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サーフィンを他人に教わりたくない 『ドジ井坂のサーフィング・クリニック 基本編』 





『ドジ井坂のサーフィング・クリニック 基本編』 井坂啓美著 (マリン企画)


サーフィング界の大御所の一人(なんでしょうね?)井坂さんのこの本にはお世話になりました。
人に訊くのが恥ずかしいような基本的なことは、これで知りました。
それからサーフィングだけじゃなくて、他のウォータースポーツをする人の基礎知識になるようなこと、例えば波の力学とかリップカレントとか、も記載されています。
海遊び5年未満の人は、読んでみてはいかがでしょう?


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カヤック雑誌を応援したい 『カヌーワールド VOL.01』




『カヌーワールド VOL.01』 (舵社)


カヌーイスト・カヤッカー人口というのを正確には知りませんが、近くの海の様子を見ている限り、10年くらい前にどっと増えて、その後は安定傾向という感じではないでしょうか?
まあ増えたとしても、サーフィン人口よりはずっと少ないマイナーなウォータースポーツだとは思います。

というわけで、カヌーイスト・カヤッカー向けの雑誌は、10数年前は1誌のみ『Kayak』というのがありました。『カヌーライフ』というのもありますが、一度休刊して、また復活している状態です。

そんな中、2010年に『カヌーワールド』という新刊雑誌が発行されました。
後発ということもあるのか、内容盛りだくさんで、なかなか充実した誌面でした。その後、2巻目以降がどうなるかわかりませんが、まあ買って損はないと思います。

というか、ウォータースポーツという限られたマーケットの中で出ている本は、できる限り買って、応援したいなと思う今日この頃です。



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こんな船遊びがしてみたい 『シー・ドリーム』





『シー・ドリーム』 (舵社)


船、ヨット、ディンギー好きな人にとって「KAZI」という雑誌は定番ですね。車好きな人が「CG」を読むような感じでしょうか?
その「KAZI」を出版している舵社が、最近?(でもないかな)創刊したのが「SeaDream」です。
テーマは世界の海と船と旅です。
ターゲットになっている読者層はアッパーで、年齢的には熟年以上です。

世界のゴージャスな船やリゾートが紹介されていて、企画にも記事にも写真にも力が入っています。
「こういう雑誌が創りたい!」という熱意が伝わってきます。

ワインなどを飲みながら、1ページ、1ページを楽しみながら読み進めたいそんな雑誌です。そうですねBGMはジャズが合うのではないかな?



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冒険的なダイビング 『シャドウダイバー』




『シャドウダイバー』 ロバート・カーソン著 (ハヤカワ文庫)


「レックダイビング」という言葉、ダイバーは聞いたことがあるでしょう。沈没船に潜るダイビングです。狭いところに入ったりして、物にからまったり、方向を見失うなどの危険が多いので、上級者向きのダイビングだといわれています。

この本はアメリカのレックダイバーが、第二次大戦中に沈没したUボートを発見し、その船名を突き止める実話をまとめた本です。
実話ですが物語としてしっかり構成されていて楽しめます。

アメリカの東海岸のレックダイバーが、沈没船を発見するのですが、それがUボートだとわかります。でも戦争の記録には、その海域で沈没したUボートの記録がないのです。ダイバーはさまざまな手を尽くしてそのUボートの船名を調べていきます。

そのディープダインビングの冒険的な部分、調査していくプロセス、Uボートで亡くなった乗組員への敬意、それらが生きいきと描かれ深みのある物語になっています。

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日々を大切に暮らす気持ちに癒されます 『八ヶ岳の食卓』




『八ヶ岳の食卓』 萩尾エリ子著 (カメブックス)


 いつも海に関係する本を紹介するということを、一応ルールとしているんですが、今回はそのルールから脱線しちゃいます。
 といってもノンビリした自然に寄り添った暮らしということでは、このブログの趣旨にあってるわけでして、まあ早い話、ぼくがすごくいいと思ったから、ぜひ紹介したいということなんですが…

 八ヶ岳、といっても蓼科にハーバルノートシンプルズというハーブ屋さんがあるんです。
 以前、蓼科に旅行した時に、たまたまこの店に寄ったんですね。

 そこでその店のオーナーである萩尾さんという方を初めて知ったのです。

 その店がすごく気に入って、そのお店を作った萩尾さんにも、興味を持ったので、萩尾さんの書かれたハーブ関係の本をひととおり読みました。

 今回ご紹介する『』八ヶ岳の食卓?というのは、ハーバルノートシンプルズがハーブ屋さんでなくて、レストランだった頃の日々の暮らしや食事のレシピが載っています。

 が、単なるエッセイでもなくて、レシピ集でもないんですね。
 なんというか、本全体から、萩尾さんが日々の生活を慈しむ、大切にする、様子がじっくりと伝わってくるんです。
 もっといえば萩尾さんの生き方や考え方がにじみ出ているんです。
 読む方は、それに触れることで、よくある言葉でいえば、癒されるんです。
 恥ずかしいんですが、ぼくは読んでいるうちに泣いてしまいました。40過ぎの、ウブでもないオヤジが…

 仕事でワーッと忙しい時、人間関係でイヤなことがあった時、疲れちゃった時などに、この本の適当なページを読みます。できれば海風に吹かれながら…
 何ページか読んでいるうちに、ココロの芯の方が、フワフワとほどけていくような感じがするんです。

 そんなに頑張らなくてもいいんだ。
 人生は自分自身のもので、自分らしく生きればいいんだ。
 急がないで、毎日を大切にしよう。

 仕事で活躍するとか、効率よくやるとか、今よりももっと頑張るとか、他人に評価されたいとか、そういう自分の外側に巻き付けた鎧のような物が剥がれて、自分の芯の部分がホワホワと表に出てくる感じがします。

 このブログに多少なりとも興味を持ってくださる方は、もしかしたらこの本に共感できることが多いのではないかと、いや、共感していただけるといいんじゃないかな、いや、そういう人が多い世の中って暮らしやすそうだなと、思っています。 


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異国での日常 『イタリア田舎生活の愉しみ』




『イタリア田舎生活の愉しみ』 有元葉子著 (海竜社)



 みなさん、異国での暮らしに憧れたこと、ありますか?
 ぼくは南仏とかイタリアの海辺とかギリシアの島々とか、そういうところでの暮らしに憧れていました。
 若い頃ピーター・メイルさんの『南仏プロバンスの?』と、村上春樹さんがイタリアで暮らしていた頃のエッセイを読んで、地中海沿岸のラテン系の国で一度暮らしてみたいなあと思うようになりました。
 そんなわけで、本屋でもそっち系の本があると手にとってしまいます。

 さて、この本ですが、著者はイタリアの田舎町で暮らしている日本人女性です。場所は正確には書いてないのですが、わりとノンビリした感じの町です。
 地元の人とのやりとりや地元の人の食生活なんかが書いてあって、ぼくはオモシロク読みました。
 イタリアのトマトってうまそうだなとか、市場で買い物したいなとか、まあそんな感じで、ぼくの憧れはさらに強くなったのでした。

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アメリカっぽい海辺の暮らしの参考書 『Free&Easy』






『Free&Easy』 (イーストライツ)


少し昔、アメリカンライフスタイルに憧れる人は結構いたんだと思います。
そんな憧れを持つ人向けの雑誌です。
いつまでも少年の気持ちを忘れたくない。複雑なオジサンの気持ちをわかってくれる誌面が魅力です。

この雑誌は年に何回かサーフィンとかアメリカ西海岸のライフスタイルを特集することがあります。それがなかなかザックリとオトコっぽい造りでいいんですね。オシャレとかスタイルとかファッションといった細部に入っていかないところが、他の雑誌になかったです。

今でもバックナンバーが手に入るのであれば、そういう特集の号がおすすめです。


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数少ないカヌー雑誌 『カヌーライフ』





『カヌーライフ』 (えい出版社)


カヌー・カヤックをする人向けの雑誌、というのがもちろんあるわけです。たぶん想定する読者数はそれほど多くないと思いますが…

この雑誌一時休刊していて、復活しました。
ぼくはシーカヤックをするので、この雑誌は貴重な情報源です。

この雑誌を読むと、カヌーやシーカヤックをやる人の層というのがイメージできます。サーフィンワールドよりもビーパルに近い感じ、といったら雰囲気をわかっていただけるでしょうか?

これからカヤックやカヌーを始めたいな、なんて思っている方は、船を買う前に気軽にパラパラめくってみてはどうでしょうか?



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憧れの地中海の海辺の暮らし 『エーゲ海の小さなホテル』





『エーゲ海の小さなホテル』 山口湖葉:文 桑田瑞穂:写真(東京出版)


ミコノス島、サントリーニ島など、白い家々が海べりの崖に身を寄せ合うように建っている写真は、もうお馴染みですよね。
世界的にもメジャーなエーゲ海の島々に一度行ってみたいと、ぼくは思っています。


夏の休日、いろいろなしがらみで小淵沢のリゾナーレに行きました。ちょっと時間を潰さなければいけなかったので、本屋さんに立ち寄りました。この本屋、最近よくあるコーヒーを飲みながら、ソファに座って本が選べる店で、本の品揃えが普通と違っていました。ちょっとリゾートっぽい類のものが多いんですね。
さて、小淵沢といえば八ヶ岳南麓の高原リゾート。そんなところの本屋でも海の本を探しているぼくもどうかと思いますが、そこで偶然見つけました。

この本は写真と島やホテルの紹介で構成されています。
常々エーゲ海の島々に憧れているぼくは、早速購入しました。

旅行案内書として十分使えるのですが、写真集としても楽しめます。美しい海辺の写真が好きな方はもちろん、海辺の家(ホテル)のインテリアやエクステリアに興味のある方にとってはなかなかいい参考書となるでしょう。

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海辺への移住を考えているなら 『いつかは海辺の家で暮らす』





『いつかは海辺の家で暮らす』 加藤賢一 植村誠 (カンゼン)


海辺での暮らし方、家の買い方、メインテナンスなど、海辺で暮らしたことがない人にとっては参考になる情報が盛りだくさんです。

ぼくも日々の暮らしで当たり前のようにやっていたことですが、あらためて書かれているのを読むと、そういえば海辺に引っ越してきたばかりの頃は、そういうことがわからなかったんだよな、と思いました。

著者の加藤さんは、千葉の富浦とハワイに別荘を持ち、釣りと船が大好きな趣味人。リタイア後の生活を、海とともに悠々自適に送っています。まあなんともうらやましい生活です。
富浦の家は海からすぐ、というか家の前がすぐ海という立地。そういう環境ならではの暮らしの注意点が参考になります。

ぼくの家は海から数百メートル離れているので、それだけで暮らし方はずいぶん違うんだと感じました。

海辺の暮らしをしたことがないけれど、海辺に住みたいと思っている方は、読まれるといろいろ参考になることでしょう。



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