海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
疲れたときは考え方を調整するようにしてます
人間だもの、って誰かみたいなフレーズですが、やっぱり疲れるときもありますよね。
ぼくは疲れて気持ちが重くなったら、考え方を調整するようにしています。
考え方の調整ってアバウトですが、考える時間を短くする、考える対象の範囲を狭くする、考える深さを浅くするということです。
考える時間を短くするというのは、いろいろ考えないということですが、考えるつもりがなくても、勝手にいろいろ頭の中でグルグルしてしまいますよね。ぼくの場合、海遊びをするとか、海でボーっとすると、ありがたいことに、頭の中グルグル現象から解放されます。
もう少し正確にいうと、海とか空とか波の音とか潮風とか五感が刺激されるので、そちらに意識が向いて頭の中グルグル現象がなくなるんだと思います。
考える対象の範囲を狭くするというのは、注意を向ける対象を少なくして、考えることを少なくするということです。何もかも自分の責任の範囲だと思うと疲れてしまうので、それをやめます。
家族と自分のことだけ、というのが、ぼくの最小限の事柄です。ちょっと極端かもしれませんが、ニュースも見ませんし、町内会の役職も免除してもらいます。飲みに行くのも本当に親しい人だけにします。
考える深さを浅くするというのは、普段ぼくはひとつのことをいろいろな角度から考えるんですが、そういうのは疲れるのでやめます。そして考えるひとつひとつのことを、「まあ、いいか」と少し適当にします。
体調の波というのはどうしてもあります。波が低いときにいろいろやると疲れてしまいます。また、元気になったら元に戻せばいいかなあって思うようにしてます。
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嵐の中に出ていこう
少し荒れた海に出ていきます…たまにですが、少しムリをしたくなります。
以前に、これよりは穏やかな海に出て、そのときは無事帰ってこられた。今回はどうだろう? 無事に帰ってこられるだろうか?
自分の限界を見極めたくなってしまいます。
もちろんそんなことを続けていたら、最後にあるのは死だというのはわかっています。
なのでムリはしませんが、もっと荒れた海に出てみたいなという思いはあります。
不思議なものです。みんなそうなのかな?
似たようなケースをもうひとつ。
ぼくは、雨の中、海に出たりジョギングしたりするのが好きです。
濡れるのは平気だし、海遊びをするならどうせ濡れるし…
強い雨に打たれながら、夢中でパドリングしたり、ダイビングしたり、走ったりするのって、なんだか気持ちがスッキリします。自分に酔ってるわけじゃなくて…
よく妻にあきれられます。
なんでそんなことをするんだろうって自分でも不思議に思います。イヤなことをムリしてやっているわけじゃなくて、やると達成感があるし、自分の気持ちがスッキリするからやるんですが、どうしてそんな精神構造なのかはよくわかりません。

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気が合う土地ってあるような気がします
海好きで、海辺の田舎町で暮らし、そして折々に海に旅します。
いろいろな海を見てきましたが、自分に合う海ってあるんだなと思います。
気が合うというんでしょうか?
気が合う人というのはよく聞きますが、気が合う土地というのもあるかもしれません。
海ごとに地形に特徴があって、なんとなく明るいとか気がいいとか感じることがあります。そこにいるとなんとなくホッとするとか、くつろげる感じがするんです。
ぼくが好きな海のパターンのひとつに両側が岬や山で囲まれた小さい入江というのがあります。できればその入江に行く道が一本道で細いとなおいいですが、それが落ち着くんです。不思議ですね。別に敵が攻めてくるわけでもないのに…
定期的に行きたくなるし、行くと元気になれます。
逆になんとなく暗いなとか、ジメジメしているなという海もあります。
また、ぼくの場合、ノペーとした砂浜は好きではありません。たとえば神奈川の茅ヶ崎あたりとか千葉の一宮あたりとか…このふたつは別に暗いわけでもないんですが…
理由はよくわからなくて、なんとなく好きじゃないというだけです。
ということは気がいい悪い、雰囲気が明るい暗いとは別に、自分が居心地がいい悪いという軸があるのでしょう。
よくパワースポットっていい方をしますけど、もしかしたら自分にとってのパワースポットって人によって少しずつ違うのかもしれません。もちろん風水的にすごく悪いとか、とても良いというのはあると思いますが、その中間はそれぞれ気持ちよく感じる空間が違うのかもしれません。

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なぜぼくは海辺の田舎町で暮らしているのか…
海辺の田舎町に住んでいます。
なぜと訊かれることもときどきあるんですが…
広く青い空
潮風
潮の香り
波の音
大きく広がる海
緩やかに延びる砂浜
様々な海遊びができるところ
地物のおいしい魚と野菜
ゆったり流れる時間
気のいいご近所さん
都会では感覚を閉ざすようにしています
用があるので都会に行きます。そうすると地元の海辺の田舎町にいるときより、いろいろストレスに感じることがあります。
ぼくだけなのかもしれませんけど…
ひとつひとつは些細なことなんです。
たとえば、人が大勢いるとか、駅で前から歩いてくる人がスマホを見ていてぶつかってくるとか、横入りされるとか、前の人のリュックが当たるとか、定食屋で食券を買っていて時間がかかると後ろの人に舌打ちされるとか、女子高生が道いっぱいに広がっていて歩けないとか、書店で本を選んでいると後ろを歩く人に突き飛ばされるとか、ATMに行列ができているとか…そんな細かいことです。
どれも地元では起きないことなんです。
以前はなんでこんなことが起きるんだろう、こんな目に遭うんだろうって考えてたんですが、最近は考えなくなりました。考えないようにしています。
都会に行くときには、些細なイヤなことが起きるのはいつものことなので、それについては感覚を閉ざすことにしています。起きても何も感じないかのように自分の感覚を途中で閉ざすのです。そして、何かを考えたり感情がこみ上げることを抑えるのです。
すごく不自然なことなので、自分ではイヤなんですが、普通にしているとストレスが強くて耐えられません。
これは間違いなく、仕事によるストレスではなくて、都会で過ごすことによるストレスです。
休みの日にはずっと地元にいられるので、ほぼストレスを感じることはありません。
そこには海があり森があり、自然と共に過ごす暮らしがあります。鳥の声に耳を澄まし、潮の香りを胸いっぱいに吸い込み、太陽の光を肌で感じられます。周囲の人々はノンビリ暮らしていて、少なくともみんな人として接してくれます。
デッキでビールが幸せ
屋外にいるのが好きです。身体を動かせれば、なおよし。
たぶん風が動いている状態が好きなんでしょう。
なので、完全空調の締め切ったビルで一日過ごすのは苦手です。窓ガラス開けたくなっちゃう。
スキューバーダイビングをしたり、シーカヤックをしたりして、戻ってシャワーを浴びて、デッキで潮風に吹かれながら、ビールを飲む時間がぼくにとっては幸せな時間です。気候のいい頃だと、そのままワインを飲んだり、ウイスキーを飲んだりして、寝るまでデッキにいたりします。
もうひとつ幸せな時間がありまして、海が荒れていてウォータースポーツができないときに、海を眺めながらデッキでコーヒーを飲むときです。
どちらも似たようなもんですね。こういうのって村上春樹さんは小確幸っていってますね。小さいけれど確かな幸せ。小確幸の積み重ねで日々は過ぎていくのかもしれません。
ついでにもうひとつ似たようなことで好きなのは、ビーチにテーブルとチェアを持って行って、コーヒーを飲む時間。
あれ?どれも同じですね。
屋外・海・コーヒーかビール。
なぜかなーって考えたんですが、やっぱり風が動いていることと、太陽の光が浴びられること、波の音が聞こえることが心地いいんだと思います。あと、デッキだとテレビとかなくて、スマホも雑誌も見ないようにしてるので、ビールを飲むことに集中できるからホッとできるのかなー。何かをしながら飲み物を飲むと、飲み物の味がわからなくなっちゃいますもんね。ビールやコーヒーを飲んでいる時間くらい、飲むことに集中しようかなって思います。

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水の音のストレス解消効果
先日、相方と街に出かける用がありました。
なんちゃらヒルズみたいなところに行かなければならなくて、ぼくの苦手なヤツです。ぼくは、人混みの、コンクリートだらけのところに長時間いるとすごくイライラするんです。
「あー、もー、いやーねー、疲れるわ」と意味なく女言葉になって、用事を済ますために一日都会にいました。
「あー、もー、いやーねー、疲れるわ」と意味なく女言葉になって、用事を済ますために一日都会にいました。
ぼくはかなりイライラしていたみたいです。
相方もそんなぼくの特徴は知っていて、ビルの中のコーヒーショップのテラス席で休もうと提案してくれました。
席に座ってコーヒーを飲んでいると、遠くに水の音がするような気がします。
あれーと思って見回してみると、人工のせせらぎがありました。よくビル街にありますよね。人工の滝とか噴水とか…
水の音を聞くと、少し涼しげな気がしてきて、イライラがすーっと収まりました。
ぼくは休みの日はたいてい海に出ています。海に出て身体を動かすとストレス解消になるんですが、水音の効果もあるのかもしれないなと思いました。海では、当然ですが、波の音を聞いたり、水の音を聞いたりします。それがぼくが思っているよりも気持ちに働きかけているのかもしれません。
思い出せば、波の音を聞きながらビールやコーヒーを飲んで、ノンビリしていると幸せだったりします。特に波が砂浜でブレイクするときの音というのはズーッと聞いていると気持ちが穏やかになって、眠くなるほどです。
波の音・月の光・鳥の声・木々の緑
ベッドルームで、初夏や晩秋、エアコンをつけるほどでもないときは、窓を開けて寝ます。
そんな季節が好きです。
波が高いときは、波の打ち寄せる音が聞こえます。
窓から見える海は青黒くて、そこに月が映っています。
月の光は海に反射して明るく感じます。
そんな中、眠るのが好きです。
翌朝は鳥の声で目が覚めます。
反対側の窓からは裏山の森が見えます。緑が朝陽に照らされて眩しいくらいです。
鳥はどこにいるのかわかりませんが、鳴き声はうるさいくらいです。
都会で暮らしていた頃のちょっとしたストレスを思い出す
ぼくは若い頃東京で暮らしていて、ストレスフルだったので海辺の田舎町に引っ越しました。もうかれこれ20年くらい経つので、都会で暮らすストレスを忘れそうになるので、同じ過ちを繰り返さないようにもう一度思い出しておこうと思います。
いろいろあったなあと思いますが、一番イヤだったのは、空が狭いことです。建物がキチキチに建っていて、しかも高層なので、空が狭くなってしまいます。あれは息苦しくてイヤでした。休日のたびに近くの公園に出かけていたのを覚えています。そこはかろうじて開けていますから…
それからどこに行くにも混雑しているのもイヤでした。
共働きなので、土日に近所のスーパーに食料品を買い出しに行くんですが、レジが長蛇の列。車で行こうものなら、駐車場待ちの列。
近所のレストランも待たずに座れるのが稀でした。とにかく絶えず列。
それって今考えればすごいストレスです。
車の運転も気を使う行為でした。幹線道路は2車線以上ですが、そうするとみんなが速く行こうとして、やたら車線変更をします。あれって、田舎ではありません。当然、危ないし、事故らないか気を遣います。
通勤電車もすごい混雑。というのは、いうまでもありませんよね。
よくわからない人が多いのもストレスでした。
妻は、仕事帰りの駅から家までの間、変な人がいないか、結構気をつけていました。マンションのエレベーターもオートロックだからといって油断できなくて、他の男の人と一緒にならないように気をつけていました。やはり怖いそうです。
どんな人がいるかよくわからなくて怖いというのは、なかなかにストレスです。
他にも道端で叫んでいる人とかブツブツつぶやいている人とかもいて、ちょっと怖かったです。
カラスも多かったですね。マンションはゴミ置き場があるのでいいんですが、駅前の商店などは道路にゴミを出します。一応、鳥対策ネットをかけてあるんですが、全然効果がなくてカラスがゴミをつっついて散乱しているのがすごかったです。早朝の駅前というのはちょっと異常なくらいカラスが多かったですね。
コインランドリーも変でした。うちは大きな毛布を使っていて、それだけは洗濯機で洗えないので、コインランドリーに行って洗うんですが、ペットのシーツやすごく汚れたものやスニーカーなどを洗う人がいて、洗濯機が汚かったことが何度もありました。あれはなんというか、匿名性の高い都会の悪い面が出ているなと思いました。
車に傷をつけられたりしたこともありました。マンションの駐車場に停めていたら、あるときボディの側面にひっかき傷が1mくらいついていました。隣の車を見てみたら、その車にも同じような傷がついていました。その隣の車にも同じ傷が着いていました。なんというか、病んでいるなと思いました。
酔っ払いにからまれるということも結構ありました。
犬の散歩で、いつもうちのマンションの前に糞をさせて始末しない人がいて、それがマンションの管理組合で問題になったこともありました。
いやはや、細かい愚痴っぽいことがたくさんでてきますね。こういう細かいことが積もり積もってストレスになるんだな、と書いていて思いました。
ちなみにすべて今の田舎暮らしでは経験しません。
できれば一生都会に近づかずに生きていきたいです。

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ウォータースポーツのとき意識を五感に向ける
ぼくはかれこれ30年くらいウォータースポーツをしてきました。そしてあるときから海辺の田舎町に引っ越しました。
仕事をしに町に行きますが、休日は海辺でのんびりしています。
そんな話をすると、休日はストレス解消ができるでしょう、といわれます。
そう、わかりやすい表現を使えばストレス解消なんですが、ぼくの中で起きていることはもう少し違ったものです。
それまでは、いつものようにウォータースポーツをしていました。
30代のあるとき、ある出来事が起きたのです。そのときのことを今でも覚えています。
その日はシーカヤックで地先の海から漕ぎ出して何時間か漕いでいました。海況は穏やかでしたが、だんだん空模様が怪しくなり雨が降ってきました。風も強まりました。雨の中シーカヤックで漕ぐこと自体はよくあることでどうってことありません。海が荒れていなければ怖いこともありません。
ただその日は雨がかなり強く降ってきたのです。
雨は海と自分のウェアに叩きつけるように強く降ります。
雨のせいで10m先くらいしか見通せません。
厚い雲のせいで夕方のように暗いんです。
そんな中を1時間ほど漕いでいるうちに、ぼくは自分がどこにいるのかわからなくなってきたんです。自分が海の上にいるのか、海の中にいるのか、空に浮かんでいるのかさえわからなくなってきました。
音さえも聞こえないような気がしてきました。いえ、雨の音は聞こえているんですが、それ以外の音がしないんです。
怖さはなくて、自分が自然の中に溶け込んだ安心感がありました。
自分はただいつもやるようにパドルを漕ぐことしかしていなくて、あとは雨と海を見つめているんです。そのときぼくはそれまで感じたことのない穏やかな気持ちになれたんです。
その後もウォータースポーツでそのスポーツに集中しているときに、そういう経験がたびたび起きました。雨でなくても晴れでも起きました。季節を問わず起きます。
シーカヤックのような単調なスポーツの方が起きやすいんですが、スキューバーダイビングのように、自分が慣れ親しんでいて、一つひとつの作業に意識を向けなくても自然に身体が動くようなときにもそれは起きます。
どうやら天気というよりも自分の気持ちの状態によって起きるようなのです。考えごとをしないで(実際シーカヤックでパドリングをしているといろいろなことを考えてしまいます)、五感に集中すると起きやすいようです。
こうした体験をストレス解消と呼んでいいのかわからないんですが、自分の気持ちが楽になるのは間違いありません。正確な表現を探すとすれば、気持ちが軽くなるとか、頭がスッキリするとか、頭の中のモヤが晴れるとか、そんな感じです。
普段の暮らしでこんなことをいうとスピリチュアルな人だと思われそうなので、あまりいわないようにしていますが、ぼくが海辺でウォータースポーツをする暮らしを続けている理由のひとつとしては、そんなこともあるのです。

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