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岬を越える時はドキドキします










 以前「うねり」が好きだ、堪らんぞ、というようなフェチっぽい文章を書きました。今回はその続きというかなんというか、まあそんな感じです。

 シーカヤックにしろ船にしろスキューバーダイビングにしろ、とにかくウォータースポーツで海に出るときは、一応緊張するわけです。やっぱり事故る可能性はゼロではないし、天候の急変はありうるし、怪我だってするかもしれない、そんな思いもあって緊張するわけですね。
 たまに酒を飲んで海に出たり、海に出て酒を飲む人がいますが、これはぼくには信じられません。
 それくらいぼくは海に出る時は注意しているということがいいたいだけなんですが…

 で、その緊張感がイヤかっていうと、そんなことなくて、ちょっと張りつめた気持ちがスキだったりします。

 そうやって海に出て、海況が穏やかであまり心配することもない今日この頃、天下泰平、平和第一という時であっても、岬を越える時は少し緊張するものです。

 なぜか?

 岬の向こうとこっちだと海の様子がガラッと変わることが多いからです。
 岬の大きさにもよりますが、海の変化の大きさと岬の大きさは比例するというのが、オレ流の理論です。
 たとえば伊豆。東の風が吹いていて、富戸あたりが荒れていたとしても、松崎や大瀬あたりの西伊豆に行くとベタだったりとうことはよくあります。そういうときは石廊崎や弓ヶ浜付近で海況が変化していることが多いです。

 石廊崎なんて岬の中でも割と大き目だと思いますが、もう少し身近な岬でもけっこう違います。
 たとえばうちの近くに長者が崎という小さな岬がありますが、ここも、向こうとこっちが結構違う岬です。
 相模湾というのは、大雑把にいって南西の風が吹いていることが多いわけですが、その場合三浦半島の西岸ちゅうのはモロ風があたるわけです。ですが、岬があるとその岬が風を遮ってくれて、岬の北側は穏やかということがよくあります。
 ところが岬を越えて向こう側へ行くと、風の影響で波が立っていたりします。
 長者が崎はちょうど長く突き出ていて、その南は佐島があるくらいで遮る物がしばらくない地形なので、岬の向こうとこっちの差が大きいのでしょう。

 そう、岬を越える時というのは、海遊びをするうえで、緊張のうえにさらに緊張を伴うことなのです。
 で、これもさっきと同じようにイヤじゃなくて、スキなんです。あのドキドキ感が堪りません。
 海や風などに注意を払わなければなりませんし、その時その時で臨機応変に対応する必要があります。なんというか、自分を試されているというと大袈裟ですが、「いっちょやったるぜ」的な気持ちがあります。
 それがスキなんだと思います。

 今回も見方によっては、異常というか変態チックな感じになってしまって、読んでいる方がひいていないか心配です。



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