海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
人がいない海が好きです
人がいない海辺が好きです。
なんでなんだろう?自分って人嫌いなんだろうか?と思ったりします。
確かに偏屈で人嫌いなのかもしれません。
それについて少し考えてみました。
ぼくが海が好きなのは以前にもいろいろ考えたので置いておくとして、なぜ人がいない方がいいのでしょうか?
その理由は、たぶんぼくが人に気を遣うとか、人に嫌われたくないとか、人と揉めたくないと思っているからでしょう。で、人がいると気を遣って自分が疲れるから、人がいない方がいいと思っているんでしょう。
もうひとつの理由としては、ぼくが人が密集しているところが嫌いだからです。
って、みんなそうですよね? 満員電車とか混雑している店とか…もしかしたら好きな人いるのかなぁ?
そんなに極端じゃなくても、独りでサーフィンしていて、近くに寄ってきて波待ちするサーファーがいますが、あれがよくわかりませんが、それはまた別の機会に書くことにします。
もうひとつの理由としては、海を独占したいというのもあるかもしれません。
ぼく的には、僻地のような海辺で、何日か人と会わずに暮らしていて、久しぶりに買い物に出て、「人に会えて懐かしい!」くらいの感じがちょうどいいです。
離島などに旅をすると、港や島の中心地は人がいますが(あたりまえですけど)、ちょっと離れた海岸に行くと、人がいないことがあります。人がいないっていったら本当にいません。ちょっと心配になるくらいです。
でもまあ、ぼくとしてはそういう状況は大歓迎なわけで、人がいないビーチでスノーケリングをしたり、泳いだり、砂浜を散歩したり、バーナーで昼メシを作ったりとノビノビと過ごすことができるのです。丸一日そんなことをして、宿に帰って、宿の人と話すのが妙に嬉しかったりするので、ぼくはそんな感じの人との距離感が好きなんだなーと思うのです。

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三浦で海を眺めながらおいしいイタリアンを食べられる店 ヴェント・エ・イル・レオーネ 風工房
1.ロケーション ☆☆
2.こだわり ☆☆
3.店の雰囲気 ☆☆☆
4.味 ☆☆
5.値段 ☆☆
6.音楽
7.手入れ&掃除 ☆☆☆
8.総合評価 ☆☆
9.コメント
大学時代から油壺周辺にはよく行っていました。ヨット部の友人がいて、練習を見に行ったものです。ぼくはスキューバーダイビングをしていましたが、セイリングもやりたかったんです。でもお金も時間もなくて諦めていました。その思いを取り戻すかのように、社会人になってからやるようになりました。
油壺はそんな懐かしい場所…
油壺周辺は複雑な入江が多いんですが、北から、小網代湾、油壺湾、諸磯湾と並んでいます。
ヴェント・エ・イル・レオーネは、諸磯湾に面して建っているイタリアンレストランです。
海のそばですが、海からの高さがないので、「海が望める」とまではいえません。ただ、諸磯湾を行き来するヨットやディンギーを見ることができます。
ヴェント・エ・イル・レオーネの海に面した前庭は、きれいに手入れされたリゾートっぽい庭です。和風ではなく、南のリゾートの雰囲気をうまく出してあって感心します。芝生が貼られた広い庭はとても気持ちがいい空間です。
店内のインテリアは、シックな雰囲気でまとめられて、おじさん世代のぼくは、90年代のカフェバーを思い出しました。
さて、料理ですが、おいしいです。
これまではおいしいパスタやピザが無性に食べたいという時に、横浜や東京まで足を伸ばそうか迷ったりすることがありますが、ここに来ればいいなあと思いました。
値段は絶対値としては安いとはいえません。ランチで前菜とパスタとコーヒーで、1人あたりざっくり2000〜4000円というところでしょう。ただ、味を考えれば、高くはありません。
ぼくにとって大切なのは、海のそばで、おいしい食事を楽しめる、ゆったりのんびりした時間なのですが、そういうぼくにとってはとてもいい店です。
ちなみにこのお店は、風工房という陶芸・染め物教室・ガラス細工体験などができる施設のひとつです。
海にいる時間をもっと楽しく過ごそう!
海辺の田舎町で暮らし、ウォータースポーツをしながら暮らしています。いえいえ一応会社勤めをしていて、生活費を得るために働いてもいます。
ぼくにとっては「海辺の暮らし=仕事がオフな時」です。
会社勤めのウサを晴らすように、海辺の暮らしを楽しんでいます。
会社勤めのウサを晴らすと書きましたが、それについてはこのブログに「会社勤めはイヤなことばかりではない(大意)」という注意のコメントをいただきました。世の中には会社や仕事が好きな人も多いらしく、ぼくの価値観を当たり前のように語ってはいけないんだなあと思った次第です。
そういわれてみれば、ぼくのそばにも嬉々として働いている人がいたのを忘れていました。
ぼくはできるのであれば、誰からの指示も受けたくないし、やりたくないことを無理にしたくはないと考えて生きてきました。仕事にやりがいがないわけではありませんが、企業などの組織というのは、成り立ちとしてすべての個人を活かすようにはできていないので、一人ひとりの個人はなんらかの無理を強いられるわけです。というか社会というものはそういうものかもしれません。
みんながなんとか一緒に暮らしていくには、それぞれ多少は我慢しましょう、ということなのかなーと考えたりする今日この頃です。
それにしても、会社、イヤじゃないんだね…
だいぶ横道にそれましたが、ぼくの頭の中はこうなっています。
海辺にいる時間=自由・反組織・自発的・自然・家族・個人
会社・仕事・町での時間=不自由・組織・強制・同僚・社会人
それだけに海辺の暮らしはとても楽しいし、もっと楽しく過ごそうって思うんです。だとすると、ぼくは会社で仕事をしているからこそ、海辺の暮らしを楽しんでいるともいえそうです。リタイアしてずっと海辺で暮らしていると、もしかしたら飽きてしまうかもしれません。でもまあ、これまでも長期休暇の時は、ずっと海辺で行動していたんですが、まった飽きることなく、もっと長く休みたいと思ったくらいなので、たぶん大丈夫でしょう。
海が好きで、海にいるとストレスから解放されるし、会社では自分のまわりに張り巡らした見えない防護壁があるけれど、それもなくなります。
海にいる時間をもっと充実させたいから、スキューバーダイビング・サーフィン・シーカヤック・セイリングといろいろな海遊びに手を出してきました。どれもおもしろいし、そのときどきの海況に合わせて海を楽しめます。
こんな生活パターンをもう30年近く続けていて、それでも飽きないし、きっと動けなくなるまでこうして海遊びをしながら暮らしていくんでしょう。
逗子マリーナの先、和賀江島の手前 神奈川県逗子市小坪 for Local
【コメント】
※「for Local」の海岸に訪れる際は、注意事項を読んでください。
田舎っぽい海辺の漁村が好きなぼくとしては、鎌倉とか逗子というようなオシャレっぽい場所には近づかないようにしています。一見オシャレな鎌倉方面にも日本の昭和風味の漁村の雰囲気を残した場所があります。
逗子マリーナの鎌倉寄りに公園がありまして、そこから先に材木座に抜ける小道があります。そのあたりがわりとノンビリしています。
地元の人の散歩道という感じでしょうか。
都会から来た観光客は、逗子マリーナのパームツリーの並木道あたりまでしか来ませんから、その先はローカルの人がゆっくりできる空間です。
なによりも和賀江島とか鎌倉の町の風景を眺めながら、「よくまあ鎌倉時代にこんな埋立地を作ろうとしたものだ…」などと歴史に思いを馳せることができます。
それから和賀江島に最も近づける場所がこのあたりでして、石のひとつひとつまで見えるほどです。
【評価】
水の美しさ ☆
砂浜の美しさ
景色 ☆
アクティビティ 釣り、散歩
自然の豊かさ
ノンビリ度 ☆
トイレ 無
駐車場 無
不満のタネの行き先…
ぼくは海辺の田舎町で暮らし、街に通勤しています。できればずっと海辺の田舎町に居て、仕事もそこで完結させたいのですが、なかなかうまくいきません。
街に出ると人が大勢いて、ぼくはそれがストレスです。海辺の田舎町でノンビリ過ごせたら、それほどストレスはないのになあ、なんて思ったりします。
話しが変わりますが、先日定年退職した海遊び仲間の先輩と飲みました。
定年後の暮らしについて話したのですが、その先輩がいうには、人というのはストレスがなさ過ぎるのもよくないそうです。
ストレスがなくなると、人というのはどんどん自分の快適なことだけをするようになるし、腹を立てる対象がどんどん細かくなるそうです。
その話を聴いてなるほどなあ、と思ったものです。
確かに親戚のおじさんで、長年会社勤めをしてきた人はわりとちゃんとしていて、所作や物腰や判断などがこなれている印象でした。自分の立ち居振る舞いや言動がコントロールできている感じでした。いわゆる社会性があるという言葉でまとめてもいいんじゃないかと思います。まあ、たまたまそのおじさんがそういう人だったかもしれませんけど…
会社勤めとストレスの強さがどの程度関係しているのか知りませんが、集団で組織的に何かをしなければならないので、社会性みたいな特性は強くなるんでしょう。
おそらく独りだけで暮らしていたり、単独でする仕事(そんなのがあるかなあ)ばかりしていると、そのおじさんのようにはならないんじゃないかなあと推測するのです。
もうひとつ、人というのは、何かしら不満があるもので、大きな不満の対象があればそれについて腹を立てたり、考えたりするんだと思うんですが、その大きな対象が解消されると、2番目に大きな不満の対象に腹を立てるんだと思います。それがだんだん小さく細かくなるというのはあるかもしれません。
たまにすごく細かいことに腹を立てる気難しい人がいますが、それはそういうメカニズムなのかなあ、と思ったりします。
とはいえ、仕事のために通う街でのストレスはとても不快なので、もう少しマイルドなストレス環境で生活したいなあと思うのでした。
海辺のわが家へ来たお客様の「う〜ん」な言動とは…
まず、思い出すのは、家の近所の海に面した駐車場での出来事。
その駐車場は、個人の家の庭を夏の間だけ観光客向けに駐車場にしているんですけど、そこに停めていた車の人が駐車場のオーナー(家の人)に文句をいっているんです。オーナーはご近所で知り合いなので、ちょっと心配で話しを聞いてみると、文句をいっている内容は、潮風で窓ガラスが汚れて、砂浜から飛んできた砂で車が汚れたといっているわけです。
海のすぐそばの駐車場ですから、一日中、車を置いておくとそうなるのは当たり前なんだと思うんですけど…車が汚れるのがイヤなら海に来るなよ…っていうか車に乗るなよってな感じです。
これはわが家のお客さんの話です。
せっかく海辺に来たんで砂浜でも散歩したいというので、案内しました。でもいざ砂浜に着くと砂浜に降りようとしません。靴が汚れるのがイヤだそうです。
だったら散歩したいっていうなよ、っていうかいってくれればビーサン貸したのに…
これも別のお客さんの話。
サーフィンをしてみたいというので、わが家のサーフボード、リーシュコードを1セット貸して、一緒にサーフィンをすることにしました。ひととおり基本的なことを教えて、いざ海に入ろうとすると「けっこう波が高いね。こんなの恐くてムリ」だそうです。
サーフィンって波があるところでやるものだし、今日は波がないほうだよ。
これも別なお客さんの話。
妻のお友達が来て、近所の海の見えるレストランに行ったり、ビーチを散歩したりしていました。家に戻ってお茶をしていたら、道を水着姿で歩いている人が多くて、みっともなくて、人前で恥ずかしくないのかとご立腹。
なるほど…夏は多いんですよ。観光客の人が多いんですけどね。それが当たり前だと思ってました。
これも別なお客さんの話。
ぼくの会社の先輩がわが家に遊びに来て、飲んでいたら、突然お説教モードに。「お前はスキューバーダイビングやらサーフィンやら、結構危険なことをしているけど、もしお前の身に何かあったら、奥さんやお子さんはどうなるんだ!」とのこと。
いやはやごもっとも。でもそんなこといったら、登山とかスキーとかも危ないじゃん。いやいや車の運転も危ないでしょ…
まだまだたくさんあったような気がするんですが、思い出せません。
でも、ここに書いたような話題は、地元の人と話していると絶対出てこないんですよ。たぶん前提としていることが違うんでしょう。
住むところが違うと考え方も違ってくるのかなあ?
海でマジックアワーを楽しむ
マジックアワーという言葉があります。日没(日の出も)の前の空の色が独特になる時間をいうんだそうです。
ぼくは海好きで、今までいろいろな海辺の夕暮れを見てきました。自宅でもそうですし、旅先でもそうです。
自宅では夕暮れの時間にデッキでビールを飲むことにしていて、空が刻々と色を変えていく様子を見ています。自宅からほど近い海岸で散歩がてらマジックアワーを楽しむこともあります。
自宅のそばの海からは方角の関係で、夕陽が海に沈むところは見られません。太陽は伊豆半島か富士山か丹沢に沈みます。
ただ夕暮れ時の空の色の変化と、海が青から漆黒に色を変えていく様子は見ていて飽きないもので、マジックアワーのすべてを見るとだいたい1時間半とか2時間くらいかかると思うんですが、ぜんぜん飽きません。だいたいぼくはボーッとする時間が好きなんです。
空の色はその日の天気によっても違いますが、ピンクからオレンジ、青紫、紺色、黒と変化していきます。またそれぞれの色がグラデーションになっていて、こんな色がこの世に存在していたんだと気づかされます。
特にぼくが好きなのは、海の色が変化するところです。太陽の光が当たっていると、海の色は青だったり紺色だったりします。そして夕陽が水面に反射するようになると、オレンジがかった色になります。太陽が沈む頃、陽の光が弱くなると、海の色は黒くなります。
旅先では、できるのであれば、西側に開いた海辺の宿に泊まるようにしています。そうすると風呂に入っている時間や食事の時間にマジックアワーを楽しむことができます。
ぼくは経験的に海辺のマジックアワーを楽しむようになりましたが、旅行業界に勤めている知り合いの話によると、リゾート地にホテルを建てるときに夕陽が見られるかどうかというのはとてもおおきなぽいんとだそうです。ぼくが知らなかっただけで、海を旅するのなら夕陽を楽しみたいというのは、常識なのかもしれませんね。
マジックアワーと並んで魅力的なのは、グリーンフラッシュですね。ぼくは見たことがありません。ちなみにグリーンフラッシュとは、太陽が沈む直前、昇る直後に太陽の光が緑色に光る現象のことだそうです。
船旅をする旅に見られないかなーとその時間にデッキにいるようにしているんですが、まだ見れていません。
陽が沈むと漆黒の海が広がります。月が出ているときは、ムーンロードができることがあります。ムーンロードも幻想的で見ていて飽きません。
ムーンロードについては以前少し書いてみました。
漆黒の海を見ているのも楽しいもので、湘南あたりだと街明かりや灯台の光がキレイです。もっと田舎の海でも、いろいろな楽しみがあります。遠くの島の町明かり、船の漁り火、沖を横ぎる大型の長距離を行く船の光などを眺め、そこで暮らし、働いている人の思いを想像したりするのが好きです。
清浄寺の前 神奈川県三浦郡葉山町 for Local
清浄寺の前 神奈川県三浦郡葉山町 for Local
【コメント】
※「for Local」の海岸に訪れる際は、注意事項を読んでください。
朝起きたら海辺を散歩。
夜、風呂に入ったら、夕涼みのために海辺を散歩。
ちょっと海辺でお茶をする。
買い物のついでに少し海辺でボーッとする。
犬の散歩で砂浜を歩く。
家の掃除が一段落したら、ちょっと海を眺める。
海辺で暮らしている人にとっての海は、住んでいる本人にとっては当たり前になっていますが、日常に溶け込んでいて、さりげなくて、日々の暮らしに少し潤いを与えてくれるものだったりします。
ぼくは、遠くから海に観光に来る人を見ていて、それはそれで海を楽しんでいていいとは思うんですが、どこか違うんじゃないか…って思っていました。そういう海との付き合い方では、海の本当のよさってわからないし、海辺に暮らしているよさってわからないだろうなあって思っていました。
それがこのビーチガイドfor Localを書こうと思ったきっかけです。
潮風にさらされた漁師小屋。
一面に干してあるワカメ。
風が止まった時のむせるような磯の匂い。
漁師さんとの雑談。
近所の人同士のヒジキやカメノテのおすそわけ。
1年に数回あるかないかの、すごく気持ちのいい日。
ぼくらは、こうしたちょっとした幸せな時間を心の糧に、日々を暮らしているんじゃないでしょうか。
今回ご紹介する名もない海岸は、小さな小さな砂浜です。
葉山マリーナと森戸海岸の間、近所の人は知っている人が多いのですが、ちょっと離れたエリアの人は知らなかったりします。
コンビニで缶ビールを買って、小さな砂浜に座って夕陽を眺めているひととき。
波の音、木々が風で揺れる音。
潮と海藻の匂い。
また、明日は忙しい日になりそうですが、でも少なくとも今日は無事に終わりそうです。
【評価】
水の美しさ ☆
砂浜の美しさ
景色 ☆
アクティビティ シーカヤック、SUP、釣り
自然の豊かさ
ノンビリ度 ☆☆
トイレ 無
駐車場 無
総合評価 ☆
ぼくが湘南から引っ越したワケ…
雑誌などを読んでいると、「湘南暮らしがオシャレ」とか「湘南暮らしの憧れ」みたいな記事を目にしたりすることがありますが、ぼくにはそのよさがよくわかりません。
というぼくも以前、湘南と呼ばれるエリアに住んだことがあります。藤沢市の鵠沼海岸から10分ほど陸側に入ったエリアです。
閑静な住宅地でしたが、住んでいるうちに不満がたまったので引っ越しました。
その不満を説明する前に、なぜぼくが海辺に引っ越したかを説明させてください。
それまでは東京の区内に住んでいました。職場まで地下鉄で20分くらいでした。
ただそこの暮らしがとてもイヤだったのです。
まず通勤時の満員電車です。20分とはいえ、とても人間の扱いではないくらいの混みようでした。
それから車の騒音です。国道に面していたため通行量が多く、昼も夜もうるさかったです。洗濯物をベランダに干しておくと排気ガスの粒子がついてしまい、手でこすると炭のように黒い部分が広がるような感じでした。
次は治安です。街を歩いていると、ちょっとヘンな若者がたむろしていて、妻は駅から自宅までの道のりを歩くのを怖がっていました。また、うちはオートロックのマンションでしたが、何軒かに空き巣が入りました。幸いわが家は被害に遭いませんでしたが、不安なことは変わりません。
次は混雑です。道も混むし、レストランも混むし、スーパーも混むし、郵便局も混むし、区役所も混んでいるんです。何かをするのに列に並ばないということはあり得ないという感じでした。
それから自然がないことです。公園はありましたが、まともな木々はありませんでした。
ぼくはこうした都会の暮らしがイヤで海辺に引っ越すことにしました。引っ越し先が湘南の鵠沼海岸でした。
ところが、湘南の藤沢あたりも、けっこう街です。
なので、基本的な不満は解消されなかったのです。
とはいえ満たされたこともあります。それは自然がわりと豊かなこと、治安がいいこと、閑静であることです。
ただ、スーパーやレストランは混雑していました。役所も混雑していました。車も結構走っていました。一番イヤだったのは、夏になると観光客で街も海も道路も混雑するし、観光客のマナーが悪く殺伐とすることです。
このときぼくが認識したのは、ぼくは田舎のノンビリした暮らしを望んでいるということです。自然が豊かで、寂しいくらいに人気がなくて、昭和な田舎の漁師町が好きなんだと気づきました。
ぼくは大学生の頃からスキューバーダイビングをしており、よく伊豆に潜りに行っていました。特に西伊豆のノンビリした感じに惹かれていました。西伊豆の小さめの漁村がぼくのイメージに近かったのです。
そういうぼくにとって湘南という場所は、やはりまだまだ街だったのです。
ぼくの望む生活には、オシャレな雑貨屋とか人気のレストランとかレジェンドがやっているサーフショップは必要ないのです。寂れた定食屋と地元の人がやっている小さなスーパーと暇そうにしているガソリンスタンドがあるような、これぞ漁村!というような雰囲気が好きなのです。
というわけで、職場に通えるギリギリの線で、海辺の田舎町を探しそこに引っ越しました。
そこもぼくの望むほどの田舎ではありませんが、それでも車も少なく、観光客が来るほど有名でもありません。
この町に引っ越してから、列に並ぶということはほぼありません。列ができていると「おっ、今日はなんだ? 何があるんだ?」という感じです。
道ですれ違う人はたいてい知り合いで、挨拶しますし、スーパーで買い物していると知り合い同士で雑談が始まります。
海に行けばよく知った顔ぶればかりです。
町全体をのんびりした雰囲気が包んでいます。
こののんびりさとストレスのなさを、ぼくはとても気に入っていて、意図して作られているものではないので、何よりも価値が高いと思っています。
楽しく時間を過ごすことに集中しよう
日々いろいろなことがありますよね。
楽しいこともあれば、イヤなことも悲しいこともあります。どちらかというと楽しいことの方が少ないかもしれません。
「生きていれば仕方がないことだよな」なんて、ぼくは思います。
イヤなことや悲しいことがあったら、ぼくは海で遊びます。スキューバーダイビングやシーカヤックやサーフィンをします。
そうするとわりとスッキリして、前向きな現実的なことを考えられるようになるんです。
科学的な根拠はわかりませんが、経験的には確かにそうなんです。
先日、テレビのちょっとしたコーナーで、落ち込んだり鬱にならないためにどういうことをすればいいかというのをやっていて、太陽の光を浴びるたり、運動したりするといいとのことでした。
そうすると、ぼくのやっていることは当てはまっているんだなと思いました。これを科学的な根拠とまで、いいきっていいかはわかりませんけど…
大きな空と海。果てしなく打ち寄せる波。光り輝く太陽。そんな自然に包まれていると自分のつらい状況がちっぽけなことに思えてきます。
つらいとか悲しい状況は、何かしらそういう外部環境があるからそうなることが多いと思います。そんなときに環境を変えようとしてもなかなかうまくいかないし、疲れるだけだったりします。
結局自分が楽しく日々を送るとか、楽しい時間を過ごすことが何より大切なので、つらい状況を「つらい」とか「イヤだ」とか「悲しい」と思っていても仕方がないわけで、さっさと気分を切り替えて、楽しい自分に戻った方がお得です。
I can’t change the direction of the wind, but I can adjust my sails to always reach my destination.
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