らし」の良いところをご紹介したいと思います。
【気軽にウォータースポーツが楽しめる】
ぼくはサーフィン、スキューバーダイビング、シーカヤックをやりますので、海まですぐの立地はありがたいです。
窓から海のコンディションをチェックしてすぐに行動を起こせます。
例えば金曜の夜飲んで遅く帰って、土曜の昼近くまで寝ていたとします。そんなときでも昼メシを食ってから、海に遊びに出られる、そんな気軽さがあります。
もしこれから海辺に住もうと考えていて、ウォータースポーツをする方は、立地には気をつけたほうがいいでしょう。
特に器材が重い、ウインドサーフィンやボート、シーカヤックをやる方は、以前の記事の分類でいうA-2やB-2にあたるところに住むと、あまりメリットがありません。
加えてカートなどで器材を運ばなければならない場合、家から海までの経路に階段などがないかも重要です。ぼくは家を選ぶ際、そのことは注意しましたので、家から海までの最短距離がすべてスロープです。
【自然に囲まれてる安堵感】
「海山辺暮らし」に暮らしてみて、 波の音、森の葉のこすれる音、リスの鳴き声、鳥のさえずり、風の匂い、潮の香り、そうしたいろいろな要素が人の心には知らず知らずに影響してくるということが、住み始めて良くわかりました。
そういえば都心に住んでいた頃は、割と気持ちがいらだったりして細かいことで腹を立てていました。 今はそんなことはありません。週末家にいると気持ちの奥のほうがほぐれていく感じが確かにあります。
そんな安らぎを手に入れたい方にオススメな立地は、道のどん詰まりで、奥に家がなく、自分の家が山際で、隣の家と距離があるところです。
プライベート感が高ければ高いほど、のんびりゆったり感が増します。少し高台になっていると海も眺められます。 「限られた人しか付近にいない」というのはなんとも安心できるものです。
ただこのような自然がたくさんある感じというのは、都心へ通えるエリア、例えば湘南エリアでは藤沢、辻堂、茅ヶ崎あたりでは味わえなくなりつつあります。 あのあたりはもう町でして、自然に接したい方は別なエリアを探した方がいいでしょう。
【アレルギー症状などの病気が和らいだ】
家族の一人がアレルギーの気があったんですが、それが和らぎました。
知り合いでも、子供のアトピーやぜんそくが軽くなったという人は結構います。
ただ夏の昼のような陽射しが強いときは要注意です。かえって症状が悪くなることもあります。穏やかな気候の日に適度に潮風を浴びるのが良いと思います。
海まで行かなくても、家の空気自体が湿気を含んでマイルドになっている気がします。それは特に冬に感じます。
【周りの人のゆるさ 】
ぼくの住んでいるあたりの人は、みんなノンビリしていて、極端にいやな人や変な人はいません。
以前都心に住んでいるときは、細かいことにうるさいとか嫌味な人がいましたが、そういう意味で暮らしやすいです。
それから、まわりにウォータースポーツをやる人が多いので、趣味の話で盛り上がれるのもいいですね。
例えばシーカヤックでちょっと離れたところまで行って帰ってきた話しをしますね。今だと「すごいね。やるね。海の状況はどうだった?」みたいな反応ですが、これがウォータースポーツをやらない人だと「えっ、いい年してそんな危ないことすんの?」というリアクションです。
そりゃ危ないけどさあ…
あとちょっとしたことですが、ラフな服でぜんぜん気兼ねないです。相手もダラっとした服装ですから…。
服装に構わなくてもいいのは、ぼくのようなズボラでファッションに興味のない人種にとっては、ありがたいことです。
些細なことですがラクです。
【空いている】
基本的に田舎でして、人口密度が低いせいか、郵便局、図書館、役場、病院、スーパーなどなど、そういう生活上のサービスがどこも空いています。
しかもどこも駐車場がたっぷりあって、車で行けます。
空いていて待たなくていいので、その点もストレスが少ないといえます。
まだまだ「海山辺暮らし」のいいところはあるような気がしますが、とりあえず今回はこのあたりまで。思い出したらまた書きます。

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自分の力だけで進む…あるいは把握可能な大きさの物と自分の関係…
ぼくはたまたまシーカヤックもやるし、小型2級船舶免許も持っているので、レンタルボートに乗ったりもします。それからちょっとワケあって、セイリングのレースのテンダーも操縦したりします。
気楽というのは、いくつかの意味を含んでいるんですが、人や物をあてにしていないから気楽だという意味と自分だけが頼りでいっそ清々しいという意味と自分のことは他人のことよりもわかるので安心だという意味です。
のんびりした暮らしの作り方
日々雑事に追われてバタバタしています。
自分としては、もう少しゆっくり、のんびり過ごしたいと思うんですが、気がつくとどこかしら焦っている自分がいます。
高度文化病をアウトドアスポーツで克服しよう
以前から漠然と感じているんですが、今の日本にはある種の人達が多いんじゃないかと思うんです。
海辺暮らしで人生は変わるのか?
海辺の暮らしで何が変わるのか?
何も変わらないんだろうと思う方もいらっしゃるでしょう。
たしかにどうせ同じ人間ですから、基本同じです。人はそんなに簡単に変わりませんもんね。
ただ住む環境によって、少しは変わる部分もあるかもしれません。
そして人によっては大きく変わる可能性もあります。
特に海辺の暮らしでは…
おそらくナチュラルな生き方を指向する素地がある人、ストイックな傾向がある人、自然が好きな人、都会が嫌いな人などは、よりその傾向が強まるかもしれません。
少なくともぼくがそうでした。
それまでは都内の職場に近い街に住んでいました。
マンションに住んでいましたが、マンションよりも高いビルが建て込んでいて、陽が当たらず、窓を開けてもビルが見えるだけでした。車も多く歩道が狭い町でした。公園も近くにはなくて、広々とした空間というのがない暮らしでした。もちろん通勤時の地下鉄は満員で、1つか2つ見送ってやっと乗れるという感じ。
そんな暮らしの中で、週末はスキューバーダイビングやサーフィンに行っていました。そのときに空があんなに広いことに感動しました。広々とした空間に身を置くことの快適さにも気づきました。自然がそばにあることでどれほど癒されるかにも気づきました。
このままこの街で暮らし続けていたら、ぼくも妻も体調を崩してしまうんじゃないかって、本気で心配するようになったのです。
ぼくの経験に似た日々を、似たような気持ちで過ごしている人は、海辺に暮らすことで、日々が変わるかもしれません。それに伴って、気持ちや健康面で変わることがあるかもしれません。
なんといっても毎日、窓からビルの壁を見て過ごすのと、海を眺めて過ごすのでは、気持ちに与える影響が違います。車の音やクラクションの音を聞いて過ごすのと、鳥のさえずりや波の音を聞いて過ごすのとでは、だいぶ違います。
それが喜びであり、その価値が感じられる人は、海辺に引っ越すことで何かが変わる可能性があります。
もちろんいろいろな事情で簡単に引っ越すことができないこともあるでしょう。
一度の人生、それを作っているのは一日一日、その一日を気持ちよく過ごす、ぼくにできることはそれしかないだろうって思のです。

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まあ、テキトーにノンビリやろう
世の中いろいろな人がいて、いろいろな事が起きてますが、ぼくはといえば、何かすごいことができるとか、すごい能力があるというわけでもなく、一応法律を犯さず、平凡な小市民として暮らしています。

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インド洋ダイポールモード現象について調べてみました
本を読んでいて、ぼくが知らなかったことがありましたので、ちょっとまとめて見ようかなと思いました。
ちなみに黒潮の動きも気候に影響しますが、それに関しては以下の記事を読んでみていただけるとうれしいな…
→今年も継続中! 黒潮大蛇行についてまとめてみました

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もっとユルく生きていきたい
ぼくは大雑把でテキトーでアバウトでファジーだと周囲の人からいわれるんですが、本人としては結構ちゃんとしようとしているし、細かいことも気にシーだと思っています(まあ、だいたいそういうものですね)。