海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
大きなうねりを超えるときのドキドキが堪りません
サーフィンをするときは、波がブレイクするポイントよりも少し沖にポジションをとります。いい形のいいうねりが来た時のワクワク感は、なんともいえません。
これが大きなうねりになると、ワクワク感にドキドキ感が加わります。
ブレークするラインに合わせてそこに留まらなければいけない、それがサーフィンの宿命ですが、一方でシーカヤックはそういった宿命からは自由です。
そんなわけで、台風がフィリピンあたりにいる頃の、一番おいしいうねりが入ってくるタイミング、そんな時にシーカヤックで沖に出て、波長の長い、高低差の大きなうねりの中を漕ぎ進んでいくのは、なんとも楽しいものです。
ワクワク感とドキドキ感が両方味わえます。
これを味わいたいがために、うねりのある日を選んでシーカヤックすることがあります。
うねりはものによって違いますが、ぼくが好きなのは高低差が1m~2mくらいのもの。
このくらいのうねりだとカヤックは波間に隠れたり、現れたりします。
沖の方を絶えず気にしながら、大きなうねりが近づいてくる時の緊張感、それを乗り越えた時のなんともいえない爽快感。ちょうどジェットコースターで無重力状態になったときの感覚に似ているでしょうか。
作家の宮田珠己さんがジェットコースターが好きで、その時の感覚を「うりゃうりゃ」感と表現していますが、その語感がわかる気がします。
シーカヤックの場合、もしかしたら遭難するかもしれないという心細い感となんとしても乗り越えて無事帰ってみせるというなにくそ感が加わります。
海遊びをしたことのない、平穏な町暮らしをしている方がこの文章を読んだら、「なぜそんな危険なことを自分から好んでするのか?」と思われるかもしれません。実際ぼくも、これまで周囲の数人の方から「まったく理解できない」という冷ややかな視線を送られたことがありました。
こればっかりはわかる人にしかわからないと思います。
いくらwebを検索しても、たぶん感覚は理解できないし、共有できないし、疑似体験もできないでしょう。
一方でわかる人にはよくわかってもらえると思います。
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