海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
鳥のさえずり・リスの鳴き声・木々の葉音
我が家は海辺にあるんですが、たまたま家の後ろが小高い山というか丘になっていて、まあ森といっていいくらいに木々が生えています。そんな立地なので、様々な種類の鳥(ぼくが鳥の種類を見分けられないのでよくわからないんです)がいたり、リスがいたり、タヌキがいたりします。もしかしたらもっと他の動物もいるのかもしれません。
幸いなことに獣害というような目には遭っていません。たまにぼくが植えたミカンの木の、ミカンの実をリスに食べられるくらいです。せっかくマーマレードにしようと思っていたのに…
ぼくはエアコンが好きではなくて、というか締め切った空間にいるのが好きではなくて、季節ごとにできる限り窓を開けておきたいんですが、窓を開けていると、いろいろな自然の音が聞こえます。
鳥の種類もわからないぼくですが、鳥のさえずりを聞いたり、リスの鳴き声を聞いたり、風が吹いたときの木々の葉が擦れる音を聞くのは好きです。風の強い日は、波の音も聞こえます。
自然の発する音というのは、ぼくにとってはうるさく感じないんですよね。むしろ心地よくて、癒されます。
そんな自然の音に耳を傾けていると、あっという間に時間が過ぎています。でもそれはとても好きな時間の過ごし方なんです。
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初夏の海の気持ちよさ
初夏の海って気持ちいいんです。特に早朝がいいですね。5時とか6時とか…早すぎますか?
空気は澄みきっていて、砂浜は、その日まだ誰も立ち入っていない感じで、フレッシュな気がします。
初夏の早朝の海辺は、まだ気温が上がっていなくて涼しいくらいです。気象条件の関係で霧が出る日もあります。霧の中を砂浜を散歩するのは、ちょっと幻想的でワクワクします。なんだか別な世界に足を踏み入れたような感じがします。
真夏の7月8月になるとこの砂浜は、観光客のものになります。地元の人は、家でひっそりと自分たちの時間を楽しむか、高原や海外の涼しいところへ旅行に行きます。
湘南に関所を作ったら? 大人のための落ち着いた観光地があってもいいのでは? そのために入域税などとったらどうでしょうか?
ぼくは相模湾に面した首都近郊の海辺の町に住んでいます。
なのでというか、なのにちゅうか、土日や夏休みは観光客が来る土地です。最近はインバウンドで外国人観光客の人も多く見かけるようになりました。
ぼくも他所の海へ遊びに行くので、そういう時はぼくが観光客になります。で、やはりそういう時は楽しいわけで、いつも以上にはしゃいだりします。
自分が観光地に住むようになって感じるのは、そういう観光客の人達を見るのは複雑な気持ちということです。
複雑な気持ちというのは、来てくれて嬉しいという気持ちと、自分達の住んでいる土地で騒がれてちょっと迷惑という気持ちが入り混じっている状態なのですね。
たいていの観光地は観光も地場の主要な産業なので、観光客誘致を積極的に進めています。たとえ自分が直接観光産業に携わっていなくても、地域全体の経済が活性化することは歓迎すべきことでしょう。
ただ、ぼくの場合、地元の産業とは関係なく収入を得ているのです。
なので、観光産業が盛んになってもならなくても、直接は関係ありません。もちろん地元がさびれれば、その分、町の財政も逼迫し、税金や行政サービスなどの面で負の影響を受ける可能性はありますが…
で、個人的な思いをすごく単純にいうと観光客が来てもメリットはあまりないけど、騒がしかったり、道路が渋滞したり、治安が悪くなったり、ビーチが混雑したり、町やビーチにゴミが散乱したりとデメリットの方が多いんです。
たとえば地元の人というのは、普段スーパーやコンビニに行くにも車なんですが、まあ割とゆっくり走るんです。田舎町ですからノンビリしていて生活のスピード自体が遅いのと、高齢化しているのでお年寄りがたくさん運転しているわけです。それで、車のスピードが全体的に遅いと。
んで、観光客の若者とかが道路をかなり飛ばして走るわけです。
たまにそういう車に煽られたりして危ないんですね。
それってどうなんだ!と思うわけです。
もうひとつの例として、観光客が海の家とかビーチで酒を飲むでしょう。いや、それ自体はいいんですけど、そういう人達の中にはからんだり、喧嘩したり、まあ軽犯罪みたいなことをする人もいるわけです。
で、地元の年頃の娘さんがいる家などはかなり用心するんですね。最近いろいろ物騒な事件が多いですから…
ぼくの家などはちょっと前まで家も車も鍵をかけなかったですが、最近はちゃんと戸締まりします(当たり前かなー)。
周囲の人やあるいは離れた場所ですけど茅ヶ崎とか藤沢の友人なんかも似たような感想だったりします。
どちらかというと、ぼくの体験よりもすごくて、深夜の花火がうるさい、海の家の音楽がうるさい、暴走族がうるさい、家の前のガレージに無断で駐車された、家の前にゴミを捨てられた、洗濯物が盗まれた、庭のサーフボードが盗まれた、店の品物を万引きされた、からまれて喧嘩になった、などなどかなり迷惑を受けている様子なんです。
まあもっと乱暴にいうと、あまりお育ちの良くない観光客の方達が来て、不作法なことをして、地元の人は眉をひそめていると…んで、そういう人達ってどうせ大してお金を落とさないんじゃないの?ということなのです。
で、たとえば茅ヶ崎とか藤沢なんて、観光産業というよりも大企業の工場とかサラリーマンなどの税収の方がたぶん多いでしょうから、別に観光客が来なくてもいいんじゃないかと思ったりするわけです。
ここまでかなり地元民的な偏った内容かもしれませんが、今回はこのまま突っ走ろうと思います。
そいでね、ここからかなりラディカルになってしまうわけですが、日本の観光地というか地方のすべてが観光客歓迎、観光産業振興一直線でなくてもいいんじゃないか?と思うんです。
日本の…なんて大きな話をするとわけがわからなくなってしまうんで、とりあえず、湘南あたりの別に観光客が来なくても財政的に致命的にならない地域などは、他所の人がエリア内に入るときは、入場税をとったらどうなのか?と思ったりするわけです。
鎌倉とか茅ヶ崎とかの134号線に関所を作ったりしてね。
というのもフロリダを旅行したときには、入域税を払った記憶があるんですけど、あれと同じことをしたらどうでしょう?って思ったりするんですね。
何かの法律に抵触するかもしれませんけどね…
これはあまりにも排他的、非リベラルな考え方かもしれませんね。もう少しオープンで自由であってもいいかもしれません。
まあ、もうちょっとビジネスライクに考えるとして、逆に自分が観光客だとしてですね、たとえばそうですねえ、軽井沢のような避暑地に行って、旧軽なんて夏はすごく混雑してますでしょ、そんな中を樹木の名前も搾りたての牛乳の味もわからなそうな若者が歩いていたりするとウンザリするんですよね、上から目線ですけど…
だったら入域税を払ってでも一定の層が来ている落ち着いた観光地に行きたいですね、ぼくは。そういうところでゆったり落ち着いた気分で過ごしたいです。
つまりですね、いい方を変えると、良識ある大人がゆったり過ごせるハイソな観光地というのは、それはそれで売りになるのではないのかなあーと思ったりしている今日この頃です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。黒柳徹子です。

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海を眺めながら飲むビールのシアワセ
海辺で飲むビールがおいしいという事実は、酒飲みのみなさんには納得いただけるんじゃないかなあ、なんて勝手に思うわけです。特にスキューバダイビングやシーカヤックやサーフィンなどのウォータースポーツをやった後の疲れた身体に流し込む生ビールの旨さといったら、もうなんともいえないおいしさです。
目の前に広がる海、波の音、潮風、夕暮れ時のマジックアワーの時間だと黄色・オレンジ・青・紫と微妙なグラデーションを描く空…そんな環境を目前にして、キンキンに冷えたビールをゴクゴクゴクと飲むのは人生の幸せのひとつです。ちょっと大袈裟かもしれませんけど…
ちなみに海辺の田舎町に建つ我があばら家からは海が見えるんですが、昼間にウォータースポーツをしてシャワーを浴びて、海を眺めながらビールを飲むのも、なかなか幸せな時間です。
こうしてなんやかやと理由をつけては、ビールやその他の酒を飲んでばかりいるわけですが、歳をとるにつれて確実に右肩上がりのγ-GTPの数値におびえ、通風気味の足の親指の痛みを抱えながらも、海辺で飲むビールの旨さの誘惑には勝てず、今日もゴクゴク飲んでいます。いつかドクターストップがかかるんだろうなあ。
暮らしに役立つ、村上春樹さんの「そういうものだ」と「それがどうした」、そして自分で加えたプラスアルファ
もともとぼくが海が好きなのは、暮らしの中で受ける様々なストレスが、海で癒されるからという面が大きいんです。もちろんウォータースポーツも好きですが、なによりも海で過ごすことが精神の安定に欠かせないことの方が大きいんです。
なのでたとえウォータースポーツができない海況の日であっても海を散歩したり、ビーチでお茶をしたりします。そんなときは本も読んだりします。
海で本を読むと、同じ本でも自分の気持ちが動く箇所が違って、ちょっとおもしろいんです。また、本を読んで自分の中で考えが巡ったり、深まったりすることがあると思うんですが、海だとその動きが違ったりすることが多いような気がします。
先日も海で本を読んでいたら、ふと昔に読んだ本のことを思い出してそのことについてあれやこれやと考えたのでした。
それは村上春樹さんのだいぶ前のエッセイのことで、うろ覚えなんですけど、人生は、「そういうものだ」と「それがどうした」の2つの言葉でなんとかなる、というような趣旨のことが書かれていた部分のことです。
それを読んだ当初は、なるほどと膝を打ったし、実際自分の暮らしの中で役に立ったし、勇気づけられたりしたわけですが、その後自分もだいぶ歳をとって、自分なりに「そういうものだ」と「それがどうした」が発酵され補強されてきたんだなと思うんです。それを今回はまとめてみたいと思います。もしかしたら誰かの役に立つかもしれません。
・「よくあることだ」
これは「そういうものだ」の類似型ですね。何かが起きたときに「よくあることだ」と頭の中でいうと、たいていの物事に動じなくなります。物事に動じないというのは、最近気がついたんですが、生きていく上でけっこう大切なことだと思うんです。
動じないということは慌てないとか平常心であるということとほぼ同義なんだと思うんですけど、それによってその後の対応が冷静にできるようになります。
また「よくあることだ」というの言葉に中には、自分が遭遇したよくないことに対して、ことさら自分だけ不幸だと考えないニュアンスが含まれています。いろいろなことが起きても、それはたまたま今回自分の身の上に起きたけれど、他の人にも起きるかもしれない。運不運ではなく確率的なことだと考えるきっかけになります。
・「それで?」
これも「それがどうした」の類似型です。使い方としては、職場で同僚から軽く責められたときに「それで?」といって開き直るときに使います。
「それで?」というのは、他者から責められたときとか他者に対して自分が十分なことができなかったときに開き直るニュアンスがあります。「それがどうした」と併用するといいと思います。また、「それで?」の変形で「それが何か?」というものもあります。
・「だってぼくはそういう人だもん」
いろいろな人がいて、ときに何事も完璧でなければいけないと考えている人もいます。そしてそうした人がぼくにもそれを求めてくるときに使います。あなたが当たり前と思っている前提は、わたくしとは違います、わたくしはこういう考え方の人間ですと開き直るときに使います。
・「なんとかなるさ」
これはぼくがわりと心配性なところがあると思うので、自分の気持ちがそっち方面に落ちていかないようにするために使います。実際、人生というのはなんとかなります。
・「運が悪けりゃ死ぬだけさ」
これはぼくが大好きな往年のテレビドラマ『俺たちは天使だ』のキメの台詞です。
この言葉には、運はどうにもならないという気持ちと、だけどやってやるというふたつの意味が含まれています。
ぼくは、自分が将来を心配しすぎたり、リスクをとることを躊躇したときに使います。世の中にはいろいろな人がいますが、ぼくは未来は誰にもわからない、自分の未来は自分で変えられる、完璧なんて存在しないという信念を持っているんですけど、その一方で人はいずれ死ぬし、その時期を選ぶことは難しいとも思っています。その自己効力感と無力感、しっかりしている感じとなげやりな感じが混ざっているこの言葉が好きです。
・「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか…」
敦盛の一節で織田信長が好んで舞ったといわれています。流転するこの世の儚さを思いつつ、それを元にすごく積極的に行動した信長。この世のことは儚いけど、だからやりたいことをやってやるという感覚でしょうかね? その積極的さが「運が悪けりゃ死ぬだけさ」と似たニュアンスがあって好きです。歴史小説などを読んで、ぼくは、信長は思慮深い武将だったと思うんですが、思慮深さはときにタイミングを逸する面もあったわけで、戦国の世では、タイミングを逃すことは自分の死や自軍の滅亡にも繋がっていたんでしょう。その慎重さと思い切りのよさのバランスには学ばなければならないと常々思っています。
・「この世のことはこの世でなんとかなる」
若い頃、ノートにメモしてそれをずっと諳んじているんですが、今となっては誰の言葉かはっきりしません。確か政治家の故金丸信さんではなかったかと思います。厳密な言葉も実は違うかもしれません。ただ、大意はあっていると思います。まあなんとかなるからビビルったり一喜一憂するなということだと思います。ぼくはあまり政治家という職業の人が好きではありませんが、魑魅魍魎が跳梁跋扈する世界を処世していくそのあり様には学ぶところがあるとも思います。
言葉というのは大切です。何か起きた時に頭の中で、あるいは胸の内でつぶやく言葉で、自分の気持ちが変わることってけっこうあります。というかぼくにいわせると日々そうした言葉の積み重ねで、気分って作られていきます。気分で日々は変わっていくし、日々の積み重ねで人生って作られます。
ぼくはどちらかというとメンタルが弱いタイプだと思うので、余計に言葉を気をつけなければいけないなと、注意するようにしています。
ぼくはどちらかというとメンタルが弱いタイプだと思うので、余計に言葉を気をつけなければいけないなと、注意するようにしています。
海に出るというのは、多かれ少なかれ危険なわけで、死ぬ可能性が0ではない行為です(死ぬ可能性が0の行為ってないと思いますけど…)。で、海に出てしまえば、天気や海況が急変することもよくあります。そんなときに頼りになるのは、自分の頭と身体だけ。危ない海況でパニクるのは最悪で、文字どおり自殺行為です。パニクらないで冷静で淡々としてさえいれば無事に帰れるのに、パニクっただけで死ぬことって事故事例の典型です。ぼくは冷静でいるために、先ほど書いた言葉を頭の中で繰り返したりしています。海の上でも、ついでに陸でも…
以下は関連記事です。こちらもご覧ください。
→世の中のことはたいていなんとかなる
→自然・生物・人間・社会・正しさ
→気楽にやろう

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海辺の土地の見極め方・分類方法について~海辺に住みたいと考えている方へ~
この文章を読んでいる方の中には、「これから海辺に引っ越したいな!」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、一口に海辺といってもいろんな土地があります。「どこを選んだらいいの?」と思っている方に参考になればと思い、この記事を書きました。
以前にも海辺に住みたい人にとってどのような立地を選ぶかについていくつか記事を書いていますので、もしよければご覧ください。
その際参考にさせていただいていたのが『いつかは海辺の家で暮らす』という本です。著者である加藤さん・植村さんは、海辺の家のロケーションをA-1・A-2・B-1・B-2の4パターンに分けています。
Aは海岸線に建つ場合で、Bは海岸線ではないが海まで徒歩圏内と大きく分かれます。
A-1は平地にあって目の前が海の家
A-2は崖っぷちなどの高台にある家
B-1海辺から内陸に少し入った家
B-2海辺から内陸に少し入った高台の家
これは画期的で合理的な分類ですね。自分が住みたい土地のイメージを明確にするのと、実際物件を探す際に、不動産屋さんに伝えやすいというメリットがあります。
で、ぼくは自分の好みの立地を考えていくうちに、もう少し他の要素があるんじゃないかと思いました。
加藤さん、植村さんのアイデアをパクったとか剽窃したとか、そういうことではありません。
アイデアを発展させた!という感じで受けとっていただきたいと、かように考えるわけであります。
あるいはお二人にインスパイアされた!と意味なくカタカナなど使ってオシャレなイメージにしちゃいましょう。
a:海岸からの距離
b:高さ(標高)
c:陸の地形(平野か山が迫っているか)
d:海の地形(砂浜か磯かなど)
e:土地の用途(宅地か山林か農地かなど)
f:町からの距離(市街地か田舎か)
g:その他
これらの要素があるとぼくの住みたい立地がある程度表現できるのです。
そしてaからfそれぞれにさらに要素があります。
それを1から順に番号を振ってみます。
ちなみにぼくの好みの立地を表現してみると…
a1:b2:c2:d2:e2:f2
ということになります。
ぼくは海に近くて、標高が20m~30mくらいの斜面か丘で、山地かリアス式の土地で(平野はあまり好きではありません)、小さな砂浜と磯があって(そういう砂浜はたいてい両端に磯や岬があるので)で、山も近くて、あまり建て込んでいない田舎が好きです。
その他の好みとして、海から家までの間に道路が通っていないところが好きです。湘南の134号線のような大きな道が通っているような土地は好きではありません。海と隔てられている感じがしますし、海に行くのにいちいち信号とか横断歩道とか面倒くさいじゃん。
また、家から海まで階段がない場所が好きです。スロープになっていると、海遊び道具をカートに載せて運べるからです。
それから(まだあるんですよ)家が道路のどん詰まりになっているところが好きです。なぜならその道を通る人が必ず自分の家に用があるからで、通過するためだけの人が通りません。そういう土地ってすごく安心感があるし、プライバシーが保てるんですよね。
さて、それでは各要素の長所・短所について、ぼくの考えをまとめます。
a:海岸からの距離
この項目は海好きな人でも、ウォータースポーツをやる人か、海を眺めるのが好きな人かによって好みが出ます。
ウォータースポーツが好きな人なら、海に近い方がいいでしょう。ちなみにぼくの経験では、徒歩5分以内でないと、サーフボードやシーカヤックなどを運ぶのが億劫になります。
ただし、海から近いと塩害、砂の害、津波など心配なことも増えます。ぼくの知り合いで海岸べりの防波堤のギリギリのところに家を建てた人がいますが、ちょっと海が荒れると家全体が潮をかぶってしまうそうです。この人なんかは海辺に住んでいるというより、もはや海に住んでいるといっても過言ではない、苦しゅうない、近こうよれ、よっしゃよっしゃ、あっぱれあっぱれ…
一方、海からあまり離れてしまうと、それってもう海辺じゃないじゃんということになり、何のために海辺に移住したのかわからなくなります。なので離れるといっても徒歩で20分以内じゃないの?というのが、ぼく的な目安です。
b:高さ(標高)
これはイメージしやすい項目ではないでしょうか?
海辺の高台に住むと眺めがいいもんねー、てなことです。
ただ注意が必要なのは、ウォータースポーツをする人で大きな道具を運ばなければならないような場合、たとえばシーカヤックとかウインドサーフィンとかセイリングとかですけど、そういう場合はあまり急で標高の高いところに住むと、海に行くのが億劫になります。いえいえ、海に行く時は下りだからまだいいんですが、海で遊んで家に戻るときに坂道を登らななくてはならず、立地によってはたいへんなことになります。
熱海はずーっと上の方まで別荘地が続いていますが、あまり上の方は海辺という感じがしませんもんね。
ぼくが海辺で土地を探すとしたら、aとbのバランスに一番こだわると思います。
ぼく的にはウォータースポーツをしますので、海辺に近い方がいいなあと…
一方、家にいるときも海を眺めたいので、ある程度高台に住みたいのです。なので、ウォータースポーツの器材を運ぶのに苦にならない程度の高台(標高20mとか30mで緩やかな坂道って好みがいちいちうるさいでしょう)で、海まで徒歩3分以内という立地が理想です。

c:陸の地形(平野か山が迫っているか)
地形ってけっこう大事です。タモリさんほどじゃないですが、ぼくも結構地形好きです。
茅ヶ崎とか九十九里みたいな土地って、海からほとんど標高が上がらず、平野がズーッと内陸まで続いています。そういう土地が好きな人もいます。
平野のいい点は、家が建てやすく、移動が自転車とか徒歩でラクラク・ランランというところ。悪い点は津波が来たとき、逃げる場所がないということです。あと、たいていそういうところって家が建てやすいので、建て込んでいるんですよねー。それに竜巻が起きやすい場所ってたいてい平野です。
ぼくは海が好きですが、山や森も好きで、見た目に変化のある地形が好きです。そういう点で平野は好きではありません。
一方、熱海とか熱川とかって山が海に迫っている地形で、平野がほとんどありません。ぼくはこういう土地の方が好きです。
山が迫っている土地のいい点は、眺めの良さが期待できるということ、森になっていることも多いので緑が豊かで鳥なども多く、田舎暮らしをしている感が満載です。悪い点は坂道が多いので移動がたいへん、平地が少なく住む場所が少ない、崖崩れがあるかもしれない、地形によっては風や雨が多いかもしれないということです。
そしてリアス式の海岸というのは、志摩とか有名ですね。油壺なんかはリアス式海岸ではないかもしれませんけど、そういう雰囲気を醸し出していますが、入り江がたくさんあって、丘から海までドロップオフ的にストンと下がっている立地です。陸地は山というより丘というのが相応しい高さだといえます。
リアス式の海岸のいい点は入江がたくさんあり、水深も深くなっているので、天然の良港になりうること、変化に富んだ地形が楽しめることです。悪い点は平地が少なく住む場所が少ないこと、坂が急なことでしょう。
また、島もこの項目に含めてもいいでしょう。ぼくも島好きですが、島は島ならではのよさがあります。一方陸続きではないので、交通の不便さはあります。
d:海の地形(港か砂浜か磯かなど)
サーフィンをする人は海が砂浜になっている方がいいですよね。一方スキューバーダイビングやスノーケリングをする人は、磯や珊瑚礁になっている方がいいでしょう。また釣りやボートやセイリングをする人は港があった方がいいかもしれません。また複数の要素が近接している立地もあるかもしれません。
珊瑚礁なんて憧れますが、沖縄とか小笠原とか海外が選択肢に入ってきて、ぼくはちょっとそこまでは…という感じです。
ちなみにぼくはそんなに長くない砂浜が好きです。そういう砂浜はたいてい両端が磯か岬になっているので、砂浜と磯両方を備えていて、ぼくのようにサーフィンもするダイビングもするという人にはピッタリの地形です。
e:土地の用途(宅地か山林か農地かなど)
いわゆる不動産関係の人が地目と呼ぶ項目です。不動産を買う場合、気になる項目ですが、ここではその土地周辺の雰囲気も指します。地目が宅地ならばだいたい一帯が住宅地で、家が建て込んでいたりします。上下水・電気などのライフラインはキチンと整備されていたりします。暮らしやすいですよね。
山林や農地だと、周囲に家のない土地かもしれません。また、場所によっては水道と電気を引かないといけないかもしれません。
家を建てるときも宅地なら問題なさそうですが、別に山林でもその分安くていいという方はそれでもいいでしょう。一方、農地だと家を建てる際に制限がありますから、そこは要チェックでしょう。
f:町からの距離(市街地か田舎か)
田舎暮らしをしたい方は、あまり建て込んだ市街地を好まないかもしれません。一方、生活の利便性を考えると、スーパーや病院などが近い方が便利です。自分の好みをはっきりさせるか、あるいはバランスをとるか、自分の考えを整理した方がいいのではないでしょうか?
ぼくは今近くのコンビニまで車で10分、スーパーまで15分程度のところに住んでいますが、別に不便ということはありません。好みとしてはもう少し不便なところでもいいかなーと思っています。スーパーまで車で20~30分くらいならぜんぜん許容できます。
今は、宅急便や郵便の配達がしてもらえるところなら、かなりの生活必需品がネットで注文できるので、その辺は思い切って田舎に住むという選択もありですね。

g:その他
これについては、先ほど書きましたが、海から家までの間に道路が通っていないところ、とか、家から海まで階段がなくてスロープになっている、とか、家が道路(できれば私道)のどん詰まりになっているところ、といった好みがあります。
おそらくこれは人それぞれいろいろあるんだと思います。
四角い土地がいいとか、南向きじゃなきゃだめとか…
さてさていろいろ長く書いてしまいました。
これらの分類は、細かくて面倒くさそうですが、自分の理想の海辺の立地を明確にできるというメリットがあります。
もしあなたが海辺への移住を考えていらっしゃるなら、そして自分の理想の立地がイマイチはっきりしていないなら、上の分類を参考にご自身の希望を明確にしてはどうでしょうか?
湘南といわれる地域について
湘南といわれる地域に住んでいます。
湘南というと、大磯から秋谷あたりの海に近いあたりを、ぼくは勝手にイメージするんですが、これは人によっていろいろ考えが違うようです。誰もが納得するエリアは、平塚、茅ヶ崎、藤沢、鎌倉、逗子、葉山あたりだと思うんです。
でも、湘南に住んでいる人で、湘南という言葉を使う人にはあまり会ったことがありません。
「わたしは茅ヶ崎に住んでいます」「逗子にお気に入りのカフェがあります」などと使うことが多い気がします。地域を特定して使うことが多いし、みなさんそれぞれ自分の住んでいる町に誇りを持っている様子がうかがえます。
といいますか実際はもっと細分化されていて「わたしは七里ガ浜に住んでいます」とか「わたしは披露山に住んでいます」というように細かく地名をいう場合もあります。特に高級住宅地に住んでいる人ほどその傾向が強いのかな〜と…
まあ、それは東京でも同じですよね。
それぞれの人が自分の住んでいる町に誇りを持つのは、おそらく悪いことではないでしょう。
◆湘南のことを扱っている雑誌をピックアップしてみました
『湘南スタイルmagazine Vol.100 2025年2月号』
◆湘南のことを扱っている雑誌をピックアップしてみました
『湘南スタイルmagazine Vol.100 2025年2月号』

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石垣島旅行で思ったこと…町と自然のギャップの大きさが魅力ですね
以前、石垣島にダイビング旅行に行ったことがあります。ぼくは南の島が大好物でして、長い休みが取れるときは、国内外問わず南の島に行ってしまいます。その様は鮭が生まれた川に戻って来るようだという人がいるとかいないとか…そもそもぼくは南の島で生まれてないから、その喩えは合ってないじゃないかというか、まあそんな感じです。
石垣島に行って、最初に感じたのは、市街地はとても発展していて、手に入らない物はないくらい日用品のお店が充実していて、三浦半島の田舎町に住んでいるぼくの家付近よりも便利なんですが、車で5分くらい町から離れると、熱帯特有の豊かな自然があって、その落差が印象的な島でした。
ぼくが好きなのは、人口が数千人以下の小さな離島ですので、人口5万人の石垣島はちょっと都会な島だと感じました。
ちなみに国内でぼくが好きな南の島ランキングは…
1位:母島
2位:多良間島
3位:与論島
4位:父島
という感じです。
どこもこぢんまりとしていて、時間がゆっくり流れているように感じられ、人もノンビリしていて優しかった思い出があります。
人口の少ない島大好きです。実際に住んでいる方はいろいろご苦労があるとは思いますが…
石垣島は、珊瑚のリーフの美しさが印象的でした。一時期は珊瑚がひどくダメージを受けたと聞いていたんですが、だいぶ復活したんでしょうか?
何度も思うんですが、珊瑚礁の島のリーフの内側の海の色って、なんであんなに綺麗なブルーなんでしょう。しかも場所によってブルーの色合いが違っていて、海が見える場所を通ると車を降りてしばらく眺めてしまいます。
ぼくは動植物の知識はないんですが、それでもアカショウビンやカンムリワシやリュウキュウコノハズクなど有名な鳥ををしばしば見ることができました。
石垣島ならではの食べ物で、石垣牛はもちろん、ブラックじゅーしーかまぼこやゆし豆腐や石垣そば(沖縄そばと少し違う)などなど、いろいろあって、それを食べるだけでも楽しみです。
東京の羽田空港からトランジットなしの1時間30分くらいで、こんなに豊かな自然に接することができるなら、これは旅行先として人気が出るよなーと思いました。でもぼくが行くとしたら、たとえトランジットがあっても、もっとこぢんまりした島にしてしまうと思います。
スキューバダイビングについて書くのは別の機会にしたいと思います。書くことが多すぎて長くなってしまいそうですから…
ずっと海にいたいです!
海辺に暮らしていると、季節によって海にいるのがとても気持ちがいいときがあります。というか、ぼくのような海バカは、年がら年中海に出ているわけですが…
気持ちがいい時季というのは、春と初夏と秋なんですが、気温が暑くも寒くもなく、湿度も高くなく、爽やかな潮風が吹いて、海にいるのが気持ちいいんです。
休日で、そんな天気のいい日にあたれば、ぼくは(ときには妻も)アウトドア用のチェアとテーブルとタープ(主に妻が同行するときに持っていきます)とバーナーとカップとちょっとしたお菓子やサンドイッチを持って、海に行きます。といっても家から歩いて3分ほどですが…
目の前には広い海と青い空が広がっていて、潮風が吹いて、なんだかとても気持ちがいいんです。ありきたりな表現ですが、癒されます。なので、午前中からビーチに行って、午後3時、4時頃まで居たりします。
で、家に帰ったらお風呂に入って、デッキでビールを飲むというのが、ぼくの休日の過ごし方ゴールデンパターンということになります。
ちなみに気持ちがいい季節に入っていなかったんですが、夏も夜なら気持ちがいいんです。なので、夏は、夕方から夜にかけて、近所のビーチにある海の家に行ってビールを飲んでから、家に帰って夕食を食べたりします。夕暮れになって、空の色がグラデーションがかかって、様々な色に変わっていきます。海からの潮風も暑さを紛らわしてくれて気持ちがいいんです。だんだん暗くなってきて、波の音だけが響く時間になると、酔いもちょうどよく回っているので、家に帰ります。
ぼくもだいぶオジサンになってきたので、あと何回くらい元気に、気持ちがいい海辺の時間を過ごせるんだろうと考えたりします。たぶん3桁にはいかなくて、2桁台だと思うんですが、そう考えると、海辺にいる時間がとても貴重な時間に思えてきます。

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海辺をのんびり散歩しよう!
海辺の田舎町で暮らしています。でも会社は東京なので平日は2時間くらいかけて通勤しています。
そんなぼくにとって休日は、海遊び三昧の日です。
そのために海辺に移住してきたんですから!
スキューバダイビング・サーフィン・シーカヤックなどその日の海況に応じて遊びを決めます。ただ海が荒れてどうしても海に出られないときには、海辺を散歩したり、サイクリングしたりします。
海を眺めながら、のんびりビーチを散歩するのは、それはそれで楽しいものです。青い海、大きく広がる空、心地よく吹く潮風…そんな中にいると気持ちがスッキリしてきます。
ぼくにとって海はかけがえのないものです。
若い頃からずっと好きで、好きが昂じて海辺に移住したくらいですから…
仕事が忙しいとき、辛いとき、気持ちがモヤモヤしたときには、海を眺めることで気分転換をしてきました。海という気分転換の場がなかったら、ぼくはどうなっていたんでしょう?
それくらい海が好きです。
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