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暮らしに役立つ、村上春樹さんの「そういうものだ」と「それがどうした」、そして自分で加えたプラスアルファ



 もともとぼくが海が好きなのは、暮らしの中で受ける様々なストレスが、海で癒されるからという面が大きいんです。もちろんウォータースポーツも好きですが、なによりも海で過ごすことが精神の安定に欠かせないことの方が大きいんです。
 なのでたとえウォータースポーツができない海況の日であっても海を散歩したり、ビーチでお茶をしたりします。そんなときは本も読んだりします。
 海で本を読むと、同じ本でも自分の気持ちが動く箇所が違って、ちょっとおもしろいんです。また、本を読んで自分の中で考えが巡ったり、深まったりすることがあると思うんですが、海だとその動きが違ったりすることが多いような気がします。
 先日も海で本を読んでいたら、ふと昔に読んだ本のことを思い出してそのことについてあれやこれやと考えたのでした。
 それは村上春樹さんのだいぶ前のエッセイのことで、うろ覚えなんですけど、人生は、「そういうものだ」と「それがどうした」の2つの言葉でなんとかなる、というような趣旨のことが書かれていた部分のことです。
 それを読んだ当初は、なるほどと膝を打ったし、実際自分の暮らしの中で役に立ったし、勇気づけられたりしたわけですが、その後自分もだいぶ歳をとって、自分なりに「そういうものだ」と「それがどうした」が発酵され補強されてきたんだなと思うんです。それを今回はまとめてみたいと思います。もしかしたら誰かの役に立つかもしれません。
・「よくあることだ」
 これは「そういうものだ」の類似型ですね。何かが起きたときに「よくあることだ」と頭の中でいうと、たいていの物事に動じなくなります。物事に動じないというのは、最近気がついたんですが、生きていく上でけっこう大切なことだと思うんです。
 動じないということは慌てないとか平常心であるということとほぼ同義なんだと思うんですけど、それによってその後の対応が冷静にできるようになります。
 また「よくあることだ」というの言葉に中には、自分が遭遇したよくないことに対して、ことさら自分だけ不幸だと考えないニュアンスが含まれています。いろいろなことが起きても、それはたまたま今回自分の身の上に起きたけれど、他の人にも起きるかもしれない。運不運ではなく確率的なことだと考えるきっかけになります。
・「それで?」
 これも「それがどうした」の類似型です。使い方としては、職場で同僚から軽く責められたときに「それで?」といって開き直るときに使います。
 「それで?」というのは、他者から責められたときとか他者に対して自分が十分なことができなかったときに開き直るニュアンスがあります。「それがどうした」と併用するといいと思います。また、「それで?」の変形で「それが何か?」というものもあります。
・「だってぼくはそういう人だもん」
 いろいろな人がいて、ときに何事も完璧でなければいけないと考えている人もいます。そしてそうした人がぼくにもそれを求めてくるときに使います。あなたが当たり前と思っている前提は、わたくしとは違います、わたくしはこういう考え方の人間ですと開き直るときに使います。
・「なんとかなるさ」
 これはぼくがわりと心配性なところがあると思うので、自分の気持ちがそっち方面に落ちていかないようにするために使います。実際、人生というのはなんとかなります。
・「運が悪けりゃ死ぬだけさ」
 これはぼくが大好きな往年のテレビドラマ『俺たちは天使だ』のキメの台詞です。
 この言葉には、運はどうにもならないという気持ちと、だけどやってやるというふたつの意味が含まれています。
 ぼくは、自分が将来を心配しすぎたり、リスクをとることを躊躇したときに使います。世の中にはいろいろな人がいますが、ぼくは未来は誰にもわからない、自分の未来は自分で変えられる、完璧なんて存在しないという信念を持っているんですけど、その一方で人はいずれ死ぬし、その時期を選ぶことは難しいとも思っています。その自己効力感と無力感、しっかりしている感じとなげやりな感じが混ざっているこの言葉が好きです。
・「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか…」
 敦盛の一節で織田信長が好んで舞ったといわれています。流転するこの世の儚さを思いつつ、それを元にすごく積極的に行動した信長。この世のことは儚いけど、だからやりたいことをやってやるという感覚でしょうかね? その積極的さが「運が悪けりゃ死ぬだけさ」と似たニュアンスがあって好きです。歴史小説などを読んで、ぼくは、信長は思慮深い武将だったと思うんですが、思慮深さはときにタイミングを逸する面もあったわけで、戦国の世では、タイミングを逃すことは自分の死や自軍の滅亡にも繋がっていたんでしょう。その慎重さと思い切りのよさのバランスには学ばなければならないと常々思っています。
・「この世のことはこの世でなんとかなる」
 若い頃、ノートにメモしてそれをずっと諳んじているんですが、今となっては誰の言葉かはっきりしません。確か政治家の故金丸信さんではなかったかと思います。厳密な言葉も実は違うかもしれません。ただ、大意はあっていると思います。まあなんとかなるからビビルったり一喜一憂するなということだと思います。ぼくはあまり政治家という職業の人が好きではありませんが、魑魅魍魎が跳梁跋扈する世界を処世していくそのあり様には学ぶところがあるとも思います。
 言葉というのは大切です。何か起きた時に頭の中で、あるいは胸の内でつぶやく言葉で、自分の気持ちが変わることってけっこうあります。というかぼくにいわせると日々そうした言葉の積み重ねで、気分って作られていきます。気分で日々は変わっていくし、日々の積み重ねで人生って作られます。
 ぼくはどちらかというとメンタルが弱いタイプだと思うので、余計に言葉を気をつけなければいけないなと、注意するようにしています。
 海に出るというのは、多かれ少なかれ危険なわけで、死ぬ可能性が0ではない行為です(死ぬ可能性が0の行為ってないと思いますけど…)。で、海に出てしまえば、天気や海況が急変することもよくあります。そんなときに頼りになるのは、自分の頭と身体だけ。危ない海況でパニクるのは最悪で、文字どおり自殺行為です。パニクらないで冷静で淡々としてさえいれば無事に帰れるのに、パニクっただけで死ぬことって事故事例の典型です。ぼくは冷静でいるために、先ほど書いた言葉を頭の中で繰り返したりしています。海の上でも、ついでに陸でも…

以下は関連記事です。こちらもご覧ください。

世の中のことはたいていなんとかなる

自然・生物・人間・社会・正しさ

気楽にやろう


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ダラダラ過ごしたい休日



 休日はわりと海でウォータースポーツなどをして身体を動かすのが好きですが、時には疲れてダラダラ過ごしたい日もあります。
 例えばこんな感じです。
 昨晩深酒をしたので、寝坊してしまって、朝9時くらいに起きます。で、コーヒー豆を挽いて、ドリップします。焼いたトーストにバターを塗って、目玉焼きを作って、お皿に盛り付けます。ぼくは目玉焼きの味付けは塩とコショウ派です。
 それをお盆にのせて、生あくびをしながらデッキにあるテーブルに運びます。
 木製の椅子に座って、背伸びをして、海の様子を眺めます。風が強くて、バシャバシャの波です。う~ん、今日は海に出るのはちょっと無理かな、なんて思いながら、コーヒーをゴクリと飲みます。
 しかし、昨日の夕方のzoom会議で、鈴木部長のあのいい方はないよな、オレ、めっちゃ恥かいたじゃん、だいたい鈴木部長はマイペースで気配りが足りないんだよな、ったく。
 などとぼやきながらも、海を眺めながら朝食を摂り、コーヒーを味わっているうちに気分はすっかり晴れています。
 今日は海に出るのは無理そうですが、なんとなく身体を動かしたいので、海辺をサイクリングというかポタリングをすることにしました。
 というわけで、荷造りです。アウトドア用のガスバーナーと、湯を沸かすための小さな鍋と、ホットサンドを作るプレス機っていうのかな、それからトーストを2枚とスパムを薄く切ったのを2枚をジップロックに入れて、後はえーっと、そうそう簡単に淹れられるドリップコーヒーを1つ、小さな折りたたみ式テーブルと、折りたたみ式のチェアをバックパックに詰め込んで、自転車を漕ぎ始めました。
 ぼくの家から5分ほど走ると、道が海沿いを走る通りに出ます。そこはしばらく海を眺められるので、ぼくのお気に入りのコースなんです。
 ぼくの自転車は2万円くらいの通販で買った折りたたみ式の自転車です。一応7段変速がついていて、まあ、たいていの道は走れます。いわゆるマジなサイクリストのようにヤミクモに走るんじゃなくて、景色がいいところがあったら停まって、しばし鑑賞して、写真を撮ったりして、それからしばらく走って、まだ通ったことがない小道があれば、そこに入っていって、新しいカフェができているのを発見したら、入店して道草をくいます。
 そんなこんなで誰が作った言葉か知りませんが、ぼくのサイクリングはポタリングと呼ぶにふさわしいノンビリさ加減です。
 で、ある小道を下りていくと、人が滅多に来ないビーチがあります。そこでお昼ご飯を食べようという心積もりです。たいして長い距離を走ったわけではないのに、早速お昼を食べてしまって、カロリー的にいうと全然プラスなわけですが、まあそこは気にしないことにしています。
 ビーチのいい感じの場所(砂浜が平らで、風があまり吹き付けなくて、直射日光があたらないようなとこころを探します)を見つけて、テーブルと椅子を組み立て、バーナーをセットして、お湯を沸かして、コーヒーを淹れます。コーヒーをすすりながら今度はホットサンドを焼きます。ぼくはスパムが好きなので、パンとパンの間にスパムを挟んで、バーナーであぶります。
 海を眺めながらコーヒーを飲み、「あぁ~、いいなぁ~」なんて誰もいないのをいいことに、大きな声で独り言をいったりします。
 ホットサンドが焼けたら、ガブリと一口。そしてコーヒーも一口。また「あぁ~、いいなぁ~」と独り言。
 ゆっくりと昼食を摂ったら、また自転車にまたがりノロノロと走り始めます。海が好きなので、できる限り海が眺められる道を選びます。もちろんいい風景があったら停まって写真を撮ります。
 ポタリングから帰ってきたら、シャワーを浴びます。
 それから本日のお楽しみのビールです。デッキに出て、冷凍庫でキンキンに冷やしたグラスに缶ビールを注いで、一気にングングと飲み干します。
 いやー、この一杯のビールのおいしいこと。
 そして海を眺めて、潮風に吹かれて、もう一杯。
 と、まあこんな感じでダラダラしたい休日は過ぎていくのでした。

◆ゆっくりマイペースな暮らしを実践されている髙坂 勝さんの本をピックアップしてみました


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夏の気配を感じる時



 ぼくは海まで徒歩3分ほどの海辺に住んでいます。
 特にこの季節は陽射しや海からの潮風の匂いで、なんとなくですが、夏の気配を感じることがあります。
 たとえば霧のかかった朝、靄の中、潮の香りがする時。
 夕方海からの西風が強く吹いて潮の香りがする時。
 朝の7時頃、まだ早い時間なのに、強い陽射しを感じる時。
 夜、夕涼みがてら、散歩しているときに、ふと磯の香りがする時。
 そんな日常のふとした瞬間に夏の気配を感じるのです。
 ぼくは夏が好きですから、そんな気配を感じると、なんとなく胸がワクワクします。なんだか小学生の時の夏休みのことを思い出したりもします。

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ウッドデッキのペンキ塗り



 我が家には猫の額ほどのウッドデッキがあります。
 ぼくはその空間が好きで、休日になると、海を眺めながらコーヒーを飲んだり、ビールを飲んだりして過ごしています。たぶん屋内よりも屋外が好きなんだと思います。空気が動いている空間が好きなんですよね。決して妻に家に入れてもらえないからというわけではありません。
 で、海辺の家では潮風が吹いてくるし、陽射しも強いことが多いので、木製の物はキチンと塗料を塗らないとすぐに傷んでしまうんです。というかウッドデッキを作るということは、最低でも年に1回はペンキを塗るということを意味します。
 ぼくの住んでいるあたりの家は、旦那さんがDIYとか好きな家が多くて、たいてい旦那さんがペンキをペタペタと塗っている光景を目にします。時には家族総出でペンキ塗りをしている微笑ましい様子を見ることもあります。
 ということは逆にいうと、ウッドデッキがペンキを塗られずに放置されている家は、家の人が病気か何かでペンキが塗れない状態になったのでなければ、その家の旦那さんは冷ややかな目で見られます。「ウッドデッキ作っといて、ペンキも塗らねえのかよ。なら最初から作るな」という感じでしょうか。
 全般に家での暮らしを大切にしない夫は、あまりよく思われません。
 ぼくの勝手な印象ですが、家族を大切にし、自分の趣味(サーフィンとかSUPとかが多いです)を大切にし、家を大切にする、そんな男性が高く評価される土地柄だと思います。
 で、ぼくも年に2回はウッドデッキにペンキを塗るんですが(我が家は家族総出というわけにはいかず、ぼくがひとりぼっちでペタペタ塗っています)、ぼくは水性のステインという種類の塗料を塗ります。塗りむらが出づらく、木の内部に塗料が浸透しやすく、塗料が剥がれにくいといった特徴があるようです。ホームセンターに行けば、ほぼ間違いなく売っています。
 ペンキを塗る際に気をつけているのは、まず天気です。ペンキを塗った直後に雨が降ることほど徒労感を感じる出来事はありません。ですので、なんとなくですが、5月とか10月とかの気候が安定している時期に塗ることが多くなってきました。
 それから気をつけているのが、ペンキを塗る前にデッキをデッキブラシできれいにして、よく乾かすことです。こうすることで、ペンキの乗りがよくなります。
 ぼくはペンキ塗りが好きです。なんといいますか、作業をしている間は無心になれるのと、塗った後はデッキがピカピカになって達成感が得られるからだと思います。



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海辺の土地の見極め方・分類方法について~海辺に住みたいと考えている方へ~



 この文章を読んでいる方の中には、「これから海辺に引っ越したいな!」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
 でも、一口に海辺といってもいろんな土地があります。「どこを選んだらいいの?」と思っている方に参考になればと思い、この記事を書きました。

 以前にも海辺に住みたい人にとってどのような立地を選ぶかについていくつか記事を書いていますので、もしよければご覧ください。
 その際参考にさせていただいていたのが『いつかは海辺の家で暮らす』という本です。著者である加藤さん・植村さんは、海辺の家のロケーションをA-1・A-2・B-1・B-2の4パターンに分けています。
Aは海岸線に建つ場合で、Bは海岸線ではないが海まで徒歩圏内と大きく分かれます。
A-1は平地にあって目の前が海の家
A-2は崖っぷちなどの高台にある家
B-1海辺から内陸に少し入った家
B-2海辺から内陸に少し入った高台の家
 これは画期的で合理的な分類ですね。自分が住みたい土地のイメージを明確にするのと、実際物件を探す際に、不動産屋さんに伝えやすいというメリットがあります。
 で、ぼくは自分の好みの立地を考えていくうちに、もう少し他の要素があるんじゃないかと思いました。
 加藤さん、植村さんのアイデアをパクったとか剽窃したとか、そういうことではありません。
 アイデアを発展させた!という感じで受けとっていただきたいと、かように考えるわけであります。
 あるいはお二人にインスパイアされた!と意味なくカタカナなど使ってオシャレなイメージにしちゃいましょう。
a:海岸からの距離
b:高さ(標高)
c:陸の地形(平野か山が迫っているか)
d:海の地形(砂浜か磯かなど)
e:土地の用途(宅地か山林か農地かなど)
f:町からの距離(市街地か田舎か)
g:その他
 これらの要素があるとぼくの住みたい立地がある程度表現できるのです。
 そしてaからfそれぞれにさらに要素があります。
 それを1から順に番号を振ってみます。

 ちなみにぼくの好みの立地を表現してみると…
a1:b2:c2:d2:e2:f2
ということになります。
 ぼくは海に近くて、標高が20m~30mくらいの斜面か丘で、山地かリアス式の土地で(平野はあまり好きではありません)、小さな砂浜と磯があって(そういう砂浜はたいてい両端に磯や岬があるので)で、山も近くて、あまり建て込んでいない田舎が好きです。
 その他の好みとして、海から家までの間に道路が通っていないところが好きです。湘南の134号線のような大きな道が通っているような土地は好きではありません。海と隔てられている感じがしますし、海に行くのにいちいち信号とか横断歩道とか面倒くさいじゃん。
 また、家から海まで階段がない場所が好きです。スロープになっていると、海遊び道具をカートに載せて運べるからです。
 それから(まだあるんですよ)家が道路のどん詰まりになっているところが好きです。なぜならその道を通る人が必ず自分の家に用があるからで、通過するためだけの人が通りません。そういう土地ってすごく安心感があるし、プライバシーが保てるんですよね。
 さて、それでは各要素の長所・短所について、ぼくの考えをまとめます。
a:海岸からの距離
 この項目は海好きな人でも、ウォータースポーツをやる人か、海を眺めるのが好きな人かによって好みが出ます。
 ウォータースポーツが好きな人なら、海に近い方がいいでしょう。ちなみにぼくの経験では、徒歩5分以内でないと、サーフボードやシーカヤックなどを運ぶのが億劫になります。
 ただし、海から近いと塩害、砂の害、津波など心配なことも増えます。ぼくの知り合いで海岸べりの防波堤のギリギリのところに家を建てた人がいますが、ちょっと海が荒れると家全体が潮をかぶってしまうそうです。この人なんかは海辺に住んでいるというより、もはや海に住んでいるといっても過言ではない、苦しゅうない、近こうよれ、よっしゃよっしゃ、あっぱれあっぱれ…
 一方、海からあまり離れてしまうと、それってもう海辺じゃないじゃんということになり、何のために海辺に移住したのかわからなくなります。なので離れるといっても徒歩で20分以内じゃないの?というのが、ぼく的な目安です。

b:高さ(標高)
 これはイメージしやすい項目ではないでしょうか?
 海辺の高台に住むと眺めがいいもんねー、てなことです。
 ただ注意が必要なのは、ウォータースポーツをする人で大きな道具を運ばなければならないような場合、たとえばシーカヤックとかウインドサーフィンとかセイリングとかですけど、そういう場合はあまり急で標高の高いところに住むと、海に行くのが億劫になります。いえいえ、海に行く時は下りだからまだいいんですが、海で遊んで家に戻るときに坂道を登らななくてはならず、立地によってはたいへんなことになります。
 熱海はずーっと上の方まで別荘地が続いていますが、あまり上の方は海辺という感じがしませんもんね。
 ぼくが海辺で土地を探すとしたら、aとbのバランスに一番こだわると思います。
 ぼく的にはウォータースポーツをしますので、海辺に近い方がいいなあと…
 一方、家にいるときも海を眺めたいので、ある程度高台に住みたいのです。なので、ウォータースポーツの器材を運ぶのに苦にならない程度の高台(標高20mとか30mで緩やかな坂道って好みがいちいちうるさいでしょう)で、海まで徒歩3分以内という立地が理想です。

c:陸の地形(平野か山が迫っているか)
 地形ってけっこう大事です。タモリさんほどじゃないですが、ぼくも結構地形好きです。
 茅ヶ崎とか九十九里みたいな土地って、海からほとんど標高が上がらず、平野がズーッと内陸まで続いています。そういう土地が好きな人もいます。
 平野のいい点は、家が建てやすく、移動が自転車とか徒歩でラクラク・ランランというところ。悪い点は津波が来たとき、逃げる場所がないということです。あと、たいていそういうところって家が建てやすいので、建て込んでいるんですよねー。それに竜巻が起きやすい場所ってたいてい平野です。
 ぼくは海が好きですが、山や森も好きで、見た目に変化のある地形が好きです。そういう点で平野は好きではありません。
 一方、熱海とか熱川とかって山が海に迫っている地形で、平野がほとんどありません。ぼくはこういう土地の方が好きです。
 山が迫っている土地のいい点は、眺めの良さが期待できるということ、森になっていることも多いので緑が豊かで鳥なども多く、田舎暮らしをしている感が満載です。悪い点は坂道が多いので移動がたいへん、平地が少なく住む場所が少ない、崖崩れがあるかもしれない、地形によっては風や雨が多いかもしれないということです。
 そしてリアス式の海岸というのは、志摩とか有名ですね。油壺なんかはリアス式海岸ではないかもしれませんけど、そういう雰囲気を醸し出していますが、入り江がたくさんあって、丘から海までドロップオフ的にストンと下がっている立地です。陸地は山というより丘というのが相応しい高さだといえます。
 リアス式の海岸のいい点は入江がたくさんあり、水深も深くなっているので、天然の良港になりうること、変化に富んだ地形が楽しめることです。悪い点は平地が少なく住む場所が少ないこと、坂が急なことでしょう。
 また、島もこの項目に含めてもいいでしょう。ぼくも島好きですが、島は島ならではのよさがあります。一方陸続きではないので、交通の不便さはあります。

d:海の地形(港か砂浜か磯かなど)
 サーフィンをする人は海が砂浜になっている方がいいですよね。一方スキューバーダイビングやスノーケリングをする人は、磯や珊瑚礁になっている方がいいでしょう。また釣りやボートやセイリングをする人は港があった方がいいかもしれません。また複数の要素が近接している立地もあるかもしれません。
 珊瑚礁なんて憧れますが、沖縄とか小笠原とか海外が選択肢に入ってきて、ぼくはちょっとそこまでは…という感じです。
 ちなみにぼくはそんなに長くない砂浜が好きです。そういう砂浜はたいてい両端が磯か岬になっているので、砂浜と磯両方を備えていて、ぼくのようにサーフィンもするダイビングもするという人にはピッタリの地形です。

e:土地の用途(宅地か山林か農地かなど)
 いわゆる不動産関係の人が地目と呼ぶ項目です。不動産を買う場合、気になる項目ですが、ここではその土地周辺の雰囲気も指します。地目が宅地ならばだいたい一帯が住宅地で、家が建て込んでいたりします。上下水・電気などのライフラインはキチンと整備されていたりします。暮らしやすいですよね。
 山林や農地だと、周囲に家のない土地かもしれません。また、場所によっては水道と電気を引かないといけないかもしれません。
 家を建てるときも宅地なら問題なさそうですが、別に山林でもその分安くていいという方はそれでもいいでしょう。一方、農地だと家を建てる際に制限がありますから、そこは要チェックでしょう。

 
f:町からの距離(市街地か田舎か)
 田舎暮らしをしたい方は、あまり建て込んだ市街地を好まないかもしれません。一方、生活の利便性を考えると、スーパーや病院などが近い方が便利です。自分の好みをはっきりさせるか、あるいはバランスをとるか、自分の考えを整理した方がいいのではないでしょうか?
 ぼくは今近くのコンビニまで車で10分、スーパーまで15分程度のところに住んでいますが、別に不便ということはありません。好みとしてはもう少し不便なところでもいいかなーと思っています。スーパーまで車で20~30分くらいならぜんぜん許容できます。
 今は、宅急便や郵便の配達がしてもらえるところなら、かなりの生活必需品がネットで注文できるので、その辺は思い切って田舎に住むという選択もありですね。



g:その他
 これについては、先ほど書きましたが、海から家までの間に道路が通っていないところ、とか、家から海まで階段がなくてスロープになっている、とか、家が道路(できれば私道)のどん詰まりになっているところ、といった好みがあります。
 おそらくこれは人それぞれいろいろあるんだと思います。
 四角い土地がいいとか、南向きじゃなきゃだめとか…
 さてさていろいろ長く書いてしまいました。
 これらの分類は、細かくて面倒くさそうですが、自分の理想の海辺の立地を明確にできるというメリットがあります。
 もしあなたが海辺への移住を考えていらっしゃるなら、そして自分の理想の立地がイマイチはっきりしていないなら、上の分類を参考にご自身の希望を明確にしてはどうでしょうか?

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海風に吹かれていたい



 潮風に吹かれているのが好きです。
 というか空気が動いている空間にいるのが好きなんですが、それが潮風なら最高です。
 細かい話しですが、家でも、冬の間は別として、窓という窓は開けっぱなしですし、車の窓も開けるのが好きです。
 他にも似たケースでは、室内よりも室外の方が断然好きです。なので家では、室内のソファよりも、屋外のデッキの椅子に座っていることが多いんです。
 空間が締め切ってある閉塞感が苦手なんだと思います。なぜなんだろうって考えるんですが、自分にはちょっとだけ閉所恐怖症の気があるかもしれません。日常生活ではほとんど不自由は感じませんけど…
 よく都会のビルで見かける、窓はあるけどはめ殺しの開かない窓の部屋というのは、息苦しくて結構ツラいです。ぼくの職場がそうなんですけど、あの空間に10時間以上居て、しかも残業続きで、暗礁に乗り上げつつあるややっこしい仕事をやらなければならないというのは、何かの罰ゲームですか?
 そんなわけで風に吹かれているのが好きなんですが、特に潮風に吹かれているのは別格に好きです。潮の香り、ちょっと湿った空気の感じ…あれがいいんですよね。初夏のビーチで、ちょっと暑い日の夕方に潮風が吹いてきて涼しくなるときのシアワセな感じが好きです。
 広い海、マジックアワーで微妙なグラデーションの空、波の音、潮風…
 あぁ、今すぐ海に行きたくなってきました。

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海辺の家の洗濯問題



 今回はすごく狭いテーマの話しを書こうと思っています。
 ぼくは田舎の海辺に住んでいて、家の窓からは海が見えます。で、洗濯物を干すベランダからも海が見えます。
 もしこの駄文を読んでいるあなたが大の洗濯好きで、しかもこれから海辺に引っ越しを考えているとしたら、ちょっと考えた方がいいかもしれません(そんな人が大勢いるとは思いませんが…)。
 ぼくの家は海から3分ほどなんですが、ぼくの家と海の間には何十軒も家が建っています。それでも潮風の影響を受けます。たとえば台風や嵐の後には、窓ガラスが潮で白くなってしまうほどです。なのでその都度ぼくがホースで家の窓と外壁を洗うのが役割になっています。
 嵐でなくても、潮風の湿気で梅雨時は家の中のいろいろなところがカビます。
 海辺の特徴で、午前中は陸から海に向かう風(オフショアの風)が吹きます。で、午後になると海から陸に向かう風(オンショアの風)が吹きます。これは陸の気温と海の水温の差で起きるもので、まあたいていの海辺で起きる現象です。そんなわけで海の湿気を含んだ風が吹いてくるため、カビや湿気や錆の原因になります。
 話しは急に変わっちゃうんですが、妻は大の洗濯好きです。天気のいい休日などは一日に何回も洗濯機を回します。しかも乾燥機ではなく、太陽の光で干して、洗濯物がパリッとなった状態が好きなんですね。いや~人にはいろいろなこだわりがあるものですね。
 そこに我が家の立地の件が関係してくるんですが、洗濯物を午後の遅い時間まで物干しにかけていると、オンショアの風で湿ってしまうんです。パリッとならないんですね。
 なので妻は午後の早い時間に洗濯物を取り込みます。
 洗濯好きな方は、以上のことを理解した上で、海辺に引っ越すことをオススメします。
 海辺の暮らしの小ネタでした。



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砂浜を歩くのが好きです



 ぼくは砂浜を歩くのが好きです。
 夏はビーサンで、冬はマリンブーツで…
 砂浜を歩くのは、アスファルトの道を歩くよりも足への衝撃が少ない気がします。でも、歩く負荷自体は結構あるようにも思います。
 サクサクと砂を踏みしめながら、長い砂浜を端から端までノンビリと歩いていると、気持ちが和らいできます。青い海、広い空、波の音、心地いい潮風…そんな中、砂浜を歩く時間が好きです。
 砂浜を歩きながらいろいろ考えます。
 来し方行く末のこと、仕事のこと、家庭のこと…ぼくもだいぶ歳をとってオジサンど真ん中です。これまでいろいろありましたが、とりあえず大過なくここまで生きてこれました。これから先、どうなるかなんてわからないけど、ウォータースポーツや海辺の暮らしを楽しみながら生きていきたいな…なんてことを考えながら、砂浜を歩きます。




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海辺の四季



よく海辺は気候が温暖で暮らしやすいでしょう、と訊かれることがあります。そういうときは「イヤイヤ」なんて曖昧な愛想笑いをしたりしていますが、確かに温暖かもな、なんて思っていたりします。

以前の冬のことですが、東京に住む友達が我が家に遊びに来て1泊していきました。そのときも夜や朝の冷え込みが緩いといっていました。もう長く住んでいて慣れてしまいましたが、そういわれてみればそうかもしれません。都心で刺すような寒さの時も、海辺に帰ってくると、空気が少し柔らかい感じがします。

というわけで、唐突に海辺の気候を四季ごとにまとめてみようと思いました。ちなみに相模湾沿岸の話なのでよろしく。



【冬】

海辺の冬は、ぼくの感覚ではそんなに長くありませんし、堪え忍ぶというほどのものでもありません。今日は冷え込むなと思う日

々は、1月の下旬から2月下旬までです。

寒い日でも底冷えすると感じることは、数えるほどです。特に朝晩の冷え込みは内陸とずいぶん違います。これはやはり海がそば

にあるからでしょう。
海は温度の変化が少なく、しかも冬でも水温は14~15℃くらいありますから、保温材のような役割を果たしているからではな

いでしょうか? たぶんそうだと思います。いやそういうことにしておきましょう。


冬でもきちんと防寒していればオンボードのウォータースポーツであれば、海に出られます。というのも、陸の気温が10℃とかでも、海の中はわりと暖かく感じます。
ちなみにぼくはスキューバーダイビングやシーカヤックやサーフィンをやりますが、スキューバーダイビングはドライスーツ、シ

ーカヤックとサーフィンは、ラッシュガードと5mmのウェットとフード付ベストのウェットを着て海に出ています。

陸でも長袖長ズボンでジョギングしていれば寒くありませんし、サイクリングも苦になりません。
ちなみにぼくの住んでいるあたりでは、オジサンが冬でも短パン・Tシャツで歩いてますが、これはきっと冬でも冷え込まない気

候のせいでしょう。

ただ、やはり北風が強い日は要注意です。もちろん寒いということもありますが、風が強いとできるウォータースポーツが限られ

てきます。それに流される可能性もありますし、波が高すぎてクローズになることもあります。

冬の海は水が澄んで透明度が高くキレイなのですが、反面生き物があまりいません。
3月になるとワカメ、ホンダワラが茂り始めます。
陸はといえば、木々はまだ葉を茂らしてはいないのですが、よく見ると小さく芽吹いています。もちろん梅などは早い物だと年明

けには咲き始めます。

ぼくは冬の海がわりと好きでして、砂浜を散歩する分には寒さはあまり関係ないし、空気は澄んで景色はきれいだし、水もきれい

だし、人がいなくて落ち着いているし、などなどというわけです。



【春】

海辺の春の特徴は、風が強いということです。3月中旬にそれまでの北風が南風や南西の風に変わります。いわゆる春一番ですが、海だとその風が強いのです。そうすると冷え込みが緩んで春らしくなります。

陽射しが強い日は、風があってもオンボードのウォータースポーツであれば快適に遊べます。曇っているとさすがにまだ寒いので

すが、暖かい格好をしていれば、磯遊びをしていても、「もう寒いから帰ろう」なんてことはありません。スキューバーダイビング

、サーフィン、セイリングをやる人にはいわずもがなですが、好きな人はどんなに寒くてもドライスーツなんか着て海に入るわけで

、ただ、3月も下旬になると震えながらウォータースポーツをするという感じではなくなります。


4月の陽射しが強い日は、暑くもなく寒くもなく気持ちがいいのです。そうした日がだんだん増えていきます。梅雨入りまでのこ

うした日々を、ぼくは勝手に「宝の日」と呼んですごく大切にしています。仕事が休みで「宝の日」は、できるだけ用事をいれずに

一日中海に出ることにしています。真夏になると暑すぎるわけですが、この季節は一日中海にいても居心地がいいんですね。
ちなみに「宝の日」は秋にもあります。
春先は気温が高いので、雨が降っていても海に出られます。サーフィンやシーカヤックやスキューバーダイビングなんてどうせ濡

れるんですから雨なんて関係ないんです。ただ風がなければの話ですが…


春の海は、ワカメ、ヒジキ、コンブ、ホンダワラ、ハバ、テングサが芽吹いて成長しつつある時期です。まだ成長しきっていない

この時期のワカメやヒジキは、固くなくておいしいので、近所の人は磯でワカメやヒジキ採りをしています。
生き物も活動し始めます。磯ではそれまで姿を見せなかったカニ、エビ、ヤドカリがそこここで動き始めていますし、ハゼやイワ

シもよく見られるようになります。
海の中が賑やかになってきたなという頃になると、水の透明度が落ち始めます。これは海草の胞子(なのかな)やプランクトンが増

えて、白っぽい濁りが出始めます。

さて、春と夏の間に梅雨があります。海辺では梅雨というのがポイントでして、とにかく湿気が多いので、家の中がカビだらけに

なっちゃうのです。風がない日は家の中も外も湿度が高いので、そういうときは外にでてごまかすのが一番です。何の解決にもなっ

ていませんが、解決しようがないのでいいんです。



【夏】

いよいよ夏です。夏って若い頃は「すごく好き」でしたが、歳をとった今は「少し好き」です。なんだか小学生の恋愛のようですが、やはり夏の暑さというのは、身体にこたえますね。いやはや。
何がいやはやかわかりませんが、暑いし、海は混んでるし、道は混んでるし、でも夏の海というのは過ごしやすいし、ビールはう

まいし、台風が来た時のサーフィンは楽しみだし、夏休みもあるしという感じで「少し好き」です。

さっきから暑い暑いといっていますが、都心や内陸のような、ベトつくムッとする暑さ、とは違います。風が吹いていれば、そんなに暑くありません。そりゃ高原のような涼しさではありませんが…
特に朝晩は夏でも肌寒いほどなんです。
みなさんこういう経験はないですか? 海辺の旅館に泊まって、暑いので窓を開け放しにして寝たら、朝涼しくて目が覚めたなん

ていうこと。それと同じような状況です。

というわけで海辺の夏の攻略法は、日中の陽がガンガン照っている時間帯に、海に浸かって「うーん」なんていいながらやり過ご

すことです。そうすれば夕方は海風が気持ちよくて、夜になれば涼しく、朝は爽やかです。ちなみに我が家では、夏、冷房を使った

ことがありません。なくてもなんとかなります。


夏の相模湾は、やはり濁りがあります。それに加えて台風が来たりすると海の中がかき混ぜられて、さらに濁ったりします。ダイ

バーにとっては、あまり面白い海とはいえないでしょう。ただ、暖かいし、魚はわりといるし、チョウチョウウオとかクマノミなん

て暖かい海の魚も見られるので、透明度さえ我慢すれば結構楽しいんですよ。
サーファーも波がなくても暑いから涼みがてら海に入るという人もいるんではないでしょうか? そういう楽しみ方だっていいで

すよね。
さて、シーカヤックやセイリングは夏ってつらいですよね。オンボードのウォータースポーツは暑すぎます。ぼくは暑くなったら

海に飛び込んで、また乗るということを繰り返して凌いでいます。あんまり暑い時は海に飛び込んだまま、シーカヤックを押してバタ足をしたこともあります。一生懸命バタ足をやったのは小学生時代のプール以来ですが、途中でバカバカしくなって、普通にシーカヤックに乗ることにしました。


夏は木々も茂り、草も成長し、虫もでます。折々に枝を剪定したり、草刈りをしなければなりません。でもぼくはズボラなので、

月に1回くらいしかやりませんが…
それだけじゃなくて、ぼくの住んでいるあたりは森も近いので、蚊、ムカデ、クモ、ゲジゲジ、ゴキブリ、蝉、蜂、ヘビ、モグラ

、リス、タヌキなどなどが出ます。ぼくはもう慣れてしまいましたが、虫や動物が嫌いな方にとってはツライ環境かもしれません。
ちなみにゴキブリは、自然の淘汰が働いているせいか、東京に住んでいた頃に比べて少ないです。ネズミも見かけません。
もうひとつちなみに、窓を開けて寝ているので、夏は蝉の音で目が覚めます。
でもまあ自然が豊かということで、これが本来の生活なんだと、そういうことがない都会の暮らしが異常なんだと、考えるように

しています。



【秋】

10月頃までは結構暑いですよね。9月下旬は、まだまだ夏という感じです。秋を感じ始めるのは10月も下旬になってからでしょう

か。ってかなり自分目線で書いていますが、「ちがうだろ」と感じている方がいるかもしれません。

体感的な季節の変わり目というのは、幾度かの台風が来て、南風が西風に変わる頃。そこが夏と秋の境目です。

この時期は、やはり「宝の日」があります。陽射しは強すぎず、風は爽やか、気温もほどほどという感じ。外にいるのが気持ちよ

くて、一日中海で遊んでしまいます。ただ、春の「宝の日」と違うのは台風がときどき来るということと、「宝の日」の出現回数が

だんだん減っていくということ。
台風が来るのはサーフィンができるのでイヤではありませんが、「宝の日」が減っていくのが切ない、です。夏の終わりと冬の訪

れを予感させるからでしょうか。

秋の海は、夏の濁りが収まって、だんだん透明度が増していきます。ですが、寒すぎず、魚も多く見られるというわけで、ダイバ

ーにとっては貴重な季節です。相模湾付近は11月までウェットスーツで潜れる、つまり水温は20℃以上あるし、水も抜けているし、

魚も多いというわけで、9月、10月、11月はできる限り、いや、かなり無理をしても、休日はダイビングに行きたいところです。
で、台風がきたら一転サーファーとなって波に乗るというのが、ぼくの秋の海の楽しみ方です。この貪欲さ、節操のなさがぼくの

数少ない長所だという人もいたりいなかったりします。



さてさて、ほとんど雑談でしたが、もしかしたら海辺に住みたいと思っている方には、少しは参考になるかもしれません。そうなることを願っています。


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実はガーデニングをしています



 恥ずかしながら、ぼくは庭いじりをします。いわゆるガーデニングっていうヤツです。なんで「恥ずかしながら」かというと、ぼくがガーデニングをするようなキャラではないからです。
 休日は朝からウォータースポーツをしまくり、夜はガンガン酒を飲んで酔っぱらっている50過ぎのオジサンなんです。そんなオジサンがガーデニングをしているって、ちょっと恥ずかしい気がしています。同僚に話そうものなら「プッ、ガーデニング。お前が…」と軽く失笑されそうなくらいな言葉です。
 それでも本当にやっているので、ガーデニングではなくて、庭いじりとか土いじりとか呼ぼうと思います。
 なぜ庭いじりをするのかというと、それには理由があります! ちゃんとした理由があるんです!
 土をいじり、水をやり、草木を剪定し、雑草を刈っていると、なんとなく気持ちが穏やかになるんです。やっている間は頭で何かを考えることがなくて、目先の作業に集中しているので、気持ちが軽やかになります。おそらく瞑想とか茶道に近いメカニズムが働いているんじゃないかと思ったりします。
 また、自分の手をかけた草花が成長すると「大きくなったなあ。頑張ったなあ~」などと感無量です。我が家の子供は社会人になって独立したし、ペットは飼っていないので、何かを育てる喜びというのは、ぼくにとっては庭いじりしかありません。
 ぼくの家は相模湾に面した海辺にありまして、関東圏では比較的温暖といってもいい場所です。なので庭に植える植物もちょっと独特かなーって思うときがあります。というのも潮風があるので、塩に強い植物じゃないと育ちません。それに夏は陽射しがかなり強いので、ヤワな花などは枯れてしまいます。「日向を好む」なんて説明書きに書いてあっても、我が家の強烈な陽射しの元では一発でヤラれてしまいます。
 たとえばハーブとかある種のバラとかハイビスカスとかはなんとか育ちます。季節の花々はたいてい嵐や台風が来ると潮風で枯れてしまいます。
 何が根付いて何が枯れてしまうかわからないので、植えてみて様子を見る感じです。その結果、我が家の猫の額ほど狭くはないけれど、全然広くない庭には、過酷な自然環境の中で生き残った精鋭達が並んでいます。
 先ほども書きましたが、ぼくは庭いじりの作業自体が好きです。手を動かし、身体を動かし、草花に触れることで、無心になれるところが好きです。
 一方で妻は草花は好きだけど、強い陽射しの中で、蚊に刺されながら、土いじりをするのは嫌いです。そんなわけで、たとえばホームセンターのガーデンコーナーなどで「この花がカワイイ! このハーブ植えてみたい!」などと、なにを勘違いしてるんだか昭和の女子大生みたいなテンションで花を買うのは妻でして、買ってきた後「この花はそこの隅に植えて…」などと指示するのも妻です。そして実際に土を起こし、肥料や土を入れて植えるのは、ぼくになります。ここに、なんということでしょう、何世紀も前になくなったはずの奴隷制度が、我が家では厳然と残っているという現象が起きます。何も知らない人が、我が家の庭いじりの光景を見たらたぶん絶句することでしょう。
 それでもいいんです。自分の手をかけて育てた草木が咲き誇っている庭を眺めながらコーヒーなどを飲んでいる時は、ココロが充実感で満たされるんですから。

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