海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
海辺の観光地における地元民と観光客の社会的格差と対立につきまして
ぼくの住んでいるあたりというの海辺の田舎町でして、休日のオジサン達は、ビーサンに、ヨレヨレの短パンに、首の伸びたTシャツなどを着て、髪の毛は寝癖がついていて、髭はボウボウで、スーパーに買い物行く、とか郵便局に行く、みたいなのがフツーなのです。
まあ、男衆というのはだいたいそんな格好をして、その辺をブラブラしているんですね。
で、海遊びの仲間に会うと、最近の海の話をしたりして、近所の飲み屋か、それぞれの家で飲むみたいなことをやっているわけです。
逆に休日なのにちゃんとした格好をしていると「どうしたの?」「なんかあったの?」と訊かれます。5分くらい歩くと知り合いにあって訊かれ、また5分ほど歩くと知り合いに訊かれと、そんなに珍しいか?というくらいなんです。
で、そういうのは気楽でいいんですけど、たとえば初夏とか夏休みの休日になると、観光客のみなさまがいらっしゃるんですね。客商売の知り合いは、観光客ようこそ、お・も・て・な・しのココロって大切ですね、という感じなんですが、ぼくはフツーのサラリーマンなので、よそ者が来やがって、道が混むじゃねえか、みたいな基本姿勢の違いがあるわけです。
しかもですねぇ、この観光客というのがたいてい都内とかから来てたりして、スポーティな外車に乗ったカップルで、男はアイロンで折り目の付いたパンツとブランド物であろうカットソーとデッキシューズとサングラス、女性はよくわからないけど洒落た格好でやっぱりサングラスをかけてたりするわけです。
この人達がこういうキメキメの格好でスーパーとかで買い物しているわけですね。
で、一方地元民は、ヨレヨレなわけです。そういう両者がレジの列に並んだりするんですねぇ。
そこになんとなく緊張感というか、社会的格差というか、ひがみ根性というか、「海ってリラックスする場所なんだから、格好つけてんじゃねえよ」というか、「今どきデッキシューズ履くセイラーなんていねえよ」というか、「海に何時間もいるわけでもないのにサングラスいらねえだろ」などなどと、悪意と最初から戦う気満々の人間関係が醸成されていくわけですね。
海辺の観光地に住んでいると、観光客の多い時期というのは、道は混むし、店は混むし、うるさいしというのは、もう慣れっこなんですね。
ただやっぱり、やってくる向こうは非日常を楽しみたいのに、ヨレヨレの地元民らが挑戦的な目つきで見てきて不愉快という感じですし、いつもの休日で、今日はネクタイもしなくて革靴も履かなくてよくてうれしいなったらうれしいなという休日ノンビリグダグダモードのオジサンからすると、ヘンに緊張感とワクワク感を持って、地元民を睥睨するような観光客は、もうちょっと普通にすればいいじゃねえの、という感じなのですね。
とラチもあかないことを書いているわけですが、この観光地に住んでいる人の、観光客ウエルカムと地元優先の相克というのは、どこでも昔から多かれ少なかれあるわけで、その程度や雰囲気というのは、その土地土地によって多少の差があるようなので、風光明媚な田舎で観光地に移住したい方は、そのあたりを気をつけたらいいんじゃないかと思います。
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