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むかーし、初めて逗子マリーナに行った時の驚き



 ぼくが初めて逗子マリーナに行ったのは1990年のことです。ぼくは大学生で、日本はバブルの熱に浮かれていました。合コンだ、ディスコを借り切ってのダンパだなどと、大学生もつられて浮かれてました。
 そんな浮かれた大学生活を送っていたのですが、あるときサークルの友人の車で、みんなで逗子マリーナに行ってみようということになったのでした。

 当時、首都圏の海方面にほとんど土地勘がなかったぼくは、江の島と鎌倉と茅ヶ崎くらいはわかりましたが、それより詳しいことはよくわからない状態だったんですね。

 今思い出せば、横横→逗葉新道→逗子→小坪トンネルという経路でした。

 小坪トンネルから細い漁師町っぽい道を下っていく時には、本当にこんなところにマリーナがあるんだろうか?と思いました。ぼくの感覚からすれば、大きな施設ならば、134号線から直接入る道があるのが普通だろうと思ったのでした。

 初めての逗子マリーナは、軽目のカルチャーショック。
 急に現れたマンション群、パームツリーの整然とした街路、多くのでかいクルーザー、どれもこれも初めて見たものでした。
 貧乏学生だったぼくにとっては、すべてが現実感のないもの。

 そのときはマリーナを散歩して、ボーリングをして、喫茶店でお茶をしました。 

 地方出身のぼくにとって、海というのは田舎、漁村、海水浴場というイメージか工業地帯のイメージでしたので、そもそも134号線沿いのオシャレっぽい海も珍しかったのですが、それが逗子マリーナともなると、すごい驚きでした。
 こういう海もあるんだと思ったことを覚えています。

 そのとき以来、湘南って面白いなと思って、暇があると友達や独りで、三浦~大磯あたりの海辺の散歩をしました。
 そんな日々を送るうちに土地勘というか海勘みたいなのができてきて、「住むならこの辺!」みたいな好みと確信が生まれたのでした。

 だからなんだっていうわけでもないのですが、ぼくの海にまつわる懐古談でした。
 チャンチャン。 

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