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定年後の海辺への移住について周囲の人を見ていて感じたこと

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 職場の先輩など周囲の年上の人が定年退職の時期を迎えています。その中には自然の豊かな土地に引っ越す人もいたりするわけです。
 そういう人は山派と海派に別れますね。

 あと書店にも田舎暮らしの本を見かけます。特集記事で「定年後は田舎暮らしをしよう」みたいなのを見かけることから察すると、ちょうど団塊の世代がリタイアして田舎暮らしを志向される方が多いのかなと思ったりします。

 ぼくは20年くらい海辺で遊んできたので、その当時(つまり20年前)同じように定年退職をして海辺に越してきた人達を見てきています。
 ぼくは伊豆に行くことが多いので、伊豆高原だったり、熱海だったり、熱川だったり、下田だったりです。
 みなさんだいたい55歳から60歳くらい。
 年金生活をしたり、ペンションをやったり、カフェを経営したり、陶芸教室をやったり、まあいろいろです。
 で、こういう人達は、そうですね65歳くらいまでは、海辺の生活を楽しんでいらっしゃるんですね。
 問題はその後です。
 70歳くらいになると日常生活を送るのが結構大変になってきます。特に田舎暮らしだと、車を運転しないと最寄りのスーパーに行けないとか、病院まで行くのに1時間くらいかかるとか、庭の草むしりがしんどいとか、アプローチの階段がツラいとか、そういう一つひとつのことが大変になってくるんですね。
 それで憧れの海辺暮らしをあきらめて、また都会のマンションに引っ越されたり、お子さんと2世帯住宅を建てたりなさる方がいらっしゃるんですね。

 つまりですね、サラリーマンが定年後に悠々自適に海辺暮らしをするぞって思っても、それはせいぜい10年とか長くて15年なんですね。
 それを承知で海辺暮らしをするならいいんですが、終の棲家を海辺にしようと期待すると現実的には厳しいような感じです。

 もし本当に海辺暮らしをしたいなら、定年を待っていたら遅いですね。
 その頃には体力的に厳しくなって、趣味がほとんどできないということが多いです。
 だからって若い家族持ちの人が、現状を強引に打ち破って海辺に引っ越すのも、それはそれでかなり思い切りの要ることだとは思いますが…





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