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伊豆の松崎をそぞろ歩き

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 伊豆にスキューバーダイビングに行くことが多いんですが、ダイバーというのは海に潜るのがメインテーマなので、時間が許す限り潜ろうとします。そうすると意外に定番の観光地を知らないということがよくあります。
 たとえばぼくの場合、そのひとつが松崎だったりします。
 とても有名な町で、南伊豆から西伊豆にかけての交通の要衝といえると思います。何度も通っているのにゆっくり観光したことがなかったんですね。

 で、先日南伊豆でダイビングした帰りに、松崎で1泊することにしました。
 宿にチェックインした後、町をブラブラ歩きました。
 知識として知っていましたが、松崎はなまこ壁が有名です。町をそぞろ歩くと、そこかしこに昔ながらのなまこ壁の家があります。昔ながらの風情が感じられてなんともいい感じです。

 南伊豆から西伊豆にかけては入江ごとに小さな町が点在していて、その中で松崎は比較的大きな町です。ここを通るたびに「どうして松崎が発展したんだろう?」と不思議でした。
 海辺の町で栄えているのは、たいてい漁業が盛んであるとか、良い木材が産出されたとか、金山があったとか、交通の要衝であるとか、地政学的に重要であった、などなどの理由があるものです。

 まあ確かに下田から西伊豆へ向かう街道沿いではあります。でもそれ以外にはあまりなさそうだし、それにしては栄えているなと思いました。
 しかもなまこ壁のお屋敷があるということは、明治以降に発展したということです。思い当たるのは「畳おもて」と「製糸」でしょうか。
 なんだかはっきりしたことはわからないんですが、いろいろ考えながら町を歩くのは楽しいものです。

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「がんばって」ノンビリする

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 ぼくの友達で何かしてないと落ち着かないというか、いつも何かしている人がいます。
 ちょっと時間があると、スマホをみたり、部屋の小物を片付けたり、テレビをつけてみたり、新しいティッシュの箱を出してみたり…といった具合です。ヘタすると一度にふたつのことをしているときもあります。

 というぼくも、その友達ほどではないですが、何もしないでボーッとするのは苦手かもしれません。

 細かいことまで含めると、やろうとすればいくらでもやることがあります。で、意外に大事なことは先延ばしにしてたりして…
 で、セカセカと動き回っているとそのうちくたびれてきて、自分で好んでやっているのに、疲れたーなんてことになってしまいます。


 で、そんな自分に猛省を促すことにしました。

 休日のうち、日を決めて、海に行く以外のことは何もしない日を作ることにしました。
 海には行きますが、ウォータースポーツもしないで、ボーッとするだけです。
 そうするとだいぶ疲れがとれます。
 なんといいますか、身体の芯の疲れがとれるというんでしょうか…

 何もしないでボーッとするのは、意外にけっこうたいへんで、ついつい流木を拾ってみたり、本を読んでみたりしたくなっちゃいますが、そこは「がんばって」何もしないというのがポイントです。

 毎日こまごまと働いていらっしゃる方で、最近疲れ気味な方は、お試しあれ。

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伊豆の良さ-南伊豆-

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 伊豆はやっぱり伊東から先がいいですね。もっというと南伊豆がいいですねえ。南伊豆なんてだいぶ大雑把ですが…

 「何がいいんだろう?」いつもあの辺りに遊びに行くと思うんです。
 比較的観光客が少ないことからくるノンビリさやノホホンさや寂れた感があります。
 それからやっぱり単純に南に行くほど南国感があります。

 伊東から先、熱川を過ぎるとだいぶノンビリしてきます。
 河津を過ぎるともっとノンビリしてきます。
 それで今井浜、白浜とリゾートっぽい場所があって、その先は下田です。下田は大きな街ですが、それでもなんだかノンビリしています。突き当たり、突端、電車の終点の街特有の雰囲気があります。

 一般的には下田から先が南伊豆なんでしょうが、西伊豆の堂ヶ島あたりまでは、ノンビリした雰囲気が続いて、いい感じです。
 弓ヶ浜、石廊崎、…、ぼくが好きなのは石廊崎から少し西に行ったあたり。マーガレットラインと名前が付いていて、このあたりの雰囲気がいいんですよ。
 高台から海を見下ろす立地で、木々が多くて…

 って、ぼくにいわせると、どの海もそれぞれ魅力的で、一度は住んでみたいなあと思ってしまいます。

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海が好きなことはどこにつながっているんだろう

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 ぼくは生まれも育ちも海辺ではありません。葛飾柴又です。ウソです。
 大人になってから海辺に住むようになりました。
 でも、物心ついた頃から海が好きでした。家族旅行で海に行くのは大好きでしたし、テレビで海っぽい番組を見るのも好きでした。
 よく無い物ねだりとか隣の芝は青いとか隣の奥さんはキレイに見えるとかいいますが、海がそばになかったから、よけいに海への憧れみたいなものはあったのかもしれません。

 ときどき、なんで自分はそんなに海が好きなんだろうと思うことがあります。
 よく心理テストでは、海が好きな人は、母性愛に包まれることを望んでいるんだ、などといわれたりしますが(って、テレビ番組でやってました)、本当のところはよくわかりません。

 確かに海にいるとホッとします。身体の芯の力が抜けていくような感じでリラックスできます。海の自由さも好きです。ひらけている景色も好きです。
 海で遊ぶと、仕事で疲れた身体がリフレッシュしている感じが確かにあります。気分もすっきりしています。

 ぼくは何かに突き動かされるように海に行くのです。
 いったいこの感情はどこから来ているんだろうと考えるんですが、よくわかりません。
 それこそ本当に胎内回帰願望かもしれません。

 もしかすると、シャングリラとか桃源郷とか楽園とか、そういう場所を求めているのかもしれません。もちろん現実にはあり得ないとしても、もしかしたら、どこかの海辺には理想郷のような場所があるかもしれないと…

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子供を育てる環境としての海辺(田舎)

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 今では当たり前になっちゃって気がつかなかったんですが、改めて海辺というか田舎に住む良さを感じた出来事がありました。

 先日、子供を連れて、都会に住む友人の家に遊びに行ったときのことです。
 友人宅はマンションなので、下の人の迷惑を考えて走り回っちゃいけないとか、エレベーターに乗るにも、背後にアヤシイ人がいないかとか、外で遊ぶにも公園に行かなくちゃいけないとか、公園に行くまでも車や自転車に気をつけなきゃいけないとか、子供が道端の草を抜こうとしたら汚いからダメだとか…
 けっこう気を遣うことがたくさんあるんだなあと思ったわけです。

 ぼくん家は、それらのどれも気にしたことはなかったんですね。
 子供はわりと放ったらかしにしてきまして、まあ、そのあたりの草を引っこ抜いたり、木に登ったり、海に石を投げたり、砂浜でゴロゴロしてたり、家の中では床が抜けるくらい走り回ったりしてました。

 こういう細かい事って、まあいろいろあると思いますし、ひとつひとつは小さな事なんですが、意外にストレスになっているかも…と。
 別のいい方をすれば、いかに日頃、自分が細かいことに気を遣わないでリラックスして過ごしているかということを再認識したんですね。
 少なくともぼくはその友人の住んでいるエリアにはとても住めません。
 うちの子供たちも、戸惑うと思いますし、適応するのに時間がかかると思います。
 もし、うちの子供たちがそういう環境で育ったら、今みたいなワイルドで抜けてるキャラにはならなかったかもしれないなあ、と想像したりします。

 この差は小さいといえば小さいけど、大きいといえば大きいともいえます。
 価値観は人それぞれですし、こうした感覚を測る基準はありません。

 ただ、そういうストレスを嫌いな人が、そういうストレスが多い場所に住むのは明らかに好ましくないことでしょう。
 その人にとってより幸せな人生ってどういうものかを自覚して、自分に好ましい選択をするというのは、やはり大切なことのような気がします。

 特に子供を育てるという観点では、より重要なことのような気がします。
 誰もが住む場所を自由に選べるわけではないということは、もちろんありますが…




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テキトーですがもっともっと

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テキトーなわたくしの車の停め方



 ぼくは大雑把でテキトーな性分ですが、まだまだだな、と思います。

 なにせぼくの住んでいる海辺のあたりは、おおらかでマイペースで濃い人が多いんです。そんな人に囲まれていると「なんて自分はマジメで平凡でこぢんまりした人間なんだろう」って思っちゃいます。
 そんなおおらかでマイペースな人と接していると、なんだか居心地がいいんですね。いつも笑っていられます。

 そして自分ももっと大雑把でテキトーでおおらかになりたいなと思っているんですね。

 逆なこともあります。仕事かなんかで、すごくマジメで、謹厳で、細かい人といると、なんとなくケツのあたりがムズムズするというか、居心地が悪いんですね。

 それからできればゴーイング・マイ・ウェイな性格になってみたいですね。他人の話なんか聴かないで、自分のことばっか話す人、いますよねー。
 傍から見るとこういう人達って迷惑なんですけど、たぶん本人は幸せなんだろうなあって、羨ましくなります。

 結局他人に何をいわれようと、自分が幸せなんだったら、人生、まあいいんじゃないんでしょうか。

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西伊豆の沢田温泉っていいですねえ

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 西伊豆の堂ヶ島近くに沢田温泉というところがあります。
 温泉といっても小さな共同浴場のような風情。
 入場料金も500円ですから、設備の整った立ち寄り温泉とはだいぶ雰囲気が違います。地元の人のための共同浴場といった方が近いかもしれません。

 ただ、この沢田温泉、ただの温泉ではありません。海辺の崖の上にあって、浴槽からは海が眺められます。立ち上がって乗り出してみれば、眼下には海。
 しかも堂ヶ島からの遊覧船がひっきりなしに通るので、湯船から上がって立って海を眺めていたりすると、遊覧船から丸見えです。
 人に見られるのが好きだという趣味をお持ちの方には、たまらない温泉です。
 ぜひ温泉女子で取材して欲しいところです。もちろん温泉から2人の女子が手を振っていて、それを遊覧船から撮っている映像が観てみたいんですが…

 ここが気にいって、西伊豆でスキューバーダイビングをした後は、わざわざ立ち寄ることが多いです。
 ダイビング後に入る温泉はなんともいいものです。
 このあとビールが飲めるといいんですが、たいてい車なので、ノンアルコールビールで我慢、です。 

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夏はなんだか町がワサワサしているような…

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 海辺に住んでいると、夏は嬉しい季節でもあり、ちょっとうっとうしい季節でもあります。
 学校が夏休みに入ると、町の雰囲気がなんとなくワサワサするんです。
 もちろん車が多いせいもありますし、観光客が来るということもあります。いつもは閑散としている行きつけの喫茶店やコンビニやガソリンスタンドが混んでいます。なんかそれら全体が合わさって、ワサワサ落ち着かない雰囲気が醸し出されます。

 賑わって嬉しいな、夏だなという気持ちと、いつも暮らしている静かな町がよそ者に荒らされているような気持ちがします。
 そのあたりが微妙なところです。

 もしかして観光地といわれる場所に住んでいらっしゃる方は、似たような感覚をお持ちなのかな?と想像します。

 まあ、そんなこといっても、短い期間だけのことでして、お盆も過ぎると、元のひっそりした海辺の町に戻るんです。それはそれで夏の終わりのようで少し寂しいんですよね。


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ぼくの好きな海



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 ひとくちに海辺に住むといってもいろいろな海辺があるわけです。



 たとえばぼくは以前、藤沢や茅ヶ崎に住んでいましたが、あの辺りは海から平地が続いている場所で、ひらけた感じはありますが、のっぺりしているともいえます。

 坂がないので、自転車での移動などが楽で、暮らしの面では便利ではあります。



 海外の珊瑚礁の島々にも行きましたが、のぺっと平らで開放感があるんで嫌いではないんですが、いまいち、海オタクのぼくの心の奥にグッとくるものがありません。島独特のノンビリ感はすごく好きなんですけどね。

 八丈島や三宅島のような火山でできた島の方がどちらかというと好きかもしれません。



 いろいろな海を見てきて、今思うのは、やっぱり海のそばまで山が迫っている、純和風な土地がいいなということです。

 たとえば伊豆などでしょうか…



 景色に変化があって、山があって、緑があって、海がある、そんな土地が好きなんだなと自覚し始めました。





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まあいいやのラインはどこだ?

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 周囲の人から「Mr.アバウト」「お前のような大雑把なヤツは見たことない」などと、過大な賞賛を浴びて、ついつい控え目な性分が出て、照れてしまうわたくしでございます。

 というのも、ぼくにとってたいていのことは「まあいいや」なんです。
 ときどきというか、しばしば近しい人に呆れられますが…

 で、このあいだ、どこまでが自分の「まあいいや」のラインなのかなと考えてみたんですが、それは「死なないこと」だと思い当たりました。

 でもそれも少しあやしいです。あまり自信を持って言い切ることができません。
 場合によっては死んでも、「まあいいや」かもしれません。

 ぼくは常々、海で冒険中に死にたいと思っていますから、そういう状況だったら「まあいいや」というか「本望である」ということになります。
 逆に道を歩いていて、ビルの工事現場か何かの前を通り過ぎようとしていたときに、上から物が落ちてきて、それが当たって死んだら、ちょっと心残りかもしれません。
 でもまあそれも寿命だったということでしょう。

 別に好んで死にたいわけじゃないんですが…

 でもですねー、それぐらいじゃないと、スキューバーダイビングで難しいポイントにトライしたり、独りで荒れた海にシーカヤックで出ていったり、大波の中へサーフボードで突っ込んでいったりなんて、とてもできません。
 慎重な人で、「もし怪我したら」とか「事故を起こしたら」と想定して、その後に起きることをつらつら考えてしまうようなリスクマネジメントができてしまう人は、海遊びはできないでしょう。

 そうやって考えてみると、ぼくにとって、たいていのことは「まあいいや」です。
 さすが「Mr.アバウト」!
 いやいやそれほどでもー



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