海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
田舎のプライバシーとか、もろもろについて
ぼくの住んでいるあたりは、相模湾に面していまして、近くに駅もなく、わりとというか、かなりノンビリしたところです。
海辺というとリゾートをイメージされる方がいるかもしれませんが、まったくそうではなくて、漁村といった方が近いと思います。
そのへんに住んでいる人の職業といえば、車などで近くの町に働きに行っている人か、漁師か、土建の下請けか、店などの自営業をやっている人、年金暮らしの移住者といった感じです。
たまーになんの仕事をしているかわからない、平日の昼間かからブラブラしている働き盛りのオジサンもいたりします。
話を聞くとフリーのライターとか、写真家とか、まあそんな感じなんですね。
そんな風に場所を制限されずに食べていけるのはなんとも羨ましいものです。
まあそういう人達はそれなりにたいへんなこともあるんでしょうけど…
ただ、たとえば閑静な住宅街で、周りがみんなサラリーマンみたいな町だと、こういうフリーの人は少し肩身が狭いんじゃないかなーと想像します。(というのもぼくが生まれ育った町はそうでしたので…)
そういう点では、今の町は、いい歳した男が昼間からブラブラしていても誰も気にしてません。
とても自由な雰囲気ですね。
正確にいうと、誰も気にしていないじゃなくて「あの人はそういう人だ」とみんなが認識しているということです。
そういう意味では都会のような匿名性はありません。
どこの誰がスーパーにいたとか、郵便局にいたとか、だいたいわかります。
ただ肩書きや所属などで偏見を持たれないという点が違います。
島などに行くと似た感じを受けます。
ヨソ者の旅行者だと、どういう人間か鑑定されている感じがします。それで何日も滞在していると、「あいつはどこそこに泊まっている旅行者だ」と認識されます。
当然といえば当然ですが、そのコミュニティの安全を保つためには、ヘンなヤツがいないかは誰もが気にするところでしょう。
匿名性のある街がいいか、田舎がいいか、人によって好き嫌いがあると思いますが、田舎に移住しようと思っている人は、自分がどちらのタイプかを確認してからの方がいいかな?なんて思います。
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ビジターとしてシーカヤックを楽しむ
ぼくはシーカヤックをするんですが、家からカートでシーカヤックを引いて、海まで行って、そこからエントリーというパターンが多いんです。
あとは車に自艇を積んで、お目当ての海で漕ぐということもやっています。
このふたつがこれまでのパターンだったんですが、先日は友達とトレッキングをして、翌日シーカヤックをしようというプランを立てました。
あくまでもトレッキングメインです。移動も飛行機。
そんなわけで、自艇をキャリーするのはもちろん荷物も最小限にしたかったわけです。
それでアウトフィッターの1Dayツアーに参加するという初体験のパターンをやってみました。シーカヤックもPFDもパドルもレンタルです。
これだと自分で持っていくのは衣類関係だけ。
コース取りも考えてもらえるし、海況についても独りの時ほど神経質にならなくていいし、昼飯も作ってもらえるしで、とてもお気楽なシーカヤックを楽しみました。
ちょうどダイビングするときにガイド付きで潜っている感じに似ています。
たまにはこういうのもいいなあと思いました。
海の青にもいろいろありますね
ぼくの数少ない才能のひとつに、海を長い時間みていられるという、何の役にも立たない能力があります。
何を見ているのか聞かれるんですが、波の具合とか、遠くの景色とか、潮目とか、漁船が何を獲っているのかとか、あのあたりは水深が浅そうで根があるのかな?とか、まあいろいろです。
そうそう、海の色もよく見ています。
海の色っていろいろあるんですよね。もちろん青の時もあって、青もいろいろです。青じゃない時もけっこう多いです。緑とか茶色とか黒とか…
青といっても、珊瑚礁の海の青と黒潮の海の青と砂浜の近くの海の青はぜんぜん違いますし、同じ場所でも日によって違います。
それに青でも、水の青というの奥行きがありますね。深さとともに色が変わっていくので、その微妙な変化が深みになっているんでしょう。
宮古島の池間大橋からみる海の色は、透明感があって薄い青です。
モルジブのリーフの外側は、透明感があるけれど、ずっと深くて濃い青です。
八丈島の藍ヶ江は、すごく濃い群青色です。
茅ヶ崎の海は、砂や汚れで濁った、青とはいえない色です。
まあそんなのを見ていると、あっという間に時間が経っちゃいます。
葉の緑と海の青の組み合わせが好きです
うちの裏山が雑木林なので、それをいいことにいろいろな種をまいています。
天海和尚の故事に倣って、柿を食べたら柿の種を、夏みかんを食べたらその種を…という具合にめったやたらと種を蒔いています。一説にはそれは蒔いているんではなくて、捨てているんじゃないかという意見もありますが、いえいえ、そんな、まあまあ、どうぞどうぞ…
今のところ芽が出たものはないんですが、そのうちもしかしたら…と思いつつ蒔いています。
裏山で木々に囲まれながら土いじりして、一段落ついたところで顔を上げると、海が少し見えます。葉っぱや木の枝の間から…
その瞬間が好きです。
特に新緑の頃のみずみずしい葉の色と海の濃い青色の組み合わせが好きなんだと思います。
この幸福感はどこからくるんでしょう?
自分でどれだけ考えてもよくわかんないんですよねー。
沖縄の離島はいいなあー
沖縄の離島に行くのが好きでございますよ。
人口が何千人とか何百人という島に行くと、時間がすごくゆったり流れています。
島の人というのは独特の雰囲気があって、それに影響されます。島に行くと気持ちがゆるーくなります。なんか自分のココロの芯のあたりがほぐれていくような感じですね。
これは海外のリゾートに行ってリフレッシュするのとはまた違った感覚です。
たとえば、そうですねー、小さな島だと、スーパーとかなくて、昔の雑貨屋みたいなのがあったりしますが、そこのオバーが近所に出かけていて、店に誰もいないから、欲しい品物をとって代金を置いとけばいいとか、まあそういうことです。
それに対して誰も文句をいわないし、そういうもんだと思っているというところがいいです。
あと待ち合わせで時間を決めてもたいてい時間どおり来ないとか、フツーですね。
酒を飲んでいて盛り上がってくると誰かが三線を引き出して、みんな踊り出すとか、そんな飲みが夜半まで続くとか…
そういう暮らしぶりを見ると、普段自分がいかに細かいことにとらわれているか実感します。いや、ぼくもだいぶ大雑把だといわれますけど…
そういう方には是非沖縄の離島に1週間くらい行ってもらいたい。
人生楽しく過ごすのが何よりだし、細かいことに目くじらたててもしょうがない、それはお互い様、そういう沖縄の人々の考え方が好きなんですね。それはぼくのいつもの生活にはないものだから…
わからないけど、もしかしたらそういう雰囲気というのは昔は日本中にあったかもしれません。
それがどこかのタイミングで、町が発展して、地縁が薄れて、暮らしが匿名化して、自己の利益の最大化が最善のこととなって、共同体の1人という意識が低くなっていったのかなーと想像します。
たぶん昔の感覚だと、クレーマーとかモンスターペアレンツは存在しなかったんではないかと…
だいぶ話しが大きくなってしまいましたが、とりあえず沖縄の離島はいいなあ、ですね。
危ないことが好きな自分は家庭を持ってはいけなかったのかな?
海好きでして、しかもちょっと危ないくらいの海況が好きなわたくしでございます。
スキューバーダイビングでは、リクリエーショナルダイビングとしてはちょっと…というような深さまで潜ってしまったこともありますし、サーフィンでは、自分の力量も考えず、大きな波の日に出てしまったことも何度かあります。シーカヤックでは、沖出しの風が強い日に出てしまって、岸に戻るのに必死だったこともあります。
そのたびに頭によぎるのは家族のことでした。
自分は、自分の意思で危険な状況に入っていくわけで、海で死ねるなら本望なんですが、残された家族はたいへんでしょう。
それを考えるとあまり無茶なこともできないなあーと、わりと自重している今日この頃です。
危険なこととどまらず、自由への渇望も止みがたく、数年くらいかけてアイランドホッピングの旅に出てみたいなあとか、タヒチに移住したいなあとか、世界の海を巡ってみたいなあ、などと夢想したりします。
ウォータースポーツに限らずアウトドアスポーツが好きな人で、冒険や自由を志向する人は、もしかしたら家庭など持ってはいけないのかもしれません。もちろん極論ですけど…
海辺で楽しく過ごす時間を最優先した人生・人の価値観などについて
ぼくは要領がいい方ではありません。
よくどんな状況でも人間関係でも、うまく対応できて、とても頭のいい、感じのいい人がいますが、「ああすごいなあ。でも自分には無理だろうなあ」と思ってしまいます。
金持ちになりたいとも思いません。
いわゆる世間的に成功したいとも思いません。
一時期「ヒルズ族」なる人がいて、IT関係の会社を立ち上げて儲けて、成功者だというような扱いがされていましたが、その暮らしの魅力がよくわかりません。
人それぞれ価値観はいろいろだと思うので、別にかまわないのですが、こんなにも価値観って違うんだなー、とその開き具合に感心したものです。
のんびり、ブラブラ、テキトーに暮らしているぼくのような人間は、そういう成功者の人から見たら、たぶんよくわからないでしょうね。
ぼくが大切にしているのは、時間です。海で楽しんでいる時間…
人なんていつ病気になるかもしれないし、死んでしまうかもしれないと、かなり本気で思っています。
なので、ぼくにとって時間は有限で貴重です。その大切な時間を自分の好きな海で使いたいのです。
社会的に成功していないし、貯金もないし、その日暮らし。それは自分が選択した結果としてそうなっているわけです。
話しは変わりますが、ぼくの家のそばにすごく広くて立派な海べりに建つ別荘風の邸宅があります。近所なのでなんとなく様子がわかるのですが、使われているのは1年のうち夏の数回くらい。
どうしてか知りませんが、もし忙しくて別荘に来れないんだとしたら、ぼくにとってその人の生き方はまったく無価値です。
ぼくであれば、豪華な別荘を建てる仕事よりも、粗末でもいいから海で過ごす時間を得られる仕事を選択するでしょう。
どの価値観が良い悪いということでは、「もちろん」ないわけですが、ぼくにはぼくの価値観があって、しかも人生は1回きりで、複数の選択はできないので、今の生き方を選択しているということです。
また話しが変わりますが、(都会の)人と会話していて「海辺に住んでいるんですかー。いいなあー。うらやましいなあ。自分も海辺に住みたいなあ」といわれることがあります。
その人には事情があるんでしょうが、本当に海が好きなら、本当に海辺に住みたいなら、たった一度の人生を選択するとしたら、どんなハードルも越えて海辺に住むでしょうから、その人が現在海辺に住んでいないとしたら、それはそういう価値観の現れだといっていいと思います。
人っておもしろいですね。
なんて考えながら、のんびり海辺を散歩して「気持ちいいなあ」なんてつぶやいている今日この頃です。
世界の海を訪れてみたい
これまでも何カ国かの海外へ行きました。もちろんぼくの場合、目的は海です。
で、他にも行ってみたい海はたくさんありまして、たぶん死ぬまでにすべて行けないだろうなと思います。
フロリダ、カリブの島々、コートダジュール、コスタデルソル、タヒチ、セイシェル…
国内も同じでして、行ってみたい海がたくさんあります。こちらも死ぬまでにすべて回りきれるかどうか…
初めての海で、そこが素晴らしい場所だったりすると「来て良かった」「こんないいところをこれまで知らなかったなんて」なんて感じちゃいます。そういうことがしょっちゅうあります。
それぞれの海にはそれぞれの特徴があって、ひとつとして同じ風景はありません。海の色も、地形も、そこに流れている空気も、雰囲気もすべて違います。
そんなこんなで、いろいろな海に行ってみたいというぼくの熱意は、冷めることがありません。
休みの日は海でリズムをリセット
休みの日はできるかぎり海にいるようにしています。
不思議なんですが、1時間でも海にいると、自分の気持ちがギアチェンジして、ノンビリモードに変わる気がします。
というのは海に行って気がつくことなんですけど…
平日、仕事で町に行っていると、自分で自覚しないうちに、テンポが町モードになっているんですね。柄にもなくセカセカしちゃったりしてね。
周りの雰囲気って大切なんだなーとつくづく思うわけです。やっぱり影響されちゃうんですよね。
それからこれも前から不思議なんですけど、町を歩いている人のスピードが早い日と遅い日がありますね。月曜日や年末や年度末は全体に歩く人のスピードが速い傾向があります。逆に週末や夏は遅い傾向があります。
もしかしたらぼくの気づいていない法則があるかもしれません。たとえば満月の日は速いとかね…
ぼくは努めて自分のペースを崩さないことを意識しているので、こういうことに意識がいくのでしょうかね?
で、今日はみんなのペースが速いなというときは、意識的にマイペースにするようにしています。
無意識に周りに影響されますから…
ぼくの場合、週末、海に出ることで、自分のペースの基準みたいなものができて、そこで一旦リセットされます。で、そのノンビリモードから町に行くので、そういう変化に敏感なのかもしれません。
周りのペースに流される日は、何時間かして疲れているのに気づきます。たぶんペースが自分のものではないからかな?って想像します。
とにかくマイペース。
自分の正しいと思ったこと以外はしない。
いくら流行っていても自分の感性にマッチしないことはやらない。
いささか意固地なオレ流の調整方法なのでした。
昔、アイドルの海っぽい曲を聴いていたことは内緒にしておきたい
ぼくが小・中学生の頃はアイドル全盛期でして、音楽番組がゴールデンにあって、ピンクレディとか松田聖子とかが出ていました。そういう世代なんですうー。
まあアイドルの歌というのは、恋愛がどうしたとか、真夏の海で恋したとか、だいたいそういう歌詞が多いわけです。
で、一方で杉山清貴とかTUBEとかが、楽曲を提供されながらも、歌唱力で売れているという状況がありました。
ぼくはその頃、洋楽にはまりだしていて、AORをよく聴いていました。
で、日本のアイドルの曲を若干バカにしつつも聴いていたのが、大瀧詠一さんや林哲司さん作曲で、松本隆さん、有川正沙子さん、青木久美子さん、康珍化さんが作詞していた曲です。
若干バカにしていたのは、やっぱり当時は洋楽=かっこいい、邦楽・アイドル=ダサい・音楽がわかていない、という戦後のギブミーチョコレート的な単純構造を、世間一般が引きずっていたからですね。
で、なぜそういうアイドルの曲を聴いていたかというと、「海っぽかったから」です。
サーフィンブームみたいなのが一段落して、海外リゾートに多くの人が行くようになって、金のかかるマリンスポーツが流行っていました。時代としてそういう状況だったんですね。
なので、アイドルの歌う曲にも海っぽい曲はけっこうありました。
そういう曲を選んで聴いていました。
当時はまだ若かったので、自分でマリンスポーツができるような状況ではありませんでした。サーフィンやスキューバーダイビングにはすごく憧れていたんですが…
で、その憧れの代わりとして、海っぽい曲を聴いていたんですね。
今思えば、ぼくの海好きは、はっきりとその頃から顕在化していたんですね。
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