海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
伊豆 赤沢、スキューバダイビングの思い出
ぼくがスキューバダイビングを始めたのは大学生の頃でした。
たぶん中学生くらいの頃からスキューバダイビングというものをやってみたいと思い始め、貧乏学生だったぼくは、大学時代にやたらバイトを入れまくって、やっとスキューバダイビングのオープンウォーターのコースを受講したのでした。
ショップはいろいろ調べた結果、東京ダイバーズ(残念ながら今は閉店してしまいました)というところで講習を受けることにしました。理由は、お店の人の雰囲気がいいのと、その頃スキューバダイビングの講習を受けるためには、軽器材とウェットスーツとブーツは絶対買わなければならなくて、店によっては重器材もマストで購入しなければ講習が受けられないような、売り手市場だったのです。東京ダイバーズは、軽器材を買わなくても講習を受けさせてくれる店だったので、決めました。
そう、ぼくが講習を受けようとする何年か前に「彼女が水着にきがえたら」という映画がヒットしていて、OLや女子大生の間でスキューバダイビングがブームになっていたんです。そのためダイビングショップ側もずいぶん強気な商売をしていました。
今はフルレンタルで講習可能な店も多い状況ですから、思えば、あの頃のダイビング業界は異常な時代だったかもしれません。
ぼくの場合は大学の友人が、やはりスキューバダイビングのCカードを持っていて、流行に乗ってCカードをとったけれどあまり面白くなくてもう潜らないというので、軽器材とウェットスーツとブーツをただで譲ってくれたんです。そんなぼくにとって、東京ダイバーズの営業姿勢というのは、ぴったりでした。他の店で「軽器材は持ってるんだけど、講習だけ受けたい」といったら、たいてい断られましたから…
東京ダイバーズは、東伊豆の赤沢という港をダイビングスポットにしていました。その頃赤沢には東京ダイバーズしかショップがなかったので、赤沢は貸切状態でした。
そして民宿も東京ダイバーズと提携していたのでほぼ貸切。というわけで赤沢自体が東京ダイバーズの占有みたいな状況でした。
東京ダイバーズでオープンウォーターのCカードを取るわけですが、ぼくはその後もダイビングにハマリ続け、なんだかんだいって、ほぼ毎週のように赤沢に行っていました。大学4年生から社会人になってしばらくするまで、そんな週末を過ごしていました。
東京ダイバーズの東京のショップは高円寺にあって、金曜日の夜7時にショップに集合して、店のハイエースに乗って、赤沢に連れて行ってもらいました。夕飯はたいてい東名の海老名のサービスエリアでとることが多かったです。で、金曜日の夜は赤沢の民宿に着くとそのまま寝るという感じでした。そして土曜日は3本潜って、民宿で食事をして、夜はみんなで宴会をして寝ます。日曜日は早めに起きて、やはり3本潜って、夕方東京に向けてハイエースで出発し、高円寺で解散でした。
金曜日の夜に東京から赤沢に向かう時に、小田原あたりから海が見えるんですが、そうすると照れくさい言い方ですが「胸が高鳴り」ました。
そんな風にしてスキューバダイビングにどっぷり浸かる週末生活を何年か過ごしているうちに、ぼくは伊豆に対して、第2の故郷のような感覚を持つようになりました。
ダイビングが上手くなるうちに赤沢以外でも潜りたくなって、他の店を利用したり、現地のダイブサービスを使ってビジターで潜ったりして、伊豆のいろいろなダイビングポイントを潜りました。そういう状態は今でも続いていて、月に2回以上は伊豆のどこかに行っています。
よく考えたらぼくは、青春時代ともいえる大学生の頃から、赤沢に通い、その後社会人となってから現在まで、30年以上、伊豆に通っていることになります。
こうしたことを考えると、先ほど伊豆はぼくにとって第2の故郷のような場所だと書きましたが、多くの方がそれに同意していただけるのではないでしょうか?
実際、何かの用事ができて、長い間伊豆に行けないと、なんだか寂しいというか、体がウズウズしてくる感じでして、あの火山がベースになってできた地形や、太平洋に洗われる海の風景がとても懐かしく感じられるのです。
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ウインドブレーカー使ってますか?
【海辺でウインドブレーカー】
1980年代に大学生だった先輩に聞くと、ウインドブレーカーって、流行ったらしいんですよね。
テニスサークルとかインカレのお遊びサークルなんかで、大学とサークル名が入ったおそろいのウインドブレーカーをみんなで着てたそうです。
恥ずかしいですね。最近はあまり見かけない。
でも、アウトドアスポーツやウォータースポーツをする人は、割りと普通に持ってますね。やっぱり雨やスプレーを凌げるし、ちょっとした防寒にもなるし、たためばコンパクトになるしで、便利なんです。
アウトドアメーカー、マリンウェアメーカーなど、いろいろな会社から多くのタイプの製品が出てて、名前はシェルだったり、ウォータープルーフジャケットだったり、ウィンドブレーカーだったりします。
各社で機能が微妙に違うんですが、薄い生地で、水が染み込まない機能がある上着、とりあえずここでは、そんな服をウインドブレーカーと呼ぶことにしましょう。
大学のテニスサークルの人たちが着ているペラペラで、素材が合成繊維ぽくて、上にはおる感じの服は、ウインドブレーカーなのです。
ウォータースポーツをしたり、海辺に住む人にとって、ウインドブレーカーはあるとすんごく便利な服です。というか、むしろぜひ欲しい服といいたい。
例えば、ぼくはスキューバダイビング、シーカヤック、サーフィンをするんですが、夏でもウインドブレーカーをバッグにいれておきます。
例えばダイビングで使うときを思いだしてみます。夏といっても海辺は朝晩、けっこう肌寒いのです。そんなときにはウィンドブレーカーをはおります。
それから、ダイビングとダイビングの間に「水面休息」という休憩時間をとるんですが、そのとき濡れた体にはおることもあります
ボートダイブの時は波しぶきがかかったり、風に吹かれるので、意外に寒い時があります。そんなときにも重宝します。
あとは突然の雨でも濡れなくてすみます。これが防水性能の高いウインドブレーカーだとかなりの雨でも水がしみてこないからすごいですね。
シーカヤックだと海に出ているときは、スプレーを浴びるので必需品です。それから日差しから肌を守るという役割もあります。ということはヨットやディンギーでも同じですね。
サーフィンのときは、陸に上がっているときにはおるわけですね。
ウォータースポーツに限らず、日常生活でも役にたつんですよ。海辺の散歩とか、雨の時とか、ちょっと肌寒い日などに活躍します。あと犬の散歩の時なんかね。
よく車でスーパーマーケットに買い物に行って、両手が買い物袋で塞がって傘が持てないことってありませんか?ぼくはけっこうあるんですけど。
そういうときウインドブレーカーって便利ですね。
雨に濡れないということでは、ウインドブレーカーを着るほうが、傘をさすよりもずっと雨に濡れにくいですね。
【ウインドブレーカーの性能】
じゃあ海っぽいヒトが使うウインドブレーカーはどういうのがいいのでしょうか?
■撥水性
いろいろ考えつくけど、一番大事なのは水をはじくというか、しみこまない性能でしょう。濡れないで済むとそれだけで寒さや不快さが軽減されますから。
■速乾性
早く乾くことです。
今はいろいろな素材があって、濡れても軽く絞って、ちょっと干しておくだけで乾くものがあります。そういう製品だと、身につけていても気がつくと体温で乾いてしまいます。
■肌触り
肌に接する面がベトベトしないことも大切です。
これは速乾性とはまた別でして、ウインブレが濡れてたとしても、肌にべっとりくっつかないだけで、ずいぶん感覚が違うんです。
裏地が工夫してあって、少しくらい濡れても、肌にひっつかないで、濡れたことを感じさせないものがあります。
■軽さ
軽いこと。これ大事ですね。特に多い荷物を持って旅行とかバックパックを担いで歩く時なんか、少しでも軽い方がいいですから。
【どんなブランドがあるの?】
ぼくが使ったことがある中で、オススメできるメーカーはHelly Hansenとpatagoniaです。でも、わまりの人に訊いてみると人それぞれ好みがあるみたいです。
HAGLOFSがいいとかmont・bellとかTHE NORTH FACEの名前が挙がりました。
ぼくのオススメの2社では、防水性能が高い製品が何種類もでているので、自分がどれくらいハードな環境で使うかを基準に選ぶのがいいですね。あまりオーバースペックなものを買わないというのがポイントのような気がします。
マリンスポーツ、しかもセイリングとかディンギーをやる人はHelly Hansenがいいと思います。ポケットの形とかジッパーの上げ降ろしとかフードとか細かいところが、マリンスポーツで使うことを考えて作ってありますから。あとセイリング・ディンギー関係では、GILLやMUSTOがありますが、結構高いですね。
逆に両メーカーと同じような素材、例えばゴアテックスなど使っていて、安い物があればそれでいいと思います。
安いものでよくあるのは、防水加工がしてあるんですが、その性能がすぐに低下してしまうもの。雨に濡れたり、潮に濡れたり、洗濯もしたいから、そうすぐに防水しなくなっては困ります。
でもですね、とりあえず安い物を使って、使い倒して、自分に必要なスペックを把握してから、次は自分にあった性能の物を買うというのもありですね。
一着あると便利だし、いいものだと普通に使っていればそれこそ10年以上はもちますから、高い買い物ではない、のでは?と思います。

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海を眺めながら飲むビールのシアワセ
海辺で飲むビールがおいしいという事実は、酒飲みのみなさんには納得いただけるんじゃないかなあ、なんて勝手に思うわけです。特にスキューバダイビングやシーカヤックやサーフィンなどのウォータースポーツをやった後の疲れた身体に流し込む生ビールの旨さといったら、もうなんともいえないおいしさです。
目の前に広がる海、波の音、潮風、夕暮れ時のマジックアワーの時間だと黄色・オレンジ・青・紫と微妙なグラデーションを描く空…そんな環境を目前にして、キンキンに冷えたビールをゴクゴクゴクと飲むのは人生の幸せのひとつです。ちょっと大袈裟かもしれませんけど…
ちなみに海辺の田舎町に建つ我があばら家からは海が見えるんですが、昼間にウォータースポーツをしてシャワーを浴びて、海を眺めながらビールを飲むのも、なかなか幸せな時間です。
こうしてなんやかやと理由をつけては、ビールやその他の酒を飲んでばかりいるわけですが、歳をとるにつれて確実に右肩上がりのγ-GTPの数値におびえ、通風気味の足の親指の痛みを抱えながらも、海辺で飲むビールの旨さの誘惑には勝てず、今日もゴクゴク飲んでいます。いつかドクターストップがかかるんだろうなあ。
暮らしに役立つ、村上春樹さんの「そういうものだ」と「それがどうした」、そして自分で加えたプラスアルファ
もともとぼくが海が好きなのは、暮らしの中で受ける様々なストレスが、海で癒されるからという面が大きいんです。もちろんウォータースポーツも好きですが、なによりも海で過ごすことが精神の安定に欠かせないことの方が大きいんです。
なのでたとえウォータースポーツができない海況の日であっても海を散歩したり、ビーチでお茶をしたりします。そんなときは本も読んだりします。
海で本を読むと、同じ本でも自分の気持ちが動く箇所が違って、ちょっとおもしろいんです。また、本を読んで自分の中で考えが巡ったり、深まったりすることがあると思うんですが、海だとその動きが違ったりすることが多いような気がします。
先日も海で本を読んでいたら、ふと昔に読んだ本のことを思い出してそのことについてあれやこれやと考えたのでした。
それは村上春樹さんのだいぶ前のエッセイのことで、うろ覚えなんですけど、人生は、「そういうものだ」と「それがどうした」の2つの言葉でなんとかなる、というような趣旨のことが書かれていた部分のことです。
それを読んだ当初は、なるほどと膝を打ったし、実際自分の暮らしの中で役に立ったし、勇気づけられたりしたわけですが、その後自分もだいぶ歳をとって、自分なりに「そういうものだ」と「それがどうした」が発酵され補強されてきたんだなと思うんです。それを今回はまとめてみたいと思います。もしかしたら誰かの役に立つかもしれません。
・「よくあることだ」
これは「そういうものだ」の類似型ですね。何かが起きたときに「よくあることだ」と頭の中でいうと、たいていの物事に動じなくなります。物事に動じないというのは、最近気がついたんですが、生きていく上でけっこう大切なことだと思うんです。
動じないということは慌てないとか平常心であるということとほぼ同義なんだと思うんですけど、それによってその後の対応が冷静にできるようになります。
また「よくあることだ」というの言葉に中には、自分が遭遇したよくないことに対して、ことさら自分だけ不幸だと考えないニュアンスが含まれています。いろいろなことが起きても、それはたまたま今回自分の身の上に起きたけれど、他の人にも起きるかもしれない。運不運ではなく確率的なことだと考えるきっかけになります。
・「それで?」
これも「それがどうした」の類似型です。使い方としては、職場で同僚から軽く責められたときに「それで?」といって開き直るときに使います。
「それで?」というのは、他者から責められたときとか他者に対して自分が十分なことができなかったときに開き直るニュアンスがあります。「それがどうした」と併用するといいと思います。また、「それで?」の変形で「それが何か?」というものもあります。
・「だってぼくはそういう人だもん」
いろいろな人がいて、ときに何事も完璧でなければいけないと考えている人もいます。そしてそうした人がぼくにもそれを求めてくるときに使います。あなたが当たり前と思っている前提は、わたくしとは違います、わたくしはこういう考え方の人間ですと開き直るときに使います。
・「なんとかなるさ」
これはぼくがわりと心配性なところがあると思うので、自分の気持ちがそっち方面に落ちていかないようにするために使います。実際、人生というのはなんとかなります。
・「運が悪けりゃ死ぬだけさ」
これはぼくが大好きな往年のテレビドラマ『俺たちは天使だ』のキメの台詞です。
この言葉には、運はどうにもならないという気持ちと、だけどやってやるというふたつの意味が含まれています。
ぼくは、自分が将来を心配しすぎたり、リスクをとることを躊躇したときに使います。世の中にはいろいろな人がいますが、ぼくは未来は誰にもわからない、自分の未来は自分で変えられる、完璧なんて存在しないという信念を持っているんですけど、その一方で人はいずれ死ぬし、その時期を選ぶことは難しいとも思っています。その自己効力感と無力感、しっかりしている感じとなげやりな感じが混ざっているこの言葉が好きです。
・「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか…」
敦盛の一節で織田信長が好んで舞ったといわれています。流転するこの世の儚さを思いつつ、それを元にすごく積極的に行動した信長。この世のことは儚いけど、だからやりたいことをやってやるという感覚でしょうかね? その積極的さが「運が悪けりゃ死ぬだけさ」と似たニュアンスがあって好きです。歴史小説などを読んで、ぼくは、信長は思慮深い武将だったと思うんですが、思慮深さはときにタイミングを逸する面もあったわけで、戦国の世では、タイミングを逃すことは自分の死や自軍の滅亡にも繋がっていたんでしょう。その慎重さと思い切りのよさのバランスには学ばなければならないと常々思っています。
・「この世のことはこの世でなんとかなる」
若い頃、ノートにメモしてそれをずっと諳んじているんですが、今となっては誰の言葉かはっきりしません。確か政治家の故金丸信さんではなかったかと思います。厳密な言葉も実は違うかもしれません。ただ、大意はあっていると思います。まあなんとかなるからビビルったり一喜一憂するなということだと思います。ぼくはあまり政治家という職業の人が好きではありませんが、魑魅魍魎が跳梁跋扈する世界を処世していくそのあり様には学ぶところがあるとも思います。
言葉というのは大切です。何か起きた時に頭の中で、あるいは胸の内でつぶやく言葉で、自分の気持ちが変わることってけっこうあります。というかぼくにいわせると日々そうした言葉の積み重ねで、気分って作られていきます。気分で日々は変わっていくし、日々の積み重ねで人生って作られます。
ぼくはどちらかというとメンタルが弱いタイプだと思うので、余計に言葉を気をつけなければいけないなと、注意するようにしています。
ぼくはどちらかというとメンタルが弱いタイプだと思うので、余計に言葉を気をつけなければいけないなと、注意するようにしています。
海に出るというのは、多かれ少なかれ危険なわけで、死ぬ可能性が0ではない行為です(死ぬ可能性が0の行為ってないと思いますけど…)。で、海に出てしまえば、天気や海況が急変することもよくあります。そんなときに頼りになるのは、自分の頭と身体だけ。危ない海況でパニクるのは最悪で、文字どおり自殺行為です。パニクらないで冷静で淡々としてさえいれば無事に帰れるのに、パニクっただけで死ぬことって事故事例の典型です。ぼくは冷静でいるために、先ほど書いた言葉を頭の中で繰り返したりしています。海の上でも、ついでに陸でも…
以下は関連記事です。こちらもご覧ください。
→世の中のことはたいていなんとかなる
→自然・生物・人間・社会・正しさ
→気楽にやろう

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→世の中のことはたいていなんとかなる
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海辺のセーフティ 海で遊ぶならPFD・ライフジャケット・救命具
【例年多くの人が海で亡くなっています】
暖かくなると多くの人が、海に行きますが、悲しい事故の知らせも多くなります。
ぼくや海遊びの仲間たちが、海で見ていると、「これでは事故が起きてもしかたがない」と感じる事例があります。
基本的に海で遊ぶ経験が少ない方、そうですね、-例えば年に何度か海水浴に行く-みたいな方が、結構危ないことをしていたりします。
よく見かける事例を並べてみましょう。
! 磯遊びで、干潮時かなり沖まで行ってしまっている
→潮が満ちてきたり、波のサイズが少しでもアップすると、あっという間に帰れなくなってしまいます。
! 海水浴で、子供だけで遊ばせている
→子供が足を滑らせたり、波にさらわれたりすると、すぐに見失います。で、海水を飲んでしまえば、1~2分で溺死してしまいます。子供の近くで見守ってください。
! 磯釣りで、波が高い時にやってる
→ちょっと大きい波が来るとさらわれます。落水したらまずはい上がって来れないと思った方がいいです。ウォータースポーツをするぼくから見ると、釣り人の無防備さには呆れることが多いです。
! 磯釣りで、PFD(救命胴衣)を着けてない
→磯って足を滑らすこととかあるじゃないですか。波も来るし。浮力体とか着けてなくて怖くないですか?
それでいつも思うんですが、子供が海やプールで浮輪を使うのは当たり前ですよね。プールは別にして、海では浮輪の代わりにPFDを着けさせるようにしたらどうでしょうか?
PFDって救命胴衣やライフジャケットのことです。海遊びの人はライジャケっていうことが多いんですが、シーカヤッカーはPFDっていいますね。
Personal Floating Deviceなんですけれど、いろいろなタイプがあるんですね。それでどうせ使うなら、こっちのほうが浮輪より安全だと思います。それに動きやすいので子どもも遊びやすいんですね。
ぼくはシーカヤックをするので、シーカヤック関連メーカーのkokatatのPFDを使っています。HELLY HANSENやgillやmustoも使っていました。どれも使いやすくてよかったですよ。
【これがPFDのメリット】
PFDのメリットをまとめてみます。
■PFDだと浮輪のように抜け落ちない
■浮輪のように空気が抜けてしまわない
■頭が浮くようになっていて、海水を飲むことが少ない
■浮力など計算されていてやっぱり安全
■動きやすい
【PFDの種類】
PFDの種類なんですが、ウォータースポーツによってタイプが違っています。
■ボート用 浮力や視認性重視
■ディンギー用 腕回りの動きやすさを重視
■釣用 収納重視
■カヤック用 動きやすさと収納ポケット重視
■子供用 必ず頭が水面に出るように工夫されている。脱落しないよう配慮されている。
子供はもちろんですが、大人にもいいのではないかと思います。これからは海ではPFDが当たり前になると、もう少し海の事故が減るのではないかと思います。
PFDにもいろいろな種類があり、値段もピンキリですが、ちょっと遊ぶために使うビギナー向けのPFDならホームセンターなどで、1000~2000円くらいです。
これなら浮き輪を買うのとそれほど変わりません。浮き輪を買うならPFDを選んだ方が、海での安全度はずっと高くなります。
海で安全に遊ぶための過去の記事をまとめてみました。
○自然の圧倒的な力にはかなわない
○潮の流れ
○子供の海遊びにはPFDとホイッスルを標準にしたらどうでしょう
○海で万が一の時、救助を求める方法
○サーファーの海難事故に関して思ったこと
○手軽な海遊び -ボディボード-

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海バカが海に癒されている日々
海辺の田舎町で暮らしています。
それはぼくが釣りバカ日誌の浜ちゃん程度には「海バカ」だからです。「さすがに浜ちゃんには叶わないかなー」なんて、頭を掻いている場合ではありません。
そんなぼくは平日は東京にある会社まで毎日片道2時間かけて通っているんです。平日は割とつまらない暮らしですが、休日はとても充実しています。なんといっても大好きな海がそばにあるんですから…
家の窓からは海が見えるんですが、日常のふとした瞬間に海が見えると嬉しくなります。それはたとえば洗濯物を干すとか、カーテンを開けるとか、ダイニングテーブルでコーヒーを飲んでいるときとか、まあ、そういうよくある生活の一面です。そういう瞬間瞬間に海が見えるというのは、ぼくにとっては結構な喜びなんです。
ぼくはウォータースポーツをやるので、海が見えると、波の高さとか、うねりの様子とか、潮目がどうかとか、潮汐とか、風向きとか…もういい加減やめておきますが、そういう諸々のことをチェックしてしまいます。それは条件反射的にそうなるわけで、頑張ってやっているわけではありません。
これは30年以上もウォータースポーツをやってきた「海バカ」の習性なのかもしれません。
予定(たいてい雑用だけど)の入っていない休日で、海が荒れていなければ海に出ます。
スキューバダイビングをしたり、スノーケリングをしたり、サーフィンをしたり、シーカヤックをしたりするんですが、そういうときはビーサンをつっかけて浜まで行って、もう少し詳しく海況をチェックして、今日やるウォータースポーツを選びます。
そのときも割と嬉しい瞬間です。ちょっと海の男っぽく、短パンのポケットに手を突っ込んで、目を細めて海を眺めたりします。ただ、たぶん他人から見ると、海をボーッと見ている、だらしない格好をしたオジサンにしか見えないでしょう。
少し話が変わりますが、ぼくの勝手な思い込みかもしれませんけど、海に入ると体調がよくなる気がします。ぼくは花粉症がひどいんですが、アレルギー体質っぽいので、海に入ると鼻・喉・皮膚のアレルギーっぽい症状が緩和されます。
特にスキューバダイビングやスノーケリングをやった直後に、緑色のドロドロの鼻汁がかなりの量出て、鼻がスッキリ通って、鼻水やくしゃみが出なくなります。もしかしたら蓄膿の気があるのかもしれません。それくらい大量の鼻汁が出るのです。それから痰も出てしまって、喉もスッキリします。ちょっと汚い話になってしまいましたが、本人としてはスッキリして気持ちがいいんです。皮膚も乾燥するとすごく痒くなるんですが、それも緩和されます。
もし同じような症状でお悩みの方は、海でスノーケリングをしてみることをオススメします。
こんな風に日々海を眺めてはニンマリ癒されているオジサンで、客観的に見るとかなりキモい状況なのですが、本人はそれで幸せなのでそれでいいんです。これからも元気なうちは、そんな日々を過ごしたいと思っています。

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ハードな海況でウォータースポーツをすることについて
ぼくはスキューバダイビングやサーフィンやシーカヤックをやります。スキューバダイビングとサーフィンについては、大学生の頃から始めたので、もう30年以上やっていることになります。思えば遠くへ来たもんだ、オジサンになるはずです。
で、やっぱり海でやるスポーツなので、海の状況の影響を受けます。波のあるとき、風のあるとき、潮の流れのあるときなど注意しなければならないことが結構あります。30年以上ウォータースポーツをやっているので、そんなこたぁわかってらいと思いつつも、ときどき危ない目に遭うことがあります。
たとえばシーカヤックで海に出るときです。
朝、海に出るときは海が穏やかだったのに、午後になったら急に強風が吹き始めて海が大荒れになって、ほうほうの体で、なんとかエスケープする浜に辿り着いた、なんてことがあります。シーカヤックをやっている方はお分かりだと思いますが、荒れた海でシーカヤックをすることには、沈をするリスクと流されるリスクと上陸するときに波を受けてひっくり返ったり、最悪の場合シーカヤックが折れたりするリスクがあります。
荒れた海で沈をすると、ロールといって起き上がる技を駆使すればいいんですが、これも失敗すると、沈脱というんですが、いったんシーカヤックから抜け出て、海上でもう一度シーカヤックに乗り直す必要が出てきます。ご想像のとおり、波の高い海上でシーカヤックに乗り直すのはそんなに簡単なことではありません。最悪の場合、シーカヤックにしがみついたまま波に翻弄されながら流されるということになります。
懲りない海バカを自認するぼくは、スキューバダイビングでも何度も怖い目に遭いました。というかスキューバダイビングの方が怖かったことは多いですね。
たとえば魚に夢中になってタンクのエアが少なくなって、浮上してエキジットするのにギリギリだったとか、ダイビングボートからエントリーして潮の流れが強くて、潜る前に流されたとか、それらについて語るとかなり長くなってしまうので過去に書いた文章を引用しますね。
「そんなに危ない目に遭っているのにどうしてウォータースポーツをつづけているのか?」と友人から尋ねられたことがあります。常識的に考えればそういう疑問が湧いてくるでしょうね。100%その友人の方が常識的です。ぼくも同感です。でもぼくはやってしまうんです。
自分でも不思議なんですが、過去に痛い目に遭ったのに、また海に出てしまうんです。とはいえ、理由はなんとなく自分ではわかっているんです。ハードで厳しい海況のときこそ、自分の頭脳や肉体がフルに働いている実感があるんです。
角幡唯介さんが著書で「ギリギリの状態に追い込まれたときのヒリヒリする感じ」というような主旨の表現をされています。角幡さんはその「ヒリヒリする感じ」を肯定的な、生きている証というような文脈で書いておられました。ぼくは角幡さんほど探検的・冒険的なことをしているわけではありませんが、危険な場面に直面した時、頭脳と身体を精一杯使って、死から逃れようとしている感じには共感できる気がするんです。
「あぁ、今オレは死にそうだけれど、生きているんだな」と自分の生を実感するんです。そしてそれを乗り越えて、生きて陸に帰って来たときに、すごい達成感があるんです。「とても充実した時間を過ごしたな」という感覚があるんです。
それがぼくが懲りずに海に出ていく理由なのかなあと思ったりします。普通の人に海バカと呼ばれてもしかたがないでしょう。
おそらく普段の町の暮らしでは、余程のことをしないと死から逃れるために自分の頭脳と身体を極限まで使うことはないと思うんです。そういう意味で今の日本で普通に生活している分には、自分の持っている力の半分も使っていないんじゃないでしょうか。ぼくはそういうぬるま湯的な暮らしに、ときどき飽きてしまうんでしょう。
だから危険かもしれないとわかっていても、海況の悪い海に出ていってしまいます。
ぼくは疲れたときは海でボーッとしています…
日々の仕事っていろいろな事が起きますよね。
ミスだったり、アクシデントだったり本当にいろいろ…
ミスでも自分のミスのこともあれば、同僚や部下のミスのこともあるし、自分が悪くなくても、上司や取引先が変な事いいだしてグチャグチャになったりして、なぜ、日々だいたい同じ仕事をしているのにこんなにいろいろな事が起きるんだろうと、疑問に思ったりします。
そんなことが起きまくっていると、さすがに疲れてくるわけで、しかもその疲れって、身体の芯の方からくるグッタリするような疲れだったりします。
そんなときぼくは海に行きます。といっても何もなくても休日には家の前の海には行くんですが、特に意識して海でノンビリするようにしています。
目の前に広がる大きな青い海と青い空を眺めながらボーッとしていると、身体の芯の方の疲れが少しずつほぐれてくる気がします。そしてグッタリするような疲れが少しずつなくなっていく…気がします。
ぼくが海好きだからかもしれませんが、海を見ているだけで気分転換できるんですよね。科学的にどんなメカニズムになっているのかわかりませんし、興味もないんですが、事実として、ぼく自身の気持ちはラクになっているわけで…不思議です。
ぼくは海辺の田舎町に引っ越して30年くらい経つんですが、いろいろあって疲れてくると、こうして海でノンビリして疲れをとるようにしています。
そのときはスキューバダイビングとかシーカヤックなどのウォータースポーツはやらないで、ビーチにアウトドアチェアを持っていって、ただただボーッとします。
海の風景と潮風と波の音に包まれていると、ちょっとウトウト居眠りしちゃったりするんですが、目が覚めると疲れがすっかりなくなっています。本当に不思議。なんなんでしょう…

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◆癒しに関する本をピックアップしてみました

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湘南といわれる地域について
湘南といわれる地域に住んでいます。
湘南というと、大磯から秋谷あたりの海に近いあたりを、ぼくは勝手にイメージするんですが、これは人によっていろいろ考えが違うようです。誰もが納得するエリアは、平塚、茅ヶ崎、藤沢、鎌倉、逗子、葉山あたりだと思うんです。
でも、湘南に住んでいる人で、湘南という言葉を使う人にはあまり会ったことがありません。
「わたしは茅ヶ崎に住んでいます」「逗子にお気に入りのカフェがあります」などと使うことが多い気がします。地域を特定して使うことが多いし、みなさんそれぞれ自分の住んでいる町に誇りを持っている様子がうかがえます。
といいますか実際はもっと細分化されていて「わたしは七里ガ浜に住んでいます」とか「わたしは披露山に住んでいます」というように細かく地名をいう場合もあります。特に高級住宅地に住んでいる人ほどその傾向が強いのかな〜と…
まあ、それは東京でも同じですよね。
それぞれの人が自分の住んでいる町に誇りを持つのは、おそらく悪いことではないでしょう。
◆湘南のことを扱っている雑誌をピックアップしてみました
『湘南スタイルmagazine Vol.100 2025年2月号』
◆湘南のことを扱っている雑誌をピックアップしてみました
『湘南スタイルmagazine Vol.100 2025年2月号』

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みんなと行く海・独りで行く海
海へ行くこと・海遊びは楽しいものです。
大学生の頃は、夏休みに友達と連れだって海へ行ってバカ騒ぎをしました。思えば能天気なバカ学生でした。
その後も会社の海好きな人と一緒に海に行ったり、スキューバダイビング仲間と一緒にダイビングに行きました。
みんなで海に行くのは、楽しいものです。誰もが海という環境で開放的になっていて、普段とは少し違ったオープンな付き合いができるような気がします。
一方でぼくは独りで海に行くのも好きです。
マイペースに自分の行きたいところへ好きなように行けるところが魅力です。
独りで海に出るということは、危ない状況になっても、自分の力で生き抜くしかないので、そういうギリギリな感じも好きです。
独りで海にいると、いろいろなことをじっくり考えます。自分の来し方行く末のこと、家族のこと、仕事のことなど、普段考えないことを海を眺めながら考えます。
普段独りでじっくりあれこれ考える時間はあまりないので、ぼくにとっては貴重な時間です。
それに海という開放的な場で、物事を考えると、いい方向に考えが展開していくので、悩んでいるときなどはとてもいいんです。
深刻に悩んでいたことが、海を前にするとちっぽけなことに思えてきて、悩みが軽くなったり、解消したりします。
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