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海と森と潮騒と…

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【海と森】

海辺の暮らしの良さで、自分では当たり前になっていて、でも実はすごく恵まれているということがあります。こんなことを書くのも先日古くからの友人が我が家に遊びに来て泊まっていきました。

サーファーでクライマーであり都心に住んでいる友人は、家から海が見えるとか潮騒が聞こえることを、いい環境だといっていました。
ここまでは我が家に遊びに来る人のほとんどがそういうので、そんなものかと受け止めていました。

友人がさらにいいといったのは、鳥のさえずりと木々の葉が擦れる音が聞こえること、潮の匂いがすること、そして海に行くのに家で着替えて水着で行けることです。

確かに我が家の立地は丘の斜面に建っているので、海側は開けていて、反対側は山です。
家の裏側は森なので、鳥はもちろんリスやタヌキが住んでいます。鳥のさえずりは、天気の良い日の朝や昼は、かなりのものです。鳥についての知識がないのでよくわかりませんが、何種類かの鳥が鳴いているのは間違いありません。
その森は誰かの持ち物ということではなくて、自治体が所有しています。というわけで開発される心配がない代わりに、手入れもされていません。雑木が密生していて、風が吹けばザワザワと木々の葉や枝の音がします。嵐や台風の夜は、その木々の音は怖いほどです。

ぼくはそれを当たり前のことだと思っていました。夏の蝉の音にいたってはうるさいとさえ思っていたのです。でも東京に住んでいるときにはこうした経験はできなかったわけで、それに比べればすごく豊かな環境にいるんだと、改めて思いました。

 

 
【潮の匂い】

潮の匂いというのも「そういうわれてみれば…」というたぐいのことです。
風が海側から吹く時は、濃厚な潮の匂いがします。夏の暑い日の午後などにその匂いをかぐと、子供の頃、海へ旅行に行った時のことを想い出して懐かしい気持ちになります。
時として、潮の匂いが森の草いきれと混じって、むせるような少し甘いような匂いになります。


海に行く、特に海のそばに住んでいない人が海水浴に行く時というのは、荷物を持って、電車か車に乗って、海に着いたら海の家を借りて、着替えて、海で遊んで、帰りはシャワーを借りて、着替えて…ということが多いでしょう。
サーファーの場合、車でポイントまで行って、車でウェットスーツに着替えて、サーフィンして、終わったら車に積んだ水の入ったポリタンクでシャワーを浴びて、着替えて…ということになるのです。

海のそばに住んでいると、家で水着かウェットスーツに着替えて、後はビーサンを履いて海に行くだけです。
持ち物といえばペットボトルくらい。帰りも潮にまみれたまま家に帰って、屋外の散水用のホースで砂をざっと洗いながして、そのまま風呂へ入ります。
風呂からあがったら、海の見えるデッキでビールを飲みます。 


これも「そういわれてみれば…」的な恵まれたことなんですね。

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