海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
竹芝から家に帰る道・羽田から家に帰る道
ぼくは海好きが昂じて、海辺に住んでいます。
それなのにというか、それだからこそというか、他の海にも行きます。
そのうち、毎年必ず行くのが、南伊豆、宮古島、八丈島、三宅島です。
不思議なもので、この4カ所はしばらく行っていないと、無性に行きたくなるんです。風呂に入っているときとか、テレビを見ているときとか、ふとした瞬間に、それぞれの風景が浮かんできて「ああー行きたい。もうダメ。ガマンできない」という感じになるわけですね。
南伊豆は車で行きます。
宮古と八丈は飛行機です。
三宅は船。
それぞれに行った後、帰路の気持ちが微妙に違うんですね。
だいたい旅行から帰ってくるときというのは、旅行中の楽しさと、明日から始まる日常との間で、ヘンにセンチメンタルな気持ちが右往左往したりするわけです。その気持ちがそれぞれ違うということをいっているわけですね。
伊豆に車で行くのは、まあ普通ですね。南伊豆のノンビリした雰囲気を満喫した後、帰るために、徐々に自分家に近づいてくるわけです。いつもの見慣れた風景が展開する中で、家に着いていると…
そして車の中はプライベート空間ですから、なんか南伊豆の旅行の空気を閉じ込めたまま帰ってくるんですね。
宮古と八丈は、島ですごくノンビリした時間を過ごすわけです。で、たいていTシャツ・短パン・ビーサンのゴールデントリオだけで暮らして、そのまま飛行機に乗るんです。乗るときも周りはリゾート観光客ばかりですから違和感はありません。
ただ羽田に着くと、すごく違和感があります。ターミナルに降りると、いきなりビジネス出張のスーツの人とか、帰省の人とかが周囲にいて、リゾートゴールデントリオの自分が浮いちゃってます。
気にせず、そのままの服装で、スタバに入ったり、電車に乗ったりするんですが、やっぱり周囲の人の服装とは明らかに違うわけですね。で、自分家に帰ってくると、またこれが違和感がなくなります。リゾートから突然都会型というんでしょうか…
そのあたりの雰囲気の変化が毎回不思議だなと思うんですね。
ほんの1時間前まで、麦わら帽子かぶったオジイが軽トラにサトウキビ積んでいるような人口数万人の世界から、いきなりビジネスマンごっちゃりの1千万都市の真ん中に立っている自分。これは本当に同じ自分なのだろうか?
歩くスピードもしばらく馴染めません。
電車の中のほとんどの人が、スマホを見つめて、周囲に何の関心もなさそうなのも、ちょっと異次元的な違和感があります。
三宅は、またそれとも違ったパターンでして、ゴールデントリオでノンビリするのも変わらず、東海汽船に乗船するときも変わらず、船内で飲んだくれるときも、周りは似たような人ばっかなので、変わりません。
竹芝に着いても、まだ少し離島の雰囲気を引きずっています。
浜松町の駅から電車に乗ったときに、周囲とのズレが表面化します。特に平日の帰りのラッシュアワーに乗り合わせたりすると、ギャップがすごく大きいですね。
リゾートから徐々に都会型といってもいいかもしれません。
ここでも三宅と東京とのギャップを感じますが、でも船で6時間かけているので、飛行機で帰ってきたときほどの落差は感じません。が、でも、なんか自分が異次元にワープしたような感覚を持ちます。
って、こんなことを感じるのはぼくだけでしょうか?
っていう終わり方もないな…
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