海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
地理、地点間の移動は大きな意味を持つのではないかとの思い
ぼくはン十年前に都心から郊外の海辺の田舎町に移り住みました。
これはいろいろ迷いや思い切りが必要でした。
一番の問題は通勤時間でした。
片道2時間弱の通勤時間をどう考えるか…
それまでの生活は週末は早起きして道路が混む前に海辺に移動して、ウォータースポーツを楽しんで、宿で1泊して日曜日の夜遅く、渋滞が解消してから自宅に帰って、翌朝出勤するというものでした。
自宅から職場までは地下鉄で20分ほどでしたが、すごく混雑していて、乗れないで何本かやり過ごすような生活でした。
郊外に住めば、通勤時間は2時間ですが、満員電車とは関係ありません。始発で必ず座れるとわかっていましたから…
そして毎日海を感じられる、あるいはアサイチ(早朝にサーフィンすること)だってできる。
そのどちらを選択するかです。
おそらくぼくのような海バカは、いずれ海辺に移住したのだと思います。だから結果は、「移住に満足している」というものになるのは初めから決まっていたのでした。
ただ移住してみて、当初予想していなかった良いことがありました。
いろいろありますが、一番大きいのは、職場と物理的に距離が離れることで、気持ちが切り替わる効果です。
これはどなたでも経験されていることではないかと思います。
たとえば旅行はその最たるものではないでしょうか。
移動すること、日常の暮らしから距離的に離れることで、気持ちが切り替わる。あるいは日常の暮らしとまったく違う土地に移ることで気持ちが切り替わる。そういったことは経験的にあるのではないでしょうか。
ぼくが海辺の町に移住して感じたのはこのことです。
職場の近くに住んでいた頃は、終電までに帰ればいいやとか、いざとなればタクシーで帰ればいいや、あるいは仕事で何か起きれば夜中でも駆けつけなければならないとか、仕事がすごく立て込めば休日に出勤すればいいや、みたいな気持ちが心の奥にあったんじゃないかと思います。それが心理的には仕事からずっと離れられないような状況を作っていたんではないでしょうか。
こんな心理的な作用はかなりぼくの個人的な性格によるものかもしれません。そんな心理になるのは、ぼくが、仕事も好きで一生懸命やりたいという気持ちもありつつ、学生時代からずっと海が好きで、ウォータースポーツを続けてきて、もし仮にウォータースポーツで食べていければ、それもいいなあと思った若い頃もあったという両面が、ぼくの気持ちの中に確かにあるからかもしれません。
ただ、今思えばン十年前に郊外に移り住むという決断をしていなかったら、ぼくは過労でココロが病んでいたかもしれないなあと、たまに思います。
そんなわけで今は、職場から電車に乗って、あるエリアを過ぎると気持ちが完全にプライベートモードに切り替わります。
スイッチがパチンとオフになります。
もう職場から緊急の電話がかかってきても、もういけないもんね、と思います。
ここからは海の男の自分だもんね、と思います。
職場の○○さんじゃなくて、海辺の○○さんであり、父や夫としての○○さんだもんね、と思うのです。
ぼくは自分の気持ちの中にある、仕事も大事、海辺の暮らしも大事、という2つの気持ちを、距離の移動によって切り替えているのかもしれません。
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プライベートビーチでココロの重荷を解き放つ
「プライベートビーチ」というのは、ぼくのような海好きな人間にとっては、なかなか魅力的な言葉です。
キャバクラとかギャルとかアバンチュールという言葉も魅力的ではありますが、ぼくはもうすでにそういう欲求も減退気味で、プライベートビーチという言葉の方が圧倒的に大差を持って魅力的です。
田舎に行けば、人がいないビーチというのはそんなに珍しいものではありません。
ただ都市部近郊の海辺では、人がいないビーチというのは貴重です。
もちろん冬の早朝なんかですと、ぼくの家のそばのビーチも人気はありませんが、それはたまたま人がいないだけで、そういうのをプライベートビーチといっていいのかよくわかりません。
ただ、シーカヤックをしていると関東近郊の海辺でもプライベートビーチを見つけることはできます。
海というのはたいてい岬と岬が連なっていて、そのあいだの入江がビーチになっているというのが、日本でよくある地形です。で、道があるところは人が来るわけですが、中には道がない入江もあるわけで、そういうところが、関東近郊でのプライベートビーチになるのです。
ぼくはそういうプライベートビーチが好きで、休日になるとシーカヤックで移動しては楽しんでいます。
ときには泊まることもあります。
テントを持って行くんです。
まあ食料と水があればたいていなんとかなるもので、人が来ない自分だけの空間を、秘密基地みたいにするのが楽しいですね。
テント場を見つけて、テントを張って、石を集めてかまどを作って、薪を集めて、湯を湧かして、メシを作ります。焚き火を見ながら、酒を飲みます。自分だけの空間、自分だけの時間…
人が来ないというのは、やってみるとこれがなかなか解放感があって、自分というのは、普段、無意識に、他者を警戒していたというかバリアを張っていたんだなと思います。
そういう無意識の何かを解放すると気持ちがずいぶんリラックスできます。
たぶんですが、そういうもろもろの荷物みたいなものをぼくらは抱え込んで生きていいるのかもしれません。
ぼくはたまたま海遊びのプライベートビーチという空間で、心理的な重荷を解放する機会を発見したわけですが、もしかしたら他にもいろいろな方法があるかもしれません。
ぼくのパドル遍歴に基づくパドルごとの特徴
カヤックやカヌーをやる方ならご存知でしょう。
今回はパドルの話です。
パドルはリバーカヤックやシーカヤックで違います。
ぼくはシーカヤックしかやらないので、シーカヤックのパドルに限って書きたいと思います。
って前置きをしなければいけないほど、パドルには種類があって、リバーカヤックのパドルは、それはそれでひとつのカテゴリを形成しています。
そもそもパドルとは…とか書き出すと長くなるし、他でも多くの方が書いていらっしゃることもあり、雑誌でも特集記事が組まれたりしているので、実際ぼくが使ったことがあるパドルの感想を中心に書いてみたいのです。
シーカヤックを始めた頃は、よくわからなくて、シーカヤックを買った時にオマケでついてきたパドルを使っていました。スチール製の、角度調節ができない、2分割で、ストレートの、ブレードの大きさは中くらいで、ブレードの向きや形状は普通の、長さが220cmパドルでした。
今思えばよくあんな重いパドルで何キロも漕いでいたなあ、すげえなオレ、って自画自賛風になっちゃうんですが、まあここで出てきたキーワードは「スチール」「角度調節」「2分割」「ストレート」「ブレードの大きさ」「ブレードの向きや形状」「長さ」です。これらの組み合わせでかなりの数のバリエーションが生まれます。
次に買ったのはMarsyas(マーシャス)のグラスファイバーの角度調節ができるストレートのブレードの大きさが普通でブレードの向きや形状も普通の長さが220cmのパドルです。
これは初心者向け定番パドルという位置づけで、クセがなく、多くの人に向いていて、値段も1万数千円程度です。
このパドルを使って感じたのは、グラスファイバーというのはスチールに比べてずいぶん軽いな、そして軽さというのはすごく大切だなということです。そしてもうひとつ、ブレードの角度調節ができるというのは、パドリングしやすいなということです。
ぼくが買ったマーシャスのパドルはブレードの角度が60度と-90度と0度(一直線ですね)の角度調節ができるのですが、60度にするとパドリングがすごく楽になることを知りました。
なぜかというと身体全体の動きを説明しなければならず、言葉ではすべてを説明しづらいのですが、パドリングするときというのは、腕自体をいくつもの方向に複雑にひねったり、伸ばしたり、縮めたりする動作をします。その動きのひとつとしてパドルのブレードを入水させるときに、ブレード面が水をキャッチしやすい角度にひねるという動作が発生するのです。パドルの角度を調節することでこのひねりの動作が少なくて済むので楽になるということです。
話が込み入ってきましたが、ぼくがこの初めてのパドルの買い替えでパドルの大切さに気づいたということをお伝えしたいのです。
で、調子に乗ったぼくは、またしばらくして次のパドルを買いました。Werner Paddle(ワーナー)のCamano(カマノ)というパドルです。
このパドルはFRPで細かく角度調節ができるストレートのブレードの大きさが普通でブレードの向きや形状も普通の長さが230cmのパドルです。
先ほどのマーシャスにしろ、ワーナーのカマノにしろ、シーカヤッカーにとっては、定番のパドルといえるもので、あまり極端な買い物をしないぼくの性格が出ているような気がします。
ワーナーのパドルを使って気がついたのは、ぼくが好きなブレードの角度は30度から45度くらいだということで、マーシャスだと角度がつきすぎるんですね。角度調節は小刻みにできた方が、よりその使い手に合うということがわかりました。
もうひとつわかったことはパドルの長さが230cmで、マーシャスよりも10cm長いのですが、こちらの方が漕ぎやすいということです。シーカヤックの艇の横幅や自分の体格なども関係しているのでしょう。より横幅の広い艇ほどパドルも長い方がいいようです。また、座高が高い人(つまりカヤックに座ったときの腕の海面からの高さが高い人)ほど長さは長い方がいいです。
じゃあ、艇の幅がどのくらいだと220cmで、どのくらいだと230cmがいいのか、座高がどれくらいだとどっちがいいのかは難しいところですが、たとえばシットオンカヤックくらいの横幅であれば230cmのほうがいいと思います。座高はおそらく90cm以上、身長が170cm以上の方ならだいたい座高が90cm以上あることが多いと思いますので、パドルの長さは230cmでいいと思います。もちろん220cmでいけないわけではありません。ですが、たとえば身長が160cmの女性が230cmのパドルは長いかなという気がします。
さらにワーナーで気づいたことがありまして、パドルの太さが少し太いんですね。直径が23mm。ぼくとしては、このくらいの太さの方がしっくりきます。
さてさて、長くなりますが、もう1本だけ印象的なパドルについて書きたいと思います。
Aquamarine Mustang(アクアマリン ムスタング)というパドルです。
このパドルはカーボンで無段階で角度調節ができるベントシャフトで、ブレードの大きさが少し細身でブレードの向きや形状は普通の長さが220cm~227cmまで無段階で調節できるパドルです。
このパドルを使ってわかったこと、それは、カーボンというのはさらに軽いということ、そして軽さの大切さを改めて感じたことです。素材の軽さは、スチール>FRP>カーボンという順で軽くなっていきます。そして軽いパドルを使うと重いパドルには戻れません。ただ、ぼくの場合、トレーニングのときにはわざと重いパドルと重い艇で漕いだりしますけど…
そしてこのアクアマリンのムスタングで初めてベントシャフトを使ったのですが、ベントは漕ぎやすいということです。ベントはシャフトが真っ直ぐじゃなくて曲がっているんですが、これが漕ぎやすさに関係しているんですね。
パドリングするときは、身体全体を使うと疲れずパワーも出ます。そのとき足に力を入れながら上半身全体をひねるように、パドルを押し出すようにすると疲れません。つまりパドリングのとき、水をキャッチしたブレードの側を引くんではなく、水から出ているブレード側を押すような、極端にいうとそういうイメージなんですね。
そのときベントシャフトだと、シャフトと腕の角度が直角に近くなるので押し出しやすいんです。このことによって身体の無駄な動きがより少なくなり、より力を入れやすくなります。
というわけで、これまでのぼくのパドル経験とそれによるパドルの特徴と良い点悪い点を書いてきました。
現時点でのぼくの気持ちとしては、次に買うとしたらカーボンでベントシャフトのパドルを買うでしょう。
あと試してみたいこととして、ぼくはブレードの形状をいつも定番の普通のものにしてきましたので、大きいもの、細身のもの、より水をキャッチしやすいものを試すだろうと思います。

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「運が悪けりゃ死ぬだけさ」
ぼくはずーっと昔の若い頃、日テレで放送していた『俺たちは天使だ』が好きで、再放送を録画したのを何度も見ていました。日テレのアクション物ファンは大勢いて、『気まぐれ天使』『探偵物語』『プロハンター』などと、それぞれ好きな番組が微妙に違っていて、その話をし始めると、酒を飲みながらかなり盛り上がるわけです。
まあそれはおいといて、『俺たちは天使だ』の中でキマリの台詞がありまして、それは「運が悪けりゃ死ぬだけさ」というものです。
海遊びをン十年続けてきたぼくの気持ちは、この言葉にとってもしっくりくるのです。
これまで多くの友人・知人にこの話をしましたが、すごく共感してくれる人と引く人とはっきりわかれます。大学生の頃付き合っていた優等生の彼女には、「そんな運任せな考えはよくない。人は自分の最善を尽くすべき。ましてやすぐに死ぬとかいってはいけない」というようなことをいわれました。
パチパチ(拍手)。
まったくごもっともですね。
ぼくの好きな言葉で、もうひとつ別なのがありまして、それは「敦盛」の「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」です。
われわれが歯を食いしばって、すごく頑張って、ベンツを買ったり、大きな家を建てたり、大儲けをしたり、天下をとっても(現代で天下をとれる人がいるのか知りませんけど)、そんなの別な世界から見れば、とるに足らない、瞬く間の出来事なんだと思うんです。
それを受けて、だからすべて運任せ、何やっても、努力しても無駄だからどうでもいいやというわけじゃなくて、ぼくの場合、だから細かいことを気にしないで自分の好きなことを思いっきり、全部やってしまおう、という考えになっていくわけでございますね。ぼくがどんなによほど頑張って大きな事をやってもたぶん大したことではないでしょう。
海に出るとそれが身に浸みて感じられます。
海の岩、根、地形、砂浜は、何千年、何万年という歳月を経てそこにあるわけです。
おそらくぼくが触ったその岩には、縄文時代の人も触ったかもしれません。以来、いろいろな時代の人間がその岩に触ったかもしれませんが、その岩はただそこに変わらず存在するのです。一方で人の方といえば、誰が存在したかさえ、今やもう、誰にもわからないんですよね。
ぼくは三浦半島に住んでいまして、油壺には三浦氏の城跡がありますし、鎌倉に行けば源氏の史跡がたくさんあります。
およそ千年前には、そうした人達がまさにその場所を行き来し、戦っていたわけですが、その人達は今は誰も生きてはいません。
ぼくがこうして海の上にいる瞬間、気を抜けば死ぬのは簡単でしょうし、もしかしたら今、どこかで大地震が起きて、津波がこちらに向かって来ているかもしれません。
あるいはいつもの習慣で、歩いてすぐのコンビニに買い物に行く途中で交通事故に遭って死ぬかもしれません。ビルの建築現場の下を通るとき、上から物が落ちてきて下敷きになって死ぬかもしれません。
ぼくには大きく分けてコントロールできないこととコントロールできることの2つがあって、おそらくコントロールできることが圧倒的に少ないんじゃないかと推測します。
これも海に出るとしみじみ実感できることです。
海に出るたび、自然の圧倒的な大きさと力強さ、そして自分の無力さを認識します。そして自分でコントロールできることに最善を尽くすのです。
あとはコントロールできないのだからしようがない、でもそれに備えることはします。それを恐れはしません。恐れてはいけません。恐れては一歩も前に進めなくなります。たとえ何が起ころうとも、運が悪けりゃ死ぬだけなんですから…

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ゆるーい時間と南の潮風の中で飲むコーヒーのおいしさ ハートロックカフェ 小笠原父島
【ハートロックカフェ】
東京都小笠原村父島字東町
1.ロケーション ☆☆☆
2.こだわり ☆☆
3.店の雰囲気 ☆☆☆
4.味 ☆☆
5.値段 ☆☆
6.音楽 ☆☆
7.手入れ&掃除 ☆☆☆
8.総合評価 ☆☆
9.コメント
ハートロックカフェをハードロックカフェと読み間違えた方、ハーイ。
このブログでハードロックカフェは紹介しないですねえ。
ハートロックカフェは父島のハートロックビッレジという宿泊施設にあるカフェです。
父島丸乗船所から近いので、ちょっとお茶するなんていうときにいいわけです。
父島なんてそんなに気軽に行けないじゃん、という方もおられると思いますが、とてもいいのでぜひ行ってみてください。そしてどうせなら母島に行ってください。自分が少しでも海好きだと思っていらっしゃる方は行った方がいいです。
さてそんな父島には結構多くの飲食店があります。
その中でカフェらしいカフェというのは、ハートロックカフェくらいでしょう。
都内にありそうな洒落た店内、そしてデッキ、デッキの両端にはガジュマルの木が2本あってそれが頭の上のほうで繋がってハート型みたいになっています。
ちなみにハートロックというのは父島南端にある千尋岩の別名です。
そしてガジュマルの向こうには父島の港とボニンブルーの海が広がっています。
そして小笠原のゆるーい時間の流れ。
心の芯がほぐれるようなノンビリさ。
ここで海を眺めながら、南国の潮風に吹かれながら、コーヒーを味わうひとときは、ぼくの海辺のコーヒータイムベスト3に入ります。
そう、ぼくはそういえば、数々の海辺で潮風に吹かれながらコーヒーを飲み、ビールを飲んできたのでした。そのひとときが幸せなのでした。
千利休は質素な茶室の中に世界を見いだしたそうですが、ぼくは自然の中でお茶を飲むということ、そしてその自然環境とお茶とそこで共に時間を過ごす人々とのひとときを大切にしたいのです。
これはブルー・エクササイズの要素の中でも、コーヒータイムとして、とても大切なものなのです。
ハートロックカフェの海を眺めながらのコーヒー、おいしかったなー。

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ダイビング器材にレスキューカラーを取り入れるといいですよ
スキューバダイビングの器材にも流行があります。
何をいまさらという感じですが…
一時期流行って、今も続いているのが黒系でまとめるというもの。ウェットがスキンだと黒になりますし、BCも黒が多いし。というわけで黒でまとめるとなんだかうまそうに見えるというのもあるかもしれません。
その前に流行ったのはカラフルなど派手な色づかいです。
これは女性ダイバーが増えたせいか、器材がピンクやら黄色やら華やかな色の製品が出回りました。
で、まあぼくのようなオジサンダイバーは流行も何も関係ないんですが、実用的な面からいえば、器材は派手な色の方がいいと思います。
透明度が悪い海ではぐれないとか、ボートダイブで船から見つけてもらいやすいということでいえば、特徴のある器材のほうがいいわけですね。で、やっぱり色というのは大切ですよね。
特に黄色とかオレンジはレスキューカラーともいわれていて、認識しやすいというか、目立つわけです。
なので、器材のどこかにこうした色を取り入れるといいと思います。
ぼくの場合は、フィンがオレンジです。面積が大きいですから…
人によっては、マスクのフレームを黄色やオレンジにしている人もいますし、マスクのストラップカバーやシュノーケルをそうした色にしている人もいます。そういえば昔のSPROのBCはオレンジでした。
ぼくが講習を受けたインストラクターは、わざと全身オレンジのオーダーのウェットスーツを着ていました。
ツアーのお客さんが自分を見失わないようにとのことです。話題にもなるし、笑いもとれるといってました。
さすがに全身オレンジというのは、ちょっとぼくはあれですけど、ワンポイントレスキューカラーを取り入れるのはオススメです。

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フィンもいろいろで奥が深いですね
ダイビングのフィン。
結構こだわりがある方も多いんではないでしょうか。
こだわり派の支持を集めているのが、GULLのMEW(ミュー)ですね。
素足に履くヤツです。
このミューの最大の特徴は、足との一体感。確かに微妙なフィンキックやバランスをとるときにストレスがありません。
身体の一部のように一体感を持って、微妙な感覚に対して忠実に機能するというのは、道具ではとても大切な要素ですね。
ただ、以前も書いているように、ぼくは裸足で履くのが好きではありません。だいたいビーチエントリーで潜ることも多いし、スノーケリングでゴロタを何分も歩いて潜るということもしょっちゅうなのです。そんなタイプの人間が裸足というのはあり得ないわけですね。
でも、ミューの良さはわかるわけで、ボートダイブで間違いなく素足でokという状況ならミューを履きます。
もう一つはゴムフィンかプラフィンかの違いもあります。両者の違いはいろいろありますが、大きな違いは、フィンのコシと重さだと思います。
その点でもミューはちょうどいいので、ミューのストラップありバージョンのSUPER MEW XXを使います。
ぼくの経験からいって、たとえばボートダイブでリーフの縁のドロップオフをドリフトするような状況で、ゴムフィンであるSUPER MEW XXとSPROのBCの組み合わせはベストではないかと思います。
というのもこの組み合わせだと、ちょっとバランスを変えるだけで、直立して足を伸ばすような姿勢がとれるからです。水中を、直立した姿勢でプカプカ中性浮力をとりながらドリフトしながらリーフの壁の生物を観察していくというのは、スキューバダイビングの楽しみのひとつです。そして少し顔を回すと遠くの回遊魚も見られたりして、そんなダイビングは楽しくてしょうがありません。
スノーケリングでは、なかなかというかたぶん絶対、こういう水中での時間は過ごせないですから…
ゴムフィンで唯一難点なのは、重いことです。それはダイブトリップで移動が結構あるときに、重いとそれだけ大変ということもあります。それからもうひとつの例として、ボートダイブでエキジットのときにラダーにつかまってフィンを外すときに、ふとした瞬間、フィンを放してしまったりすると、素早く回収しないと、深いところへ落ちていくことです。
まあそういうときはたいてい、エアか船で移動、ボートダイブ三昧というパターンが多いので、プラフィンを持って行きます。

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大切なひととき
海好きが昂じて、海辺に住むようになり20年くらい経つでしょうか。
それでも飽きず毎日海を眺めています。
もちろんずっと眺めているわけではないですけど、家事の合間にふと海を眺めます。
自分でもどうしてこうも飽きないのかなあと不思議でなりません。
たいていのことは飽きっぽいんですから…
朝、昼、夜と海の様子は違いますし、季節によっても違います。もちろん海況によっても違います。
それらを感じ取るのが好きなんだと思います。
ふとした瞬間がすごくいいなあと思うんですね。
ぼくの好きな瞬間というのをいくつかあげてみたいと思います。
初夏の霧の朝の海辺が好きです。
まだ気温が上がっておらず、少し涼しい初夏の朝、風が緩やかに海から陸に吹いています。そんなとき海に迫った山から霧が下りてきて、海辺も霧に包まれます。別な世界の海辺に来たような気がしてきます。
薄く白く煙った空気の中に波の音が聞こえてきてます。波打ち際は見えますが、遠くは見えません。そんな砂浜をポクポクと歩いていくと、なんだか心が落ち着きます。
真夏の夕暮れの海が好きです。
太陽がだんだん西に傾き、遠くの山々に沈もうとしています。海から心地よいオンショアが吹いてきて、昼間の暑さが和らぎます。
さっきまでジリジリ陽射しに焼かれた肌がほてって、そんな身体を冷ましたいのか、冷たいビールをゴクゴクと流し込むのは小さい幸せです。
ビールを飲んでいるうちに日が山の陰に隠れ、山際が紫とも青ともいえない色になります。
そしてやがて周囲が薄暗くなり、左手の灯台の光が目につくようになります。
夜の海が好きです。
夜、防波堤に座ってビールを飲みます。潮風に吹かれながら飲むビールは特にうまいものです。
遠くに灯台の灯り、海辺の道沿いに車のライト、真っ暗な海には点々と漁り火。
いい歳をして恥ずかしいんですが、なんだか切ない気持ちになります。
海へ下る右にカーブした道が好きです。
ぼくの家の近所には県道が通っています。その道は海沿いに海に向かって下るように伸びています。
道は右手に緩やかにカーブしています。そのカーブの向こうに海が見えます。
初夏の夕方には、その海が西に傾いた太陽に照らされて、キラキラと光っています。
海へ下る道をゆっくり歩きながら、海を眺めるひとときは大切な時間です。
いろいろな好きな瞬間があって、それを年に何度か目にするだけでとても幸せな気持ちになります。

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懐かしの80年代っぽいダイビングTシャツで笑いをとるワタクシ
珍しく服の話です。
ぼくはなんだか物持ちがいいというか、服に興味が無いというか、一度買ったらそれをボロボロになるまで着てしまうというところがあります。
流行も関係なくて、しかも服の大半が海っぽいもので、おそらく東京のおしゃれな街なんか歩いていたらヘンな目で見られるでしょうね。
いやいや三浦半島の田舎でさえ、たまに笑われるくらいですから…
相方は女性で、おそらく多くの女性がそうするように、毎年、いや季節毎に服を買って、古いものはどんどん捨てたりしてますが、服というものはそういうものだと思っているようです。
なので、ぼくのように何年も同じ服というかマリンウェアを着ているのを、結婚当初は不思議な生物でも見るようにしていましたが、今やもう慣れっこで、ぼくがたまに10年くらい前の服を引っ張り出して着たりしてるとウケてます。
服で笑いがとれるなんて、なんてラクなんでしょう。
最近、相方にウケかつダイビング仲間にウケたのが、90年代前半に買ったような気がするSASというダイビングブランドのTシャツ。
これはパイル地というのかな、タオルみたいな生地で作ってあって、濡れた身体に着ても水を吸いますよ、汗かいても大丈夫ですよということで作られたんだと思います。
昔はこういうのって少し流行った時期があったんですよね。
それを久しぶりにタンスの奥から引っ張り出して、着て、ダイビングに行ったらウケるウケる。同年代の人からは「なつかしいねー」といわれ、若い女性からは「なんか変わった服ですねー」といわれました。服だけでこんなにコミュニケーションのタネになるなら、古いかっこ悪い服もまんざらじゃないなーと思いました。

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耳鼻咽喉系の弱点やアレルギーには、海遊びが効果があるんではないかという個人的な見解
これから書くことはぼく独自のやり方なので、人によっては合わないかもしれません。
ぼくは幼い頃から神童といわれ(ウソ)、耳鼻咽喉系が弱くなければ完璧な子(ウソ)だったという噂です。耳鼻咽喉系が弱かったのは本当でして、しょっちゅう中耳炎になってました。
大人になっても子供の頃ほどではありませんが、耳鼻咽喉系が弱いのは変わりません。風邪を引くときは必ず喉からきます。逆にいうと喉が痛くなかったら、熱が多少あっても平気です。
さらにデリケートなぼくは花粉症にもなってしまい、1年のうちの長い期間、花がジュルジュル喉がイガイガという、聞くも涙語るも涙なヒトになったのでした。
そんなぼくですから、耳鼻咽喉の弱さとどう付き合っていくかについては、いろいろ試行錯誤をしてきました。
現在たどり着いた対策は、次のようなことです。
鼻うがいをする。
吸入器で蒸気を吸入する。
身体を冷やす食べ物飲み物をあまり摂らない。身体を温める食べ物飲み物を摂る。
薬剤ではなく、ハーブや漢方を使う。
身体の末端のツボを指圧する。
乾布摩擦をする。
身体を鍛える。体力をつける。
早い話、身体を冷やすと鼻水が出ます。鼻水が喉に落ちると喉が痛くなります。なので、鼻水を出さないようにするということと、鼻水を喉に落とさないようにすること、鼻水が喉に落ちてもなるべく薄めることです。
で、このことに加えて、海で泳ぐということも大切です。
これは鼻うがいと同じ効果だと思うんですが、喉が痛くなる前に鼻を塩水で洗い流すようにすると、喉が痛くなりにくくなるような気がします。
経験的には確かにそうなのです。
そしてこれもぼくがそう思っているだけですが、鼻に塩水を通すことで、鼻の粘膜が強くなっているのではないかということです。もう少し正確にいうと鼻と喉の接点のあたりまで塩水を通すとさらに良いような気がします。
どうもぼくの場合、この喉の奥の鼻との接点のあたりが弱点というか曲者というか痴れ者というか、明らかに痴れ者ではないと思うんですけど、まあ、この奥の奥がポイントなのではないかと思う今日この頃です。
奥の奥の方を刺激し攻略することで、得もいわれぬ快感が得られる部位もあるらしいので、やはり奥というのは大切なのかもしれません。
話がそれましたが、普段はあまり刺激されない喉の奥、鼻との接点のあたりを海水で刺激し、我が子を谷に蹴落とすかのように、強くしてあげることで、ぼくの弱点である耳鼻咽喉系は少しずつマシになってきた気がします。
まあ、世の中にはタラソテラピーなる言葉もありますから、海の効能もあながち、ぼく個人の感想だけではないかもしれませんが…
これはまったくぼく個人の健康対策なわけで、誰でもおそらく自分なりの健康法というものを持っていると思うのですが、もし、ぼくと同じような症状で困っている方は、多少なりとも参考にしていただければ幸いなるかな、との所存でござりまする。

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