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海にいるのが快適な時期ってあります!



 海辺の田舎町に住んでいて、休日はほとんど海に出ています。
 海のそばに暮らし、海にいることが多いと、海にいるのが気持ちがいい時期があることがわかってきます。それは4月から6月と10月から11月です。もちろんこの時期の毎日が気持ちがいい訳ではありませんけど…
 本当に気持ちがいい日って、ぼくの感覚だと年に10日以下だと思います。ぼくは休日しか海に出ていない状況でのこの数字ですから、毎日海に出られる人はもっと多いんじゃないでしょうか。
 海にいて気持ちがいい日というのは、太陽がそれほど強すぎず、暑くもなければ寒くもなく、潮風が柔らかく吹いて、湿度が低いんです。なので、朝から夕方までビーチにいても快適です。
 偶然にもそんな日にあたると嬉しくなって、なるべく長い時間ビーチにいます。アウトドア用のテーブルとチェアを据え付けて、コーヒーを飲みながら、海を眺め、時に本を読んだりスマホを見たりします。そんな時間を過ごすのって、ぼくとしては最高に価値が高いなって思うんですよね。
 こんな風に、日がな一日、海を眺めながら過ごすと、ありきたりな表現ですが、ストレスが解消されて、癒されている実感があります。たぶんヨガやストレッチなどをすると、もっとリフレッシュできるかもしれません。
 海にいて気持ちのいい日にあたることが比較的多いのも、きっと海のそばに住んでいて、いつでも海に出られるようにしているからでしょう。

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波の種類についてまとめてみました




 海辺に住んでいて、海遊びをしていると、波を見ることが多くなります。もちろん水着の女性を見る機会も多くなります。

 波にもいろいろな種類がありまして、それを区別する必要がでてきます。
 なぜでしょう? なぜかしら?
 波をキチンと識別しないと、危険である可能性があるからなのでありますね。

 でも、波の表現って、語彙が少ないし、ウォータースポーツごとに違う用語を使ったりして、意外に体系化されていないんじゃないか? 海に囲まれた日本としてそんな状態でいいのか? などなどと思う今日この頃。
 それで、ぼくの場合日本語にないけど英語だとうまく表現できそうなものは、英語を借りることにしています。

 オジサンになるまで海遊びを続けていると、海に関わる人によって用語が違うことを知ります。漁師さんとウォータースポーツマンでは違う言葉を使いますし、ウォータースポーツによっても違います。
 ぼくの場合、それらをゴチャゴチャに使って、一番近い表現を選んでいます。

 感覚的にはそうやって波を表現できるのですが、波をキチンと分類しようとすると、とても難しいなあと思いました。理由は、分類の基準によって全然違うからです。
 科学的な分類を使うと、実際、海遊びでは使えない大雑把なものですし、それぞれのウォータースポーツで使っている分類を使うと、サーファーには通じても、ダイバーには通じないということが起きます。

 きっと誰かがまとめているんだろうなあと思い、検索してみましたが、科学的なまとめはもちろんありますが、あとはサーファーが波の種類を分類しているくらいでした。
 ややや、おお、これはどうしたことでしょう。高度に発達したネット社会でこんなことがあるんでしょうか?

 というわけで、きっと素晴らしい人頭脳の人がそのうちまとめてくれると思いますが、個人的に知っている現在の知識をまとめてみようかな、いや面倒だからやめとうかなー


【科学的な分類】

●波浪の中に種類がある

 まず、基本的な定説として、波(波浪)には風浪とうねりがあります。起きるメカニズムが違うからで、詳しくはこちらをご覧ください。なのだ。

・wikipedia

・All About


 通常というか、少なくてもウォータースポーツするうえでは、風浪の方を波と呼び、うねりはうねりと呼ぶことが多いです。風浪なんて言葉を使っている人に未だ会ったことがありません。

 このふたつの区別は理にかなったものでして、海にいると明らかに違うとわかります。
 波は周期が短く、短時間で様子が変わるものです。うねりは周期が長く、同じような海況が割と長い時間、例えば半日とか1~2日続くことが多いです。
 波は岸に近いところでも沖でも同じように立っていますが、うねりは岸に近づくほど、大きく崩れやすく(ブレイクしやすく)なります。逆に沖に行けば、ゆっくり揺られているような感じになります。
 サーファーは波を細かく分類して使いますが、彼らはビーチ近くでのブレイクの仕方を分類しているので、実は波とうねりを区別しているわけではなかったりします。でもまあたいていうねりがビーチ近くでブレイクするするほうが、より乗りやすい波であることが多いので、たいていうねりのことをいっています。

●波とうねりに分類してみるとさらに…

○波(風浪)

・ベタまたは凪またはベタ凪 波がなくて鏡のような水面のこと
・さざ波 弱い風で起きる小さな波のこと
・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 強い風で起きる波ですが、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波(このあたりの表現が、すでにサーフィン用語っぽくなっています)
・うさぎが跳ねる波 強い風で沖もうさぎが跳ねているような白波が立っている状態。漁師さんが使います。「ああ今日は沖もうさぎが跳ねてるナー」という感じ。小さな船の漁師さんは海に出ません。
・breaker 砕ける波 この語感にあたる表現は日本語にない気がします。
・ripple さざ波ですが、もう少し大きい感じで、やはり日本語にはないように思います。

○うねり

 うねりは大きさで表した方がいい気がします。沖に出て大きなうねりの時は、うねりのボトムとトップでは、大きな船が隠れてしまうほどのときがあります。
 うねりはビーチ付近でブレイクしますが、サーファーはこのブレイクした波をいろいろな名前で区別します。

・三角波 うねりがひとつの波長ではなくて、別の波長も含んでいるときに発生します。沖でふたつのうねりがぶつかり合うと、不規則で、ときに大きく、へんてこな形になったりします。うねりの様子を読みにくく、漁船が転覆したりすることもあります。台風や強い低気圧が来ると、気圧の谷を中心に渦を巻くように気圧の等圧線ができますが、そうすると、風の向きが気圧の谷に向かっていろいろな方角から吹きます。そういうときにいろいろな方向からのうねりが起きて、結果的に三角波ができやすくなります。

・swell これも日本語にないのですが、使いやすい言葉です。日本語に訳すと「うねり」だそうですが、もっと大きく周期の長い「海面が隆起する」という感じに近いものがあるような気がしたりしなかったり…


【波やうねりをウォータースポーツごとに分類してみると】

●サーファーの場合
 さすがにサーフィンは波で遊ぶスポーツなので波を細かく区別します。

・ダンパー
 ダンパーのようにバタンと一斉に崩れる波

・ほれてる波
 カールして巻気味の波

・キレてる波
 トップからショルダーにかけて順序よくキレイに崩れていく波
 
・遅い波
 パワーがなく、ブレイクするのが遅いか、ブレイクしない波

・速い波
 スピードがあって、ブレイクするのが速く、ダンパーに近い波

 以上はだいたいうねりがビーチ近くでブレイクする形状を分類したものです。

・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 先ほども書きましたが、強い風で起きる波で、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波
 これはいわゆる波(風浪)でして、波っつうのはたいていサーフィンには向かないようです。


●シーカヤッカーの場合
 シーカヤッカーは波もうねりも嫌います。それから波よりも風に注意を払うので、波についての区別は少ないといえます。

・ブーマー
 波長の長い小さめのうねりの時に、一見穏やかで油断していると、岬の突端など水深が浅いところで、突然大きな波が立つ場所や時があります。それをブーマーといいます。横波を喰らって沈する可能性があるので注意しています。
 これはうねりのことをいっていて、しかも特定の地形で起きる現象を捉えています。


●スキューバーダイバーの場合
 ダイバーは陸から見た波やうねりの状態から水中の様子を想像するのが特徴です。
 女性の服装から推測して身体のラインを思い浮かべるのに…近くないですね…全然…

 大きい波やうねりだと海の中がかき混ぜられて、透明度が落ちると判断します。
 波長の長いうねりだと水中の透明度が落ちるまではいきませんが、水中でゆらゆらと揺られることを想像します。

 それから、ボートダイビングで大きい波やうねりの場合、エントリー・エキジットに苦労するので、ダイビングの中止を考えたりします。ビーチのときも岩場に叩きつけられたりするので、すごく注意します。

 波が来る方向も重要です。例えば自分が潜ろうとするポイントが西に向かって開いているとして、西から波が来る場合は、モロに影響を受けますが、東からの波ならば、なんとか潜れるということになります。
 というわけで、波とうねり、その大きさ、それが来る方向については注意しますが、それ以上の細かい分類はしません。それよりも海面の様子から潮の流れを知ろうとします。例えば潮目や二枚潮や上げ潮なんかは水面の様子から推測することができることもあります。


●セイラーの場合
 セイラーは波やうねりをそれほど気にしません。船が出られるか出られないかというところがポイントです。また船を進める方向は、波やうねりの大きさや向きによって調整します。大きなうねりの場合、うねりに対して船を横に向けると沈しやすくなります。逆にrippleのような波のときにその波に向かって進むとスピードが落ち気味になります。
 一方、風は気にします。同じ海域でも風が吹いている場所(ブローがある)と吹いていない場所がありますが、セイラーはブローを探すために、波を手がかりのひとつとします。

 というわけで、実際やってみると全然まとまんないですね。
 
 これだとなんだかあれなので、ぼく的に勝手に作っちゃおうかな…

○波(風浪)

・ベタまたは凪またはベタ凪 波がなくて鏡のような水面のこと。ベタベタなんて呼ぶのもあり?

・さざ波 弱い風で起きる小さな波のこと

・ripple さざ波ですが、もう少し大きい感じ

・波あるいはwave 普通の波

・バシャバシャの波あるいはグシャグシャの波 強い風で起きる波ですが、規則性がなく波のトップが風で潰れてしまっている波

・うさぎが跳ねる波 強い風で沖もうさぎが跳ねているような白波が立っている状態。

・breaker 砕ける波

・でかい波 とにかくドーンとでかい波


○うねり

・小者(こもの)のうねり 波長が短く、高低差も小さいうねり。またはAカップのうねりなんて呼ぶのはセクハラ?

・美しいうねり 女性のボディラインのきれいなカーブのうねりを「美しいうねり」とか「ナイスボディのうねり」と呼ぶのはどうでしょう。

・大物のうねり 波長が長く、高低差も大きいうねり

・swell 大物のうねりよりもっと大きく周期の長い「海面が隆起する」という感じのうねり

・三角波 うねりがひとつの波長ではなくて、別の波長も含んでいるときに発生するうねり


 うーん、ぜんぜんおもしろくないですね。

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自分のペースで一日を過ごしたいんです

 

 ノンビリするのが好きです。
 用事がないのなら、海に出てウォータースポーツをしたり、海を眺めてボーッとしていたいわけです。
 それって怠け者なだけじゃないかというツッコミが聞こえてきそうですが、怠けたいんじゃなくて、というか本音をいうと怠けたいんですが、建前としては自分のペースで一日を過ごしたいんです。自分がやりたいことはたくさんあるので、それを自分のペースでやっていきたいということなんです。本当です。ぼくの目を見てください!
 ただ、普通の社会人をやっていると、仕事はやっぱり忙しいし、働き方改革とかいっても、結構残業にになるし、プライベートでもなんだかんだと雑用があります。ぼくが求めているわけではないのに向こうから用事がやって来ます。なんで?
 子供の学校の行事とか、親戚の冠婚葬祭とか、友達とか会社の人との飲み会とか、庭の草刈りとか、家電が突然壊れて買いに行かなきゃいけないとか、DMを捨てるとか…そんないろいろなことです。細かなことなんですけど塵も積もれば山となるわけでして…
 今は年金暮らしの会社の先輩に聞くと、雑用があるうちが花だといわれましたが、そんなもんかな? 雑用がないならないで、自分がやりたいことはいっぱいあるけどなーと思います。
 いや、あの先輩は忙しいのが好きだったからなー、オレはそういうんじゃないからなー、と思ったりします。
 全国のノンビリするのが好きな方、みなさん雑用対策みたいなのされてますか?

◆故野田知佑さん初期の本をピックアップしてみました


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旬の朝どれ魚や野菜を楽しむ暮らし

 

 ぼくの住んでいるところは三浦半島の海辺の田舎町です。
 三浦半島というのは、海に囲まれているので海の幸が豊かです。加えて、知っている方は知っていると思うんですが、野菜や果物などの農作物も育てている方が大勢いらっしゃいます。そんなわけで魚介類と野菜は旬の物が新鮮な状態で手に入ります。
 ぼくがよく買うのは、魚の場合、荒崎の手前にある長井水産と佐島の漁港近くの2軒の魚屋(一本道の道路沿いにあるので、すぐにわかります)です。野菜は、子安の里に無人の野菜販売スタンドが何軒かあるのでそこを回ります。もうひとつは道の駅のような施設で「すかなごっそ」という店です。ときどき足を延ばして、三崎港の「うらり」という施設にも行きます。
 魚も野菜も朝どれの新鮮な物が割とお値打ちに手に入るので、休日はそれらを買って、食べます。妻も魚と野菜は好きですし、特に珍しいものがあると喜んで買って料理しています。
 食というのは暮らしの中でとても大切な要素だと思うんですが、旬の新鮮なものを食べられるというのは、小確幸(「小さいけれど確かな幸せ」の意味で村上春樹さんがエッセイで使っておられました)ですね。

◆道の駅を紹介した本をピックアップしてみました

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本来の自然と人工物とのバランスについて



 自然を大切にとか、自然と一体になって暮らそうとか、自然豊かな田舎に移住して幸せにくらしています、という言説をときどきメディアなどで目にします。
 ぼくも海が好きな人間として、自然に寄り添いながら暮らす素晴らしさは分かっているつもりです。自然にはおそらく人を癒してくれる力のようなものがあるんじゃないでしょうか?
 なので自然が人の手で汚されているのを見るのは辛いです。
 でも一方で、まったく人の手が入っていない自然というのは、往々にして人にとって居心地が悪いものです。森が鬱蒼と繁り、道路も水もトイレもなく、暑い地域の夏は日を遮るものもなく熱中症になる危険があります。寒い地域の冬は、避難小屋がなければ、人命にかかわります。海辺の防波堤がない場所で台風が直撃すれば、容赦なく高波が来るでしょう。
 里山や海辺の近くにホテルや家屋が建ち並ぶ地域は、きちんと人の手が入っていると思います。おそらく真の意味で手つかずの自然が残っている場所は、日本では割と少ないんじゃないかと想像します。
 それでも今まで自然の砂浜だったところに防波堤ができたり、テトラポットが並んでいたりすると少しガッカリします。
 これまでほとんど人が来ないで静かに過ごせた場所が、道路と駐車場が整備されたために、いつも人だらけになってしまって、その喧噪にガッカリしたこともあります。
 このようにぼくは矛盾した思いを日本の自然に対して抱いています。あまり人工物ばかりになってもイヤだし、まったくの手つかずの自然というのも、よほどサバイバル力がないと生きていけません。バランスのとれた状態で自然と人間が共存できるのが、今のところ最適解なのかなと思います。
 ただ要注意なのは、日本の海や川についていえば、港や防波堤や堰や親水公園などで、本当はそんなに大袈裟な物が必要ないのに、地元にお金を落とすための公共工事で、過大なコンクリートの塊ができてしまって、本来の自然のよさが失われているケースです。これは本来の人の生活を守るために最低限自然に手を入れるという考え方から逸脱しているのでやめて欲しいなと思います。

◆自然と環境破壊に関する本をピックアップしてみました



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休日は海でノンビリするのが好きですが何か?



 休日は海でノンビリするのが好きです。
 スキューバダイビングや、シーカヤックや、サーフィンをしたり、海辺を散歩したり、磯の生き物を観察したりして、あとはボーッと海を眺めて、家に帰ってシャワーを浴びて、ビールを飲むというのが、ぼくとしては一番シアワセな一日です。
 なので、できるだけ用事を入れたくないんです。
 でもそこはまあ、いい歳したオジサンで家族もいるので、なんやかやと用事が入ってきます。大事なことから雑用までいろいろと…
 自分としてはかなり頑張って、そういう用事を避けているんですが、やっぱり何かしら用事が入ってしまいます。そのあたりを上手くやっている人がいらっしゃったら、ノウハウを教えてください!
 世の中にはスケジュールが埋まってないと不安を感じる人がいるというのを、何かの本で見た気がしますが、ぼくにはちょっと理解できません。
 フリーな時間があれば、いくらでも遊べるし、ボーッとできます。
 何も用事が入っていない休日は宝物です。前日から何をしようか考えて、ワクワクしています。
 たとえば会社を辞めて年金生活に入ったとしても、たぶん毎日海で遊んでいると思います。なんだかわかりませんが根拠のない自信があります。
 こんなオジサンって変でしょうか?

◆湘南の暮らしを扱っている本をピックアップしてみました
『湘南暮らし: ローカルでプチブルな海辺のスタイル』


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沖縄の、人口が少ない、島で暮らしたいな〜



 ぼくは海が好きで、東京から海辺に引っ越して30年くらい経ちます。今も会社は東京にあるので、電車で2時間かけて通勤しています。
 今、住んでいる海辺の町が好きです。
 が、ぼくは割と人口の少ない田舎の海辺、できれば島に住みたいと長年渇望しているんです。
 なぜぼくがそんなに小さな島に住みたいのかというと、人混みが苦手なので人口密度の少ない海辺に住みたいためということと、住んでいる人の顔が見える人口規模の集落に住みたいためということと、島というのは人の出入りがある程度制限されていて緩やかな閉鎖空間になっていて安心できるからという理由のためです。
 なぜぼくがそんな風に考えるようになったかというと、何年も前に旅行した島旅の経験によるものです。
 ぼくは島でのスキューバダイビングが好きで、伊豆七島を始めとして、いくつかの島を旅しました。
 その中で、沖縄の多良間島の旅が印象に残っています。その多良間島で経験した印象的なことを書きたいと思います。
 多良間島には2週間ほど滞在しました。多良間島は人口が、たぶん1000人程度の島です。宮古島から船か飛行機で行くことができます。東京から行くことを考えると宮古島への直行便の飛行機に乗って、宮古島で乗り換えるということになります。その一手間がかかるので、観光客も比較的少な目で、宿の数も限られています。
 スキューバダイビングのサービスは1軒のみ、レンタカー屋は1軒、スーパーというか雑貨屋さんは2軒、という感じのこぢんまりとした町の構成になっています。
 そこでスキューバダイビングを中心に滞在したのですが、そんな島に2週間もいると、島の人もぼくの顔を覚えてくれて、道で合うと挨拶してくれたりするようになりました。
 あるときぼくの泊まっている民宿の駐車場にぼくの借りたレンタカーを停めていたのですが、ぼくの車の奥に宿の主人の車が停まっているときがあって(停めていいといわれたので停めたんですけど)、主人がぼくに車を移動させてくれといいに来ました。
 ここまでは、まあよくある話しですが、その続きがありまして、その主人が「車に鍵をかけないで、キーはつけっぱなしにしといてくれ。この島ではみんなそうしているから。誰も盗んだりしなから。」というではないですか。このときぼくは、普段自分が暮らしている町との違いを感じました。
 それからは車はキーはつけっぱなし、ついでに自分の部屋の鍵もかけなくなりました。
「鍵をかける」という行為は、普段の暮らしでは当たり前のことだと思います。家の鍵をかけ、自転車の鍵をかけ、車の鍵をかけ、と何気なく当たり前のようにやっているわけですが、この作業をしないでいい状態になると、その解放感は想像以上に大きいんです。
 大した作業ではないんですが、「鍵をかける」という行為の背後には、自分の物を盗もうとする輩から自分の物を守らなければならないという、他者を疑い、警戒する気持ちがあるんだと思うんです。
 この気持ちから解放される日々というのは、とても気持ちが軽くなるんです。心理的負担が軽くなるといってもいいかもしれません。外敵から自分を防衛しなければいけないという気持ちから解放されるというのはとても大きな意味があるんだと実感しました。
 喩えるならば、治安の悪い外国旅行から日本に帰って来たときの解放感や安心感に似ているかもしれません。
 そんな経験をぼくは多良間島の旅で経験しました。 
 もうひとつの多良間島での経験で印象的なことといえば、雑貨屋での出来事です。
 その雑貨屋はオバアが一人でやっているんですが、品揃えは、日常の食材からお菓子、飲み物、お酒、冷凍食品、洗剤、シャンプー、消臭剤、ゴミ袋…と、まあキリがないんですが、スーパーマーケットっぽい品揃えながら、どうみても雑貨屋というかよろず屋、雑貨屋といっても東京にあるようなオシャレな雑貨屋ではありません。昭和っぽい佇まいの駄菓子屋のような店内の雰囲気です。
 で、あるときぼくが店に行ったら、オバアがいないのです。店のドアは開いているし、照明は点いているので、休業というわけではなさそうです。「すみません」と何度か大声でオバアを呼んでみたのですが、店の奥から出てくる気配はありません。どうしたもんだろうとしばらく店の中で呆然としていました。そうしたら偶然に島の人が入ってきて、パンとか食器洗い洗剤とかスポンジなどを手に取って、代金をレジのところに置いていくではないですか。島の人はぼくに「オバアは近所でおしゃべりしてると思うから、買い物をして代金をおいておけばいいんだ」という意味のことを訛りの強い言葉で教えてくれました。
 ぼくはこれまで野菜の無人販売というのは見た事がありますが、それの拡大版といえば、そういえるかもしれません。それにしてもなんとも開放的で、かつ牧歌的で、人の良心を前提にした店の経営のしかたです。
 理由がうまくいえないのですが、ぼくは感動していました。こういうコミュニティなら暮らしやすいだろうなと思いました。
 ここでも他人を疑うというか、他者の悪意から自分を守るという警戒心がない暮らしだということがわかります。先ほどと同じで、警戒心を持たずにいられるということは心理的にとても負担がかるくなるんですよね。
 最後に多良間島での経験をもうひとつ書きたいと思います。
 2週間くらい滞在していたんですが、だんだん島の人がぼくの顔を覚えてくれて、道で合うと挨拶してくれるようになりました。
 人とすれ違うと挨拶するという行為は、都会の道ではあまりないんじゃないかと思います。もちろん知り合いと会ったとか、近所の道とかならありますけど…
 それで、あるときぼくが道を歩いていると雑貨屋のオバアがレンタカー屋のオバアと、レンタカー屋の家の縁側でお茶をしていました。ぼくが通りかかると、手招きして、ぼくにもお茶を出してくれたんです。で、2人はおしゃべりを続けていて、訛りが強いので、大意しか分かりません。でもぼくに話しかけるときは大和言葉で話してくれます。そのゆるい時間がなんとも心地よくて、「あぁ、こういうのいいなあ」と思いました。
 3つのエピソードを書きましたが、ぼくはこうした雰囲気というのは、沖縄の、人口が少ない、島、だから成り立ったんじゃないかなあと思うんです。あんまり根拠はないんですが、なんとなくそうじゃないかな~って思う程度ですけど…
 他人に対して警戒心を持たず、ゆるいルールで、時間に追われずに暮らすというのは、たぶん精神衛生上、いい方向に影響しているんじゃないかなと思うんです。
 で、当然ですが、首都圏に住んでいるぼくとしては、こういう島の暮らしに憧れているわけで、妻になんどもこの手のエピソードを話して、沖縄の離島への移住を提案してみたりするんですが、読んでいる方も予想できると思いますが、毎回、即却下です。というか移住に関する問題点をとうとうと並べ立てられて論破されているのでした。まあ、それが普通ですよね。
 あぁ、でも島で暮らしたいな〜

◆島へ移住した人の本をピックアップしてみました



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海辺の家のたいへんなところ



 海の近くに住んでいます。どのくらい近いかというと歩いて3分くらいのところです。
 海遊びが好きなぼくにとっては、すごく望ましい環境なわけですが、一方で困ることもあります。
 たとえば洗濯物です。
 季節にもよりますが、たいてい午後になるとオンショアの風という海から陸に向かって吹く風が吹きます。その風は当然海の湿気を含んでいるので、その風が吹く前に洗濯物を取り込まないと、洗濯物が少し湿った感じになるんです。
 それから塩害です。
 潮風が吹くので、鉄製のものはすぐに錆びちゃいます。なので鉄製のものはできる限り外には置きません。屋外のものは木製かステンレス製ですね。
 それからエアコンは海辺対策がされた物(室外機が潮に強い加工がされているそうです)を買って、しかも室外機は潮風が当たらない側に設置します。ちなみにインターホンは20年で3台買い替えました。
 車も錆びやすいですね。ぼくが経験したのは、シーカヤックを積むためにルーフキャリアを付けて、そのままずっと付けっ放しにしていたら、キャリアの締め付けをするネジが錆びてしまって、自力では外せなくなって、自動車整備工場に持ち込んだことがありました。それ以降、ルーフキャリアは使う直前につけて、使い終わったら外して、水洗いをして家の物置に収納するようにしています。
 車の塗装では、ドアの縁のように曲線が急な部分から錆び始めます。
 台風など強い海からの風の後は、窓に潮が付いて、白くモヤがかかったようになります。なので台風の後は、ホースで家の外観を丸洗いします。
 後は庭の木や草花ですね。潮に弱い種類はすぐ枯れてしまいます。なので枯れたら違う種類を植えて生き残ったらよかったねということを繰り返して庭を作ってきました。
 次は湿気です。
 海風が当たるので、湿気があります。特に夏がすごいですね。なので夏の間は、家の中の湿気がこもりやすいウォークインクローゼットや寝室は除湿機を回し放しにしています。浴室は浴室乾燥機を取り付けました。じゃないとカビだらけになります。
 ぼくは海が好きなので、以上のような害への対策はそれほど苦にならないんですが、もしかしたらそういうのが面倒くさい方は、海から少し離れた土地を探されるといいと思います。

◆海辺暮らしの指南本ともいえる本をピックアップしてみました


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そんなにガリガリしゃかりきに生きなくてもいいんじゃないですか?



 休日は相変わらず海辺でのんびりボーッと過ごしています。いやーあの時間はシアワセですね。
 ところで会社でもプライベートでも必ずいるタイプの人で、すごくしゃかりきというか、いつも急いでいて、やたら他人を抜かそうとする人っていませんか?
 会社では、誰よりも出世しようとして頑張る人とか、プライベートだと、たとえば車の運転でやたら車線変更して少しでも追い抜こうとしたりして、スケジュールなんかパンパンになるように入れたり、旅行に行くとガッチリ旅程を組んだりする人…
 ぼくは結構のんびりマイペースに生きてきたので、そういう人と一緒にいるのが苦手です。というか、なんでそんなに青筋たてて、ガリガリしなきゃいけないのか理解できないんです。その人の価値観を否定する気はないんですが、ただ、わからないということです。
 そういう人のそばにいると、その人のペースがぼくにまで影響してきて、ぼくの調子が崩れます。場合によっては、ぼくののんびりしたリズムを注意してきたりするので迷惑です。そんなわけでそういう人のそばにいるのが苦手なんでしょう。
 でも、日本は競争社会。受験・就活・婚活・妊活と競争が続きます。お金を持っている人がより快適に生きられる社会です。そんな社会では、ぼくのようなタイプは社会的不適合者なんだと思います。
 こうして書いてるだけでも疲れますが、事実です。
 そんなときは故野田知佑さんの本を読むようにしています。野田さんは日本の社会の一般的によしとされる価値観から距離を置きながら、自分のやりたい生き方をしてきた人なので、野田さんの生き方や価値観に触れるとホッとしますし、ぼくのようなタイプでも生きていていいんだと思わせてくれます。
 ぼくは自分のペースを崩さずに、しかもいわゆる常識的な社会人として人並みの暮らしができるように、なんとか右往左往しながら生きてきましたが、自分の社会での居場所を見つけられずにいる人はたいへんだろうなと思います。
 工夫して、自分らしく生きられる、自分の居場所を探しましょうね。
 どうしてもガリガリしゃかりきな人と接しなくてはならなくて、自分のペースが崩れた時は、ぼくは海に行くようにしています。海に出てウォータースポーツをしたり、海を眺めてボーッとしたりしています。ぼくの場合、それでたいてい元のペースに戻ります。
 できるだけ、自分のペースを崩さないように暮らしたいと思います。

◆故野田知佑さんのおそらく代表作をピックアップしてみました


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海辺の暮らしのメモ 海辺で暮らしたいなと思っている方に…



 これから海辺に引っ越そうと考えている方の役に立てばと思い、日常のちょっとしたことを書いてみます。


【洗濯物は午後早いうちに取り込む】
 細かい話ですが、太平洋側の海辺では午後、オンショア(海から陸に吹く風)が吹きます。この風が湿っていますので、洗濯物を夕方まで干していると湿っちゃいますよ。


【洗濯物は風に飛ばされないように工夫する】
 わが家では、ハンガー自体を洗濯ばさみで固定したり、ハンガーが物干し竿を挟む機構になっているのを使っています。いやいや、本当にマジで風が強いので、けっこう挟む力が強いヤツを選んで買うようになりました。


【錆びるのを前提で買う】
 屋外のものは、たとえステンレスでも錆びます。自転車、エアコンの室外機、物干し竿、柵、サッシ、車などなど、錆びるっていったら錆びます。
 わが家では高価な物は買わないようにしています。(もともと豊かでない!)自転車もエアコンも消耗品だと割り切っています。
 近所の自転車が趣味な人は、自転車は屋内に入れてるみたいです。
 また、木や石で代替きる物は金属を使わないのも方法です。たとえばわが家では塀とかは木製にしています。


【ペンキ塗りを習慣にする】
 屋外のデッキなどの木製品は、陽射しと潮風にやられてしまいます。なので、作るときには、ちょっと値段が高くなっても傷みにくい木(たとえばセランガンバツー材とか)で作るようにします。そして年に1回はペンキを塗ることを習慣にします。
 ぼくの近所では、雨の降らない気候がいいときにペンキ塗りする人が多いので、おそらくみなさん考えることは同じで年中行事になっているんじゃないかと思われます。


【庭は塩害を考えて造る】
 塩に弱い植物は簡単にやられてしまいます。近所の庭造りに興味がある人にアドバイスを受けたり、地元の花屋さんやホームセンターで買うようにすると、塩に弱い種はもともと置いてなかったりするので、オススメです。


【観光地は要注意】
 ぼくの友人は鎌倉の観光客が多いあたりに住んでいます。休日は歩く人や車が多く、庭掃除も植物の剪定もできないほどとのこと。
 他にも、車を車庫から出すのもたいへん、日常の買い物も混雑の中、ままならないんだとか
 夏休みは深夜まで若者が大騒ぎしたり、ときにはケンカなんかもあるそうです。
 あなたが住もうとしている場所がすごい観光地だったりするのなら覚悟が必要です。


【窓ガラス掃除のことを考えて家を建てる】
 風の強い日や台風の日があると翌日は、家の外壁を水洗いするのがぼくの仕事です。窓ガラスも網戸も塩だらけになりますからただそれ以外の外壁もシオシオなので、外壁も窓も網戸も全部水をかけて流してしまいます。これを一週間くらい放置してからやると、塩がガビガビになって落とすのがたいへんですので早めにやってしまうのがコツです。
 そんなわけですから、窓ガラスは掃除がしやすいものを選んだ方がいいのです。背が高い窓や桟が細かく入っている窓など掃除がしにくいものはたいへんですよ。


【虫・動物はいかが?】
 海辺でも自然が豊かなところだったり、近くに山や森があったりすると、虫や動物が出ます。
 ぼくの住んでいるあたりは、蚊(たくさん)、蟻(しょっちゅう)、ゲジゲジ(しばしば)、ムカデ(たまに)、フナムシ、ヘビ、リス、タヌキ、クモ(むしろかわいい)が出ます。伊豆に住んでいる友人に訊くと、これにプラスしてイノシシとマムシとキツネが出るそうです。
 ぼくは昔から虫の類は平気でしたが、相方は苦手。引っ越した当初はいちいち大騒ぎしてました。不思議なもので5年もすると慣れてました。
 あなたも慣れるかも無理だと思う方は、海辺への引っ越しは諦めた方がいいかもしれません。


【海ならではの趣味があった方がいい】
 海を眺めるのも楽しいんですが、やはりせっかく海辺に住んでいるんだから、ウォータースポーツを趣味にすると、暮らしがもっと楽しくなります。ウォータースポーツまでやらなくても、海辺のサイクリングや散歩でも気持ちいいですよ。
 ちなみにうちの家族は、スキューバーダイビング、シュノーケリング、シーカヤック、セイリング、SUP、サーフィンをやります。


【初夏と秋は地元で過ごす】
 海辺の一番気持ちがいい季節は、46月、1011月です。その時期の天気のいい休日は貴重なので、旅行には出かけないで、地元にいるようにしています。その時期に家にいないなんてもったいないという感じ…
 日によっては、晴れて、気温もちょうどよく、湿度も低く、海は青く、空気は抜けていて、とても気持ちがいいのです。そんな日は、海にいてもいいし、庭で過ごしても気持ちがいいですよ。

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