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春の気配とブルー・エクササイズ








 もうすぐ春、ですね…
 ちょっと気が早いでしょうか。

 日が沈むのが遅くなりましたし、木々の芽も少しずつ膨らんでいます。梅も咲き始めています。水仙が咲いて、桜が咲いて、山吹が咲いて…
 少しずつ少しずつ春に近づいている気がします。
 ぼくは寒い2月から3月にかけて、春が近づいてくる時季が、だんだん好きになってきました。若い頃は寒いのが苦手で真夏が好きでしたけど…歳をとるとそういう好みも変わってくるんでしょうか?

 海に出るとまだ北風が冷たいんですが、海の中を覗くと海藻類が芽を出し始めています。この時期の海はまだプランクトンも海藻類の胞子も少なくて、透明度が高くて、それもなんだか清々しくて好きです。

 実際、木々や海藻類の芽吹きを眺めていると、自分が元気になってくる実感があります。ぼくだけかもしれませんが…だからこれをぼく的にはブルー・エクササイズのメニューに入れています。
 ちなみにブルー・エクササイズは、グリーン・エクササイズに倣ったものでして、海と接すること・海と接する場で活動することで元気をもらうというものです。ウォータースポーツはもちろん海気浴や海水浴もブルー・エクササイズに入ります。一応たぶんぼくが初めて提唱しました。

 生き物が若い世代を産み出そうとしている「新しさ」が、ぼくにも元気をくれるのかなと思います。





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もっと先の海へ…









 海に出るたびに不思議に思うことがあります。
「あの岬の先はどうなっているんだろう。あの遠くに霞んでいる島影はなんだろう。もっと遠くへ行きたいな」と思うんです。
 もちろん地図も海図もありますから島影が伊豆半島であることもそこまで何キロあるかもわかりますが、自分の手で?足で?というか船で行ってみたいと思うんです。

 で、そこまで行くと、さらに海を眺めて、「その先はどうなっているんだろう」ときっと思うはずです。

 大航海時代にヨーロッパの国々が世界中の海に出たのも理解できます。理屈はキリスト教の布教のためとか貿易のためとか植民地の拡大のためとかいろいろあるんでしょうが、実は海があって、その先に何があるか知りたいからだったんじゃないかと、ぼくは勝手に考えています。
 山があるから登る、go westといって開拓していく、その先が知りたいから進んでいくというのは、人間のいくつかある本能のひとつなんじゃないでしょうか。

 ぼくはたかだか三浦半島を一周したくらいですが、もっとその先へ行ってみたいという気持ちはあります。
 ダイビングで潜った場所も100箇所程度ですが、もっと多くもっと深く潜ってみたいと思います。

 もうだいぶ歳なのでどこまでできるかわかりませんが、できるところまでやってみたいものです。




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今年こそ小笠原の「ボニンブルー」を見てみたい


 いろいろな海に行きました。

 若い頃に珊瑚礁の海を見たときには、海の色の美しさに「ウワー綺麗」と海のことを知らない都会の娘さんのように単純に感動してしまいました。

 それから随分歳をとり、いろいろな海を見てきました。それぞれの海にそれぞれの海の青さがあり、ぼくは基本的にどれも好きです。
 どっちかというと海の色を見て、これは海底が岩礁で黒潮があたっているからこんな濃い群青なんだとか、下が珊瑚礁で浅いから透明度の高い水色なんだとか、まあそういうことを考える方が楽しくなっています。

 まだまだいくつも行きたい海がありますが、そのひとつが小笠原。
 なかなかまとまった休みが取れず、毎年行こうと計画するんですが、行けないまま。
 ご存知のとおり、小笠原の海の色は「ボニンブルー」といわれて、それは何ともいえない青です。テレビや写真でしか見たことないですが、ぜひこの目で見てみたいです。




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海辺の甘酸っぱい思い出










 もうオッサンになってしまってこんな事を書くのもなんですが、オッサンだって若い頃はありました。(そうみんな歳をとるんです。そしてそれは想像しているよりも早い)
 今でも海辺でフラフラしていると若い頃のことを思い出すことがあります。
 やっぱり彼女とかと海辺をデートしましたから…

 ぼくが海遊びを始めた頃はスキューバーダイビングやウインドサーフィンが流行っていました。それでぼくは毎週(毎日?)のように海に行ってたわけです。で、その頃はマリンウェアとしてHELLY HANSENのウインドブレーカーが流行っていたんです。まあウォータースポーツをする人ならたいていの人が持っていました。HELLY HANSENの商品ラインナップでは一番ベーシックで定番の物でした。その頃のHELLY HANSENは、まだノルウェー本国かアメリカから入ってきているものがあって、それは今のよりも丈夫でした。今のはゴールウィンのライセンス生産だと思うんですけど…たぶん…

 んで、その頃付き合っていた彼女がぼくの誕生日にHELLY HANSENのウインドブレーカーをプレゼントしてくれました。
 実はそのウインドブレーカーは未だに現役でして、十分使えるんです。ただ、ウインドブレーカーの腕のあたりにあるHELLY HANSENのブンラドタグはすり切れて色褪せています。
 ぼくは秋口から冬のちょい寒い日にはそのウインドブレーカーを羽織って海に出ます。
 そのたびに若い頃(自分では今もついこの間のことだと感じていますけど)のことを思い出します。
 海に行くたびにワクワク胸騒ぎがして、海は広く、空は青く、ぼくは将来に希望と不安を抱きながら日々を過ごしていました。今より貧乏でしたが、体力と明るさと無謀なまでの好奇心がありました。
 ビーチを歩いている彼女の長い綺麗な黒い髪と細い肩の後ろ姿を思い出します。

 ぼくは今でもあの頃のままだと自分では信じていますが、そうじゃないかもしれません。あの頃のぼくや彼女は、今のぼくをどう思うんだろう…なんて考えながら、海遊びをしています。




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波の音…それぞれの人の記憶の中で…










 波の音が好きです。
 いろいろな場面で、意味で…

 川のせせらぎの音、滝の音、雨音など水の音が好きな方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
 好きというだけではなく、癒されるという方もいらっしゃるでしょう。
 ヒーリングミュージックで水音の作品が出ていますし…

 ぼくは波の音が好きです。

 最初に波の音のことを感じたのはー?って考えてみると、子供の頃だったことを思い出しました。
 家族旅行で海に行って、海辺の旅館に泊まったんです。
 朝早く波の音で目を覚ましました。はっきりと目が覚める前の夢うつつのときに聞く波の音は、なんとも心地よいものだったような気がします。もしかしたら、他の記憶と混ざっているかもしれませんが…

 これも子供の頃ですが、海水浴に行って、わりと波の強い日で、波乗り遊びに疲れて、砂浜でうたた寝をしているときの波の音も印象に残っています。

 次は大学時代に飛びますが、その頃ぼくはサーフィンを始めていました。すごく荒れている日で、ダンパー気味の頭くらいの波が、途切れることなく押し寄せていました。が、とりわけ大きな波が来て、「ああこれはヤラれるな」と思いながら、沖に必死でパドリングして、波には乗れなかったけど、ヤラれもしなかったその後、背後から大音が響いてきたこと。その音の迫力をまだ耳が憶えています。海遊びをする方にはわかっていただけるんではないでしょうか?

 大好きな彼女と海へ旅して、ベッドで彼女の髪を撫でながら聞く波の音というのもいいような気がしますが、残念ながらそんな体験をしたことはありません。

 今は海辺に住んで、窓を開けていれば波の音が聞こえてきます。波の音でその日のだいたいの海況がわかります。

 強い波の音はそれはそれで、穏やかな波の音はそれなりにいいものです。前者はなんだか胸がワクワクしてきますし、後者は穏やかな気持ちになります。

 きっと多くの人の記憶にそれぞれの波の音がしまわれているのでしょう。






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空気が透明に近い日










 空気が抜けている日があります。
 冬に多いんですが、天気によって、他の季節でも…

 そんな日には、ぼくの住んでいるあたりからは、富士山、大島、伊豆半島が見えます。

 気象的には雨の翌日とか風の強い日の翌日だったりするわけですが、それは置いといて、もっと感情的にいうと「空気が透明に近い日」です。

 空気が透明に近いと、陽の光が強く感じられます。
 そして風景の輪郭がはっきりしているように感じられます。
 海の色もいつもより青が強く見えます。
 いろいろなものが澄んで、空気がいつもよりも綺麗な感じがします。
 深呼吸したくなります。

 そんな日に海に出るのはなんとも楽しいものです。



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町に流れるゆったりした時間










 夏も過ぎ秋らしくなりました。
 例年よりはずっと暑いですけど…

 夏の間は観光客や海水浴場の監視所のアナウンスなどでなんとなくザワザワ・ウキウキしていた海辺の町ですが、この時期の平日になるとすっかり元のノンビリした田舎町に戻ります。
 行き交う人はたいてい地元の人。見かける車もなんとなく知った車。道もスーパーもカフェも空いています。
 通りでは妙齢のご婦人が立ち話ししているし、犬の散歩している人もなんとなくゆったりしているような気がします。

 そう、地元民にとってはこれから1月くらいまでがとてもいい時期。2月になるとさすがに寒くなりますが、1月ならまだまだ大丈夫。海に出てもそれほど寒くありませんし、散歩も快適です。

 秋晴れの空の高い日に家族で散歩。
 我が家では、メンツが揃うと海に出るか散歩に行きます。今回は海が荒れていたので散歩です。
 いったん家を出るとだいたい10~20kmくらい歩きます。海辺を歩くときもありますし、山方面に入っていくときもあります。どちらも捨てがたいくらいに気持ちいいんです。
 途中休憩でカフェに入って、のんびりコーヒータイム。ガラス越しの秋の景色を楽しみます。

 山菜を摘んだり、無人の農家直売所で旬の野菜を買って、家路に着きます。

 みんなが健康で、なんとか食べていけて、おまけに散歩ができるというのは幸せです。




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海好きは、海に近づく途中も楽しいのです










 海が好きでなんとなくン十年も経ってしまいました。
 初めての海に行く時など、今でもわくわくします。
 自分なりのわくわくポイントというか、わくわくするツボみたいなのを考えるんですが、いくつかあるような気がします。

 まず、海辺に近づいていく時の独特の地形ですね。「ああもうすぐ海がありそうだな」という地形の雰囲気が伝わってきて、それがわくわくします。
 これは海好きな人にはわかってもらえると思いますが、経験を積んで、いろいろな海を見ていると、頭の中にデータが蓄積されているらしいんです。で、海っぽい地形がなんとなくわかるんです。
 なので国道を走っていて、脇道にそれたりするわけですが、海が見える場所とか海に近づいてくると、頭のデータベースが反応して、わくわくエキスが分泌されるというような、エセ脳科学的分析を個人的にはしているんですが…

 それから海っぽい看板や建物があるのもわくわくします。
 たとえば「なんちゃらseaside」とか「ほにゃほにゃmarine」なんていう看板をみたり、艇庫のような建物が散見されてくると、「おお、もうすぐ海だ、海だ」と頭の中の小学3年生が騒ぎ始めます。

 あと好きなのは、国道みたいなメインの通りから外れて、海に向かうであろう細い、曲がりくねった、急な坂道を下っていく時ですね。あのわくわく感はなんなんでしょう。そんなん感じるのは、ぼくだけですかね?

 そんな感じで海好きは、海に着く前からそわそわしているという小話でした。チャンチャン。



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早朝のビーチを散歩










 ぼくはわりと、というかけっこう早起きで、だいたい4時半くらいに起きます。

 会社の同僚などに話すと、かなり唖然とされますが、ご近所でもそれくらいに起きている人は結構います。都会の人と田舎の人の生活時間の違いなんだと、自分を納得させています。

 冬じゃなければ、外は明るくなっているので、ビーチを散歩します。
 まだ誰もいない静かなビーチを、ポツリポツリとゆっくり歩くだけです。今日の潮まわりは何かな?とか、風はどっち向きかな?とか、波があるなとか、漁船がだいぶ岸に寄ってるなとか、まあそんなことを考えながら散歩します。

 潮風を深呼吸して、まだ出たての太陽を浴びます。
 それがすごく気持ちいいんです。
 散歩の時間はたかだか数十分だと思いますが、気分がぜんぜん違ってきます。
 健康で毎日散歩できるというのは、なんと幸せなことでしょうか…

 家に帰るとシャワーを浴びて、仕事に行く身支度をします。
 今日も1日始まるなって思いながら…



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西伊豆フェチ









 相変わらずの海バカぶりを、フルスイング気味に書いてみたいと思います。

 伊豆が好きでダイビングに行ったりシーカヤックに行ったりします。しばらく行かないと、そわそわして伊豆の景色が浮かんで一睡もできません。うそです。
 でも、月に最低1回くらいのペースでは行っているので、しばらく行っていないと「行きたい!もう辛抱堪らん」ってな感じになります。こういう情熱が夫婦の性生活にもあれば…いやいや、まあまあ…
 そして東伊豆・南伊豆・西伊豆のどこもそれぞれの魅力があって好きです。海がないけど中伊豆も好きです。

 今回は西伊豆について、海オタクぶりを発揮してみたいと思います。

 西伊豆のよさはノンビリした雰囲気です。そして西向きの海岸線ということで、夕陽がきれいなこと、富士山が見えることです。さらにいえば複雑で荒々しい火山島の面影を残した地形です。
 堂ヶ島→松崎→雲見→伊浜あたりの海岸線は、何度行っても飽きません。
 もともと伊豆諸島は火山島なのでしょう。その荒々しくて複雑な地形が、西に開いているため、西風や西からの波をガンガン受けて、崩れたり削れたりして「闘って傷ついた男」的な雰囲気を醸し出しているところが、なんとも愛しいです。
 植生はいわゆる伊豆っぽい感じで、これが八丈島になると熱帯系の植生になるわけですが、荒々しい地形はところどころ似ているような気がします。
 あの土地の感じにひかれて、無性に西伊豆を訪れたくなります。

 観光客が東伊豆ほど来ないせいか、土地の人もノンビリして商売っ気がないのも好きです。仲良くなるととてもよくしてくれます。立ち寄り温泉も東伊豆ほど高くありません。

 首都圏に近いのにあのノンビリした感じ、うーむ貴重です。



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