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ノンビリした雰囲気が漂ってくる日本家屋




 近所に古い日本家屋に手を入れてやってるお店があります。
 何年前にできたかなーって思うんですが、そういうのって歳とると、時間の経つのが速く感じられて、ついこの間のことだと思っていたことが実際は随分昔のことだったりします。
 時間が経つスピードって相対性理論みたいに個人や個人の置かれてる状況によって、実は違ってるんじゃないのか?と思ったりします。
 ぼくの会社の同期のA君は同い歳だけど、最近めっきり老け込んで、一世代年上の人に見えたりするから、ヤツの時間はボクよりも高速で流れているのかもしれないと思ったりしてね。

 あれ?何の話でしたっけ?

 そうこのお店、服や雑貨を扱っているんです。
 ぼくはこういう佇まいの建物が好きです。持ち主の手が入った、というか思いが入った建物が好きなんだと思います。そしてこういう持ち主の手が入ったお店が好きです。

 海辺に住んで、20数年、近所の人が引っ越して来て、引っ越して行きました。新しい建物が建ち、これまでの建物が壊されてきました。そういうのを見るにつけ、家というのはそこに住む人の人柄、暮らしぶり、価値観を表しているなあとつくづく思ったりしますが、そんなのはボクが暇だからでしょうか?
 建築家が設計した小綺麗でお仕着せのような建物にそのまま住んでいる人は、どことなく土地に馴染んでいないか別荘族だったりして、なんというかよそよそしい感じがします。一方、建物に自分で手を入れて、自分の思いを反映させていく人は、なんとなく魅力的で、自分の価値観で自分の人生を送っているような感じがします。
 って書いていて、それはボクがそういう先入観で見ているからかもしれないと思いました。そのへんは少し割り引いて読んでください。

 なんか建物のことを書いてるうちに大袈裟な話になって、そのうち人生訓をタレたりして、嫌なヤツになりそうなので、この辺でやめときます。




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