海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
隠れ家が好き
「隠れ家」
なんて魅力的な言葉でしょう。
概して男は隠れ家という言葉に惹かれますね。
幼い頃は山や工事現場や川原などにこっそり自分の秘密基地みたいな場所を作って、そこに収集物を隠していました。
独り暮らしするようになると、自分の部屋がそのまま隠れ家になっていたわけですが、そこに女性が出入りするようになると、また隠れ家が欲しくなりました。不思議なものです。
ぼくの場合は、それが車だったんですが…
そう男性が車をすごく大事に手入れするのは、ちょっと隠れ家的要素が入っていると、ぼくは思っています。
家族などができてしまうと、隠れ家というのはなくてはならないものでして、今のところそれは書斎なんですが、できれば海辺の、海のキワキワの所に小さな小屋を自分で建ててみたくてたまりません。
こうして書いていると、もう我慢できなくなってきました。ネットで材木とか発注しそうです。
この心理というのはなんなんでしょうか?
いったいどこからくるんでしょう。
女性はこの心理を理解できるのでしょうか? あるいは女性の中にもそういう願望はあるのでしょうか? よくわかりません。
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宮田珠己さんの会社に対する考え方が好き
宮田珠己さんという作家の方がいて、ぼくはこの人の本が好きです。
わりとゆるくてノンビリしている雰囲気が好きです。海外紀行文を中心に読んでいましたが、先日『なみのひとなみのいとなみ』という本を読みました。これはいわゆるエッセイ集です。
この本を読んで、なんとなく好きだった理由がわかりました。
会社とか人生に対する宮田さんの考え方にとても共感しているからなんだと…
多くの人が学校を出て会社勤めをするわけです。で、この会社勤めというのは、自分が好きな仕事ができることは可能性としてはすごく低いわけです。で、まあみんな暮らしていくために仕方なく働くわけですが、宮田さんは、好きでもない仕事なのに一生懸命バリバリ働く人がいる、そしてそういう人はたぶん少数派ではない、というようなことを、まあだいたいいっているわけです。そしてそれに違和感を覚えると…宮田さんは同期や周囲の人が好きでもない仕事に打ち込んでいく様子を、ひいて見ていて、そうはできない自分も冷静に見ています。
そこが共感できます。
もうちょっと詳しくいうと、宮田さんは、好きな仕事にバリバリ打ち込む人、好きでもない仕事をテキトーにやる人、そして先述の人の3タイプに分けています。
宮田さん的には、好きでもない仕事をバリバリやる人がワケがわからんといっています。
ぼくは海辺に住んで、ウォータースポーツを長いことやってきました。その中で見かける人は、海なり、あるウォータースポーツがすごく好きで、それに関わる仕事をしている人が多かったんです。そういう人をぼくは羨ましく思っていました。
一方でぼくは会社勤めをしているわけですが、宮田さんのように、いまいち仕事にのめり込むことができずにいました。その狭間でずーっと生きてきたんです。
思い切って海関係の仕事に転職しようと考えたこともありましたが、今思えば、そうしなくて良かったかもとも思います。
というのも根が怠け者なので、好きな仕事についてもバリバリ頑張らないんじゃないか?オレは…とかなり強く思うからなのであります。仕事の合間に趣味として海に接していた方が、海が好きでいられるような気がしなくもありません。
一方で一度の人生なんだから好きなことを思う存分やったらいいんじゃないかとも思います。
これは全部仮定の話なので本当はどうなるのかわかりませんが…
綺麗な憧れの女性を口説いて、なんとかうまくいって付き合ったり、結婚したりしたけど、いざ日常生活を共にするようになると、以前の憧れは忘れてしまっているという話しを聞いたりしますが、それに似ていなくもありません。
でもまあ、こうやって選択肢についてあれこれ悩めるだけでも幸せなのかもしれませんね。
あんまり頑張らない
あんまり頑張らないようにしています。
って、ぼく自身、もともとそんなに頑張るタイプじゃないのに、さらに頑張らないように意識するというのは、いったいぜんたいどういうことなのか?という、周囲、主に配偶者方面からの指摘・批判・糾弾などは当然あります。
でも、頑張らないんです。
ちょっと前、もう少し景気が良かった時期メディアなどで、日本人は働き過ぎだというような論調が聞かれました。欧米人は残業もそんなにしないし、プライベートを大切にしている。日本は遅れていると…
最近は日本人はもっと頑張らなければ、という論調を耳にするようになりました。欧米でも働く人は日本人よりもハードワーカーだと…
なんかいってることが正反対ですが、メディアなんてそんなものです。
そういう周囲のことにまともにとりあっていると、2、3年ごとに自分の価値観が180度変わってきてしまうので、要注意です。
ぼくは昔から、そしてこれからも頑張らないのであります。
よくいつもせわしなく何かやっている人や、何をやるにしても急いでいる人がいますが、ぼくはそういう人のそばにいることが苦痛です。
で、そういう人が急いでいるようだから何から重大なことがあるのかな、なんて見ていると大したことはなかったりします。
たとえば駅で、エレベーターの右車線を急いで駆け上がっていく人がいますが、こういう人がその先何をしているかというと、意外にホームで、ボーッとしていたりします。別に電車が行ってしまったわけでもないの…
いったいさっきまでの急ぎは何だったのか…
せわしない人や急いでいる人のそばにいるだけで苦痛なのは、その人が発しているリズムが自分にうつりそうになるからなのだなーと最近気がつきました。
不思議なもので人というのは、周囲の人の気分に影響されるようなところがあります。サッカー観戦なんかで、みんなが興奮していると、普段冷静な人でも興奮したりします。
そういう感じで周囲に影響を受けるのはイヤだなと思っています。
特にせわしなくなったり、急いだりするのは避けたいなーと思います。そんな気分になりそうなときは、海を眺めながら、深呼吸をして、丹田呼吸法をして、自分自身のことに意識を集中します。そうするとだいぶ普段の自分のペースに戻ります。
今思い出したんですけど、頑張らないというテーマでした。
そうそう、頑張るというのは、普通の自分以上のアウトプットを出そうとすることだといいかえてもいいかもしれません。それは自分で自分を追い込むという時もあるでしょうし、周囲から促されて、頑張らざるを得なくなるという時もあるでしょう。
そういう普段の自分と違うことをあんまりやらないほうがいいじゃないの?というのがぼくの基本スタンスです。
特に周囲の期待に応えようとして頑張るというのは、ぼくからすればもってのほかというか、愚の骨頂というか、なんちゅうか、まあそういう感じなんです。
そんな時は自分に「そんなに他人に好かれたいのか?」「そんなにいい子になりたいのか?」とツッコむようにしています。
自分が頑張ろうと頑張るまいと、海は相変わらず、潮は満ち引き、波は寄せています。
楽園そしてユートピアへの憧れ
楽園、ユートピアに憧れます。
たとえそれが決して手に入らないものだとわかっていても…
古典といわれる文学にも、ユートピアをテーマにした作品があるので、そういう楽園やユートピアを求める人の気持ちというのは、いつの時代も多少なりともあるのでしょう。
ぼくはゴーギャンの絵やトムソーヤの物語やヘミングウェイの小説や高砂淳二さんの写真に楽園を感じます。
常々、もっと暖かく穏やかで人の少ない海辺に住みたいと思っているんですが、それも楽園・ユートピア志向のひとつかもしれません。
でも、今でも十分楽しいし、毎日、海を眺められて本望です。
どこか別の場所を求めるのではなくて、今を大切に、今の状況を味わって楽しむ、そして無事を感謝するのが、楽園・ユートピアへの一番の近道かもしれないな、と考えたりします。
海辺の橋を渡るときが、少し好きです
海辺をドライブしているといくつも橋を渡ります。
当たり前なんですが、川が何本も流れていて、それが海にそそぐわけで、海辺に道を通そうとすれば、当然橋をかけなければなりません。
で、ぼくは海辺の橋を渡るときというのが、ちょっと好きです。
たいてい橋は少し高くなっていて、そこから海が見えます。「ああ海だなー」なんて思うわけですね。
反対側を見ると川です。海に注ぐ水が流れている川。
そういう風景がパア-っと広がっていて、一望できるのがいいですね。
で、あっという間に通り過ぎてしまいます。
なんかうれしいような切ないような感じがします。
まあ、なんていうこともないことですが、海辺に住んでいて、日常のちょっとした喜びというのは、そんなところにあるのかなーなんて思ったりします。
「無意識バリア」をはずしたことはありますか?
ぼくは海辺に住んで、町に出稼ぎに行っています。
海辺で過ごしているのと、町で過ごしているのとでは、1日が終わったときの疲れ方がずいぶん違います。
その違いをたとえるならば、休みの日に、自分の趣味のために早起きして、遠出して、夜遅く帰ってきても疲れていないのに、義務的に出かけなければいけない用事-あまり親しくない人の結婚式とか-の日は帰ってくるとドッと疲れているという感覚に近いと思います。
で、なんでかなーって考えるんですが、緊張感かなって思います。
で、なんで町だと緊張しているんだろうって考えるんですが、少なくともぼくの場合、人が多いところでは、無意識に緊張するようなんです。 人との距離が近すぎて違和感があるというんでしょうか…
ぼく的にはこの緊張感を「無意識バリア」と呼んでいます。
海辺に住んで、何も悩みがなく、毎日がパラダイスかというと、もちろんそんなことはなくて、それなりにいろいろあるわけです。けど、それは「はあー疲れた」とか「疲れ切った」というのとは違います。うまくいえませんが…
もう少し自分のペースで動いている感じが伴うわけです。
やらされた感がないわけです。
アップダウンがあるけれど、それがある程度見えるし、想定できている感じなわけです。
というわけで、夏休みとか正月休みとかの長い休暇に海辺で暮らしていて、買い物なんかの用事があって町に出て、家に帰ってくるとドッと疲れているということがあります。
具体的にいっちゃうと、夏休みなんて、毎日Tシャツ・短パン・ビーサンで暮らしていて、デパートに行くからさすがにビーサンはなあと思って、長ズボンと靴を履くと、すごく違和感があって、嫌なわけです。
ここで「無意識バリア」を身にまとうことに違和感を感じるわけですね。
「無意識バリア」について、もう少し説明すると、たまーに沖縄や伊豆七島の小さめの島に何日か滞在するんですが、そうすると誰も宿の部屋の鍵とか、レンタカーの鍵などをかけないんです。
雑貨屋やガソリンスタンドや温泉のカウンターなんかも、店の扉は開いているのに、誰もいないなんてことがよくあります。
最初のうちは少し違和感があるんですが、だんだん慣れてしまいます。そうするとすごく楽なんですね。
もちろんTシャツ・短パン・ビーサンで、髪の毛もボサボサ、髭ボーボーです。でも、周りの人もだいたいそんな風なので違和感がありません。すごく楽です。
今日は暑いなあなんて海に入って、あがっても、しばらく下着やビーサンを履くのがめんどくせぇなあってな感じになります。スッポンポンで、砂浜を歩いてたりします。
ぼくの人生において、このあたりが「無意識バリア」が一番はずれた状態でした。
一度この「無意識バリア」がはずれた経験をしてしまうと、「無意識バリア」を負った状態の時に違和感を強く感じるんですね。
この違いに、ぼくは敏感になってしまったようです。
そしてこの違いはぼくにとってすごく大切なことです。
ぼくが海辺に住みたいと渇望するのは、このあたりから来ているんだと思います。
朝の海辺の空気を胸一杯に吸うと気分スッキリ
まだまだ寒い日々が続いていますが、それでも朝は、朝日が昇る前に起きています。っていうか歳とってから、朝早く起きちゃうんですよね。若い頃、ジイちゃんがやたら早起きしていて不思議に思っていたんですが、自分がオジサンになってみるとよくわかります。
で、コーヒーを淹れて、空が白んでくるのを窓から眺めています。
明るくなってきたかなーというころに、防寒着で身を固めて、ビーチに散歩に行きます。
「寒いんじゃない?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
もちろん寒いです。
でも、寒い中、ビーチを散歩して、空気を思いっきり吸い込むと、気分がとてもスッキリします。そのたびに寒い中、散歩してよかったなと感じます。
ぼくの勝手なイメージですが、身体の中の空気が入れ替わって、活性化してくる感じです。
海のパワーが自分の身体の中に取り込まれる感じといってもいいかもしれません。
もちろん冬でなければ、明るくなるのはもっと早いし、気温も暖かなので、気分爽快さはいうまでもありませんが、それは季節折々の楽しみ方があるということで…
海辺系脱力人間ですが、何か?
突然ですが、みなさん、ちゃんと働いてますか?
いやー、それにしてもなんで働かなきゃいけないんでしょうか?
海に張り出したデッキで、昼間からビールを、かっ喰らっているといつも思います。
たとえば、夏休みで、今年はラッキー! 1週間もまとまって休みがとれたぞー」なんていう幸せな状況があるとしてですね、海でたっぷり遊んだと。
そしてその1週間の休みも終わってしまって、また、明日から田園都市線の満員電車で、仕事に行かなきゃいけないという状況があったとします。
それで、満員電車で痴漢に間違われないかなあとか、ああ仕事で大きなプロジェクトが動き始めて、あと半年はメチャメチャ忙しいぞとか、今度の上司はイヤな奴なんだよな、本当はいうことききたくないけどしょうがねえよなとか、いろいろあると思うんですよね。
そんなときにですね、ああやだなあ。なんで働かなきゃいけないのかな?と思ったことは誰でもあるんじゃないでしょうか?
一方でですねー、この不景気のおり、元気に働けて幸せだなという考え方もあるわけですね。仕事もせずに1日をどう過ごしたらいいんだ?という人も多いと思います。
そういう人は、そういう人でまあよろしいのではないかと…
あとですね、ちゃんとした人、キチンとした人という方が世の中にはいらっしゃるんですね。なんでもキチンとしてないとイヤだという人。こういう人はダラダラしていい加減な人間を見ると許せないらしいんですね。
そういう方はですね、ぼくのようなダラダラした人間を見ても、責めないでいただきたい、放っておいていただきたい。
それからですね、キャリアアップとか、もっと金を稼ぐぞ系の人もいるんですね。こういう人は、とにかくいつも何かを目指していて、今は将来へのステップでしかないという感じなんですね。それで自分の価値軸で人の上下を位置づけようとします。
うーんと逆かな?
そういう人は他人に比べて自分が優れていることを自分の存在理由にしたくて、何かの価値観にすがっているという感じでしょうか?
さて、どうでもいい話が長々と続いてしまいましたが、ぼくの場合は、次の週末遊ぶ計画を立ててそれを楽しみに平日を乗り切るというタイプです。
週末は、Tシャツ、短パン、ビーサンの脱力3点セットで、朝からダイビングです。
昼も水着で海風に吹かれながら、ビーチでうだうだゴロゴロ。
夕方には海に落ちる太陽を眺めながらビーチでビール。その後風呂にたっぷり浸かって、遠くの波の音を聴きながら、またビール。あー極楽です。
力を抜いて、ダラダラと過ごすと、体中の細胞が元気になってくるような気がします。
こういうタイプの人間がいてもいいと思うんですよね。
自分らしい生き方
いろいろな生き方があります。
ぼくの友人の多くは、いわゆる大企業に入って、仕事をがんばって、役職に就いて、いわゆる典型的なサラリーマン人生を歩んでいます。
ぼくもサラリーマンですが、どちらかというと、海で遊びたいために働いているという面があります。
根っこの部分では、組織の型にはまった仕事と自分のこだわりが相容れないと感じ続けています。
ぼくはたまたま妥協的な人生を送っていますが、妥協できない人もいるはずで、そういう人は早めに選択した方がハッピーなのかもしれません。
って、そんなことを書いているうちに思い出しました。
蓼科にハーバルノートシンプルズというハーブ屋さんがありまして、そっち方面に行く時には寄るようにしています。
古い小屋に手をいれて店にしていて、ハーブ関係の物が置いてあります。
小屋の裏が庭で、庭の端には小川が流れています。
庭にはもちろんいろいろな種類のハーブが植えられています。
ここのすごいところは、新しい物や気取った物がないこと。
シンプルでナチュラルであることに配慮されています。やはりオーナーの萩尾さんのセンスがいいのでしょう。
ぼくは海好きで山方面は詳しくないのですが、ナチュラル系が好きな友達に連れられてハーバルノートシンプルズを訪れました。初めてここに来たときからファンになってしまいました。 何かぼくの好きな価値観に通じるものを感じるのです。
ハーバルノートシンプルズの店作りは、人の生き方そのものが現れています。
飾らない
人の評価を気にしない
人への思いやりを忘れない
日々を大切に楽しむ
自然に寄り添って生きる
ナチュラルっぽい店、LOHASっぽい店は多くありますが、オーナーの生き方がストレートに現れた本当にナチュラルな店を、他に数軒しか知りません。
ここを訪れる度に大切なことを思い出します。
ぼくの苦手なこと
ぼくは海辺の田舎者です。
どうしても苦手なことがありまして、それは街に出て、駅とか、ショッピング街とかいう、人が大勢いるところに行くことです。
できる限り行かないようにしてるんですが、買い物とか病院とかでどうしても行かきゃならいないときがあります。
中にはすごく早足で人混みを縫うように歩いている人がいるんですが、きっと急いでいるんだろうなあなんて、ため息交じりに眺めています。
いやあ、ぼくにしてみたら、そんなに早足で歩いても到着時間は10分も違わないと思うので…
だったらマイペースで歩きながら、景色をみたり、通りすがりの人をみたりしていたいなーなんて…
その10分を急がなきゃいけない人生は送りたくないなあー。
やれやれ。
で、用を済ませて、混み合った電車に揺られて、自分家に帰ってくると、ホッとするんですね。
自分家のあたりは、相変わらずノンビリしていて、人影もまばら。野菜を積んだ軽トラがゆっくり走っています。
これだよなーこれ。
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