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ワサビ塩にワサビドレッシング ~ワサビ偏愛の日々~



 別に大した話じゃないんですが、ぼくはワサビが好きです。
 ワサビをすり下ろして、醤油を少しだけつけて食べると、それだけで酒のアテになります。
 普通ならここに中トロのマグロとか、カンパチの厚めの切り身が登場して、それをワサビで食べるのが普通ですが、えーいだまれだまれ、マグロもカンパチも邪魔だ邪魔だ下がれ下がれ、となぜか重ねていうのですね。しかも時代劇の殿様風じゃ、苦しゅうない近こう寄れ。

 そうずっと以前ですが、まだぼくが高校生だった頃、家族で信州を旅しました。ぼくの両親は若かりし頃、山登りをしていて、北アルプスを好んで登っていたようです。
 そんなわけで、昔からの馴染みの民宿に泊まったんですが、そこでぼくは食の世界の衝撃を体験したのでした。
 まず、自家製味噌で作った味噌汁がうまかったのに始まって、そばがうまい、ご飯がうまい、五平餅がうまい、それについている甘辛の味噌がうまい、山菜がうまい、というわけで、ぼくがこれまで食べてきたものとは異文化の、いや異世界のうまい食べ物でした。
 ぼくの親が特に料理が下手だったわけではなく、食材がおいしかったのだと思います。
 で、極めつけはワサビでした。
 ぼくがそれまで知っていたワサビは、スーパーの刺身のトレイに添えられたビニールにパックされたワサビか、チューブに入ったワサビでした。
 ぼくはなんでこんなものをわざわざ、そばなんかに付けるのか、正直よくわかりませんでしたが、まあ習慣で入れていました。
 その信州の民宿で食べたワサビは、まずワサビが丸ごと出てきて、それを擂るわけですね。それを食べたときはうまいと思いました。辛くなく苦くなく、ワサビの爽やかな香りが鼻に抜けていきました。

 話が長くなりましたが、それからぼくのワサビ偏愛の日々が始まったのです。
 ワサビがうまいのは清流が流れているところです。ぼくの生活圏で有名な産地は、安曇野とか中伊豆あたりでしょうか?
 なので、そのあたりを旅する機会があれば、他のお土産は忘れてもワサビは買います。
 そして、だんだんとワサビにもおいしいのとおいしくないのがあるのに気づきました。
 それを教えてくれたのは熱川の寿司屋さんでした。
 スキューバーダイビングの帰りにちょくちょく寄っていたんですが、そのお寿司屋さんの寿司はネタはもちろんいいんですが、ワサビが違うんですね。それをあるとき大将に話したら、「そうだよ。ワサビもうまいのとうまくないのがあるし、同じワサビでもうまい部位があるんだよ」と教えてくれたのでした。
 しかもその大将は、うまいワサビで作った自家製ワサビ塩を売ってくれたのです。

 ぼくのワサビ偏愛人生は新たな局面に入りました。
 ワサビの質とそのワサビを使った派生食品の世界です。
 今では刺身やサラダに、ワサビ塩を使い、ワサビソースを振りかけ、ワサビドレッシングを使う毎日です。
 もちろん生のワサビを擂りおろしたものが一番おいしいわけですが、それがいつも手元にあるわけではありません。そんなときにワサビ派生食品はとても便利で、ぼくのワサビ欲を満たしてくれるのです。

 ぼくのワサビ偏愛人生はこの先どうなっていくんでしょう。ってどうなってもいいかもね…









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