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自然と寄り添う暮らしの効用



 ぼくは家から海まで徒歩3分くらいの海辺に住んでいます。今から何十年か前、子供が生まれたのを機に東京から相模湾沿いの家に引っ越してきました。
 当時のぼくは、毎日仕事が忙しくて、終電で自宅のマンションに帰ってきて、シャワーを浴びて、寝て、朝起きたら仕事に行くという、仕事漬けの日々でした。ぼくが仕事が好きなわけではなくて、当時はみんな忙しくて、今のようにワーク・ライフ・バランスとかいわれてなくて、そのくらい働くのが当然という感じでした。
 その鬱憤を晴らすかのように土日は、家族で車で千葉の海に行って、サーフィンしたり海水浴したりしていました。
 それでも自宅のマンション付近は同じようなマンションが立ち並び、自然は多くはありませんでした。公園はありましたが、申し訳程度という感じでした。
 子供が騒ぐと、マンションの隣や下の階の人に気を遣って、子供におとなしくするようにいったりして、本心では伸び伸びと走り回らせてあげたいのに…
 それに加えて妻も仕事が忙しくて、ちょっとうつっぽくなってしまいました。
 まあそんなこんなで、まとめていうとぼくらは東京での暮らしに閉塞感を感じていたわけです。
 それで一念発起して、通勤に2時間くらいかかる、海辺の一軒家に引っ越したわけです。窓からは海が見えますし、家の裏は林になっていて、鳥やリス(ときにはタヌキも)がたくさんいます。
 仕事も少しゆとりのある部署に異動させてもらいました。妻は仕事を辞めて、しばらく専業主婦をすることになりました。
 朝は鳥の鳴き声で起きますし、風の強い日は、波の音が聞こえます。
 子供達は海に行って砂だらけになって遊んでいます。
 妻もママ友とヨガをやったりして楽しそうです。
 ぼくはといえば、スキューバダイビングやシーカヤックやサーフィンをその日の海のコンディションに合わせて楽しむようになりました。
 ざっくりいえば、家族のみんながいきいきと暮らしています。
 通勤に2時間はちょっときついですが、慣れてしまいましたし、2時間かかってもそれ以上の魅力が今の土地にはあります。
 自然に寄り添う暮らしは思いのほか、人の心に影響を与えるのだと実感しました。
 もし仮にあのまま東京に住み続けていたら、自分や家族の誰かが体調を崩していたかもしれないな、と正直思います。
 この文章を読んでいる人で、都会暮らしで似たような居心地の悪さを感じている方がいらしたら、一度住む場所を見直してみるといいかもしれません。


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