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海を眺めながら考えること



 ぼくは海を眺めてボーッとしていることがあります。
 ビーチを散歩するとき、ベランダで洗濯物を干しながら海を眺めているとき、デッキでコーヒーを飲みながら海を眺めているとき。
 海を眺めながら、たいていはボーッとしているんですが、ときには考えごともしています。
 これからの老後はどうしようかなとか、子供達の成長のこととか、仕事をどうしようかなとか、もっと田舎の海辺に引っ越せないかなとか、そんな他愛もないことを考えています。
 ビーチを散歩していると、江の島が見え、鎌倉が見えるんですが、今から800年以上も前に幕府があって、ここらあたりに人が生きていて、それぞれに生活があって、生まれて歳をとって死んでいったんだなと思うと感慨深いものがあります。その後も何代にもわたって、多くの人が生まれ、生き、死んでいったのでしょう。それと同じように、ぼくが生きていることだって何十年もすれば誰も知らないでしょう。名もなき人生。そんな風に思うと日々の喜怒哀楽なんてたいしたことないな、と思ったりします。








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「今が一番若いんだよ」という先輩の一言



 ぼくも50代になってしまいました。ついこの間、大学を出て社会人になった気がしていたのに、あっという間に、結婚して、子どもができて、仕事と子育てに忙殺されて、ここまで来てしまいました。
 とはいいつつも、たぶん他のお父さんに比べれば、海遊びなんかして、自分の趣味もしっかり楽しんできたと思います。
 最近はスキューバダイビングに行くと、かなり念入りに足や腰のストレッチをしないと、途中で足がつるようになってしまいました。シーカヤックでも、肩から足まで念入りにストレッチしないと、途中で肩や背中や太ももあたりが痛みます。
 そんな感じで、どうしても加齢を感じるお年頃なんですが、60代になっても70代になっても、ウォータースポーツをバリバリやっているおじいちゃんになりたいなあと思っています。
 先日、スキューバダイビング仲間のちょっと年上の先輩に、そんな老化の話しをしていたら、その方が「とはいえ今が一番若いんだよ。今の自分のことを若いと思って、やりたいことをやった方がいいよ」とアドバイスをもらいました。
「うーん、確かに…」自分が歳を取ったなと思っても、今が若いという考え方で、なんだか気持ちがポジティブになってきました。
 これからも一番若い今を大切にして、ガンガン、ウォータースポーツをやっていこうと思います。








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より自由になれる海という場所



 海にいるときは、陸上で生活しているときよりも自由だと、ぼくは感じています。その自由さが嬉しくて、ぼくは海が好きです。
 もちろん海にもルールはあって、特に船に乗るときは航行するためのルールがありますし、それよりなによりあの不可解な漁業権というルールも存在しています。今から30年以上前でしょうか、外国人のシーカヤッカーが日本沿岸を一周しようとしたときに、海上保安庁に航海をやめるように圧力をかけられたのは、シーカヤッカーには有名な話しです。
 それでもぼくは海の方が陸よりも自由だと感じます。それは法律とかルールも少ないですし、それよりもマナーなようなものが少ないから、そう感じるんだと思うのです。
 マナーって、人がある程度集まって過ごさなければならないときに必要になるものだと、ぼくは思うんです。電車の中で大声で歌ってはいけないマナーは、同乗者の迷惑になるからでしょう。渋谷のスクランブル交差点で花火を打ち上げてはいけないのも、周囲の人に迷惑になるからです(法律にも違反しているかもしれません)。
 海というのは、広いし、道路もないし、電車もバスも通っていないし、もともとそんなに混み合っていません。だから周囲の人への気遣いとしてのマナーは少なくて済みます。ぼくが海って自由だなと感じるのは、広くて人が少ないところにその理由があると思うんです。
 完全な自由なんてこの世ありません。それでも自由にはグラデーションがあるように思いますし、より自由に過ごせる選択肢があるならば、ぼくはできる限り、そっちを選択します。
 海で遊ぶのもその選択の結果です。
 ぼくがこれまで海で自由だなと感じた例をひとつあげてみたいと思います。
 沖縄のある離島に旅行に行ったときでした。人口が3000人くらいの小さな島です。民宿で1週間ほど過ごしたんですが、部屋に鍵はかけないでいいし(宿泊者の誰も鍵なんてかけない)、レンタカーを借りたんですが、車もロックはしません(車はロックせずキーをつけておかないと、邪魔なときに動かせないから、逆に注意される)。
 島では人が来ない海岸に車で行って、スノーケリングをしていました。海に入るときにはウェットスーツを着るんですが、海から上がるとウェットスーツは脱ぎます。その下は普通海パンなんですが、どうせ誰も来ないんで、海パンも脱いでフル○ンでいました。足下は裸足です。
 そんな時間の過ごし方を1週間も続けて、自宅へ帰ってくると、パンツや靴下や靴やズボンやシャツを着るのがうっとうしくてたまりません。会社に行くときは、さらにスーツとネクタイをつけなければいけないわけです。
 そのときにあの旅行中は、自分はかなり自由だったんだなと感じました。自由のグラデーションでもかなり濃度の高い自由を体験したんです。
 普通の社会生活を送っていると、無自覚にうちに大小さまざまなルールやマナーに縛られているんだと思います。ぼくのように海遊びでそこから離れる機会があるような人は、そのルールやマナーの多さに気づくのでしょうが、そういう機会のない人は、気づかないまま過ごしているんじゃないかなと思います。
 やっかいなのは、特にぼくのようなタイプの人にとっては、細かなルールやマナーがあることで、自分が消耗してしまうことです。他人に迷惑をかけたくはないのでルールやマナーは守るんですが、その分、自分のやりたいことを我慢して消耗してしまうんです。
 ですから、ぼくのようなタイプはルールやマナーの比較的少ない場所ーぼくの場合、海ですがーに行くのが自分を守ることになるのです。
 もしぼくと似たタイプの人ー他人に迷惑をかけたくないから、ルールやマナーをキチンと守ろうとする人ーは自分を解放してより自由になれる「場」を持っているといいと思います。








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時間がゆったり流れる海辺の自宅



 休日になると海辺にある我が家でのんびり暮らしています。
 ぼくが住んでいる海辺の田舎町は、どことなく雰囲気がのんびりしています。たとえばスーパーに行ったり、郵便局に行ったり、役場に行ったりしても、どこも東京よりも雰囲気がホワーンとしています。ピリピリした感じがないというのか、のんびりしているというのか、流れている空気感が違います。
 そういえば通りを歩いている人のスピードも東京よりも遅いような気がします。
 ぼくは平日は東京に通勤しているので、そのときの差を感じてしまうのでしょう。
 そんな雰囲気の中で、自分ものんびりマイペースに過ごしていると、なんとなく幸せな感じがします。というのも、「のんびり」というのはぼくにとってはとても大切なキーワードでして、ゆっくり自分のペースで時間を過ごせると、すごく充実感があるんです。逆に人のペースに合わせて、忙しくしなければならないときが苦痛です。
 我が家の周辺で暮らしている限りは、誰かに急かされたり、忙しい思いをしなくてもいいので、とても楽です。ホワーンとした雰囲気の町で、マイペースで居られます。老後って毎日がこんな感じなんだろうな、なんて思ったりして…まだまだ先のことですが…







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島旅が好きです



 島が好きです。特に船で行く島旅が好きです。島に渡る船に乗るとテンションが急上昇します。以前旅行した時、あまりのテンションの高さに、同行した妻にドン引きされました。
 飛行機で行く島もいいんですが、やはり気持ちが上がるのは船で行く島旅です。
 どうして自分はこんなに島が好きなのかな?って考えるんですが、いろいろ理由がある気がします。
 まず、なんというか異世界に行った感じがするところでしょうか…
 大きな陸地から離れた隔絶した別世界に足を踏み入れたという感覚がワクワクします。って、こんなこといったら島に住んでいる人は気を悪くされるかもしれません。すみません。
 それから、隔離された空間にいるという安心感があります。
 だいたいが船でしか行けないという島ですから、出入りは船だけです。船で島に行くと、たいてい港に警察官が立っているんですが、これは島の出入りを監視しているんでしょう…おそらく。そういう点も安心できます。
 それから、こぢんまりした島だと、島全域を把握した感じがします。島は隔離されていて、その隔離された島を、自分はほぼ知っているんだという把握感がたまりません。って、ぼくは何かココロに問題があるんでしょうか? 書いていて心配になってきました。
 それから、これは行くのに時間がかかる離島にいえることなんですが、観光客が少ないからなのか、地元の人が観光客に優しいという点があります。道を歩いていても挨拶してくれるとか、島に1軒しかないスーパー(というか、なんでも売っている雑貨屋)へ行くと、レジの人が「どこから来たの?」とか話しかけてくれたりします。ありきたりな言い方ですが、アットホームな心地良さを感じられます。
 それから、たいていの離島は、島の人がノンビリしています。みんなが忙しそうにしている島というのに行ったことがありません。おばちゃん同士は道ですれ違うと立ち話をしていますし、おじいちゃん達は何人かで集まって、ベンチに座って、井戸端会議をしています。島に何軒しかない食堂でも、注文してから、料理が出てくるまでは、都会よりもずっと時間がかかります。別にそれが悪いことではなくて、それが当たり前だとみんなが考えているところがいいなあと思います。
 ぼくが島旅が好きな理由をあげてみましたが、こういうのって理屈じゃなくて感覚的なものなんでしょうね。ぼくはこれまでの人生のいろいろなことから、島が持っている何かに親近感を覚えるようになってきたんだと思います。いいなあ島旅。また島旅に行きたくなってきました。








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女性ダイバーはすごいなあーと思います

 

 スキューバダイビングに行くと、女性も来ています、もちろんですが…
 ぼくのように単独でダイビングサービスに申し込むタイプのダイバー(ショップやクラブに所属して、仲間と一緒にダイビングに行くダイバーもいます)は、当日、全然知らない人と同じグループになって、その日一日ダイビングを楽しむわけです。もちろん男女の構成比は、まちまちなわけですが…
 女性ダイバーを見ていて思うのは、女性ダイバーはたいへんだなということです。
 ダイビング当日、朝はお化粧もして、髪の毛もきちんとして現地に来ています。ダイビングをするときには、水着の上にウェットスーツを着て潜ります。海に潜って上がってくると、髪の毛もビショビショで、お化粧もたぶん少し落ちているんだと思います。ダイビングはたいてい一日に2回か3回潜るんですが(ダイビングでは、ダイビングの回数をタンクの本数で数えるので、実際は2本か3本といいます)、全部潜り終えると器材の片づけをします。シャワーを浴びて、着替えるわけですね。たいていのダイブポイントにはドライヤーなんてものは置いてないので、女性はどうやって髪を乾かしているのかわかりませんが、ぼくがみる限り普通に乾いています。お化粧もきちんと直っています。
 話しが長くなりましたが、それがすごいなあーと毎回思います。同じダイビングをするにも男と女では、手間とかやらなければならないことがだいぶ違うんですよね。それでもダイビングする女性ダイバーは偉い!

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デッキで過ごすひとときが好きです



 ある時、妻から「外で何かするの好きだよね」といわれました(若干あきれた感じで…)。
 そういわれてみれば、朝起きてコーヒーを飲むのもデッキに出て飲みますし、夜、風呂上がりにビールを飲むのもデッキで飲みます。その他にも靴磨きもデッキでやります。それにスキューバダイビングやシーカヤック器材のメンテもデッキでやります。あっ、それから本を読むのも(夏はサングラスをかけて読みます)デッキです。
 蚊がすごい時期(蚊取り線香をたいても凌げない時)と雨の日以外は、夏でも冬でも、しょっちゅうデッキに出て、そこにあるチェアに座って過ごすことが多いんです。
 なぜかな?と自問したのですが、思い当たることがあって、ぼくは太陽が浴びられて、風が動いているところが好きなんです。特に我が家のデッキは海が眺められて、潮風が吹いてくるので、さらに好きなんだと思います。そんな場所でくつろげる状態が気持ちがいいんです。
 なぜそういう状態が気持ちいいのかは、よくわかりません。
 ただ、窓を閉め切ってカーテンも引いた部屋に居ると息が詰まりそうで、閉塞感を感じて、居心地が悪いので、その反対の状況が好きなんでしょう。
 ぼくの働いている会社は、全館空調で、窓は開きません。とても苦痛です。でもそんな職場で何十年も働いているから、我慢できるくらいの嫌さなんだと思います。というか働かないと食べていけないから、しようがなく我慢しています。
 特に好きなのは、小春日和の日で、寒いはずの季節に、たまたま暖かくて陽射しも結構明るい日。そんな日に、デッキで日なたぼっこしながら、海を眺めながら、庭の草花の成長を確認しながら、コーヒーを飲んでいると、とても幸せな気分になります。







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完全防寒して冬のビーチでのんびり



 冬の間に、何度か妻とやることがあります。それは大げんか…ではなくて、比較的暖かい日で、陽射しが強くて、風がない日に、完全防寒のウェアを着て、ビーチでノンビリするということです。
 アウトドア用のチェアとテーブルとガスバーナーとドリップコーヒーとお菓子を持って行って、ビーチの風が当たらないところで、ノンビリするんですね。
 寒くないかというと、それほどでもありません。逆に防寒着を着て、太陽に当たるのでポカポカして気持ちがいいんです。
 冬のビーチはほとんど人がいなくて、プライベートビーチ状態。
 ガスバーナーでお湯を沸かして、ドリップコーヒーを淹れます。お菓子をお茶請けにしてコーヒーをゆっくり飲みます。体の中から温まって、コーヒーのおいしさが身にしみます。
 波の音を聞きながら、広々とした海と空を眺め、小春日和の太陽の暖かさを感じながら、ノンビリしている時間は、小確幸(小さいけれど確かな幸せー村上春樹さんのエッセイよりー)です。







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シーカヤックで人の来ない入江に…



 ぼくはシーカヤックをかれこれ二十数年やっています。
 友人とツーリングすることもありますが、独りでパドリングすることが多いです。ぼくは海のそばに住んでいて、朝起きてその日の海況を見て、シーカヤックをするかどうか決めるので、自ずと独りで海に出ることが多くなります。
 シーカヤックの魅力はたくさんあると思いますが、ぼくが一番気に入っているのは、人が来ない入江に行けることです。陸からではアクセスできない海岸はいたるところにあるんですが、シーカヤックならそういう海岸に行けるのです。
 性格的に問題があるのか、ぼくは無性に独りになりたいときがあって、そういうときはシーカヤックで人が来ない入江に行って、キャンプしたりしています。自然の中で独りでゆったり過ごしていると、さすがにだんだん人恋しくなって、人並みの社会生活に戻りたくなります。
 シーカヤックのそんな自由さ、自由な行動を許してくれる性質に、ぼくは惹かれて、今日もまたシーカヤックで海に出ます。







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海は現実逃避の場?



 ぼくは海が好きです。海好きが昂じて、海辺に移住してしまったほどです。
 なぜ自分はこんなに海が好きなんだろうと時々考えるのですが、今回はそのことについて書いてみたいと思います。
 海が好きな理由は数々あるんですが、海と現実逃避について考えてみます。
 ぼくは海に出たり、海を眺めていると癒されるんです。日々の仕事や暮らしの疲れがとれるのです。できるならば、ずっと海を眺めていたいなあ、とさえ思います(友人にこの話をすると結構引かれます)。
 海はぼくを癒してくれるんですが、ぼくが海にいる時間は、現実逃避しているんじゃないかと、最近考えるようになりました。ぼくにとって海は、仕事や生活から切り離れた場所だから、海に癒され、海いる時間は、ゴチャゴチャした現実から離れていられるんです。だから海が好きなんじゃないかなあと思うんです。
「現実から逃げて海へ行く」なんて、かっこいいんだか、悪いんだかよくわかりませんね。







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