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都会では感覚を閉ざすようにしています



 用があるので都会に行きます。そうすると地元の海辺の田舎町にいるときより、いろいろストレスに感じることがあります。
 ぼくだけなのかもしれませんけど…
 ひとつひとつは些細なことなんです。
 たとえば、人が大勢いるとか、駅で前から歩いてくる人がスマホを見ていてぶつかってくるとか、横入りされるとか、前の人のリュックが当たるとか、定食屋で食券を買っていて時間がかかると後ろの人に舌打ちされるとか、女子高生が道いっぱいに広がっていて歩けないとか、書店で本を選んでいると後ろを歩く人に突き飛ばされるとか、ATMに行列ができているとか…そんな細かいことです。

 どれも地元では起きないことなんです。
 以前はなんでこんなことが起きるんだろう、こんな目に遭うんだろうって考えてたんですが、最近は考えなくなりました。考えないようにしています。
 都会に行くときには、些細なイヤなことが起きるのはいつものことなので、それについては感覚を閉ざすことにしています。起きても何も感じないかのように自分の感覚を途中で閉ざすのです。そして、何かを考えたり感情がこみ上げることを抑えるのです。
 すごく不自然なことなので、自分ではイヤなんですが、普通にしているとストレスが強くて耐えられません。
 これは間違いなく、仕事によるストレスではなくて、都会で過ごすことによるストレスです。
 休みの日にはずっと地元にいられるので、ほぼストレスを感じることはありません。
 そこには海があり森があり、自然と共に過ごす暮らしがあります。鳥の声に耳を澄まし、潮の香りを胸いっぱいに吸い込み、太陽の光を肌で感じられます。周囲の人々はノンビリ暮らしていて、少なくともみんな人として接してくれます。
 おそらくぼくは都会から海辺の田舎町に引っ越して正解だったんでしょう。










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デッキでビールが幸せ



 屋外にいるのが好きです。身体を動かせれば、なおよし。
 たぶん風が動いている状態が好きなんでしょう。
 なので、完全空調の締め切ったビルで一日過ごすのは苦手です。窓ガラス開けたくなっちゃう。
 スキューバーダイビングをしたり、シーカヤックをしたりして、戻ってシャワーを浴びて、デッキで潮風に吹かれながら、ビールを飲む時間がぼくにとっては幸せな時間です。気候のいい頃だと、そのままワインを飲んだり、ウイスキーを飲んだりして、寝るまでデッキにいたりします。
 もうひとつ幸せな時間がありまして、海が荒れていてウォータースポーツができないときに、海を眺めながらデッキでコーヒーを飲むときです。
 どちらも似たようなもんですね。こういうのって村上春樹さんは小確幸っていってますね。小さいけれど確かな幸せ。小確幸の積み重ねで日々は過ぎていくのかもしれません。
 ついでにもうひとつ似たようなことで好きなのは、ビーチにテーブルとチェアを持って行って、コーヒーを飲む時間。
 あれ?どれも同じですね。
 屋外・海・コーヒーかビール。
 なぜかなーって考えたんですが、やっぱり風が動いていることと、太陽の光が浴びられること、波の音が聞こえることが心地いいんだと思います。あと、デッキだとテレビとかなくて、スマホも雑誌も見ないようにしてるので、ビールを飲むことに集中できるからホッとできるのかなー。何かをしながら飲み物を飲むと、飲み物の味がわからなくなっちゃいますもんね。ビールやコーヒーを飲んでいる時間くらい、飲むことに集中しようかなって思います。










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水の音のストレス解消効果



 先日、相方と街に出かける用がありました。
 なんちゃらヒルズみたいなところに行かなければならなくて、ぼくの苦手なヤツです。ぼくは、人混みの、コンクリートだらけのところに長時間いるとすごくイライラするんです。
「あー、もー、いやーねー、疲れるわ」と意味なく女言葉になって、用事を済ますために一日都会にいました。
 ぼくはかなりイライラしていたみたいです。
 相方もそんなぼくの特徴は知っていて、ビルの中のコーヒーショップのテラス席で休もうと提案してくれました。
 席に座ってコーヒーを飲んでいると、遠くに水の音がするような気がします。
 あれーと思って見回してみると、人工のせせらぎがありました。よくビル街にありますよね。人工の滝とか噴水とか…
 水の音を聞くと、少し涼しげな気がしてきて、イライラがすーっと収まりました。
 ぼくは休みの日はたいてい海に出ています。海に出て身体を動かすとストレス解消になるんですが、水音の効果もあるのかもしれないなと思いました。海では、当然ですが、波の音を聞いたり、水の音を聞いたりします。それがぼくが思っているよりも気持ちに働きかけているのかもしれません。
 思い出せば、波の音を聞きながらビールやコーヒーを飲んで、ノンビリしていると幸せだったりします。特に波が砂浜でブレイクするときの音というのはズーッと聞いていると気持ちが穏やかになって、眠くなるほどです。
 これからはもう少し水音に注意して過ごしてみたいと思いました。










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波の音・月の光・鳥の声・木々の緑



 ベッドルームで、初夏や晩秋、エアコンをつけるほどでもないときは、窓を開けて寝ます。
 そんな季節が好きです。
 波が高いときは、波の打ち寄せる音が聞こえます。
 窓から見える海は青黒くて、そこに月が映っています。
 月の光は海に反射して明るく感じます。
 そんな中、眠るのが好きです。
 
 翌朝は鳥の声で目が覚めます。
 反対側の窓からは裏山の森が見えます。緑が朝陽に照らされて眩しいくらいです。
 鳥はどこにいるのかわかりませんが、鳴き声はうるさいくらいです。
 自然をいつも身近に感じて暮らせる、そんな毎日がとても好きです。









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都会で暮らしていた頃のちょっとしたストレスを思い出す



 ぼくは若い頃東京で暮らしていて、ストレスフルだったので海辺の田舎町に引っ越しました。もうかれこれ20年くらい経つので、都会で暮らすストレスを忘れそうになるので、同じ過ちを繰り返さないようにもう一度思い出しておこうと思います。
 いろいろあったなあと思いますが、一番イヤだったのは、空が狭いことです。建物がキチキチに建っていて、しかも高層なので、空が狭くなってしまいます。あれは息苦しくてイヤでした。休日のたびに近くの公園に出かけていたのを覚えています。そこはかろうじて開けていますから…
 それからどこに行くにも混雑しているのもイヤでした。
 共働きなので、土日に近所のスーパーに食料品を買い出しに行くんですが、レジが長蛇の列。車で行こうものなら、駐車場待ちの列。
 近所のレストランも待たずに座れるのが稀でした。とにかく絶えず列。
 それって今考えればすごいストレスです。
 車の運転も気を使う行為でした。幹線道路は2車線以上ですが、そうするとみんなが速く行こうとして、やたら車線変更をします。あれって、田舎ではありません。当然、危ないし、事故らないか気を遣います。
 通勤電車もすごい混雑。というのは、いうまでもありませんよね。
 よくわからない人が多いのもストレスでした。
 妻は、仕事帰りの駅から家までの間、変な人がいないか、結構気をつけていました。マンションのエレベーターもオートロックだからといって油断できなくて、他の男の人と一緒にならないように気をつけていました。やはり怖いそうです。
 どんな人がいるかよくわからなくて怖いというのは、なかなかにストレスです。
 他にも道端で叫んでいる人とかブツブツつぶやいている人とかもいて、ちょっと怖かったです。
 
 カラスも多かったですね。マンションはゴミ置き場があるのでいいんですが、駅前の商店などは道路にゴミを出します。一応、鳥対策ネットをかけてあるんですが、全然効果がなくてカラスがゴミをつっついて散乱しているのがすごかったです。早朝の駅前というのはちょっと異常なくらいカラスが多かったですね。
 コインランドリーも変でした。うちは大きな毛布を使っていて、それだけは洗濯機で洗えないので、コインランドリーに行って洗うんですが、ペットのシーツやすごく汚れたものやスニーカーなどを洗う人がいて、洗濯機が汚かったことが何度もありました。あれはなんというか、匿名性の高い都会の悪い面が出ているなと思いました。
 車に傷をつけられたりしたこともありました。マンションの駐車場に停めていたら、あるときボディの側面にひっかき傷が1mくらいついていました。隣の車を見てみたら、その車にも同じような傷がついていました。その隣の車にも同じ傷が着いていました。なんというか、病んでいるなと思いました。
 酔っ払いにからまれるということも結構ありました。
 犬の散歩で、いつもうちのマンションの前に糞をさせて始末しない人がいて、それがマンションの管理組合で問題になったこともありました。
 いやはや、細かい愚痴っぽいことがたくさんでてきますね。こういう細かいことが積もり積もってストレスになるんだな、と書いていて思いました。
 ちなみにすべて今の田舎暮らしでは経験しません。
 できれば一生都会に近づかずに生きていきたいです。










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ウォータースポーツのとき意識を五感に向ける



 ぼくはかれこれ30年くらいウォータースポーツをしてきました。そしてあるときから海辺の田舎町に引っ越しました。
 仕事をしに町に行きますが、休日は海辺でのんびりしています。
 そんな話をすると、休日はストレス解消ができるでしょう、といわれます。
 そう、わかりやすい表現を使えばストレス解消なんですが、ぼくの中で起きていることはもう少し違ったものです。

 それまでは、いつものようにウォータースポーツをしていました。
 30代のあるとき、ある出来事が起きたのです。そのときのことを今でも覚えています。
 その日はシーカヤックで地先の海から漕ぎ出して何時間か漕いでいました。海況は穏やかでしたが、だんだん空模様が怪しくなり雨が降ってきました。風も強まりました。雨の中シーカヤックで漕ぐこと自体はよくあることでどうってことありません。海が荒れていなければ怖いこともありません。
 ただその日は雨がかなり強く降ってきたのです。
 雨は海と自分のウェアに叩きつけるように強く降ります。
 雨のせいで10m先くらいしか見通せません。
 厚い雲のせいで夕方のように暗いんです。
 そんな中を1時間ほど漕いでいるうちに、ぼくは自分がどこにいるのかわからなくなってきたんです。自分が海の上にいるのか、海の中にいるのか、空に浮かんでいるのかさえわからなくなってきました。
 音さえも聞こえないような気がしてきました。いえ、雨の音は聞こえているんですが、それ以外の音がしないんです。
 怖さはなくて、自分が自然の中に溶け込んだ安心感がありました。
 自分はただいつもやるようにパドルを漕ぐことしかしていなくて、あとは雨と海を見つめているんです。そのときぼくはそれまで感じたことのない穏やかな気持ちになれたんです。
 その後もウォータースポーツでそのスポーツに集中しているときに、そういう経験がたびたび起きました。雨でなくても晴れでも起きました。季節を問わず起きます。
 シーカヤックのような単調なスポーツの方が起きやすいんですが、スキューバーダイビングのように、自分が慣れ親しんでいて、一つひとつの作業に意識を向けなくても自然に身体が動くようなときにもそれは起きます。
 どうやら天気というよりも自分の気持ちの状態によって起きるようなのです。考えごとをしないで(実際シーカヤックでパドリングをしているといろいろなことを考えてしまいます)、五感に集中すると起きやすいようです。

 こうした体験をストレス解消と呼んでいいのかわからないんですが、自分の気持ちが楽になるのは間違いありません。正確な表現を探すとすれば、気持ちが軽くなるとか、頭がスッキリするとか、頭の中のモヤが晴れるとか、そんな感じです。
 普段の暮らしでこんなことをいうとスピリチュアルな人だと思われそうなので、あまりいわないようにしていますが、ぼくが海辺でウォータースポーツをする暮らしを続けている理由のひとつとしては、そんなこともあるのです。











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待つことが大切な時もある



 ウォータースポーツをしていると、風待ち・波待ち・凪待ちはよくあることです。
 そして、海況が悪ければ諦めることも大切です。
 これらは自分の命に関わるので、なおざりにはできません。
 ぼくは小さい頃からせっかちな性格だったと思いますが、ウォータースポーツでだいぶ辛抱強くなりました。いやいやまだまだこれから精進していきたいっス、とも思いますが…
 自然の中での遊びは、自分の思うままにならないことがたくさんあります。
 天気はどうしようもないですし、波も風もどうしようもありません。
 いくらサーフィンしたくても波がなければどうしようもありません。
 スキューバーダイビングで自分が見たい魚が出るかどうかもわかりません。
 悪天候をおして、無理して出ていくと死ぬかもしれません。
 なので、状況が好転するまで気長に待つとか、別の楽しいことをやるとかした方がいいんです。
 ぼく的には、海況の好転をボーッと待つのは時間の無駄なので、そのとき楽しめる別のことをやるようにしています。
 たとえば波がなければシーカヤックをしますし、風がなければスキューバーダイビングをしますし、そもそも海が荒れて海に出られなければジョギングをしたりします。
 おそらく自分ではどうしようもないことがあるものの、自分の心持ちは変えられるということは真実なのでしょう。
I can't change the direction of the wind, but I can adjust my sails to always reach my destination.











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青春時代の海遍歴



 ぼくが上京して関東近辺の海辺で遊び始めたのは大学生の頃。年代でいえば1990年代前半でした。

 東京の街自体も興味深くておもしろかったんですが、それよりも油壺から伊豆にかけての海沿いが好きでした。ぼくの故郷にも海はありましたが、それは漁村。漁村ではない海辺というのを初めて見て、とても衝撃を受けたのを覚えています。たとえば逗子マリーナとか

 海は昔から好きでした。

 中学生くらいからずっとダイビングをしてみたかったんですが、当時リクエーショナルダイビングのCカードを取るには講習費として、ン十万必要で、貧乏大学生のぼくには無理でした。なので、レンタルボードで鵠沼海岸でサーフィンをしていました。(その後バイトして、お金を貯めて、Cカードを取りましたけど)

 大学の友人でヨット部の奴がいて、そいつに合宿所に連れて行ってもらったり、三浦半島から大磯あたりまでいろいろな場所に連れて行ってもらったりして、だんだん神奈川県南岸の土地勘ができてきました。

 休みの日に、そのヨット部の友人とクラスの仲間(女の子もいました)で、海辺をドライブしたこともありました。

 わりと若い頃ありがちなことですね。

 その中にいいなって思う子もいましたねえ。若い頃って身近にいる人の中で好きな人を探そうとするものですよねえ

 化粧っ気がなく、いつもジーンズにTシャツみたいなファッションの子でしたが、顔立ちは整っていました。清潔感があって、明るくて、みんなから愛されて育った感じが身についていました。

 まあ、流れとしてベタですが、ぼくはその子と付き合うことになって、彼女も海が好きなので、よく海にデートに行きました。

 伊豆から三浦半島にかけての店や観光スポットにどんどん詳しくなっていきました。

 東京の街のことは全然詳しくないのに

 まだ、当時は三戸にサーフサイドヴィレッジがあったり、茅ヶ崎にパシフィックホテルがあったり、江ノ島にディスコがあったり、由比ヶ浜にライブハウスがあったり、夏の葉山のオアシスで一晩中飲めたりと、夜通し楽しめる場所がけっこうありました。

 まだ、バブルの余韻があって、お金をかけたオシャレな施設があったんですね。

 大学生の頃はそんな感じで過ごし、社会人になるとスキューバーダイビングベッタリになりました。ほぼ毎週東伊豆に通う日々。

 そしてあるタイミングで相模湾沿いの田舎町に引っ越すことになります。

 つまり20代から40代まで、ぼくはなんだかんだいって、相模湾から駿河湾あたりをウロウロする暮らしを続けてきたのです。









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都会では五感が鈍る気がします



 ぼくは海辺の田舎町に住んでいます。
 そこでの暮らしは、いつも太陽の光、風の向きや強さ、雲の流れ、雨の強さ、波の音、鳥の声などに注意を払う日々です。
 そんなの当たり前と思う人がいるかもしれません。
 でも、それは当たり前じゃないようなんです。
 ぼく職場の同僚で、都内の駅直結のタワーマンションに住んでいる人がいます。この人は屋外に出ず、電車に乗って職場まで来ることができるので、暑さ寒さや雨のことをあまり気にしていないようなんですね。
 職場の最寄りの駅から職場まで屋外を数分歩くんですが、そのときに初めて寒いとか雨がすごく強いとかに気がつくそうです。
 そんなこともあるかもね、いやよくあることだよね…なんて、ぼくには聞き流せませんでした。
 それって不自然で、少しヤバいかもなって思いました。
 天気などの自然環境に注意を払わないって、人としてというか、生き物としてありえないぐらい不自然なことじゃないかって、ぼくには思えたんです。
 ぼくの感覚が変なのかもしれないけど…
 暑いとか寒いとか、雨が降るとか風が強いとかって、腹が減ってメシが喰いたいってのと同じくらい日常的なことでしょう。その感覚がないって、けっこうマズいんじゃないの?って思いました。
 朝起きるとき、夜寝るときに、天気のことを気にするのは無意識にしてしまうことです。あるいはベッドにいるとき、ふとした風の音、木々の擦れ合う音、波の音で、天候の急変を感じて起きることもよくあります。
 そのおかげで、風で屋外のものが飛ばされる前に家の中に取り込んだり、雨戸を閉めたりして、被害を軽減したことはよくあります。
 あるいは今は晴れているんだけど、ちょっと今日は崩れるんじゃないかなって予感がして、天気図をチェックすると大きめの低気圧が近づいているなんてこともあります。
 他には、地震のときに揺れる少し前に直感的にわかるということもあります。
「それってけっこう大事だよな」というのがぼくの考えです。
 五感を常に働かせることで、身体の中で大切な何かが保たれているんじゃないかと思っています。それを科学的に証明しろなっていわれても無理なんですけど、ぼく的にはそんな気がしています。
 ちなみに先ほど登場した人とは別の都会に暮らす友人は、ぼくの家に遊びに来ると、海を見るでもなく、砂浜に出るでもなく、酒を飲んで帰って行きます。彼は砂浜に出ると靴が汚れるし、全身が潮っぽくなるからイヤだそうです。なぜウチに遊びに来るんでしょう?いや、遠いからムリして来なくていいのに。街であえばいいのに。こっちが行くのに。
いまだによくわかりません。
そいつと話していても、ときどき埋めがたい溝があることを感じることがあります。
そしてぼくの感覚がおかしいような気がしてくるんです。
 海遊びの仲間と話しているときは、みんな1週間くらい先の天気はだいたい頭に入っていて、ミクロネシアあたりで台風が発生しただの、低気圧が近づいているだの、潮回りがどうだのというのは、当然の前提事項になっているんです。
 なので、台風でもないのに強風だとか、遠い外国の地震で津波が来ないかとか、そういう予兆を把握するのがみんな速いんです。
 いや、それ自体を自慢したり褒めてるわけでなくて、その感覚、アンテナの張り方って大切だよな、というのがぼくの考えです。うまくいえないんだけど、緊張感とか体内のバランスとか勘とかそういうことにつながっている気がします。
 でも、こういうことって、感じたことがない人には伝わらないんでしょうね。
 でね、こういう身体全体で無意識に働かせている感覚って、街でしばらく暮らしたり、街で暮らしている人ばかりのところにいると鈍ると思うんです。身体が街の暮らしの感覚に順応しちゃうんじゃないかな…
 たとえが悪いかもしれないけど、腸内の乳酸菌が抗生物質を飲むと死んでしまうように…
 だから自分の今の海辺の田舎暮らしで身につけた身体のバランスみたいなものって大切にしたいなと思うんです。











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運が悪けりゃ死ぬだけさ…



 ぼくはわりと荒れた海況でも海に出ていきます。
 というのは、海遊び仲間からそういわれることが多いから、そうかなって思うようになりました。
 中には、ぼくよりずっと慎重な人もいますし、ぼくよりもずっとハードな状況でも大丈夫な人もいます。
 ウォータースポーツを30年近く続けていて、こういう危険な状況に対する認識の差ってどこからくるのかなあ、と考えることがあります。
 経験と結びついていることは間違いありませんが、経験が豊富だとかえって慎重になることもあります。なので要素は経験だけではないようです。
 ウォータースポーツから得られる喜びとリスクのバランスの問題かもしれません。
 それだけでもなくて、自分の力(生きて帰ってこられるという力)に自信があるからかもしれません。
 あるいは、自分の命への価値の置き方の問題かもしれません。
 または、極限の状況が好きということもあるかもしれません。
 性差というのはないように思いますが、気持ち男性の方が多い気がします。
 家庭の状況(家族がいるかとか、養わなければならない子供がいるかとか)にもよるのかなあとも思います。
 すごく経験豊富なダイビング仲間は、すごく荒れた海況でも「こんなのたいしたことないよ」と海に出ていきます。
 冒険家と呼ばれるような知り合いは、やばい海況でもシーカヤックを漕ぎ出します。彼は「生きるか死ぬかのヒリヒリするような状況でこそ、生きている気がする」といいます。
 ぼくの場合は、海遊びが好きで、海遊びをすると心身共に元気になれるので、多少のことがあっても海に出ます。
 まだあって、死ぬか生きるかは、所詮、運だと思っているため、やりたいことをやらないで死ぬよりはやって死んだ方がお得でしょう、と考えています。ぼくの好きな言葉は「運が悪けりゃ死ぬだけさ」ですから…
 そしてどうせ一度の人生なので、やらないよりはやる方を選択したいと思っています。
 それから知り合いと一緒ですが、ぎりぎりの状況で全力を出す、ある知恵を全部振り絞って生き残ろうとする、その瞬間に生きている充実感があるから、多少ヤバい海況でも海に出ます。
 こんな話を読んだ方は、まったく共感できないという方も多いでしょう。でも、アウトドアスポーツをやる人の間ではそれほど外れた考えでもないような気がしています。もし、共感してくださっている方がいらしたら、一度の人生、充実した時間を過ごしましょう。周りに迷惑をかけない程度に…









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