海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
小笠原旅行のしかた 豆知識その3
・持ち物など
旅の持ち物は人それぞれ「俺流」があると思います。ぼくの場合スキューバーダイビングがメインなので、持ち物もそれっぽくなります。ダイバーの方が読んでいらっしゃるかもしれませんので、一般の旅行者+ダイバーを意識しつつ、持ち物を書いていきたいと思います。
ぼくは、旅行のときいつも荷物が少ない方です。同行の友人がびっくりするほど少ないのです。
よく海外旅行で使う、70Lとか90L入るスーツケースというのは余程の旅行でないと使いません。
ですが、小笠原ではスーツケースを使いました。いろいろ詰めてもスペースにかなり余裕があったんですが、それはどちらかというとお土産用にスペースを開けておいたといった方が正しいと思います。
なので、荷物は相変わらず最低限でした。
友人と一緒に行って持ち物をなんとなく見ると、ぼくの荷物が少ないのは、たぶん3つの理由がありそうなのです。
ひとつは要らない物は持っていかないということ。
これは当たり前のようですが、徹底的にやるかどうかで荷物に差が出てきます。
たとえば余計な薬は持っていかないとか、本はスマホに入れていくとか、Tシャツは速乾性の物を3日分だけ持っていって、洗って着回すとか、包装されているものは、包装紙を捨てて最小限の形態で持っていくとか、衣類などは登山用のかさばらないものしか使わないとか、そういうことをしています。
2つ目は使い捨てできるものはそれを持っていくということです。
たとえば歯ブラシと歯磨きペーストは、ビジネスホテルで貰ったヤツを持っていきます。下着は使い捨ての紙パンツです。
3つ目は圧縮袋を使うということです。ズボンやウインドブレーカーなどはかさばりますが、それを衣類圧縮袋に入れてカサを減らします。
さて、ちょっと横道にそれましたが、そうして空いたスペースを小笠原ならではの、旅行グッズにあてるわけですね。
小笠原旅行ならではの必要な物のひとつは、他のブログでも書かれていますが、おがさわら丸の中で、電源を確保するための延長コードと3つ口タップです。2等船室を使う場合、だいたい5mおきぐらいにコンセントがあり、コンセントの近くに場所をとれればいいんですが、とれなかった場合に延長コードを使います。延長コードも長いのだとかさばるので、1mとか30cmとかのがいいと思います。3つ口タップは、コンセントの近くに場所が取れたときにコンセントを独り占めしないために持っていきます。また、宿でコンセントの口が少ないことがありますが、これにも対応できます。
そんなこんなでスマホを使うようになって、電源を意識しなければならなくなりました。
またダイビングで、水中ライト、カメラの充電、ストロボの充電など、どうしても充電モノが多くなるので、電源関係グッズは増える傾向にあります。
小笠原旅行ならではの必要な物としては、折りたたみの小さいイスです。これは船のデッキで、席がとれなかったときのために使います。ぼくは船旅行ではかなりの時間デッキにいます。逆にいうと客室にはあまりいません。デッキで潮風に吹かれながら、海と空を眺めているのが好きなのです。(別に気取ってるわけではなくて本当です)
デッキには備え付けのイスもありますが、たいてい誰かが座っているものです。そういうときのために小さい折りたたみ椅子、ぼくの場合、折り畳むと長さ15cm×直径5cmくらいになるアウトドア用のものを持って行って、適当なところに座ってボーッとしています。
ちなみにこの椅子、値段が高くなればなるほど、コンパクトに軽く座り心地がよくなる傾向があります。
デッキには備え付けのイスもありますが、たいてい誰かが座っているものです。そういうときのために小さい折りたたみ椅子、ぼくの場合、折り畳むと長さ15cm×直径5cmくらいになるアウトドア用のものを持って行って、適当なところに座ってボーッとしています。
ちなみにこの椅子、値段が高くなればなるほど、コンパクトに軽く座り心地がよくなる傾向があります。
次に必要な物は、ハンドソープです。ぼくはハンドソープを、100均で買ったポリプロピレンの小さなボトルに詰め替えて持っていきます。ハンドソープはおがさわら丸でのシャワーや旅行中の浴室で身体を洗うのに使います。シャンプーとかリンスとかボディソープを持って行きません。旅行中は全部ハンドソープで済ましてしまいます。それもちょうど使い切れるくらいの量を持っていきます。
次に持って行った方がいいけれど、ぼくは持っていかないものは、日焼け止めです。ぼくはいつも日焼けしていて地ができているせいか、日焼けには強いので日焼け止めはいりませんが、普通の人は持っていった方がいいと思います。小笠原は地理的にはミクロネシアといっても過言ではないので、陽射しはかなり強いです。冬以外は持っていった方がいいと思います。
というわけなのでサングラスも必需品です。
ぼくは普段から活字中毒気味なんですが、移動時間が長いと、本がないとどうにも落ち着きません。おがさわら丸の乗船時間は25時間、ははじま丸は3時間です。乗船までの待ち時間を入れるともっとでしょう。そのうちかなりの時間デッキにいて、後はラウンジで知らない旅行者と話したりしても、残りは寝るか本を読むくらいしかやることがありません。なので、本はたっぷり持っていきます。今は本の量を増やしてもスマホに入れられて重量が増えないので、そういう意味でぼくの旅行の荷物はスマホの登場で劇的に少なくなりました。
もうちょっと加えていうと、本もスマホ、音楽もスマホ、ガイドブックも地図もスマホです。必要な書類やガイドブックは旅行前にスキャンしてスマホに入れておきます。ちなみにダイビングのCカードも写真を撮っておいてスマホに入れてあります。ダイブサービスによっては、Cカードの呈示が必須となっているところがあるからです。
父島にしろ母島にしろ、島内のネイチャーツアーに参加する予定であれば、ある程度の距離が歩けるスニーカーかトレッキングシューズを持っていった方がいいでしょう。ダイビングばかりやるのであれば、ビーサンさえあればたいていなんとかなるんですが、山に入るとなるとさすがにビーサンではダメです。
ちなみにお好きな方は、望遠鏡か双眼鏡もあればなお良しという感じです。
次はコーヒーです。ぼくはコーヒー好きで、普段から1日に何杯も飲みます。しかも、インスタントのコーヒーは嫌で、ドリップのが好きです(面倒くさくてすみません)。なので、よくある一杯ずつドリップできる個別包装されたヤツ(なんていうのかな?)を持っていきます。これはおがさわら丸でもお湯が出るので飲めますし、宿でも飲めます。ちなみにぼくの記憶では、母島のスーパーというか雑貨屋には、この手の製品は売っていなかったと思います。父島には売っていたような気がしますが、確かではありません。なので、ぼくと同じようなコーヒー好きな方は、お好きな製品を内地で買って持っていくのがいいと思います。ちなみにぼくはカルディとドトールのが好きです。
GROWER'S CUPという便利なドリップコーヒーを見つけてからは、旅には必ず持っていきます。
GROWER'S CUPという便利なドリップコーヒーを見つけてからは、旅には必ず持っていきます。
次は釣り竿です。ぼくは釣りはあまりやりません。ただ海辺に住んでいるので、まったくやらないわけでもありません。短気なので、潜って突くか、海藻などを採ることが多いです。
で、小笠原は魚影が濃いと聞いていたので、暇になったらやろうと思って、一応釣り竿を持っていきました。上州屋でたぶん一番安い初心者用の旅行用の小さくて単純なヤツです。
そしたらぼくが滞在している間に台風が来て、ダイビングもツアーも何もできなくなった日がありまして、そんな日に堤防で釣りをしたのですが、ばんばん釣れました。
次は移動のときダイビング器材の持ち運び対応をどうするかです。これは父島だけの人には関係ありません。母島に行く場合は、父島と母島の移動のときにダイビング器材を運ぶ必要があります。
という話の前提は、器材を事前にダイブサービスに送っておくこということです。ぼくは国内の遠方ダイビングではこの方式ばかりですので、そういうことで話を進めたいと思います。
ぼくの場合、父島に着いてすぐその日のははじま丸で、母島に渡りました。なので、ダイビング器材は母島のダイブサービス、クラブノア母島に自宅からゆうパックで送っておきました。
余談になりますが、ダイビング器材を送るときはゆうパックがいいです。料金が安いですし、どんな田舎でも郵便局はあるからです。ちなみにぼくの感覚ですが、東京から遠い島嶼部のゆうパックの料金は、距離の割に安めに設定されているような気がしています。これは推測ですが、島民の方の負担軽減が意図されているんではないかと思います。とにかく島の暮らしというのは、外部から物を持ち込まないと成り立たないわけで、輸送賃が高いとそれだけ生活を圧迫するのではないでしょうか。
話を戻しますと、母島で滞在した後父島に戻り、そこでもダイビングするわけですが、その母島から父島までの移動の間、ダイビング器材を運ぶわけです。運ぶといってもははじま丸に乗って、父島の宿に行くだけですからそんなに距離はありません。でも、移動を前提としたバッグを選んだ方がいいと思います。ぼくは伊豆などでダイビングをするときは車移動ですから、折りたたみができるプラスッチックの業務用の箱に器材を入れています。そんなんではダメだということですね。
そのときはメッシュバッグで背負えるタイプのバッグを持っていきました。
理由は一方の手でスーツケースをガラガラ引っ張っているわけで、もう一つキャリアみたいなダイビングバッグを持っていったりすると、2台引っ張らなきゃいけないというのはあり得ないと思ったからです。
ダイビング関係でいうと、持っていった方がいいものは、水中ライト用の充電池と充電器です。よくあるエネループみたいなやつですね。
それからダイビングのカメラ用の充電器とスマホ用の充電器ですが、USB充電が前提とされている場合は、コンセントに差し込む変圧器が入っているやつは1つだけ持っていって、カメラ側の充電器のコネクタが違うようであれば、そのコネクタを変換するアダプタを持っていくと荷物が減らせます。ただぼくが持っているオリンパスTG-2。こいつのアダプタは特殊でして、アダプタがでていないので持っていきました。
ちょっと書き方がわかりにくいかもしれません。コンセントに差し込む方は1個持っていって、スマホとかカメラに接続する側のコードはそれぞれ持っていくということです。ただ、機種によってはスマホのコードを持っていって、それに変換アダプタが使えるのであればそのアダプタだけ持っていけば荷物が減らせます。
ちょっと書き方がわかりにくいかもしれません。コンセントに差し込む方は1個持っていって、スマホとかカメラに接続する側のコードはそれぞれ持っていくということです。ただ、機種によってはスマホのコードを持っていって、それに変換アダプタが使えるのであればそのアダプタだけ持っていけば荷物が減らせます。
・見どころ
ぼくは離島に行くとたいていレンタカーを借りて島を一周します。そして、海へ降りられる道はすべて降りてみるということをします。なんでそんな習性が身についたのかわかりませんが、島を一周すると全体像をつかめてなんだかホッとします。そして海へ降りると、それぞれの海岸の雰囲気がわかります。
なので、父島でも母島でもこれをやりました。
母島で気に入ったのは、港の海に向かって左側の東屋です。毎夕方、宿のご飯までの間、ここでビールを飲んでました。潮風に吹かれながら、だんだん暮れていく空とボニンブルーの海を見るのは、ぼくにとっては最高の幸せです。
次に母島で気に入ったのは北港です。
今は港ともいえない寂れた海です。人がいなくて、ノンビリできるのがいいですね。
戦前は、北港にも集落があって、漁が盛んに行われていたそうですが、人口減で、今は木々が茂る入江です。そんな人の暮らしの儚さを考えるのもおもしろいです。
父島では、コペペ海岸と小港海岸です。サンゴが豊か、海の水がキレイ、ノンビリしているということで、ここでシュノーケリングをするのは、なかなか楽しいです。
・その他
たいていのガイドブックに書いてあるし、おがさわら丸の中でも船内アナウンスがありますが、スマホ・ケータイやどのキャリアでも使えます。父島でも母島でも。
もちろんおがさわら丸、ははじま丸の航海中は使えません。東京湾や島に近づくと使えます。
あと離島だから不便かなと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、いろいろな離島に行ったぼくからすればいたって便利でした。どちらかというと集落がまとまっている分だけ生活しやすい気がします。物資も豊かです。
ATMについては、少し注意が必要です。母島のATMは確かJAにしかなかったと思います。なので、JA以外の金融機関のカードを使うと手数料がかかると思います。土曜日もやっています。
一方、父島にはゆうちょ銀行とJAと七島信用組合のATMがあります。土・日・祝日もやっています。
・沖縄と小笠原の人々の気風の違い
そしてもうひとつ強く感じたことを書きます。ぼくが沖縄の離島が好きでいくつかの島に行きました。どの島も美しく、人々も優しくて大らかでした。沖縄は基本的に観光客を優しく迎え入れてくれます。
でも、内地の人と自分達は違うという最後の一線はかなり強くあると思います。
でも、内地の人と自分達は違うという最後の一線はかなり強くあると思います。
また、沖縄は伝統的な琉球の文化を今も受け継いでいます。伝統的な祭事をその島の純血の子孫にしかやらせない島もあります。
それは本土からの観光者としてはエキゾチックに映る面もあるわけですが、一方で基本的な文化が違うなあと実感するときでもあります。
そういう文脈で、ときどき「この人達は日本人(大和民族)を心の底から受け入れていないのではないか?」「この人達は太平洋戦争のことを許してはいないのではないか?」などと妄想したりすることもあります。
一方、小笠原は無人島に日本人が移り住んだわけで、本格的に開拓されたのは明治以降です。しかも、大平洋戦争で一旦米軍のものになり、返還後再度本土から移住したわけなので、沖縄のような根本的な民族的・文化的差異は感じないのです。それが妙に心地いいんですね。
ところで、最後の最後で書いた方がいいと思ったのは、前提として小笠原旅行を楽しめる人と楽しめない人がいるんではないか?というのが、ぼくの思いです。船で25時間かけて不便な島に行くわけで、その不便さと自然を喜べる人は向いていると思います。そういう方はもう一手間かけて母島へ行かれることをオススメします。
が、たとえばぼくの友達で旅先でやるのが、食べることとショッピングだけという人がいるんですが、そういう人は小笠原旅行は向いていないと思います。ハワイとか沖縄本島とかへ行かれるといいでしょう。あと、海や緑や鳥や昆虫などの自然なんかどうでもよくて、BMWの新型車に詳しいとか、新しいApple製品を買うのが喜び…みたいな人も向いていないと思います。ただそういう人は、ぼくのブログなど読んでいないでしょうけど…
いやはや人の価値観というのは本当に多様ですね。
とてもダラダラとどうでもいいようなことを書きましたが、小笠原旅行を計画されている方の参考になればと思います。
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