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ウォータースポーツで怖いという感情と向き合う。その先にあるのは…



 ぼくはサーフィンとスキューバーダイビングを25年くらい続けていることになります。シーカヤックは20年くらいになります。あぁだいぶ歳をとってしまいました。
 それはおいといて、どのウォータースポーツにもいえることがあるなあと思います。
 それは最初の1、2年は楽しくてハマるワケですが、いろいろな経験を積むと怖さがわかってくるということ…
 そうなんです。おそらく他のいろいろなことにも当てはまるかもしれませんが、いろいろなことがわかってくると怖さを知るようになります。
 たとえばスキューバーダイビングを例に見てみましょう。
 スキューバーダイビングを始めた1、2年は楽しくて仕方がありませんでした。
 何年かすると、器材トラブルとか、すごい潮の流れとか、残圧がなくなりかけるとか、海況が急変するとか、そういう経験をして、周囲の状況がよく見渡せるようになって、怖さを知るようになります。
 あるいは同じチームでトラブルを起こした人のことを見聞きしたりして、経験や知識のデータベースが増えてくると、これまでなんとも思っていなかったことが危険の因子を含んでいるような気がしてきます。
 こういう状況だとこういう危険性がありうるという連想が働きやすくなるのでしょうか。
 ぼくは根が楽天的で、リスク選好タイプなので、怖さを知ってもスキューバーダイビングをやめようとは思いませんでした。少し慎重に行動するようになって、ちょうどよかったかもしれません。それにこれまでも似たようなことがあったので、何でも長く続けているとあるとき怖さを知るようになるということはわかっていました。
 だから怖さを踏まえて続けているうちに、自分のペースや限界が理解できて、本当にヤバいリミットが見えてくるだろうと思っていました。
 経験のすごいところは、こうした共通したパターンは他のことにも適用可能で、役立つんですよね。
 ぼくの場合、楽しくなって、怖さを知って、それでも続けていると、怖さと向き合うようになります。怖さと向き合うというのは、具体的にいうと、自分はどの程度のどういう状況が怖いと感じるのか、それは実際の危険度と比べて敏感なのか鈍感なのかを見つめるということです。それってやっていることは自分の感情を客観的に見るということです。
 その先にあるのは、自分の感情に流されないということです。怖いと感じても、慌てたり、動転したり、すぐに行動したりしないで、一旦自分の怖さと客観的状況を比較して評価して、それから最適な判断をするということです。
 海遊びでこのプロセスを繰り返しているうちに、ぼくは感情を客観的に見る癖がついてきたような気がします。
 そしてその癖は、日常生活にも多少は応用できます。例えば相方と意見が食い違って喧嘩しそうになるときとか…ささやかなことですけど…





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