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待つことが大切な時もある



 ウォータースポーツをしていると、風待ち・波待ち・凪待ちはよくあることです。
 そして、海況が悪ければ諦めることも大切です。
 これらは自分の命に関わるので、なおざりにはできません。
 ぼくは小さい頃からせっかちな性格だったと思いますが、ウォータースポーツでだいぶ辛抱強くなりました。いやいやまだまだこれから精進していきたいっス、とも思いますが…
 自然の中での遊びは、自分の思うままにならないことがたくさんあります。
 天気はどうしようもないですし、波も風もどうしようもありません。
 いくらサーフィンしたくても波がなければどうしようもありません。
 スキューバーダイビングで自分が見たい魚が出るかどうかもわかりません。
 悪天候をおして、無理して出ていくと死ぬかもしれません。
 なので、状況が好転するまで気長に待つとか、別の楽しいことをやるとかした方がいいんです。
 ぼく的には、海況の好転をボーッと待つのは時間の無駄なので、そのとき楽しめる別のことをやるようにしています。
 たとえば波がなければシーカヤックをしますし、風がなければスキューバーダイビングをしますし、そもそも海が荒れて海に出られなければジョギングをしたりします。
 おそらく自分ではどうしようもないことがあるものの、自分の心持ちは変えられるということは真実なのでしょう。
I can't change the direction of the wind, but I can adjust my sails to always reach my destination.











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青春時代の海遍歴



 ぼくが上京して関東近辺の海辺で遊び始めたのは大学生の頃。年代でいえば1990年代前半でした。

 東京の街自体も興味深くておもしろかったんですが、それよりも油壺から伊豆にかけての海沿いが好きでした。ぼくの故郷にも海はありましたが、それは漁村。漁村ではない海辺というのを初めて見て、とても衝撃を受けたのを覚えています。たとえば逗子マリーナとか

 海は昔から好きでした。

 中学生くらいからずっとダイビングをしてみたかったんですが、当時リクエーショナルダイビングのCカードを取るには講習費として、ン十万必要で、貧乏大学生のぼくには無理でした。なので、レンタルボードで鵠沼海岸でサーフィンをしていました。(その後バイトして、お金を貯めて、Cカードを取りましたけど)

 大学の友人でヨット部の奴がいて、そいつに合宿所に連れて行ってもらったり、三浦半島から大磯あたりまでいろいろな場所に連れて行ってもらったりして、だんだん神奈川県南岸の土地勘ができてきました。

 休みの日に、そのヨット部の友人とクラスの仲間(女の子もいました)で、海辺をドライブしたこともありました。

 わりと若い頃ありがちなことですね。

 その中にいいなって思う子もいましたねえ。若い頃って身近にいる人の中で好きな人を探そうとするものですよねえ

 化粧っ気がなく、いつもジーンズにTシャツみたいなファッションの子でしたが、顔立ちは整っていました。清潔感があって、明るくて、みんなから愛されて育った感じが身についていました。

 まあ、流れとしてベタですが、ぼくはその子と付き合うことになって、彼女も海が好きなので、よく海にデートに行きました。

 伊豆から三浦半島にかけての店や観光スポットにどんどん詳しくなっていきました。

 東京の街のことは全然詳しくないのに

 まだ、当時は三戸にサーフサイドヴィレッジがあったり、茅ヶ崎にパシフィックホテルがあったり、江ノ島にディスコがあったり、由比ヶ浜にライブハウスがあったり、夏の葉山のオアシスで一晩中飲めたりと、夜通し楽しめる場所がけっこうありました。

 まだ、バブルの余韻があって、お金をかけたオシャレな施設があったんですね。

 大学生の頃はそんな感じで過ごし、社会人になるとスキューバーダイビングベッタリになりました。ほぼ毎週東伊豆に通う日々。

 そしてあるタイミングで相模湾沿いの田舎町に引っ越すことになります。

 つまり20代から40代まで、ぼくはなんだかんだいって、相模湾から駿河湾あたりをウロウロする暮らしを続けてきたのです。









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目的地も定めずさすらう海旅が好き



 目的地を定めて、予約して旅するのが、やはり多くなってしまいますよね。
 期間が決まっていて、行きたい場所に行くための足を確保して、ちゃんと泊まれるようにすることを考えればしかたありません。
 でも、目的地も決めずズルズルと行きたいように旅するのもいいものです。
 そうですねえ、3日か4日くらい連続した休みが取れれば、さすらう旅ができます。
 20代の頃、金曜日か月曜日に休みが取れれば、車でそそくさと海に出かけていました。

 まず初日は行きつけのダイビングサイトで潜って、泊まることが多かったですね。何泊もするのももったいないので、次は知り合いのシーカヤックガイドさんのところに行きます。
 たいていシーカヤックツアーには参加できるものの宿が取れなかったりするので、そうしたら車中泊かテント泊をします。
 そうそう車での海旅には、スキューバーダイビング器材一式、シーカヤック、サーフボード、テントや自炊道具一式を積み込んでいるんです。
 なので、食べたり寝たりに困ることはありません。

 ちょうど寝るのに良さそうな場所を通りかかれば、車を停めてテントを張ります。近所のスーパーや魚屋に行って、地魚や地野菜を買って、刺身や鍋物をします。もちろん酒もたんまり買い込んであります。
 焚き火をしながら、波の音を聞きながら、一人でチビチビ酒を飲み、肴をつまみます。
 テレビも見ず、ラジオも聞きません。
 眠くなったら寝袋に入ります。
 予約もチェックインもチェックアウトもありません。
 計画も予定もありません。
 連れに気づかうこともありません。
 すべて自分の好きなように、好きなところで、好きなことをして、好きなものを食べます。
なんて気楽なんでしょう。なんて自由なんでしょう。
 暗い海に向かって「オレは自由だー」と叫んでしまいます。

 そんな旅がすんごく楽しいんです。
 ぼくはこんなブラリさすらい旅が好きで、いまだに年に1度はやるのようにしています。










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昔、外国のビールがかっこいいときがありました



 ビールが好きです。
 海遊びをした後、シャワーを浴びてからの、潮風を浴びながらのビール、というのを無上の喜びとして生きてきました。
 海辺でキャンプをしながら、仲間と酌み交わすビールが、飲み物の中で一番うまいと信じて生きてきました。
 ぼくの20数年の海辺のビール人生熱く語ってやろうじゃないかーというのが今日のテーマです。
 そう、思えばぼくが酒を飲み始めた頃は、まだ発泡酒というものは発売されていませんでした。
 なので、その頃はちゃんとビールを飲んでたんです。好みはドライからのラガー経由の黒ラベルといった変遷をたどっていきました。
 ちょうどその頃やたら円高になり、それまで高くてカッコイイ感じだったバドワイザーとかハイネケンが結構安く買えるようになったんです。
 書いていて思い出したんですが、ぼくの大学時代は円高が進んだ頃でした。それまで高級っぽい洋物のウイスキーとかワインが国産のお酒と同じか少し安い感じで売られていたんです。
 で、輸入品を扱っている酒屋に行くと、シメイとかギネスとかヒューガルデンとかプリモとか青島ビールといった世界各国のビールが割りと身近な値段で買えたのです。いやーシアワセな時代でした。海外旅行も安く行けたしね。
 話を戻すと海で飲んで旨いというか、運動した後に飲んで旨いビールというのは、割りとサラッとしたヤツでして、銘柄でいうとバドワイザー、ハイネケン、コロナ、オリオンといったあたりなのです。
 そういう点では、ぼくの海遊びとセットで楽しんできたのは、やっぱり一番は生ですが、缶ビールでいうとサラッとしたのを好んできたのです。
 サーフィンをした後、スキューバーダイビングをした後、シーカヤックをした後、セイリングをした後、温泉に入って、仲間とデッキで飲むビール。その一瞬のためにウォータースポーツをやっているんじゃないかさえ思うときがあります。
 おそらくこれからも身体が許す限り同じことをやっていくんでしょう。













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海辺で温かい飲み物を飲むヨロコビ



 寒い冬、海に出たり、海辺を散歩したりしています。
 寒いし、乾燥しているので、温かい飲み物を飲むことが増えます。
 よくやるのは、アウトドア用のバーナーで湯を沸かし、コーヒーや紅茶やチャイを淹れるというもの。熱々が飲めて、身体が温まってホッとします。
 いつも思うんですが、火があるとそれだけで温かくて安心できてホッとします。あれは不思議ですね。バーナーとガスボンベと鍋が荷物になるのに、それを補ってあまりある効果です。
 次は真空保温ボトルにコーヒーや紅茶を入れておくというもの。これはみなさんやってますよね。温かい物が手軽に飲めていいものです。ただ、時間が経つにつれ風味が落ちるのはしかたないでしょうね。
 何を飲むかによっても人それぞれです。
 ぼくがウォータースポーツをするときの仲間は、オジサンが多いので、そういう人達は圧倒的にコーヒー派が多いです。あとは紅茶とか、ジンジャーやルイボスといった身体が温まるハーブティー、そしてチャイでしょうか。中にはホットウィスキーやホットワインを飲む人もいます。アルコールも身体が温まっていいんですが、ぼくの場合、少しでは済まないところが難点です。
 ぼくが相方と同行するときは、相方がコーヒーが苦手なので、紅茶かチャイを淹れます。
 ちなみにぼくの場合、100均のタッパーに、お茶グッズ一式を入れてすぐに持ち出せるようにしてあります。中身は、バーナー、ガスカートリッジ、鍋、カップ、簡易ドリップのコーヒー、紅茶・チャイ・ジンジャールイボスティーのティーバッグです。
 いつも持ち歩くわけではなくて、シーカヤックのときはハッチに入れておくし、ダイビングに行くときは車に積んでおきます。散歩の時は、長めに歩くつもりのときはバックパックに入れます。
 寒くて、かじかんだとき、温かい物を飲むとホッとして、もう少し先まで行ってみようかなという気持ちになります。











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ぼく、非常識らしいです…



 この間LIFE SHIFTって本を読んだんです。人生100年時代だそうです。
これまでの時代のように、勉強する時期、働く時期、リタイアする時期の3パターンではなくなるそうです。
 そして65歳以上でも働き続けないと、金銭的にショートしてしまうそうです。

 うん、まさに日本でもよくいわれていることですね。

 できれば一生海辺で遊んで暮らしたいと思っているぼくとしては、なんとも耳の痛い話です。65歳まで働けなんて、聞いただけで気が遠くなります。

 で、会社の上司がそういうタイプなんですが、こういう本を読んでそのまんま受け入れるんですよ。そのときどきのベストセラーのビジネス本の内容を…
 ここ最近でも、ピケティ、AIで仕事がなくなる、ひとつのことに集中しなければダメ、やり抜く力…
 アンタはどんだけ素直なんだという話ですよ。
 で、その都度部署の方針が変わるの…ブレブレ…
 アンタはどんだけバカなんだという話ですよ。

 これからの社会がこうなるといわれても、全体としてはそうなんでしょうけど、それがぼくにまで及ぶかどうかはわからないわけでして、うちの家族くらいは海辺の田舎町でこっそりささやかにうまいこと生きていけるんじゃないかなって、期待したりするわけです。
 数人くらいなんとかなるでしょ。

 社会全体と個人の話は直結しないと思うんですけどねえ。

 ちなみにぼくの家系は父方も母方も、男はガンでだいたい70くらいで死んでますんで、その可能性は高いんじゃないかな?
 そっちの方が実現可能性高いよね。

 なので、まあ相方のことはどうするか考えるとして、自分としては70くらいまで海辺で遊べるくらいならいいんじゃないかなあ、なんて話を同僚と飲みながら話してたら、「あんたは非常識」っていわれました。
 そうかもね…














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気長に取り組めれば、もっといい人生が歩めるかもしれない…と思う今日この頃



 ウォータースポーツでは天気や海況を見ることが大切なことはいうまでもありませんね。それを見極めて遊ぶのが気持ちよく安全に遊ぶ一番のコツのように思います。そう、海遊びでは日和見が大切なんです。
 ぼくが今まで危ない思いをしたのは、たいてい心のどこかで少しヤバイなと思いながらも無理して海に出たときが多いのです。
 今回は、なぜぼくは無理をしたのかを思い出してみて、今後の自分の教訓にしてみたいと思うのです。
 よくあるのがせっかくの長期休みで1年前から計画していて、やっと念願の小笠原まで来たというものです。そのせっかくの機会に遊び尽くしたいという思い(欲)から発している事例です。
 冷静に考えれば、死んでしまったら、その後いくつもあるであろうウォータースポーツを楽しむ機会も失ってしまうので、無理しない方がいいんです。でもその場では、休暇とか旅費などを考えて、無理をしてしまいます。
 ここで起きていることを改めて整理してみますと、自分の力ではどうにもならない自然の海況が、自分にとって好ましくない方向に動いていることがわかっていても、そのリスクを敢えてとって海に出てしまうということです。
 自然を相手にするウォータースポーツでは、やってはいけないことです。こういうときの定石は気持ちを切り替えて、その日できることで楽しむか、家で酒でも飲むかです。別にテレビを見るでも、温泉に行くでもいいですけど…
 ありふれた話の展開ですが、ぼくは自分のやりたいことに執着していたんでしょう。そして目の前のことに気持ちがとらわれ過ぎていたんでしょう。
もっと俯瞰してみれば、ぼくとしては、ウォータースポーツを長く楽しんで、人生を豊かなものにすることが目的です。なのにやはり目の前の休暇とか、せっかく旅行に来たからとか、費用がかかっているからとかを重視してしまいました。
 そういうのはあるかもしれないけれど、自然のことだから仕方ない、別に楽しめることをしよう、とそのときの状況に合わせた行動をとればよかったんです。
 まさに、We cannot direct the wind, but we can adjust the sails.ですね。
 自然とか世の中の流れとか他人の気持ちとか自分の思うままにならないことはたくさんありますが、それを変えようとするんじゃなくて、それに合わせて楽しめばよかったんですね。
 そして、その判断の背景にはどんな心持ちがあればよかったんでしょう?
 本来の目的に立ち返ること、物事を俯瞰する視点、気持ちの切り替えの速さ、我慢強さ、執着しない心、欲を捨てる、気長さ、じっくり物事を考える力…
 じゃあ、気長な心持ちでいるにはどうしたらいいんでしょう?
 特にぼくは昔からせっかちで、それで損していることも得していることもあるんですが、もう少し気長だったらいいなあと思うことは多々あります。
 気長に、急がない、慌てないというのは、「今すぐこれをやりたい」とか「今これをしなきゃ」とか「今これをしないと損するかも」とかそういう気持ちから来ているんだと思います。ここにある要素は…
・損得への思いが強い
・物事をよく考え長期的な見通しを持っていない
・周囲から褒められようとする
・周りの人との競争心
・頑張れば自分の思うとおりになるという前提がある
・すぐに実現したいと思う
ということでしょう。
 もし、多少の損得はしょうがない、生きているだけで儲けものという気持ちがあればそんなに焦らなかったかもしれません。物事を俯瞰してじっくり考えて、行動するべきか待つべきかの見通しが立っていれば、今すべきか、待つべきか判断できたかもしれません。周囲から評価して欲しいから本来の自分のペースを見失ってしまうということもあったかもしれません。
 だからおそらく次のように考えればいいのかもしれません。
・損得への思いが強い
→多少損してもいいや、生きていればいいやって考える。
・物事をよく考え長期的な見通しを持っていない
→長い目で見て、自分がどうなりたいのか、どうだったら幸せなのか、自分の人生で何が大事なのかを考える。
・周囲から褒められようとする
→周囲の評価を気にしない。いい子になろうとしない。
・周りの人との競争心
→自分は自分。マイペース。
・頑張れば自分の思うとおりになるという前提がある
→自然や世の中は流れとタイミングがある。逆風の時には何をやってもダメ。
・すぐに実現したいと思う
→そもそもそんなに急ぐ必要はない。
 そもそもぼくが海辺の田舎町でノンビリ暮らしたいなって思ったのは、都会のいつも何かに追われている感じと、仕事で日々やらなきゃいけないことが山ほどある状況と、自分の生来のせっかちな性格が相俟って、自分がツラくなったからなのでした。
 でも、田舎に住んで少しはノンビリするようになったものの、自分の性格ってなかなか変わりません。せっかちで、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃっていう意識は、時として自分や他人を追い込むことがあります。そういうのを少しずつでも変えてみたいなあとは思うのです。











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ネクタイは、考えているより結んでみたほうが早い



 みなさんネクタイってしますか?
 会社勤めの男性でも最近はノーネクタイでもokの職場がけっこうありますからね。
 ぼくはもう何十年も毎日ネクタイを結ぶ生活をしています。
 ネクタイ嫌いですけど…
 で、いつもしている慣れているネクタイだと一発で上手く結べるんですけど、新しく買ったネクタイを1回でちょうどいい長さに上手く結ぶのって、ぼくの場合難しいんです。みんなどうしてるんだろう…ってときどき思います。
 話が変わりますが、ぼくの大学時代からの友人で、とても慎重なヤツがいます。昔から慎重でしたが、歳を重ねてますます慎重になってきたように見えます。
 どう慎重かということを説明する例なんですけど、彼と旅行に行くと、宿や足はもちろん、食べるところ、経路上のコンビニの有無、大きな病院の場所などを事前にチェックしていくんです。
 もちろん宿の備品っていうんですか、ハブラシがあるかとかドライヤーがあるかとか、温泉にシャンプーやボディソープがあるかっていうのは当たり前のように調べています。それから足については、新幹線なら席にコンセントがあるかとか、トイレのそばのお手洗いにハンドソープがあるかとか、車内販売は何が名物かとか、まあそういったことを調べてから旅行に行くんです。
 別な例で、いうとぼくはウォータースポーツをやりますけど、彼がうちに遊びに来ると、3年に1回くらいは思い出したように「オレもサーフィンやってみようかな…」っていいだすんです。ぼくは大歓迎で、やろうやろうウェットもボードも貸してやるからやろうというんですが、いざビーチに行くと、流されたらどうするんだ、こけてどこかに身体をぶつけたらどうするんだ、この近くに病院はあるのか、サメはいないのか…などといろいろ心配なことが出てきて、結局海には出ないんです。
 ぼくはこの友人とは正反対の性格で、昔から深く考えずに、まあとりあえずやってみればなんとかなるかな、と思って生きてきました。もちろんそれで失敗することもたくさんありますが、まあその場で恥ずかしい思いをするくらいで、今も一応生きているんで、死んだりはしないということですよ。
 いや、ぼくの場合はもう少しいろいろ考えて行動した方がいいかもしれませんけどね…
 最初のネクタイの話ですけど、新しく買ったネクタイも、これまでの経験と自分の首の太さと上半身の長さを根拠として、ちゃんと長さを測ってこのくらいの部分を首にかければ、必ず一発でちょうどいい長さに結べるようになるだろうというのは、ぼくだってわかります。
 ただ、ネクタイなんて1回や2回結ぶの失敗したって、まあ別にいいじゃん、とぼくは思うんです。
 それでね、世の中、生きているとネクタイを結ぶのに類することって結構あるよなあと思います。ネクタイはわかりやすい例ですけど、もう少し微妙なケースってありますよね。そして、会社とか組織でも似たようなことってありますね。リスクに関する議論とか…
 そして、日本って一応先進国で、文化的に成熟して、社会制度的にも整備されていると思うんですが、そういう日本って失敗を恐れる社会になっているんじゃないかなあ、友人のような人が増えているんじゃないかなあとも思ったりする今日この頃なのでした。









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経済がとか国力が…とかいわれてもノンビリしたい



 知恵と勇気をふりしぼって、海辺でダラダラすることとノンビリすることに力を使っているボクです。
 いえいえまあまあいろいろそりゃありますけど、忙しさにキリはなく、雑用は海のように無限です。
 そんな状況はわかってますけど、なんとか時間があれば海遊びをし、ビーチで寝転び、ビールを飲んでいたいのです。
 そんなボクを見て、「大の大人が…」とか「いい歳して…」などと冷たい目で見る人がいますが、いえ、ボクは自分の気持ちに正直に生きているだけです。
 だいたい「日本の経済が…」とか「第3四半期のGDPが…」とかいわれても、そんなこといわれても、それってどこにあるんですか、っていう話ですよ、ボクとしては…
 それからですねえ、国会議員とかで「日本経済の成長のために、女性はもっと働いて能力を活かすべきだ」みたいなこという人がいますけど、ボクはこういう人を信用しません。
 みんな自分の幸せのために生きているんで、日本経済のために生きているわけではないと思うんです。そりゃ国会議員から見れば国のためにって思うんでしょうけど、それをそのまんま言ってどうするって話ですよ。
 バカなんじゃないの? うすうすわかっていたけど…というか、もはや国民の常識になりつつあると思うけど…
 一生懸命働いているのも、家族や自分の生活のためじゃないですか…
 なので、たまの休みくらい自分の好きな場所でノンビリしたいのです。
 そんなこというと非国民とか視野が狭いとか反論もありそうですけど、そんな考え方だから太平洋戦争が止められなかったんじゃないの?
 と、せっかくの自分の時間にバカな議員のことを考えても時間の無駄なので、海でノンビリすることにします。









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好きなのは海辺の田舎町



 一時期、神奈川県藤沢市の海辺に住んでいました。いわゆる湘南(なんだか書くのが恥ずかしい…)と呼ばれる地域です。
 緑の多い住宅地で、サーフポイントまでも歩いて行けて、そこはそこで住み心地がよかったわけですが、ぼくの中で、ちょっとだけしっくりこないことがありました。
 それはなんてことないことなんですが、ちょっとオシャレで、すました感じのところです。道行く人がスッキリしたブランド物の服を着ていたり、いかにも血統のよさそうな犬を散歩させていたり、行き交う車が高級外車だったり…とちょっとしたことに表れるんです。
 もちろんそれが悪いわけではなくて、ぼくがそういうのが嫌い(たぶんヒガミもあると思います…)なだけです。ぼくは東京のそういう感じ(自分はあんたたちのような下層階級とは違う、育ちも年収もセンスも…みたいな…)が嫌いで海辺に引っ越してきたんですから…
 また、取って付けたような観光客が多いのも特徴でした。海だから湘南だからとやってきた観光客…そういう人達の多くは、実は海をそんなに眺めてもいないし、海に入っているわけでもないし、そもそも海が好きなわけでもないのです。
 海をバックに写真を撮って、オシャレなレストランに行って、酒飲んで、騒いで、写真を撮って帰っていくんです。
 そんな雰囲気の中で暮らしていて、自分の中にずっと違和感というか居心地の悪さがあったんです。上手くいえないんですが、ぼくが住みたいところと違うなあという思いはありました。
 ぼくは堤防があって、漁網があって、白い軽トラが停まっていて、いかにも雑種な猫が日影で寝転がっているような町が好きなのです。おっちゃんがヨレヨレのジャージで歩いているような町が好きなのです。そういうところで自分もヨレヨレのジャージで、歩いていることに安心感を覚えるのです。で、道で会った人と、与太話して、酒飲んで寝るみたいな暮らしが好きなんです。
 喜びや悲しみが溢れていて人間臭い感じ、そんな場所の方がぼくは心地いいのです。
 そんなわけで、何年か住んだ後、ぼくは湘南の藤沢を引っ越したのでした。今度は仕事に行ける範囲で、もう少し田舎の海辺に引っ越したのでした。











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