海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
のんびりした暮らしへの憧れ 『南仏プロヴァンスの12か月』
『南仏プロヴァンスの12か月』 ピーター・メイル (河出文庫)
イギリス人作家ピーター・メイルが奥さんと一緒にフランス・プロヴァンス地方に移住した日々が語られたエッセイです。
のんびりした田舎暮らし、近所の個性的で面白い住人達、外国人から見たフランスという国が、ユーモアと共に記されています。
作者が、ゆるく、日々を楽しんでいる様子に癒されます。
こうしたのんびりさ加減というのは、海辺の暮らしにこそぴったりだな、ってぼくは思います。
でも、かっちり・きっちり・せっかちな人は、プロヴァンスに住むとストレスが溜まるかもしれません。
日本人もプロヴァンス風の仕事のしかただと、鬱になる人も少なくなるんじゃ?って思います。
どこに住んでも自分の気持ちの次第で楽しく暮らせるというのも、一面で当たっているところもあると思いますが、県民性などといって人柄の地域性があるところをみると、住むところによって人の気性も影響されるのかな、と感じます。
どのページから読んでも楽しめるので、ぼくは海辺を散歩してる途中の日だまりでパラパラめくったりしてます。
以下の続編が出ています。そちらも面白いですよ。
『南仏プロヴァンスの木陰から』
『南仏プロヴァンスの昼さがり』
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カヤッカーのための数少ない雑誌 『Kayak』
『Kayak』 (フリーホイール)
カヤッカーの人口は以前よりも増えていると思いますが、それでもウォータースポーツの中ではまだまだマイナーなスポーツです。
というわけで、カヤック雑誌というのもニッチなところを狙ったものです。
ぼくが知っている範囲では『Kayak』と『カヌーライフ』があって、最近『カヌーワールド』というのが出るようになりました。
『Kayak』というのは以前からある雑誌で、硬派なイメージです。『カヌーライフ』というのはえい出版社というところが出していて、この出版社が出す雑誌はたいていそうですが、よくいえばオシャレ、悪いいい方をするとチャラチャラしています。
今回は『Kayak』の紹介。
この本ページ数の少ない雑誌ですが、毎回情報が詰まっていて、読んでいて参考になります。なんとなく業界誌を読んでいるような気分になります。
カヤッカーで、もし読んだことがない方は、一度目を通すといいかもしれません。
ぼくはシーカヤックやダイビングやサーフィンをしますが、自分のやるウォータースポーツ分野で気に入った雑誌の新刊を買って、パラパラめくる時のちょっとしたワクワク感っていいですね。
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シーカヤックで沖縄から宮崎まで、その勇気とタフさに感動します。杉 健志郎 『水平線を超えろ』
『水平線を超えろ』 杉 健志郎 (東洋出版)
シーカヤックをやるぼくとしては、こうした航海本は好きで、目にすると読むようにしています。どの本でも感じるんですが、よくそんな航海をするよなあ、ということです。その勇気に感心させられます。
当然ですが、海況が荒れていればとても危険ですし、出航の際に海が荒れていなくても漕いでいるときに荒れることもよくあります。
それから島を渡る航海も感心させられることです。島から島の距離が長井とその間陸地はないわけで、途中で海が荒れたり、器材が破損したり、体調を崩したら遭難につながりかねません。また、自分の航路をキチンと把握していないと目的の島に辿り着かないこともあり得ます。今はGPSがあるので、自分の現在位置を見失うことはあまりありませんが、海流に流されてしまうと大変です。
杉さんの本を読んで感じたのは、杉さんがベーシックな器材だけで、沖縄から宮崎まで漕いでいることです。つまり島と島の間もGPSなしでコンパスだけです。GPSは調達するけれどもテストで水につけて壊れてしまいます。杉さんはどうするかというと、新しいGPSを調達することなく出航してしまいます。
このあたりの思い切りのよさや器材に過度に頼らないところが杉さんの特徴のような気がします。
ぼくが杉さんようにできるかと自問しながら読み進めるのですが、ぼくには無理だと思います。それは歳のせいというのもあるかもしれませんが、ぼくには勇気がありません。正直なところトカラ列島で黒潮を横断するのは恐いです。
ぼくはやっぱり大したことがない人間なんだなとつくづく思います。
それをやってします杉さんはじめ、多くのシーカヤッカーはすごいです。
ダイバーも普通の人も海の生き物に興味が持てるかも…宮田 珠己『無脊椎水族館』
『無脊椎水族館』 宮田 珠己 (本の雑誌社)
ぼくは宮田さんの本が好きなんですが、それは軽妙な語り口ももちろんですが、この人の働くとか会社とかに対する考え方に共感するのと、宮田さんがスノーケラーであり、けっこう海の生物好きで、その知識も豊富だからです。
その宮田さんから『ウはウミウシのウ―シュノーケル偏愛旅行記』についで、久しぶりに海の生物関連の本が出ていて、それを読んだ感想を書いてなかったので、書いちゃおっかなあと思いました。どちらかというと自分の備忘のためです。
ぼくは、何十年もスキューバーダイビングをやっていて、魚については普通の人よりは知っていると思いますが、宮田さんも知識が豊富だなあと思います。まずその点で勉強になります。
宮田さんは、一般の人の魚の好みと違っているのもおもしろいです。アザラシとかラッコとかの一般に人気のある動物にはあまり興味がなくて、エイは好きだけど、サメには興味がないとかそういうのです。
そんな宮田さんはウミウシとかエビとかカニとかイカとかの無脊椎動物に興味があるそうです。そんな宮田さんの目から見た、全国の水族館巡りの紀行本が本書です。
自然の中でこそ、くつろぎ安心できる人なら楽しめる雑誌 『WILDERNESS』
『WILDERNESS』 (エイ出版社)
エイ出版社って趣味のこだわりの強い雑誌を作る会社というイメージがあります。
ぼくもいくつか好きな雑誌がありますが、このWILDERNESSという雑誌も好きです。
海がメインテーマではなくて、どちらかという山の話題が多いんですが、自然と接する喜びや楽しみが盛りだくさんです。自然との距離感がぼくの感覚に近いところが気に入っています。
自然の中でこそくつろげたり安心できるタイプの人が作っているんだろうなーって想像しながら読んでいます。
文章もなかなかかっこいいです。ハードで男っぽい文体が好きです。少しキザな感じもしますが…そういう雑誌があってもいいでしょう。
パドルスポーツとアウトドアの楽しさを知ることができる雑誌 『漕遊』
『漕遊』 (エムピー・ジェー)
カヤックに関係する本が少なくなってしまいました。90年代の後半は何紙かあったんですけど…
しょうがないよね。人口が少ないもんね。
で、一方SUPをやる人が増えてきて、それを取り込む形でパドルスポーツとアウトドアの楽しさという切り口の雑誌が出ているみたいです。
『漕遊』がそれ。
読んでみましたが、けっこうおもしろいです。
確かに海遊びとアウトドアってこれまであたりまえに楽しんでいた人はいたと思うんですが、改めて提案されて「ああそうか」と思った人はいたんではないでしょうか?
実際ぼくも含めてぼくの周りの人は、海遊びをしつつ、キャンプをしたり、トレッキングをしていたりしましたから、そういう層は確実にいたと思います。
もしウォータースポーツをやる人で、アウトドアっぽいことをしてこなかったという方は、この雑誌を見ながらその楽しさを想像して、そしてさらに興味が湧けばやってみるのもいいのではないでしょうか。
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発売日が待ち遠しい雑誌のひとつ 『カヌーワールド VOL.09』
『カヌーワールド VOL.09』 (舵社)
定期的に出版されるカヌー雑誌が減ってしまって、とても寂しい今日この頃いかがお過ごしでしょうか。黒柳徹子です。
今、発行されているのは、舵社というセイリングやヨット、ホーターボートなどを扱う雑誌社が『カヌーワールド』という雑誌を発行しています。たしか季刊かな?
こんなに少ないとなると発行日が楽しみになってくるんですが、これって小学生の時の漫画の発行日が楽しみだったのと似ていますね。
ちなみにスキューバーダイビング雑誌もかれこれ10年前から激減してしまって、まあ『ダイバー』が定番なんですが、『ダイビングワールド』が好きだったぼくとしては残念です。
これだけ発行誌が少なくなってくると、『ダイバー』と『カヌーワールド』の発行日はとても楽しみでして、出るとすぐに買います。趣味の雑誌の発行日が待ち遠しい…これはこれで幸せな人生といえるかもしれません。
カヌーワールドの今回の特集もおもしろく読ませてもらいました。
瀬戸内の記事が多かったんですが、小さなコラムにおもしろい情報がちりばめられて楽しめました。
本当のこというと『カヌーライフ』の方が少し好きなんですけどね。
それにしても『カヌーワールド』の読者プレゼントぜんぜん当たらないなあー。
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海を眺めながらみんなで畑!『イェンスの畑のある週末』
『イェンスの畑のある週末』 イェンス・イェンセン (エイ出版社)
知っている人は知っていますが、伊豆というか小田原に江之浦というところがあります。伊豆といっても割と東京に近いので首都圏の人でも行きやすいエリアです。
この本にはデンマーク人のイェンスさんが江之浦に週末を利用して畑を作ったという話が書かれています。
少し違うのは、
・仲間が手伝ってくれて、畑が集いの場になっているということ
・そういう畑のことをコロニヘーヴというそうで、なんか週末農園とか個人農園とかいいうよりもかっこいい風になっているということ
・都心に割と近い観光地でもある江の浦という場所でやっていること
です。
しかも、この本を出しているのがエイ出版社というところでして、まあちょいとおしゃれな本を出す出版社なんですね。ぼくの山登り好きな友人からいわせれば「チャラい」らしいですけど…
だからなんだかこの行為自体がおしゃれに美化されている感じはあるんです。
もっと泥臭く書いてあるともっと共感できるんですけど…
逆に他の「若者が農業をやって田舎暮らしを楽しんでいる」系の本に共感する方には、少し現実味がないと感じられるかもしれません。
それは置いといて、この畑の場所は海に面した高台でして、真鶴道路を通らないで旧国道、通称みかん道の方の脇です。
高台から海が見渡せて、そんなところで畑仕事ができたらそれは楽しいだろうなあと思うんです。
その田舎暮らしに北欧の方の感性が入っていて、さらに暮らしを楽しむ感じが出ています。
江之浦という都心に割と近い観光地で、自然を楽しみながら素人が農業をできるということだけでも、なかなか面白いし、もしかしたらそういうのに共感する人がどんどん出てくるかもしれません…
ちなみにこの畑は、サドルバックという喫茶店と乗馬をやる店の敷地にあります。サドルバックというお店もとてもいいので、伊豆の行き帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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無駄があるから車は楽しい 『BE-PAL 2014年 05月号 「今こそ、人生に4WDを!」』
『BE-PAL 2014年 05月号 「今こそ、人生に4WDを!」』 (小学館)
アウトドアってなぜだか恥ずかしい言葉だと感じてしまいます。ちなみに山ガールっていう言葉も「何それ?」って思いました。古い話ですが、ぼくが若い頃「アンノン族」という言葉がありまして、それに近い恥ずかしさを感じてしまいます。
さて、そのアウトドア雑誌の定番&老舗のBE-PAL(ビーパル)を毎号目を通しているんですが、今回は海遊びをする人に参考になりそうな記事がありましたのでご紹介します。
2014年 05月号『今こそ、人生に4WDを!』です。
海遊びをする人は、サーフィン、ウインド、スキューバーダイビング、シーカヤックとそれぞれの海遊びごとに車のチョイスが違っています。それぞれの遊びに適した車があるわけですね。
しかも海遊びにおいて4WDである必要があるのかという、そもそもの話もあるわけです。
海遊びの種類によるでしょうが、スキューバーダイビングでは、ほぼ4WDの機能は要りません。それよりも荷室が広いとか高速道路を快適に走れる機能の方が重宝します。サーフィンは微妙ですが、砂浜への車の進入が禁止されていることが多いので(やれやれ、焚き火禁止とかキャンプ禁止とかBBQ禁止とか、本当に日本はどうかしてるよ)、たぶん4WDの機能は要らないでしょう。
ただ雨天や急坂などでは4WDは安定した走りができますので、あってもいいかな?とは思います。
で、4WD要不要論は一旦置いておいて、このBE-PALの特集の重要なメッセージは、外遊びをするうえでの4WD車の持つ雰囲気とか遊び心はやっぱり重要だよね、ということです。
そうなのです。
車のCMで、燃費と安全性ばかりが訴えられますが、車の楽しさというのは、走りであったり、スタイリングであったり、4WDであったりという無駄かもしれない付加的な価値なんだと思うんです。
無駄がない、道具としての機能だけの車はやはり楽しくないし、欲しいとも思わないとぼくは思います。
それからこの本で参考になるのは、もうひとつありまして、4WDを所有する有名人や読者などが愛車を紹介するのですが、その荷室などの工夫です。
海遊びをする方にとっては、当たり前のことでしょうが、荷室をいかに効率的に使って、多くの荷物を整理整頓して積むかというのは、外遊びをスムーズに楽しむためにも大切なことです。
そんなヒントがそこかしこにあって、ぼくはとても楽しく読みました。
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