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桃源郷と竜宮城への憧れ



 桃源郷の物語を知ったのはたぶん小学生の頃でした。
 頭の中に浮かんだその風景にぼくはすごく惹かれたのです。
 隠れ里で、食べるものに困らずみんなが幸せに暮らしている楽園を想像すると、なんだかワクワクしてきました。
 当然ながら、それ以前に浦島太郎の昔話は知っていたわけですが、浦島太郎の物語はハッピーエンドではないので、その当時のぼくにとってはあまりいい印象でなく、桃源郷の物語と結びつかなかったのです。
 でも、今なら、竜宮城だってすごくいいんじゃないか、綺麗な乙姫様がいて、おいしい酒と食べ物があれば、それで年月が経っても別にいいじゃん、ハッピーじゃん、贅沢いうなよ、と思えるわけです。
 なので、いい歳してもぼくの中では桃源郷と竜宮城は憧れの地なのでした。ウォータースポーツをしているときに、亀が来ないかなあ、竜宮城に連れて行ってくれないかなあ、なんて思うわけです。ホイチョイプロの方に「わたしを竜宮城につれてって」という映画を作って欲しいと思います。
 空想の楽園に憧れる気持ちは誰しもあると思いますが、ぼくの場合はその憧れが海好きという嗜好になって、今も続いている気がします。
 キーワードは…
知る人のみが辿り着ける
人里離れて隠れている
みんないい人、いい人しか住めない
みんながハッピー
衣食住に困らない
ということです。
 そんな社会はあり得ないとわかっていても、それでも夢見てしまいます。







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