海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
フィンをマスクでまとめるのは良いのかな?
スキューバーダイビングに行くと、ポイントの陸上で多くのダイバーが潜るための準備をしているんですが、そこでたまに見かける光景があります。
それは2枚のフィンをマスクのストラップで括るというか、まとめる人達です。
ぼくはPADIで講習を受けましたが、陸上で器材を置く時は、まとめて、周りの邪魔にならないようにするとか、タンクは横にして、バルブは閉めるようにということは習いましたが、フィンをマスクのストラップでまとめよとは習いませんでした。いずれも安全上根拠のあることだと思います。
別にPADIが何を規準にしてようが関係ないんですが、ぼくは知らなかったし、安全上良いことでじゃないと思えたので…
まあ確かに、フィンがバラけなくていいのかもしれませんが、いつも感じるのは、マスクのストラップが伸びちゃうとか、劣化しちゃうんじゃないの? ということです。
エントリーの準備をするあたりで、マスクのストラップが切れちゃうとか、あるいはマスクのストラップの劣化に気がつかずにそのまま潜って、海中で切れちゃうというのは、すごくリスクが高いわけで、そのリスクを負ってまでやることなのかということですね。
あれはどこかの指導団体が指導しているんでしょうか?
それともダイビングショップで指導しているんでしょうか?
知っている方がいたら教えてください。
以前もマスクストラップカバーについて書きましたが、指導団体がどう指導しようが、ダイバーの間で流行っているからとか、そういうんじゃなくて、安全に快適に潜るためにどうなのか、自分で考えようぜ、ということが、まあいいたいなあということだったりするんですが…
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歴代のフィンが捨てられません
「桃子先生、ちょっと相談があるんです」
「なんなの?タカシ君。どうしたの?」
「ぼく、ぼく、先生のことが…」
「ああ、ダメ」
「ぼく、実は、スキューバーダイビングのフィンが捨てられないんです」
…
ということで今回はスキューバーダイビングのフィンの話しです。
ぼくはスキューバーダイビングを始めて十数年になります。
で、今使っているフィンは4代目ですね。
プラスチック製のフィンって、使っているとだんだんヘタってきまして、推進力がなくなるんですね。まあ消耗品です。
で、これまで使ってきた3つのフィンなんですけど、これらが捨てられないんですね。
邪魔で場所をとるんで捨てろという圧力が、当局から、かかるわけですけど、捨てられません。
それぞれに思い出があるんですよね。
ああこれはダイブマスターをとったときに使ったヤツだ。これはモルディブで使ったヤツだ。これは八丈島で流されそうになったときのヤツだ。
という具合にそれぞれに思い入れがあります。
なので、それぞれに使った西暦を書いて飾ってあります。
休日の夜なんかに、酒を飲みながら、そのフィンを眺めてニヤニヤしています。
あやしいオヤジ。
ぼくにとっての伊豆赤沢、あるいはスキューバーダイビングにハマった頃
赤沢はよくある小さな漁港です。
伊豆高原を過ぎ、ルネッサ赤沢という別荘地帯を抜けるとその小さな漁港があります。最近はDHCの日帰り温泉や大きなホテルができて観光客が増えたけど、ぼくが通い始めた頃の赤沢は、観光客が通り過ぎてしまうような小さな集落でした。
ぼくは20代前半に赤沢に毎週のように通っていたんです。
スキューバーダイビングの講習を受けて、ライセンス(Cカード)を取ったのが、この赤沢でダイビングサービスをしている東京ダイバーズというところだったんです。
東京ダイバーズは本店が東京の高円寺にあるんだけど、自分の店のためのダイビングポイントとして赤沢にサービスを展開していたんですね。今は赤沢にも、赤沢ダイビングセンター(昔はマーブ赤沢っていってたんだけど…)というダイブサービスができているけど、当時は東京ダイバーズしかなかったんです。
つまり赤沢は漁師さんと東京ダイバーズのダイバーしかいない海だったんですね。
これって、かなり贅沢なことなんです。
当時大学生だったぼくは、バイトで貯めた金でスキューバーダイビングを始めました。スキューバーダイビングには長年憧れていたのですが、金がなくてなかなかできなかったんです。でも、とうとうできるというわけで、スキューバーダイビングの最初のステップであるPADIオープンウォーターというコースに申し込んだ時には、かなり舞い上がっていました。大好きな女の子と付き合えるようになった時でさえこんなに嬉しくはなかったと思います。
オープンウォーターコースは、テキストとビデオでお勉強をしてから、プールで練習、最後に海でダイビングということになるんですが、お勉強は東京のお店でやって、プールと海での講習は伊豆でやるというスケジュールになっていました。
いよいよ伊豆へという日は今でもよく覚えています。同じタイミングでオープンウォーターを申し込んだ受講生は、もうお勉強で顔見知りになっていて、その顔ぶれと東京ダイバーズの常連さんが連れ立って、伊豆に行くわけです。
金曜日の夜に高円寺のショップに集合して、東京ダイバーズのハイエースに乗り込み、東名→小田厚→真鶴道路→熱海ビーチラインと乗り継いで赤沢に向かいます。そして土日とダイビングして、日曜日の夜に東京に戻るというパターンです。
このパターンをぼくはその後、何十回も繰り返すことになるのでした。
ハイエースの中では打ち解けあった仲間とインストラクター同士、バカ話で盛り上がります。海好きが集まって、これから海に行こうというんですから、楽しくないわけがありません。
小田厚を降りてしばらく走ると伊豆の海が見えてきます。ここがひとつのポイントでして、その日の海況をおおよそつかむわけです。もちろん小田原と赤沢では条件が違いますし、今日と明日では海況も違うわけですが、大荒れなのと穏やかなのでは、明日以降の計画も変わってくるわけで、その大雑把な感じというものが、小田原でわかるわけです。
伊豆といってもそれぞれの町にそれぞれの雰囲気があります。熱海や伊東のような大きな町もあれば、小さな漁師町もあります。伊豆高原一帯のように、どことなくリゾートっぽい雰囲気が漂っている町もあります。
ぼくは伊豆高原、川奈、城ヶ崎一帯の雰囲気が好きです。
赤沢は、そんなリゾートエリアを抜けた先にある小さな漁師町です。車が伊豆高原にさしかかると、いよいよ赤沢だと、ワクワクするような落ち着かない感じになります。
ダイビングショップの車で東京から赤沢へ行くことが多かったのですが、電車で行くことも結構ありました。最寄り駅は伊豆高原です。駅がのどかなリゾートっぽい感じで好きでした。そのうちきれいな建物に建て変わってしまって、少し素朴な雰囲気が失われたと思いますが…
伊豆急という電車も雰囲気があります。少しローカルっぽい感じ、ノンビリした感じがなんともいいものです。
電車で伊豆へ行く時は、土曜日の朝始発の地下鉄で東京駅まで出て、東海道線で伊東、そこから伊豆急で伊豆高原という乗り継ぎでした。なにせ朝が早いので、眠いことは眠かったのですが、不思議ですね、遊びに行く時の早起きは苦になりません。帰りは日曜日の4時頃に伊豆高原を出て、家に着くのは10時頃だったでしょうか。
その後就職して、自分の車を持つようになると、ダイビングに行く、あるいは伊豆に行くスタイルもずいぶん変わりました。
金曜日の夜に東京を出るのは変わらないんですが、帰りは月曜日の朝というパターンが多くなりました。月曜日の早朝っていうか未明に伊豆を出て、東京に8時頃着いてそれから職場へというパターン。まだ若かったからできたんでしょう。
自分の車で好きなように移動できるようになって一番変わったのは、いろいろなところへ寄り道するようになったことです。伊豆の町々はもちろん、たまには西伊豆へまわったり、中伊豆を経由したりと寄り道をすることが多くなりました。それから小田厚から東名で帰ればいいのに、わざわざ西湘バイパス経由で湘南に寄って帰ってくることもよくありました。
寄り道するようになると、観光名所に行ったり、日帰り温泉に寄ったり、おいしい店で食事をしたりというダイビングプラスαの楽しみができました。
なんというか、昔は、東伊豆の海でも十分満足してダイビングをしていて、楽しかったなという懐古談です。
伊東ですごいダイバーを見ました
ぼくは東伊豆でスキューバーダイビングをやることが多いんですが、先日、伊東のボートダイブですごい方とご一緒しました。
ダイビングの経験のない方への説明なんですが、伊豆あたりにはたくさんのダイブサービスがあります。ぼくがダイビングしたいなと思うと、そうしたサービスに予約を入れて、当日サービスに集合するんですね。その時々で初対面の人がグループになるわけです。で、サービスのガイドがとりまとめ役をして、そのグループを引率してダイビングをするという具合です。
で、ぼくがご一緒することになった方というのは、そういうダイブサーブスでのグループでの話しです。
何がすごいかというと、まず年齢ですね。ご夫婦で来ていらしたんですが、お二人とも60歳は過ぎていたと思います。まあ潜れなくはない年齢ですが、普段から鍛えていないと、体力的に厳しい年齢です。
それからすごいのは、現代のダイビングでは当たり前のBCを使わないんですね。
ぼくも年配の先輩の話しで聞いたことがあるんですが、昔はBCを使わない時代があったそうです。深度は肺の空気の浮力とフィンキックで調整するというわけです。ハーネスと呼ばれるいわゆる背負子のようなものにタンクをくくりつけていてそこからレギュレーターが伸びているだけだそうです。
でも、それってずいぶん前の話です。歴史的な話しです。たぶん1970年代じゃないかと思います。(違っているかもしれません)
日本にPADIのようなレクリエーショナルダイビングが入ってきた頃は、すでにBCというものは存在してたのではないかと思います。(違っているかもしれません。正しい歴史を知っている方がいらしたら教えてください)
以前、先輩がコレクションしている初期の首かけ式のBCというのを見たことがありますが、それが出る前のことですね。
まさか今の時代にそういう現場に立ち会うとは思いませんでした。
もうびっくりするやら嬉しいやらで、そのご夫婦にいろいろお話しを訊いてしまいました。
慣れればBCなんて要らないそうです。かえって邪魔なんだそうです。
でも、うねりのある日の水面移動なんてたいへんそうだなと思ってしまいます。
よくよく器材を観察するとレギュレーターは現代式のもの、しかも最新式のものでした。そしてさすがに残圧計は付いていました。昔は残圧計もなかったんですよね。
体験してないけど…
Jバルブというのがついている時代ですね。残圧が少なくなってレギュレーターからの給気が渋くなってきたら、そのバルブを解放するとあといくらかはエアが供給されるというものだそうです。
話しがそれますが、ぼくがPADIでダイブマスターの認定を受けたとき(10年以上前です)は、限定水域でマスク、スノーケル、ウエイト、フィンだけつけて一定時間、フィンキックをしながら水面にとどまるメニューがありました。
これもおそらくスキューバーダイビングの成り立ちからすると、あってしかるべきメニューなのかな?と後になって気がつきました。当時は何の意味があるんだろうと疑問でしたが…
いや、昔の人はすごいなあって、最後は当たり前のまとめになってしまいました。
潜るときはレスキューフロートを持っています
スキューバーダイビングでレスキューフロートというのがあります。シグナルフロートと呼んだりもします。
細長い棒状の風船みたいなもので空気をいれると膨らんで、1m50cmくらいの棒状になるんですね。色はオレンジです。
それを海から突きだして、船などから発見されやすいようにするものです。普段は空気を抜いて折りたたんでおきます。
その様子が何かに非常に似ていることから、男性ダイバーはふざけてシンボルの名前でと呼んだりします。
そばにいる女性ダイバーは「男っていつまでたってもガキね」みたいな目で、冷ややかに見ていますが…
ぼくは一度八丈島で流されたことがあるので、それ以来、レスキューフロートをBCのポケットに入れておくようにしています。
波があるとき、うねりがあるとき、水面の漂流者は、船からなかなか見えないんですね。波の間にかくれちゃうんです。というわけでレスキューフロートを立てれば少しは発見されやすいということですね。
かさばるし、重くなるし、他のダイバーからは軽蔑の視線を受けるわけですが、万が一のことを考えて持っています。
で、話しはもうちょっと続くんですが、このレスキューフロートをシーカヤックでも持つようになりました。PFD(ライフジャケット)にポケットがあるので、その中に入れています。
最悪シーカヤックから投げ出されても、PFDで浮いていられるのでしばらくは大丈夫かな?って思いました。その間に発見されればなんとか生き残れるかもと思いました。

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最近ダイブナイフを持つ人が少なくなりましたね
以前起きた秋葉原の無差別殺人事件を契機に、銃刀法が改正されて、ダイビングで使うダイブナイフも一部規制にかかることになりました。
そのせいかどうか分かりませんが、最近ダイブナイフ持つダイバーが少なくなっているような気がします。
ぼくがCカードを取ったときは、ダイブナイフは必携グッズだったような…
でも、その後、ファンダイブなんかで会うダイバーを見ていると、だんだんダイブナイフを持つ人が少なくなっていように感じます。
もともとダイブナイフを携帯すべしということの目的は、ロープや漁具などの水中拘束から脱出するためでした。
ただ実際のダイブではそういう状況ってほとんどないんですよね。
だからダイブナイフを携帯しないダイバーが増えるのはしょーがないかなとも思います。
以前はダイブナイフで、それは何かあった時にタンクを叩いて、ガイドや他のダイバーに注意喚起をしたこともありましたが、それもタンクバンカー、水中ホイッスル、ベルなど持っていればいらないものです。
ブランクダイバーから脱出してみませんか?
仕事をして、家族もいる。
そんな状況の方の忙しさ、よーくわかります。
休みの日もなんだかんだあるんですよねー。
最近、体を動かすことといえば仕事がらみのゴルフ。以前は毎週海に行ってたのに…
わかるわかる。知らないうちに体力落ちちゃってるんですよねー。
こういう人って多いですよね。ぼくの周囲にも多いです。
昔よく一緒にダイビングに行ってたのに、最近ぜんぜんという人…
でも、それでしょーがないと思うか、ずっと遊びゴコロを忘れないぜと思うかで、その人の歳のとりかたは違ってくるのではないでしょうか?
それから多いのは、海外でダイビングを始めたけど日本ではどう潜っていいかわからないという人。
いまさらダイビングショップに行くのも面倒だし、いろいろ売りつけられるのもイヤだという思いもわかります。
日本のダイビングショップにも問題はあるけど、だからって楽しいダイビングをあきらめるのはちょっとどうでしょうか?
日本でもダイブポイントに近いダイビングショップ(都会にあるショップではなくて)は、独りで行ってもokなところが多いですよ。
バディはその日一緒に潜る人か、ショップのガイドという場合が多いです。
器材がなくても、たいていレンタル器材が用意されています。
昔と違ってダイビング業界は不況なので、オジサンのブランクダイバーでもすごく優しく暖かく迎えてくれます。
ぼくは20年くらいダイビングを続けてきました。
働き始めても家族を持っても、なんとか続けてこれました。
ぼくの場合、独りでふらりと行っちゃうこともありますし、ダイビング友達で予定が合った人と行くということも結構あります。
最低でも月1回はダイビングに行くというのを、ノルマというか目安にしています。
これが気分転換になっていいのです。
朝は約起きて、ダイビングして、立ち寄り湯に寄って、魚のおいしい夕食を楽しんで、家には寄る遅めの帰宅となります。それから今日の海の様子を肴にビールをグイッとやる。
いやー楽しいですよ。
スキューバーダイビング持ち物リスト
ぼくはたいてい車でスキューバーダイビングに行きます。飛行機を使うような遠征は年に何回かです。
そんなわけで車でダイビングに行くときに忘れ物をしないためのチェックリストを作っているんですが、もしみなさんのお役に立てばと思い掲載します。
□ メッシュバッグセット(フィン、ブーツ、マスク、スノーケル、BC、レギュレータがいつも入っている)
□ ウェットスーツorドライスーツ
□ ウェットスーツの場合ブーツ
□ 1stにホース付けたか?(ドライスーツの時のみ)
□ ラッシュガード
□ 海パン
□ ビーサン
□ 水中ライト
□ ダイブコンピュータ
□ ログブック
□ サングラス
□ 救急セット
□ 工具セット
□ 防水バッグ
□ 図鑑
□ 時間潰し用の本
□ 着替え
□ ダイブショップの地図
□ デジカメ
□ ハウジング
□ 帽子
□ バスタオル
□ ウィンドブレーカー(雨天・寒いときのみ)
□ ダイビング用財布(クレジットカード1枚・免許証・保険証・最低限の金)
□ 携帯電話
□ 携帯電話用防水バッグ
ちなみにシーカヤック持ち物リストはこちらです。
おすすめの水中スレート
ぼくは物忘れがひどいので、ダイブ中のことを結構忘れてしまいます。見た魚や見たポイントなどを忘れてしまうんです。
で、メモを取るためにスレートを持つのが癖になりました。
ちなみにスキューバーダイビングに詳しくない方のために説明しますと、スレートとはプラスチックの板のことです。これに鉛筆で字を書くんですね。水中スレートともいいます。
スレートに似たもので、水中ノートというのがありますが、これは破れやすいのと、いちいちページをめくらなきゃいけないので、ぼくは使いません。
スレートにも使いやすい物と使いにくい物がありまして、いろいろ試してみたのですが、ポイントは鉛筆をホールドしくみがどうなっているかによっているようです。
ひもで鉛筆をホールドしてベルクロでスレートに固定するものは、ひもが絡まりやすいのと、ベルクロの力が弱いので潜っている間に鉛筆がスレートから外れてしまうことがあって、ちょっと使いにくかったのです。
今まで使った中で一番良かったのは、ゴムのチューブに鉛筆のお尻を差し込んで、チューブの反対側をスレートに括りつけるタイプです。
これだとチューブの長ささえ適切にすれば、絡まることもなく、鉛筆をスレートに固定する必要もなく、使いやすかったです。
スレートというと「せんせい」のダイビング用が売り出されています。小さい頃おもちゃで使った、磁石のペンで書くと砂鉄がひっついて字が書けて、製品の下の部分にあるバーを左右に動かすと、書いた字が消えるという例のヤツです。
これはよくダイビングガイドが使っていますが、ぼくはそんなに多くの字を書くわけでもないし、この製品自体が結構かさばるので使っていません。
減圧症は防げない?
DANの会報を読んでいたら、ちょっと驚く記事が載っていましたのでご紹介します。
【国際DAN名誉会長 ピーター・ベネットの発言】
「潜水医学に50年間関わってきましたが、コンピュータに頼るダイビングはナンセンス」
一般的にレクリエーションダイビングで行われている無減圧ダイビングであっても、浮上しなければならない限り気泡の理論からいえば必ず減圧症のリスクがあり、いろいろなタイプのコンピュータや器材をさまざま試しても、また高圧室でさんざん実験をしても、減圧症はやはり起こるというのが現実。
USネイビーのダイブテーブルに基づいた反復ダイビングでは4.9%の減圧症発生。
1981年92484件のダイビングで事故率0.04%
1987年106959ダイブに対し0.07%の事故率
「減圧障害というのは非常にランダムに発生します。気泡次第だからです。どこでも起こりうるということです。位置・部位は関係ありません。脊髄にはいろいろと気泡のできる余地があり、重要な部位に気泡が発生すると、神経障害、麻痺などを起こしうるのです」
・浮上速度を遅くすると、飽和速度の遅い組織の数値はあまり変わらないのに対し、早い組織では影響が出てくる。
水深15フィート(4~5m)で5分間停止を盛り込むとガスの飽和度が大幅に下がり、浮上直後の気泡が減る。
・水深20フィート(約6m)で5分間停止し、気泡を抜くと大きな違いが出てくる。
「浅瀬での停止はすでにできてしまった気泡を減らすには有効ですが、深場でできボイルの法則にしたがって膨張する気泡の発生を未然に防ぐ方がベターです。そこで①最大水深の半分の深度で2.5分間停止する、②さらに水深15フィート(約4.5m)でのシャローストップを3~5分間行う。これにより気泡を消す、あるいは顕著に減らす、すなわちDCSリスクを減少させる効果が生じます」
【アレキサンドロ・マローニ博士 国際DAN会長、DANヨーロッパ会長の発言】
脱水状態ではかなりの数の気泡を形成する。
以上のようにリクリエーショナルダイブプラナーに従って潜ったからといって、減圧症が絶対に防げるわけではないということのようです。それよりさらに水中にいる時間が長くなるダイブコンピュータでのダイビングでは減圧症のリスクが高くなることが推測されます。
でも、両博士の発言は、実感レベルでは納得のいくことではないでしょうか?
というのも、誰が見ても減圧症になるようなプロフィールで潜ってなくても(例えば最大深度20mで10分、トータルのダイブタイムが40分とか)減圧症になったという人を、結構見聞きするからです。
ダイビング自体が発展途上のスポーツであるとすれば、いろいろな知見の蓄積で明らかになっていくことは結構あるでしょうし、今あるダイブテーブルの安全性についても、それほど強固な裏付けがあるわけではないと理解した方がいいのでしょう。
だとすればより安全なダイビングの仕方について、経験レベルで改良していくのは良いことだし、歴史的にも、レクリエーショナルダイビング業界にとっても有益なことだと思います。
というわけで、現時点はっきりしていることは以下のことです。
・ダイブコンピューターを過度に信頼しない。
・ダイブテーブルの範囲内で潜る。
・水深15フィート(4~5m)で5分間停止
・水深20フィート(約6m)で5分間停止
・浮上速度を遅くする
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