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薪ストーブは本当にエコなの?

maki.jpg

 薪を燃やすストーブをよく見かけるようになりました。寒い雪国ならわかるのですが、ぼくの住んでいるあたりは相模湾に面していて、関東圏でもどちらかというと冬でも暖かいといわれている地域です。そんな地域の住宅でも最近薪ストーブを見かけるようになってきたのです。

 で、薪ストーブは暖かいとか、炎を見ると癒されるとかいろいろいわれています。それはそれでいいと思うし、ぼくも薪ストーブに憧れていて、できれば薪ストーブのある家に住みたいなと思うのですが、気になることがあります。

 薪ストーブは環境配慮的にどうなんだろうということです。
 環境配慮といってもふたつあって、ひとつは森林の乱伐につながるんじゃないのかということと、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出するのではないかということです。

 これについては、薪ストーブ愛好家は一般的に次のようにいっています。
 間伐材や廃材を燃やしているから森林の乱伐にならない。かえって薪の需要によって森林関連産業を活性化しているのだ。
 木は成長の過程で二酸化炭素を吸収しているが、それを燃やしたからといって、二酸化炭素の量は元に戻るだけで増えない。

 で、こういう言い分については、ぼくとしては、なんだかわかったようなわからないような印象なんですね。みなさんどう思います?
 少なくとも2番目の主張については、燃やさなければ、元々の量よりもさらに二酸化炭素の量を減らせるわけですから、燃やさないのに越したことはないと思うのです。

 極寒の地で、どうしても薪ストーブを使わなければならない事情があるなら別ですけど、他に暖をとる方法がいくらでもあるこの21世紀の日本で、わざわざ薪ストーブを使う理由にはならないと思うんですが…

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マキについて

木は再生可能エネルギーなので、石油等と比べ燃料としては良いと思いますよ。
  • スナフキン
  • 2013/01/17(Thu)12:25:48
  • 編集

Re:マキについて

>木は再生可能エネルギーなので、石油等と比べ燃料としては良いと思いますよ。
ご意見ありがとうございました。石油等に比べるとですね。でも木を薪として使わないで、そのまま生やしておけば、さらに、二酸化炭素を吸収して温暖化抑制になるのではないでしょうか?。薪を燃やすことは、その木が吸収した二酸化炭素を元に戻すことになるので、カーボンニュートラルであるという理屈に、ぼくはいまいち納得がいきません。それに燃焼時に発生するNOxやSOxなどのことも気になります。
  • 2013/02/12 07:31

薪ストーブはエコじゃないです

通りすがりですが、薪ストーブはエコじゃないです。
薪ストーブは持続可能で拡大可能なアイテムではありません。
エコカーのように多くの人が選べば選ぶほどいいというものではありません。

これ以上多くの人が薪ストーブを選ぶと環境負荷がかかってきます。家庭用暖房なら燃焼装置には触媒規制もガス排出規制がありません。一酸化炭素やアルデヒド、SOX,NOXの規制が叫ばれるようになるでしょう。

薪ストーブに反対する人が必要です。愛好家はひっそり楽しめばいいと思います。
家庭用焼却炉が規制されたようになってしまっては困ります。
  • 薪割り達人
  • 2013/04/19(Fri)15:03:47
  • 編集

Re:薪ストーブはエコじゃないです

薪割り達人さん
コメントありがとうございます。
ほとんど同意見です。
以前のように間伐材だけを使っていた頃ならまだしも(それも違うと思いますが…おそらく間伐材は堆肥にして森に返すのが環境負荷が少ないと思いますが…)薪のために伐採する時点で、ある一線を越えたと思います。
  • 2013/04/20 21:28

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